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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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春うららの鎌倉;谷戸池・玉泉寺・龍宝寺・宮前御霊神社を一回り(2)

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                    <お伊勢山旧参道から大船観音と岡本神社を望む>

   春うららの鎌倉;谷戸池・玉泉寺・龍宝寺・宮前御霊神社を一回り(2)
                <<伏見稲荷・岡本神社・玉泉寺・龍宝寺>>
               (独り散策)
           2020年4月3日(金) 晴
前の記事(1)
  ↓
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/24d3657e8788b59bcf554f77e39307bf

<ルート地図>


←クリック拡大
※前掲

<お伊勢山神明社旧参道へ>

■玉縄の路地道
 14時08分,谷戸池近くの子育地蔵から歩き出す.バス通りを横断して,玉縄1丁目の住宅地に入る.この辺りはごく普通の住宅地が続く.
 14時13分,右折して道幅が狭い路地に入る,この路地の入口には,何の標識もないので,土地勘が無いと多分見落としてしまうだろう.この路地は龍宝寺裏山に通じる尾根沿いの散策路である.私は久々にこの尾根沿いの道を辿ってみたいと思う.
 路地の入口付近はとても綺麗に整備されている.入口から数十メートル先で階段に突き当たる.

<路地に入る>

■石仏と古井戸
 路地の突き当たり右側に4体の石仏が祀られている.その前には古井戸がある.この石仏の由来などまだ調べたことがないので,今のところ全く分からない.
 石仏に一礼してから,正面の階段を登り始める.

<石仏と古井戸>

■左手の階段道に入る
 階段を10段あまり登ると踊り場になる(14時14分).
 踊り場には「この道の由来」という案内板が立っている.ここで階段道は二手に分かれる.下の写真に写っている階段を登ると岡本神社,写真には写っていないが左手の石段を登ると伏見稲荷がある.伏見稲荷の先は土道.上り坂の切通をへて龍宝寺の裏山へ抜けることができる.案内板の記事によると,このみちはお伊勢山神明社旧参道(以下旧参道)だという.
 今回は伏見稲荷を参拝してから龍宝寺へ抜けようかと思っている.

<お伊勢山神明社急参道入口>

<伏見稲荷から旧参道へ>

■伏見神社
 旧参道入口から石段を数段登った左側に伏見稲荷がある.数年前までは半ば朽ち果てた社殿が建っていたが,今は立派に修復されている.ここは小さな神社だがなかなか味わい深い.
 近隣から鎌倉観光に来られている方でも,鎌倉に伏見稲荷があるのをご存じの方がきわめて少ないと思う.
 まずは赤い鳥居が立派である.この鳥居には立派な額束がある.また笠木に丸太状で反り増しがなく,貫は丸太ではなく柱までしかない.以上の特徴から,この鳥居は靖国鳥居ではないかと勝手に想像する(根拠に利用したのはサライ編集部(編)『神社の見方』.ただ私の解釈が間違っているかもしれない).

<伏見稲荷>

■大船観音と岡本神社が見える
 伏見稲荷の参拝を終えて旧参道に入る.ここからは土道になる.緩やかな上り坂が続く.
 土道を暫く登ると,進行方向右手の視界が広がる.振り返ると,山の緑の向こうに真っ白な大船観音の頭,眼下には岡本神社が見えている(冒頭の写真).
 さらに急山道を先に進むと小さな木が道をふさいでいる.多分,去年の台風19号による倒木だろうと思って,この倒木をまたいで通過する.さらにその先も心地よい山道が続く.

<小さな倒木>

■大きな倒木が道を塞ぐ
 14時17分,旧参道を歩き始めてから,まだ3分しか経っていないが,目の前に突如大きな大木が倒れている場所に到着する.
 ”やれやれ…これは! 随分荒れているな”
と思ったが,倒木の下を潜って先へ進む.

<巨大な大木>

■更に荒れる山道
 更に先へ進むと,すぐにまた倒木が道を塞いでいる.
 今回は私独りのぶらぶら歩きである.万一,事故でも起こしたら独りではどうにもならない.私はここで先へ進むのを諦めて,往路を引き返す.これで入口付近にあった小さな木の通せんぼうは倒木ではなく,通行不能の目印だったことにやっと気がつく.

<ますます荒れている旧参道>

<岡本神社>

■旧参道を戻って岡本神社へ
 旧参道を戻って,14時21分,岡本神社に到着する.
 またここでも鳥居の話だが,ここの鳥居も伏見稲荷と同じ靖国鳥居のようである.



←クリック拡大
※現地案内板を撮影

■岡本神社から見る伏見稲荷
 岡本神社の境内から先ほどお参りした伏見稲荷が見下ろせる.伏見稲荷の右側に見えている山道が旧参道入口である.
 岡本神社は小さな山の上に位置しているので,絶えず微風が吹きぬけている.

<伏見稲荷を望む>

■岡本神社からの眺望
 境内で一呼吸入れながら,大船方面の眺望を楽しむ.手前のマンション群の向こうに天神山が見えている.その先,遠くに見える山は鎌倉と横浜の市境の山である.

<岡本神社からの眺望>

<玉泉寺から龍宝寺トンネルへ>

■玉縄1丁目を通って玉泉寺へ
 14時22分,岡本神社から出発する.
 玉縄1丁目の道路を日比谷花壇大船フラワーセンター(以下フラワーセンター)方面へ向けて,ひたすら歩き続ける.やや単調な住宅地が続く.
 玉縄小学校方面への三叉路を通過して,14時28分,玉泉寺に到着する.当ブログに玉泉寺は頻繁に登場しているので,下手な説明は省略することにする.
 人の気配が全く感じない静かな境内の雰囲気を暫くの間味わってから玉泉寺を後にする.


<玉泉寺>

■龍宝寺トンネル
 玉泉寺の前の通りを,再びフラワーセンター方面に向けて歩き続ける.そして,14時32分,フラワーセンター手前の龍宝寺トンネルに到着する.
 一瞬,フラワーセンターに立ち寄ろうかと思ったが,今日はコロナ対策の一環としてなるべく歩き回る積もりだったのを思い出し,トンネルを潜って龍宝寺を訪れることにする.
<龍宝寺トンネル>

<龍宝寺>

■龍宝寺の山門
 14時35分,龍宝寺に到着する.
 立派な茅葺きの山門の先に今が見頃の桜が見えている.

<龍宝寺の山門>

■桜と新緑の境内
 山門を潜って境内に入る.桜と新緑でいかにも春らしい風景が広がる.気分最高.
 本堂に向かって,立派な石畳の参道をゆっくりと歩く.

<龍宝寺境内>

■新井白石の碑
 本堂手前の石段を登るのは省略.石段前で合掌.これで簡略な参拝を終える.本堂に向かって左手にある北条三代供養塔の参拝は省略して参道を戻る.
 途中,ちょっと寄り道して新井白石の碑に立ち寄る.
 14時39分,龍宝寺の参拝を終える.

<新井白石の碑>
                                            (記事(3)へ続く)

つづきの記事(3)
  ↓
(執筆中)

「鎌倉あれこれ」の前回の記事
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/3cee59363f58f9928dc080b61d378cd5

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