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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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コロナに負けず鎌倉散策;台峯緑地・亀ヶ谷坂・源氏山公園周遊(後編)

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             <源氏山公園の源頼朝座像>

   コロナに負けず鎌倉散策;台峯緑地・亀ヶ谷坂・源氏山公園周遊(後編)
                                           <<北鎌倉・亀ヶ谷坂・源氏山>>
             (独り成り行きお散歩)
        2020年4月19日(日) 晴れ
前編の記事
  ↓
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/1925fb2026cf0becd0ebea95505bc8f5   

<ルート地図>


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<亀ヶ谷坂>

■横須賀線踏切
 北鎌倉駅前から裏道を通って,14時28分,東慶寺前を通過する.ここ数ヶ月,東慶寺を参拝していないので,立ち寄ってみたい気もするが時間がないので通過する.
 つづいて,浄智寺も通過する.もし裏大仏ハイキングコースが通れるのなら,ここから葛原ヶ岡に登るのが一番有り難いがまだ残念ながら通行止めのままである.
 14時32分,横須賀線踏切を通過する.建長寺に向けて緩やかな上り坂が続く.コロナ騒動以前と比較すれば観光客の数はずいぶんと減っているが,まだ,すれ違う人たちの半数以上は余所から来られた観光客のようである.

<横須賀線踏切>

■亀ヶ谷坂を抜ける
 14時36分,亀ヶ谷坂入口に到着する.右折して亀ヶ谷坂に入るる.道の両側は深い山に覆われた崖になっている.私のすぐ前を大柄な白人女性数人がマスクもしない無防備な状態のまま,大声で雑談しながら歩いている.
 ”こんな非常時に,なんと無節操な…”
と内心では立腹するが,息を止めたま大急ぎで彼女らを抜き去る.万一,彼女らがコロナに汚染されていたらと思ったからである.それにしても,こんな時期に何で鎌倉まで来るんだよと,気の弱い私はクチには出さずに心の中だけで慨嘆する.
 14時33分頃,峠を越えて反対側の下り坂に差し掛かる.今度は反対方向から坂道を登ってくる日本人観光客数名とすれ違う.
 14時44分,田中智学師子王文庫址を通過する.田中智学は明治期の日蓮研究者で高山樗牛に大きな影響を与えた人物だという(『かまくら子ども風土記』p.114),この辺りに20年ぐらい前まで旅館があった.今は洋風の建物が建っていて,当時の面影は全く残っていないが,道からちょっと奥まったところに旅館があった.多くの文士たちがこの旅館に宿泊しながら作品を執筆したと聞いている.私もこの旅館に興味があったので,料金を聞いたことがある.まだ消費税などなかった時代のことである.確か1泊2食付きで1万円だったと思う.私はそのうちに是非1泊してみたいなと思っているうちに,この旅館はなくなってしまった.
 そんなことを回想しながら歩いているうちに薬王寺の前を通過してしまう.

<亀ヶ谷坂>

■岩船地蔵
 薬王寺の前を通過し,14時44分,亀ヶ谷坂を下り終えて,岩舟地蔵前で線路沿いの三叉路に突き当たる.三叉路の角に岩船地蔵が建っている.このお堂に祀られている地蔵は2体の童子を従えているという.もともとは大姫の守り本尊だったらしい(同上書,pp.112-113).大姫は源頼朝の娘で,木曾義高の許嫁だった人物である.
 大姫のことはさておき,この三叉路を右折するか,左折するかで,また大いに迷う.どちらの道も同じように歩きたいので,そう簡単には決着がつかない.右折した化粧坂を登って源氏山公園に登る.右折したら,こちらも寿福寺を経由して源氏山公園へ.さて,どっちだ.

<岩船地蔵>

<寿福寺>

■寿福寺踏切
 結局,左折して寿福寺経由で源氏山に登ることにする.その理由はこちらの道の方が泥濘が少なさそうだからである.何せ,靴底に穴が開いているドタ靴を履いているので,泥濘は始末に負えないからである.
 線路沿いの道を鎌倉駅方面に向けて歩く.
 14時47分,寿福寺踏切に到着する.丁度そのとき横須賀線下り電車が踏切を通過していく.電車はガラガラに空いているようである.

<寿福寺踏切>

■寿福寺
 早々と寿福寺踏切を渡る.その理由は,何せ,コロナが怖いに尽きる.だから,小町通りや鎌倉駅周辺の人混みを避けたかったからである.
 英勝寺沿いの道を南下して,14時49分,寿福寺に到着する.陸奥宗光,高浜虚子,大佛次郎など錚々たる人たちが眠る名刹である.

<寿福寺参道>

■デベッカ家の墓
 三等の突き当たりを左に曲がって墓地の方へ向かう.墓地内に入って直ぐ左手にある階段を上って,14時55分,デベッカ家墓の前に到着する.デベッカ家については,以前,当ブログでも記事にしたことがあるので,今回は割愛し先を急ぐことにする.
 デベッカ家墓の裏手に廻って,寿福寺の裏山に入る.

<デベッカ家の墓>

<源氏山公園>

■太田道灌の墓
 寿福寺の裏山は泥濘んでいるかもしれないなと心配したが,泥濘は全くなく歩きやすく一安心.
 15時00分,太田道灌墓に到着する.…ということは,この墓の周りは栄勝寺の境内? その辺りはよく分からない.
 この辺りを通過するとき,いつも道路を挟んだ反対側,バラ線の中の竹藪を覗き込んで,了得院殿(得の字は間違えたかな?)の墓を探しまくる.もうかれこれ10年ぐらい前になるだろうか,この辺りの竹藪が刈り込まれて綺麗になったときに,この了得院殿の墓石を見たことがある.途中で割れた石塔が繋げられていた.その後,この了得院殿って誰?・・・で,調べまくった.無責任な人は太田道灌の奥方だと教えてくれたが,これは間違い.ざっくり言って,太田道灌の有力な仲間内だったことまでは確かである.

<太田道灌の墓>

■源頼朝座像
 15時05分,源頼朝座像のある広場に到着する(冒頭の写真).新緑に覆われた広場は人影もほとんどなく静かである.
 この像が造立されたのは確か昭和56年頃だったと記憶している.今はもうすっかり良い大人になってしまった子どもたちをつれて,良くこの辺りまで散歩していたが,その頃はこの像はなく,とても綺麗な芝生だった.幼児を好き勝手に遊ばせるのにもってこいの場所だった.もちろんあの頃,ここを訪れるのは地元の人ばかりで,観光客は皆無に近かった.
 ”この辺りで,次女が大泣きしたことがあったなあ~”
 その次女が,今は
 「ジイちゃん! そんなことしたら駄目でしょ!」
と小生意気に私に意見する(実は意見してくれるのが嬉しいんだけど・・・).
 この広場を通るたびに,昔々のことを甘酸っぱく思い出す.

<源頼朝座像>

■天園遠望
 15時10分,化粧坂下山口を通過する.
 その少し先の三叉路で,またまた迷う.左折して梶原方面へ向かうか,それとも右折して葛原岡神社へ向かうかである.でも,今日の所は,坂道を下ったり登ったりするのに飽きが来たので,おとなしく坂の少ない葛原岡神社方面へ向かうことにする.
 途中で花の写真など撮りながら,15時18分,葛原岡神社境内に入る.境内の片隅から天園の山々の展望を楽しむ.昨年の台風19号の被害を受けた天園ハイキングコースはまだ修復が済んでいないらしく通行禁止のままである.
 こうして眺めると,鎌倉は山ばかりの街だなということが良く分かる.

<天園遠望>

■葛原岡神社
 天園の写真を撮り終えてから,葛原岡神社の鳥居の前に立って軽く会釈.不謹慎ながら,これで参拝したことにする.
 さすがにここは観光の名所である.明らかに鎌倉市外の観光客が彼方此方に居られる.非常事態宣言が出ているのに乗り物を利用して鎌倉まで来るのが怖くないんだろうか.もっともこんなところで私が憤慨したところでどうにもならないことは百も承知である.

<葛原岡神社>

<山の上通りを経由して振り出しの清水塚口へ>

■山の上通り
 15時29分,山の上通りに突き当たる.今歩いてきた道の入口には「鎌倉の縁結び 葛原岡神社」という立て看板と「銭洗弁天」と墨書された木製の案内板がある.
 山の上通りの桜はもうとっくに散ってしまい青葉のシーズンを迎えている.

<山の上通りに突き当たる>

■南事務所
 ほぼ水平な山の上通りを日当たり公園方面に向けて歩く.
 15時25分,最近完成したばかりの南事務所の前を通過する.この事務所沿いに細い枝道がある.この枝道に入ると先ほど通った台峯緑地につながっている.ここでもまたこの枝道に入ろうかと一寸ばかり迷う.

<南事務所>

■日当公園手前で右折
 南事務所から先はなだらかな下り坂になる.ときどき,これから源氏山公園を散策しようとしている方々とすれ違う.いずれもこの辺りに住まわれている方々のようである.
 15時29分,日当公園前三叉路の少し手前で右折して梶原住宅地内の路地に入る.右折して直ぐに次の三叉路を左折する.その先にまた三叉路がある.ここを右折すると鎌倉中央公園梶原口がある.ここでもまたどうしようかと迷うが,買い物に出かけた連中がそろそろ帰宅する時間なので,上り下りの少ない道を通って急いで帰宅することにする.
 バスや車の通る山の上通りを避けて,山の上ロータリーへ向けて住宅地内を早足で歩き続ける.

<前方に日当公園>

■振り出しの清水塚口へ戻る
 15時38分,山の上ロータリーで再びバス通りに突き当たる.右折して湘南モノレール湘南町屋駅方面へ向かう.緩やかな下り坂,
 15時40分,出発点の鎌倉中央公園清水塚口に戻る.総歩数13,627歩,歩行距離7.86キロメートルのお散歩が終わった.
 すぐに帰宅.
 折から近くに住む長男を交えてコーヒーを賞味する.家族団らんでお互いの距離を2メートルも開けるのはなかなか無理.マスクしたままではコーヒーは飲めないし・・・困ったものだ.

<鎌倉中央公園清水塚口>

<ラップタイム>

13:27  鎌倉中央公園清水塚口歩き出し
13:34    〃   山崎口
13:40  薬師堂跡
13:41  山崎ひめしゃら公園
13:45  山崎小学校正門前
13:47  台峯緑地入口
13:54  孫おろち桜
14:00  北鎌倉女子学園グラウンド上
14:04  台峯の展望台(14:07まで)
14:10  山ノ内の展望台(老人の畠跡)
14:18  瓜ヶ谷通りに合流
14:21  稲荷社
14:25  北鎌倉駅前
14:28  東慶寺
14:31  浄智寺
14:32  横須賀線踏切
14:36  亀ヶ谷坂入口
14:44  岩船地蔵
14:47  寿福寺踏切
14:49  寿福寺
15:00  太田道灌墓
15:05  源頼朝座像(15:09まで休憩)
15:10  化粧坂入口
15:16  葛原岡神社(15:19まで展望休憩)
15:23  山の上通り
15:25  南事務所
15:29  日当公園
15:38  山の上ロータリー
15:40  鎌倉中央公園清水塚口

[ウォーキング記録]

■水平距離               7.86km

■沿面距離               7.90km

■累積標高(+)            279m

■累積標高(ー)            279m

■所要時間 (休憩時間込み)
 鎌倉中央公園清水塚口歩き出し     13:27
     〃     着        15:40
 (所要時間)           2時間13分(2.22h)(=142分)
 水平歩行速度           7.86km÷2.22h=3.54km/h

【補足資料】

■総歩数        13,627歩
 
■歩幅         7.86km÷13,627歩=0.000577km/歩(=57.7cm/歩)   

■歩行ピッチ      13,627歩÷142分=96.0歩/分(1.60歩/秒)
                             (おわり)
「鎌倉あれこれ」の次回の記事
(なし)

お断り;
 これらの記事は,私のボケ防止と趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
  また,当ブログ記事を読んで,不快になられた方は,以後,当ブログへのアクセスはご遠慮下さい.
 なお,古い記事には顔写真が掲載されていますが,すべてご本人の了承を得た上で掲載したものです. 



 


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