<高野台から藤沢方面を望む>
秋の鎌倉;鎌倉中央公園・北鎌倉・高野公園・多門院・大船周遊
(娘と巡る初めての切通)
2020年10月4日(日) 晴
<ルート地図>
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<秋深まる鎌倉中央公園>
■とりあえず清水塚口から・・・
昨日、塔ノ岳の途中まで登った余韻がまだ足に残っている。久々に山道を登ったので、今朝も両足に若干疲労が残っている。今日は夕方次女一家が訪れてくることが分かっているし、昨日かなり歩いているので、午後、軽く5000~6000歩歩くぐらいにしておこうかなと思う。そんな心づもりで朝食後PCに向かっていると、北鎌倉の長女から、散歩の序で娘宅に立ち寄ってくれないかという連絡がある。
「いったい、何の用事だ・・・」
と聞くとベランダに蝉の死骸があるので片付けてくれないかとのこと。つい3~4ヶ月前には押し入れにゴキブリの死骸があるから取り除いてくれと頼まれたことがある。内心、
”またか・・・”
とも思ったが、まあ月に1度ぐらいは娘のところでお茶でも飲むのも悪くはないなと思い直す。
「うん・・・じゃあ、まあ、昼食を済ませてから、光照寺経由でそっちへ行くよ・・」
と約束する。
昼食を済ませて、13時04分、いつものように鎌倉中央公園清水津画口から歩き出す。まずは中央公園内を横切って、山崎口に向かう。
上池の畔の萩が咲いている。池の水面には沢山の落ち葉が浮いている。
<上池の萩が見頃>
■秋の気配の広場は静かだ
山崎口近くの広場。拾広場遺の樹木が紅葉し始めている。広場の人影はたった二人。至って静かである。
<紅葉しはじめた広場周辺の木々>
■山崎口
13時11分、山崎口に到着する。この辺りの木々も美しく紅葉し始めている。公園の外に出る。
<山崎口付近の紅葉>
<台を経由して北鎌倉へ>
■山崎小学校の少年野球
13時18分、薬師堂跡に到着する。
薬師堂前の三叉路を右折して、いつもの経路を通って、13時26分、山崎小学校に到着する。この辺りの写真は、これまでもくどいほどブログに掲載しているので、今回は省略しよう。
小学校の校庭では、土曜日になると子どもたちの野球大会が開かれているらしく、今日も賑やかに試合が行われている。全員がお揃いのユニフォームを着ている。そして、本格的なミットにグローブ。審判員がストライク、ボールを判定している。周囲には家族が詰めかけていて、なかなか熱気が籠もった雰囲気である。
私が幼少の頃は、ぼろ切れを巻いたボールと、山で拾ってきた木の枝をバットにしていた野球とは天と地ぐらいの差がある。何だかんだ言っても、今は昔と比べると比較にならないほど豊かになったことを実感させられる。
■近道を通って北鎌倉へ
今回は北鎌倉を往復するだけの積もりで歩き出したので、見慣れた場所の写真を撮っても仕方がないと思って、デジカメは持参していない。そのため途中の写真は全くないが、様子はいつものブログ記事の通りである。
13時28分、神明神社前を通過する。いつもはここからレストラン伊左衛門前、崖の中の地蔵、光照寺を経由して、北鎌倉方面へ向かうが、今日は最短距離を通って、13時33分、ソーソン・スリーエフ前の水堰橋に到着する。
水堰橋からは鎌倉街道を通って、13時40分、北鎌倉の某所にある娘の家に到着する。そして娘の以来通りに蝉の死骸を拾って、ゴミ箱奥に捨てる。私が子どもの頃は蝉の死骸など平気で拾って遊んでいたし、虫を怖がるような育て方をしたつもりは全くないのに・・・何でこんな娘に育っちゃったんだろう。本当に不思議である。
いずれにしても、娘の依頼はほんの1~2秒で済んでしまう。あとは暫くの間お茶を飲みながら雑談で過ごす。
<権兵衛踏切を渡って高野へ>
■権兵衛踏切を渡って高野へ
娘がこれから散歩しながら大船のイトーヨーカドーまで行きたいので、一緒に歩かないかと私を誘う。もちろん、私も、このままでは歩き足りないので同意する。
14時24分、北鎌倉某所から歩き始める。横須賀線権兵衛踏切を渡って、高野へ向かう道幅が狭い路地に入る。終始上り坂が続く。
やがて上り勾配がきつくなり、道路が終わる。その先はやや急な上り階段が続いている。階段をほぼ登り切るところで後ろを振り返ると、手広から藤沢方面の視界が開けている(冒頭の写真)。
「・・・ここからの風景が最高よ・・」
と娘が私に説明する。連日のように鎌倉のそちこちを歩きまわっている私はそんなこと百も承知しているが、
「ああ、そうなの・・・?」
と説明を大人しく聞く。
<高野に到着する手前の階段からの眺望>
■大船高校付近からの眺望
高野の住宅街に入る。そこから上り坂を少し歩いてから、左折して六国見山の山裾沿いの道を歩く。
14時40分、六国見山森林公園入口を通過する。緩やかな下り坂が続く。途中豪邸の前でため息。
14時50分、バス停高野近くの展望の良い場所に到着する。娘が、
「・・・晴れていれば富士さんも見えますよ・・」
と私を案内する。
今日は残念ながら高曇りで富士山だけでなく近場の丹沢も全く見えないが。まあ、まあ、眺望の良い場所である。
<大船高校近くからの眺望>
■紅白の彼岸花
下りの階段道と急な坂道を下って、断崖下の住宅地に入る。坂道をほぼ下り終えたところで右側の谷戸からの舗装道路と合流する。この舗装道路を振り返って眺めながら、
「この道路は袋小路かな・・・」
とお互いに相手に聞く。
”ちょっと行ってみようか・・・”
ということで、鋭角に右折して袋小路と思わしい道に入る。
14時57分、路傍で紅白の彼岸花が咲いているところを見つける。白い彼岸花が珍しいので、立ち止まって写真を撮る。
<紅白の彼岸花>
<高野公園と切通>
■高野公園
袋小路と思われる道を行けるところまで歩いてみようということになる。私は、内心で、娘が私と同じように散歩が大好きなことが気に入っている。
上り勾配の道路が山肌に突き当たって左折する。左折した道路の脇に、夏草が繁茂する土道の階段がある。
「・・・こんな所に階段があるよ」
ということで登り始める。
14時57分、「高野公園」というところに到着する。こんなところに立派な公園があるとは、私も全く知らなかった。今回は娘の誘いのお陰で、まだ歩いたことがなかったところが見つかった。顔には出さないが、私は大満足。
<高野公園に到着>
■閑静で立派な公園
入口の石段を登ってみる。
石段の上には手入れが行き届いた立派な公園になっている。公園には誰も居ないが、かなり大規模な遊具が設置されている。
広場の先にもう一つ階段があるので、登ってみる。この階段の上も広場になっている。広場の片隅に水飲み場も設置されている。
「こんな立派な公園があるなんて・・・知らなかった!」
娘も私も異口同音。
<公園の広場>
■夏草が繁茂する階段道
公園沿いに夏草が繁茂する階段道がある。
「・・・登ってみようか?」
イトーヨーカドーからはますます離れてしまうが、”それ行け!”という気合いで登り始める。思っていたよりかなり長い階段である。階段がこれで終わりかなと思うと、向かって右側にさらに階段道が続く。
階段を登り切ると草道に突き当たる。左折側は、土砂崩れのため通行止め。どうやらこちらの道は高野の住宅地内に突き上げているようである。
<左折は通行止め>
<立派な切通>
■右折して草道を下る
右折する。
ほんの20~30メートル先へ進むと草道に突き当たる。この突き当たりを左折すると、多分、高野の住宅地へ突き上げるんだろうと思う。左折したらイトーヨーカドーがますます遠くなってしまうので、この三叉路を左折する。
結構な草道だが、娘は躊躇なくどんどん先を歩く。蝉の死骸で大騒ぎをした同じ人物がなぜ蛇が出るかもしれない草道を平気で歩けるのか・・・そこのところが私には全く理解できない。私は携帯電話の写真機能を使って、写真を撮りながら娘を追う。
<草道を下る>
■立派な切通
15時04分、切通に入る。切り立った断崖がとても立派な切通である。足下もきれいに整備されている。
もう何十年も鎌倉に住んでいるのに、ここにこんな立派な切通があるとは、全く知らなかった。今回は娘の好奇心につられて、思わぬ見つけものをしてしまった。良かった、良かったである。
私は写真を撮りながら、娘の跡を追う。
”老いては子に従え・・・か!、クソッ!”
<素晴らしい景観の切通>
■住宅地に降りる
15時06分、切通からヒョッコリと住宅地に下山する。
振り返って、今飛び出た場所の写真を撮る。写真の真ん中に移っている白い柱の左側に道幅が狭い土道が移っているが、ここが住宅地に飛び出たところである。
”2~3日中に道順を復習しないと忘れそうだな・・・”
ふと脇を見ると、先ほど写真を撮った彼岸花の場所に戻っていることが分かる。結局、写真に写っている彼岸花の脇を奥まで進んで、山の中を一回りして、また同じ場所に戻ってきたことになる。
「同じ所に戻っちゃったら、仕事をしなかったってことですね・・」
と娘が突飛なことを言い出す。これはごく簡単に言えば「W=f・s」、つまり仕事(W)は、力(f)掛ける移動距離(S)で表されることを意味している。つまりいくら藪漕ぎしてがんばっても、同じ所にもどってしまったら仕事をしていないことになるという意味。
娘は高校受験予備校のアルバイト講師。法学部出身だが理系の科目までやらされているオールラウンド担当のようである。
「位置エネルギーと運動エネルギーを足した値が一定っていう話、今は受験範囲じゃなくなったの・・・」
「へえ~・・・そうなんだ」
これは、「mgh+1/2・mv2=一定」っていう振り子の話。
娘との歩きながらの雑談は、多岐にわたり興味が尽きない。
<結局元に戻った! 面白かった!>
<多門院からイトーヨーカドーへ>
■多門院
ここから先は、六国見山山麓を巡る道を歩く。途中、立派な長屋門のあるお屋敷の脇を通って、15時13分、多門院に到着する。
この辺りから先は頻繁に通るところ、雑談をしながら、淡々と歩き続ける。
<多門院>
■大船中央病院から裏道に入る
15時30分、大船中央病院の建物の間で右折して裏道に入る。鎌倉美術館の裏を通って、すぐに鎌倉女子大正門前を通過する。この辺りは大船シネマワールドの跡地。今は桜の名所になっている。
<大船シネマワールドの跡地>
■イトーヨーカドーでお別れ
15時31分、イトーヨーカドーに到着する。
ここで娘とはお別れ。一人になった私は、ここから鎌倉中央公園清水塚口を目指して急ぎ足で戻ることにする。
<イトーヨーカドーに到着>
<振り出しの清水塚口へ>
■鎌倉芸術館
大分時間が押している。
一人になったので、歩行速度を速める。
まずはイトーヨーカドー並びの鎌倉芸術館前を通過する。一時、コロナ騒ぎで閉館していたが、掲示板を見るとそろそろいろいろな催し物が開催されるようである。
<鎌倉芸術館>
■離山地蔵尊
セカセカと歩き続けて、15時47分、離山地蔵尊前を通過する。
急いで写真を撮る。毎度の事ながら沢山の折り鶴が奉納されているのに驚かされる。
<離山地蔵尊>
■レーベンスガルテン山崎
15時52分、横須賀線に架かる小袋谷歩道橋を渡る。
16時01分、レーベンスガルテン山崎に到着する。この辺りのイチョウが少し色づき始めている。この近くに住んで居られると思われる何人もの人たちとすれ違う。山崎打越公園では沢山の子どもが楽しそうに遊んでいる。
<レーベンスガルテン山崎>
■鎌倉中央公園清水塚口へ戻る
16時05分、薬師堂跡を通過する。その先の三叉路を左折して鎌倉中央公園方面へ向かう。
山崎口手前で、右折して急な階段道を登る。昨日、塔ノ岳に登った余勢があるのか、少し長い階段道をかなりの速度で登り切ってしまう。
”早々に登山の効果が出たのかな・・・?”
もしそうなら、こんな嬉しいことはない。
16時14分、寺分口を通過する。その後は丸山住宅地内の道を歩いて、16時17分、振り出しの清水塚口に戻る。
今回は、ごく軽く北鎌倉を往復するだけのつもりで歩き出したが、途中から娘の誘いに乗って、偶然にも、もれまで全く歩いていなかった場所を歩くことができた。
本日の歩行距離は9.22キロメートル、歩数は15,410歩のウォーキングであった。
<鎌倉中央公園寺分口>
<ラップタイム>
13:04 鎌倉中央公園清水塚口歩き出し
13:18 薬師堂跡
13:26 山崎小学校
13:28 神明神社
13:37 水堰橋
13:40 北鎌倉某所着
14:24 〃 発(ロスタイム0:44)
14:29 高野入口
14:40 六国見山森林公園登山口
14:50 バス停高野
14:57 彼岸花咲く三叉路
14:57 高野公園
15:01 階段を登って草道へ
15:04 切通入口
15:06 切通から住宅地へ
15:13 多門院
15:28 鎌倉女子大正門前
15:31 イトーヨーカドー
15:39 大船中央病院前交差点
15:47 離山地蔵尊
15:52 小袋谷跨線橋
16:01 レーベンスガルテン山崎
16:05 薬師堂跡
16:14 鎌倉中央公園寺分口
16:17 〃 清水塚口着
[ウォーキング記録]
■水平距離 9.19km
■沿面距離 9.22km
■累積標高(+) 218m
■累積標高(-) 218m
■所要時間
鎌倉中央公園清水塚口歩き出し 13:04
〃 着 16:17
(所要時間) 3時間13分
ロスタイム 44分
(所要時間) 2時間29分(2.48h)
歩行速度 9.22km÷2.48h=3.72km/h
■歩数 15,410歩
■歩幅 9.22km÷15,410歩=0.000598km/歩
(=59.6cm/歩)
■歩行ピッチ 15,410歩÷2.48h=6,213.7歩/h
6,213.7歩/h÷60分/h÷60秒/分=1/75歩/秒
(おわり)
「鎌倉あれこれ」の前回の記事
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/cfb7835e550876fc6c37fa9b876df851
「鎌倉あれこれ」の次回の記事
(なし)
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