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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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秋の展望を楽しむ鎌倉:笛田公園・鎌倉山・琵琶苑・常磐緑地縦走(後編)

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              <深山幽谷の趣のある常磐緑地>

    秋の展望を楽しむ鎌倉:笛田公園・鎌倉山・琵琶苑・常磐緑地縦走(後編)
              (独りウォーキング)
         2020年10月18日(日) 高曇り
前編の記事
  ↓
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/342b88e933c885ba3433702164dadaf4
(コピペしてください)

<ルート地図>


←クリック拡大
※再掲

<鎌倉山住宅地散策>

■何とも寂しくなる畠跡
 さくら通りを、笛田方面に少し下ったところにある三叉路を右折する。ここから先、道幅は少し狭いが、ずっと舗装道理が続く。ただしこの道は自動車にとっては袋小路になっている。進行方向右手は山、左手は谷である。
 この枝道に入ってすぐ左手は、つい数年前は畠が広がっていたが、今は夏草が繁茂する荒れ地になってしまった。これも時代の趨勢でやむを得ないことだが、なんとも寂しい気分になる。

<以前畠だった空き地>

■人懐こい白猫
 道路の両側には、いかにも鎌倉山らしい洒落た住宅が建ち並んでいる。余所様の家を眺めていても仕方がないことだが、街の雰囲気を味わいながら歩くのも楽しい。そのうちに道路の真ん中を悠々と歩く猫に出くわす。猫を怖がらせたくないなと思った私は、あまり猫に近づかないように注意しながら歩き続ける。
 猫も人怖じせず、ちゃんと道路の右側を歩いている。この猫の行儀の良さに魅せられて、私は猫の写真を数枚取る。怖がらずに粛々と歩く猫に何か威厳のようなものを感じる。

<猫と出会う>

■長い階段を登る
 この袋小路もそろそろ終わりに近づく頃、長い階段道の入口に到着する。もちろん、今歩いている道をそのまま終点まで行っても、そこから先は歩行者だけが通れる階段道があるので、結局は同じところに出るのだが、ここは断固、この階段を登ることにする。この階段、写真には写っていないが、写真に見えている階段の先まで、まだ階段が続いている。全部で何段あるか数えたことはないが、まあ半端ではない。
 私は普通の速度で登り続ける。果たして途中で息が切れてしまうかどうか、今の自分の体力をテストしてみたかった。この階段で息が上がるようでは、到底、塔ノ岳に登るのは無理、とても無理ということになる。

<長い石段を登る>

<鎌倉山から琵琶苑へ>

■扇湖山荘
 1分あまりで階段を登り切って、上の自動車道に突き当たる。そこを左折して、鎌倉山の尾根筋に向かう。
 尾根に突き当たる少し手前に三叉路がある。三叉路の角に「メンタルホスピタルかまくら」の案内板がある。どちらへ行こうか、ちょっと迷ったが、この三叉路を左折して、メンタルホスピタル鎌倉山方面へ向かう。
 この舗装道路もやがて行き止まりになるが、その先に人が通れるだけの幅の山道が琵琶苑住宅地へ通じている。実は1ヶ月ほど前に、この道を今回とは逆に琵琶苑から登ったことがある。そのときは道が見えなくなるほど夏草が繁茂していてヤブ蚊が沢山居た。今は秋も大分深まったが、たぶん、相変わらずの藪道だろうなと覚悟している。とはいえ、暫くの間は車もほとんど通らない静かな道が続いている。
 14時08分、今歩いている道が、立派な門構えの屋敷に突き当たって左折する。
 この門構えの屋敷は扇湖山荘(センコサンソウ)である。昭和初期に製薬業で財をなした長尾欣弥の別荘に、七代目小川治兵衛と岩城亘太郎が作庭した庭園の屋敷跡で、現在は鎌倉市が管理している(例年4月第1週公開)。
  参考:https://oniwa.garden/senkosanso-garden-扇湖山荘庭園/

<扇湖山荘>

■メンタルホスピタル鎌倉山駐車場
 進行方向右手には長閑でのんびりした雰囲気の草地や住宅が散在している。
 14時12分、メンタルホスピタル鎌倉山の広い駐車場入口に到着する。自動車が通れる道は、この駐車場前で終わりになる。ここから先は道路が急に荒れた感じになり、道幅もぐっと狭くなる。

<メンタルホスピタル鎌倉山>

■薄暗い山道に入る
 進行方向左手に、2~3軒の建物があるが、辺りは名残の夏草が繁茂している。その中にかなりの量のブタクサが黄色い花を咲かせている。この花を見ているだけでクシャミが出そうな気分になる。その先、道路はさらに補足なり、薄暗くなる。

<ブタクサが繁茂する下り坂入口>

■下草が刈り取られている
 覚悟して山道に入ったが、意外なことに道路沿いの夏草はすでに刈り取られていて、この前歩いたときよりもずっと歩きやすくなっている。これならば、仲間たちを案内しても大丈夫だなと安心する。
 今はもう10月下旬である。前回歩いたときに私の癇癪に触れたヤブ蚊どもももう居なくなっている。これから来年の4月頃までは、鎌倉の山歩きにとってベスト・シーズンということになる。

<土道が続く>

■長い階段道を下る
 14時05分、山道は終わりになり、ここから先は長い下り階段がつづく。前方には常磐緑地の稜線が見えている。
 この階段、少し古くなっているが、両側に手摺りがついているので、年配者を案内しても大丈夫なようである。

<長い階段を下る>

■琵琶苑に下る
 多分、200段程もあろうかと思われるジグザグの長い階段を下って、14時20分、琵琶苑に降り立つ。ここもいかにも鎌倉らしい高級感があり、閑静な住宅地である。何となくうらやましい気分を抱きながら、ほんの少しの間、住宅地内を散策する。

<琵琶苑住宅地>

<琵琶苑から子守神社へ>

■薄暗い下り坂
 14時22分、琵琶苑の一角から、また、薄暗い下り階段に入る。この道は琵琶苑から日の見下方面に向かう生活道路なのだろう。意外に整備が行き届いていて歩きやすい。
 階段道を延々と下り続ける。

<琵琶苑からの下り坂入口>

■子守神社
 14時24分、子守神社に到着する。ちょっと古びた社殿の神社である。社殿に向かって右側に、石塔や祠がいくつか並べて祀られている。
 境内は至って静か。物音一つ聞こえてこない。人の気配も全くない(街の騒音がいくらか聞こえるかな)。

<子守神社>

■目の前に常磐緑地
 下の写真は、子守神社の境内からの眺望である。目の前に常磐緑地が見えている。
 子守神社に軽く会釈をしてから、続きの階段を下り続ける。

<常磐緑地が見える>

■立派な鳥居
 14時15分、子守神社の立派な鳥居をくぐる。扁額が取り付けられている立派な明神鳥居である。
 この鳥居から先は立石の集落内をジグザグに下る急坂がつづく。さらに下って、14時28分、藤沢鎌倉道路の裏道に突き当たる。突き当たりを左折、さらにその先の十字路を右折して、14時32分、信号八雲神社前に到着する。

<子守神社の鳥居>

<円久寺と八雲神社>

■円久寺
 信号八雲神社前でバス通りを渡って、14時35分、円久寺に到着する。ここは日蓮宗の寺。寺の前の掲示板には、さきほど仏行寺で見た聖語とは異なる聖語が掲示されている。
 ”人には不幸が
 恐ろしき事
 に候ぞ”


<円久寺>

■八雲神社
 円久寺から少し戻って、八雲神社を詣でる。
 せっかくここまで来たので、八雲神社脇の登山口から常磐緑地の山に登ってみることにする。多分、夏草我がびっしりと繁茂していてある国悔いと思うが、もうヤブ蚊も居なくなっているに違いないので、
 ”登ってみるか・・・!”

<八雲神社>

<常磐緑地の藪道迷走>

■八雲神社登山口
 八雲神社登山口から山に入る。
 鬱蒼とした竹林が広がっている。意外なほど歩きやすい。
 ”シメ、シメ、・・・”
と思いながら、坂道を登る。

<竹林の中の登山道>

■藪の中のこぼれび広場
 安心して登るのも束の間、すぐに山道が不明瞭になる。ちょっとした上り下りをしている間に、かすかな踏み跡だけになる。ただ、所々に小さな案内標識が取り付けられているので、その標識を見逃さないように登り続ける。
 14時52分、こぼれび広場に到着する・・・が、丈余の草が繁茂するちょっとした空間があるだけ。

<こぼれび広場>

■まるで迷路;案内標識を頼りに・・・
 行く先々に小さい案内標識が実に沢山取り付けられている。ずいぶんと人手が掛かっているなと感謝しながら、標識を頼りにまるで迷路のような踏み跡道を辿る。

<親切な案内板>

■梶原口登山口に下山
 15時00分、やっと通り馴れている尾根道に合流する。ここからは勝手の分かった山道である。気楽に下座し続けて、15時01分、梶原側の登山口に到着する。
 ここから先は簡易舗装された下り坂になる。ただ、舗装されているとはいえ、結構、急な下り坂である。

<梶原側の登山口>

<梶原口から振り出しの清水塚口へ>

■梶原口
 15時04分、バス停梶原口付近で梶原大通りに突き当たる。ここから先は梶原住宅地内の上り坂がとなる。
 今回のコースで最後の長い上り坂を登り続ける。

<梶原口>

■終点の清水塚口
 急な登り坂を、まあ、まあの速度で登り続ける。時間も大分押している。早く帰らなければ・・・ちょっと焦り気分。
 15時30分、振り出しの鎌倉中央公園清水塚口に到着。ここで今回のウォーキング記録は終わりにして、数分後、無事、帰宅する。
 今回の歩数は11,755歩。予想より大分歩数が少ない感じがする。でも、まあ、平素あまり歩かないところも久々に歩いたし、今日のお散歩は、この程度で良いかな。

<清水塚口>

<ラップタイム>

13:04  鎌倉中央公園清水塚口歩き出し
13:15  大慶寺
13:20  等覚寺
13:23  深沢小学校正門前
13:27  亀山
13:35  萩郷住宅地入口
13:39  仏行寺
13:43  笛田公園北側出入口
13:47  あずま屋
13:51  笛田公園南側出入口
13:56  しのぶ塚
13:57  鎌倉山さくら通り
13:58  枝道に入る
14:05  階段下
14:06   〃上
14:08  扇湖山荘
14:12  メンタルホスピタル鎌倉山
14:17  階段下り口(鎌倉山1丁目22)
14:20  〃 登り口(笛田5丁目33;琵琶苑)
14:22  琵琶苑(笛田5丁目)の階段下り口
14:24  子守神社
14:28  笛田5丁目33(掲示板脇)
14:32  信号八雲神社前
14:35  円久寺
14:38  常磐緑地八雲神社登山口
14:52  こぼれび広場
15:01  梶原登山口
15:04  梶原口
15:20  鎌倉中央公園清水塚口着

[散策記録]

■水平距離            6.84km

■沿面距離            6.89km

■累積標高(+)         228m

■累積標高(ー)         228m

■所要時間
 鎌倉中央公園清水塚口歩き出し  13:04
      〃    着     15:206
 (所要時間)        2時間16分(2.27h)
 歩行速度          6.89km÷2.27h=3.04km/h

■歩数              11,755歩

■歩幅            6.89km÷11,755歩=0.0005861km/歩
                      (=58 .6cm/歩)
■歩行ピッチ         11,755歩÷2.27h=5,178 .4歩/h
               5,178.4歩/h÷60分/h÷60秒/分=1.44歩/秒
               ※山道が多かったために歩幅は狭かった。
                           (おわり)
「鎌倉あれこれ」の次回の記事
(なし)

お断り;
 これらの記事は,私のボケ防止と趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
  また,当ブログ記事を読んで,不快になられた方は,以後,当ブログへのアクセスはご遠慮下さい.
 なお,古い記事には顔写真が掲載されていますが,すべてご本人の了承を得た上で掲載したものです.












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