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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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コロナに負けず鎌倉散策;笛田・月影地蔵・極楽寺・馬場ヶ谷.常磐周遊(前編)

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              <月影地蔵>

  コロナに負けず鎌倉散策;笛田・月影地蔵・極楽寺・馬場ヶ谷.常磐周遊(前編)
             <<月影地蔵・日蓮袈裟懸松:上杉憲方墓>>
             (独りトレッキング)
          2020年5月13日(水) 晴

<ルート地図>


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<とりあえずは深沢へ>

■等覚寺
 ”さて,今日はどっちへ行こうかな…”
 毎日が「檻の中の熊さん」状態が続くと,いくら散歩好きでも,いくらかマンネリ化している.特にこれといって特に行きたいところがある訳でもないし・・・ということで,まあ,とりあえずは深沢に向かって坂を下るかということで,何時ものように,13時13分,鎌倉中央公園清水塚口から歩き始める.まずは深沢へ向けて坂道を下り始める.
 途中,13時26分に大慶寺,13時29分に等覚寺に立ち寄ってみる.掲示板に何か新しい言葉が掲載されていないかなと思って・・・
 大慶寺の掲示はまだ新しいものには変わっていなかったが,等覚寺は新しい言葉が掲示されている.
  ”時は重ねて
   くることはなく
    一度こぼした水
   はもとに戻らない”
と書いてある.
 ”It’s no use crying over spilt milk.”
 ”後悔先に立たず”
という諺にちょっと似ているなと思いながら拝読する.

<等覚寺の掲示板>

■深沢から裏通りへ
 13時34分,深沢交差点を通過,13時38分,思い出した雑用があるので某所に立ち寄る.そして,13時51分,雑用を終えて再び歩き出す.ロスタイム13分,藤沢鎌倉道路を横断し左折,1本裏の並行する道を大仏方面に向かって歩く.こちらの方は,ここしばらく歩いていないので何となく新鮮な感じがする.
 14時05分,笛田トマト公園脇から右折して裏道に入る.
 進行方向左手には常磐緑地の山が見えている.歩いていてもちょっと気持ちが良い眺めが続く.

<常磐緑地が見える>

<極楽寺トンネルから月影地蔵へ>

■鮮やかな色の若葉
 目の前に尾根が迫ってくる頃,突き当たった三叉路を右折する.ここを通るのは1~2年ぶりだろうか,これだけ毎日のように鎌倉市内を歩いているのに,不思議なことにここは随分とご無沙汰である.
 道幅が狭くて,少し急な上り坂が連続する.進行方向左手は屏風のような断崖が続く.断崖の上にも民家がずっと並んでいる.進行方向右手も切れ目なく住宅が続いている.
 先へ進むにつれて上り勾配もだんだんときつくなる.やがて,右側に立ち並んでいた民家も途絶え,険しい谷間の道になる.
 進行方向右手に鮮やかな色の木が目に入る.思わず立ち止まって写真タイムを取る.

<鮮やかな新芽>

■極楽寺トンネル
 道路はやがて尾根に突き当たる.14時27分,極楽寺トンネルに到着する.トンネルの向こうから涼しい風が吹いてくる.
 14時29分,極楽寺トンネルを抜ける.トンネル通過所要時間は2分.トンネルを潜った先は海に近いためか,トンネルの手前と気温や天候が違うことが度々ある.この違いが実に面白い.
 人によっては,このトンネルはお化けトンネルだと言う.もちろん,私は一度もお化けなるものに会ったことはないが・・・お化けは見える人には見えるもの.

<極楽寺トンネル>

■月影地蔵
 トンネルを抜けると,今度は急な下り坂になる.建ち並ぶ民家の脇を曲がりくねった道が続く.その先は軽自動車がやっと通れるぐらいの細い道になる.進行方向左手に小さな谷戸があり畠が広がっている.
 14時35分,月影地蔵入口に到着する.
 入口から少し奥まったところに,それほど大きくはないが立派なお堂が建っている.その中に地蔵立像が祀られている.鎌倉にはあちらこちらの地蔵があるが,私のお気に入りは月影地蔵.第一,月影という名前がすばらしい.
 数年前の夏,たまたま月影地蔵の前で涼をとっていた二人の老婆と雑談したことがある.お二人のお話だと,この月影地蔵は○○さん(名前忘れた.覚えていてもここでは伏せるが・・・)が毎日面倒を見ているとのことだった.

<月影地蔵>

<陣鐘山の尾根道から日蓮袈裟懸松へ>

■急坂を登って尾根道へ
 14時36分,月影地蔵から歩き出す,月影地蔵の脇の道を陣鐘山尾根に向かって登りはじめる.坂の途中,右手に成就院の墓地がある.墓地を抜けると,途端に雑草が生え茂る見窄らしいジグザグの階段道になる.
 14時46分,陣鐘山の尾根道に突き当たる.ここを右折すれば鎌倉山神社方面.左折すれば日蓮袈裟懸松付近に下山できる.どちらもすばらしい散歩道だ.ここでお得意の「迷い」に入るが,結局は左折することになる.
 今回は久々に日蓮袈裟懸松を見物することに決める.
 雑木林の緑陰が見事な尾根道をユックリと南へ向けて歩きつづける.

<陣鐘山の尾根道>

■陣鐘山山頂
 14時47分,陣鐘山山頂を通過する.山頂と言っても前後はほとんど平らだが,道路の真ん中に三角点がある.ここが陣鐘山の山頂ということらしい.

<陣鐘山山頂>

■狭い急坂と江ノ電の踏切
 尾根道の終わりはかなり急な下り坂になっている.木の根っこを階段だと思って慎重に下る.
 14時56分,小径の十字路に下山する.ここが海側からの登山口になっている.今回は十字路をまっすぐ下ることにする.
 狭い階段道の両側には民家が続く.階段道の高いところに住んでおられる方は,買い物などの用事があるときは,階段を上り下りしなければならない.私のように遊びで階段を上り下りするのなら別にかまわないが,日常生活での上り下りは結構大変だろうなと勝手に想像する.

<住宅地内の狭い階段道を降りる>

■日蓮袈裟懸松
 階段を降りたところに江ノ電の踏切がある.
 15時00分,踏切を渡って,舗装道路に突き当たる.突き当たりを右折した山側に史跡日蓮袈裟懸松がある.もちろん,当時の松など残っていないが,立派な石塔が立っている.
 石塔には,明治期の偉いさんの口ひげのような感じの字で何か彫ってある.「南無法蓮華経」だろうか.その下に御袈裟懸松という刻字が見えている.

<日蓮袈裟懸松>

<極楽寺駅と上杉憲方墓>

■極楽寺駅
 日蓮袈裟懸松の見学を終えて極楽寺坂方面に向けて歩き出す.
 15時02分,江ノ電の踏切を渡る.進行方向左手に江ノ電の線路を眺めながら,やや急な坂道を上り続ける.
 15時10分,極楽寺駅に到着する.
 今は新型コロナで外出禁止.駅にもほとんど人が居ない.

<極楽寺駅>

■上杉憲方墓
 極楽寺駅を通過,やや急な坂道を登って,15時13分,道路から右手にちょっと入ったところにある上杉憲方墓を詣でる.
 夏草が繁茂する平地に立派な石塔が建ち並んでいる.何となくものの哀れを感じてしまう.

<上杉憲方墓>
                         (後編に続く)
後編の記事
  ↓
(執筆中)

「鎌倉あれこれ」の前回の記事
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/60ed0766388fabc60c59aeb4e1738b46

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