<台峯緑地から横浜方面を望む>
コロナに負けず鎌倉散策;台峯緑地・亀ヶ谷坂・源氏山公園周遊(前編)
(独り成り行きお散歩)
2020年4月19日(日) 晴れ
<ルート地図>
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<まずは鎌倉中央公園>
■何とか8,000歩/日クリアしなければ…
近くに住んでいる長男が老夫婦を気遣って,昼少し前に手伝いに来てくれた.婆さんつれて近場のスーパーに行っている間を見計らって,鎌倉の山中を一回りしてこようかと思う.市からの指導に1日に平均8,000歩以上(週単位)歩けというお達しもある.いざ,このお達しを実現しようとすると,これ結構大変なことだと分かる.昨日は雨だったので終日家で燻っていた.このマイナスを3~4日かけてリカバーしなければならない.なぜ3~4日かというと,1週間のうち,雨や仕事で長時間歩く時間が取れない日が週に3日程度あるかもしれないからである.
まあ,そんなわけで,何時ものように出発点の鎌倉中央公園清水塚口へ.
”さて,どこを回ろうか”
これも何時ものように,あれこれと迷った末に,とにかく中央公園を抜けて山崎方面へ向かおうということで,13時27分,歩き始める.
何時もより来園者が多いようである.多分,コロナ騒動で行き場を失ったご近所の皆さんが来園されているんだろう.そう言っている私もその一人だ.平素は週に1~2度はだれかと一緒に山や近所を歩き回っているのに,コロナ騒動以降,毎日,せっせと独り歩きを続けている.
<山崎口近くの広場>
■山崎口から園外へ
13時32分,山崎口から公園の外へ出る.
昨日,かなり激しい雨が降ったために,路面が濡れている.
”ありゃ~,しまった!”
今日も何気なく靴底がすり減ってしまい水が漏れる靴を履いて外に出てしまった.ほんの少しの水たまりでも靴の中に進入してしまうので,濡れているところを避けながら慎重に歩き続ける.
<中央公園山崎口>
<山崎小学校から台峯緑地入口へ>
■薬師堂跡で右折
毎度,分岐ごとにどっちへ曲がろうかと迷うが,そんな迷ったことばかり書いていると冗長になるのでやめるが,13時40分,薬師堂跡の三叉路に到着.ここを右折して山崎小学校方面に歩き続ける.なにせこの先にある台峯の尾根道が歩いていてとても気持ちが良いので,ついついそちらに足が向いてしまう.
<薬師堂跡>
■山崎切通
緩やかな上り坂が続く.進行方向右手はほとんど山,左手はかなり規模が大きな集合住宅が建ち並ぶ.
13時41分,山崎ひめしゃら公園の前を通過する.道なりに上り坂を歩いて,13時45分,山崎小学校正門前を通過する.
コロナ騒ぎのために,校庭も校舎にも人の気配がない.学童たちが本当に可哀想である.でも,まあ,半年ぐらいのブランクなら,学力低下はそれほど心配することもないなと,自分の体験から照らし合わせて慰める.あの戦争末期から終戦直後までの混乱の約2年間,折角,中学校(旧制)に入ったのにほとんど勉強していなかったが,今になってみれば何とかなっている.まあそんなくだらないことを回想しているうちに山崎の切通を通過する.
<山崎の切通>
■台峯緑地入口
切通の峠を越えて,ほんの10~20メートル過ぎたところの三叉路を右に曲がる.ここが台峯緑地入口.目の前に舗装はされているが急な坂道が見えている.
進行方向左手は運動公園.数人の子供たちが遊んでいる.その先に神明神社のお社が見えている.子供たちの姿が写らないように注意しながら神明神社の写真を撮る.
<神明神社を見下ろす>
<静かな台峯緑地を堪能する>
■心地よい尾根道
13時47分,舗装道路が途絶えて草道になる.いよいよ台峯緑地である.このところ2日に一度はここに来ている.とにかく居心地が良い尾根である.今は新緑.実に良い.「歩く」ということを考えなければ,ここで終日日向ぼっこしていたい.
何時もならこの尾根を歩いていても,ほとんど人に会うことはないが,コロナ騒ぎになってからは,家族連れ手ここに来ている人がかなり多くなっている.でも,例の三密条件は完全に満たしているので心配は全くない.
<尾根の原っぱ;ここで昼寝したい>
■孫おろち桜
広場の先,ちょっと急な坂道が数メートル続く.坂道を登り切ったところに孫おろち桜(私が勝手につけた名前で一般には通用しない)がある.まさにその姿は威風堂々.おろち桜よりだいぶ若そうな木である.ここまで来ると,この尾根道の最高地点まであとわずかである.
ここで給水休憩.
木立の間から横浜方面の展望が開けている(冒頭の写真).
<孫おろち桜の尾根道>
<北鎌倉女子学園グラウンド上からの眺望>
■まずは富士山
引き続き尾根道をたどって,14時00分,北鎌倉女子学園グラウンド上に到着する.
富士山が良く見えるだろうなと期待していたが,”う~ん…”,富士山全体が白い雲に覆われている.残念.しばらく眺めていると,ときどき山麓がちょっと見えたりはするが写真には写らない.
<富士山は雲の中>
■丹沢;残雪があるようなないような
視線を右に転じると丹沢の山々が良く見えている.ここからの見た目で一番高く見えるのは蛭ヶ岳だろうか.残雪があるような,ないような…よく分からない.
<丹沢山塊の眺望>
<台峯の展望台と老人の畠跡地>
■台峯の展望台
14時04分,台峯の展望台に到着する.
今日は天気が上々ということもあって,近くにお住まいの家族連れや子供たちが沢山遊びに来ている.もちろん例の三密にはほど遠いか…
相変わらす六国見山がよく見えている.
<台の展望台から六国見山を望む>
■山ノ内の展望台(老人の畠跡)
14時10分,山ノ内の展望台(老人の畠跡)にも立ち寄ってみる.先ほどより六国見山は少し遠くなったが,その代わりに瓜ヶ谷を挟んで反対側の尾根が良く見えている.この尾根には現在通行禁止になっている裏大仏ハイキングコースがある.
この展望台から先,何処へ行こうかと迷う.この辺りは年がら年中歩いているところなので,特段に行きたいという所もない.
かなり迷った末に,今回は北鎌倉方面へ降りようかな.
<山ノ内の展望台>
<北鎌倉駅前へ>
■緑の中の生活道路
山ノ内の展望台から北鎌倉へ降りる細い道に入る.途中からすれ違うのがちょっと困難な狭い階段道が延々と続く.やや急な階段道なので,歩くうちにどんどん高度が下がる.
14時18分,瓜ヶ谷通りに突き当たる.この道路を渡って,再び北鎌倉住宅地内の路地に入る.
<狭い道を北鎌倉方面に下る>
■稲荷社
14時21分,路地に面した稲荷社に到着する.立派な鳥居の脇に「■稲荷社」と告示のある石柱が立っているが,■の1字が私には読めない.
駅近くの住宅地にある神社なので境内はそう広くはないが,立派な鳥居が立っている. 何時ものように鳥居をしげしげと眺める.
”う~ん…,反り増しがあって,柱は2本,貫が柱を突き抜けている,変形の台輪らしいものもある…ということは明神鳥居系の台輪鳥居ということになりそうだな…”
<稲荷社>
■北鎌倉駅前
路地を抜けて,14時25分,北鎌倉駅前に到着する.
ここまで来るとさすがに何人かの人と出会うが,何時もに比較したら人数は格段に少ないようである.北鎌倉駅前でまたどっちに行こうかで迷う.ただ電車やバスに乗るのは避けようと思う.一番望ましいのは六国見山に登って大船駅方面に下山するコースだが,このコースを通るには少々時間が押している.となると権兵衛踏切を渡って,横須賀線の線路とつかず離れずに大船駅方面に歩くか,それとも鎌倉駅方面に向かうかである.
ここで,ほんの20~30秒立ち止まって思案した結果,閃いた!
”そうだ! 久々に亀ヶ谷坂を通って源氏山へ登ろう…!”
人混みを避けるために,鎌倉街道の裏道を通って,建長寺方面に向かう.
<北鎌倉駅前に到着>
(後編につづく)
後編の記事
↓
(執筆中)
「鎌倉あれこれ」の前回の記事
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