<湘南モノレール湘南江の島駅からの眺望>
春爛漫の鎌倉・藤沢を歩く;深沢・新林公園・江ノ島道周遊(3・完)
(迷走独りウォーキング)
2020年3月20日(金) 晴れ
まえ(2)の記事
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https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/8027c902481144311e6c7dea16462540
<ルート地図>
■江ノ島道
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※再掲
■深沢→清水塚口
<密蔵寺と本蓮寺>
■密蔵寺
15時29分,密蔵寺に到着する.ここは真言宗の寺.山号は実盛山.境内に入る.本堂に向かって左側に沢山の大師座像が並んでいる.
大分,日が傾いてきた.少し急がねば…
<密蔵寺>
■本蓮寺
江ノ島道を歩き続けて,15時35分,本蓮寺参道入口に到着する.本堂は長い参道の奥にある.時間が押しているので,どうしようかと迷うが折角ここまで来たのだからということで,100メートルほど奥まったところにある本堂を詣でる.この寺の由来などは,まだ調べてないので不明.
<本蓮寺>
<西行の戻り松と屋根のある道>
■西行の戻り松
15時41分,西行の戻り松に到着する.
以前,この松の由来について,誰かから拝聴した覚えがあるが,今,その内容が何だったかはっきり覚えていない…が,松のあまりの美しさに,旅の途中の西行が,この松をもう一度みたいということで,わざわざ引き返したとか.もちろん,この話はうろ覚えで定かではない,
言うまでもないが,今ここに植えられている松は,当時の松ではなく,何代目かは知らないが,植え替えられた新しい松である.
<日蓮の戻り松>
■屋根のある道
15時43分.道路の上に屋根がある場所に到着する.屋根の下には青果店がある.鉄骨製のしっかりした屋根である.いったい何のための屋根なんだろう? 余所者の私には分からない.いずれにしても道路に屋根があるのは面白い.
<屋根のある道>
<常立寺>
■常立寺に到着
15時43分,常立寺に到着する.深い林に囲まれた素晴らしい寺である.もちろんこの寺は言わずと知れた龍口寺の輪番寺のひとつである.境内に入る.折からお彼岸.境内には参拝客が結構訪れている.
<常立寺>
■伝元使塚
境内に入って左側に伝元使塚がある.文永の役後.誅した5人の元からの使者の塚である.詳細は下の写真の通りである.外国からの使者の首をはねるとは…現在の常識ではチョット?…と思うのは私だけだろうか.
余談だが…
第二次世界大戦中,私は国民学校と旧制中学で過ごした.2度の元寇が台風によって救われたという話から「神国日本」だと耳にたこができるほど聞かされた.戦況がだんだんと思わしくなり,海から遠く離れた信州の上空に敵の艦載機が飛来するようになった頃,
”早く神風が吹かないかな”
と真剣に願っていた頃のことを苦々しく思い出す.
私は歴史の素人なので詳しいことは分からないが,最近の研究では,元寇で負けなかったのは,台風よりも当時の武士の活躍の方が大きかったとか.
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※現地案内板を撮影
<龍口寺>
■湘南モノレール湘南江の島駅を通過
15時46分,常立寺の参拝を終えて,最寄り駅の湘南モノレール湘南江の島駅に向かう.
15時47分,湘南江の島駅に到着する.もう時間も押しているので,このまま湘南モノレールに乗って,真っ直ぐ帰宅するつもりだったが,湘南江の島駅に到着下途端に,
”折角,ここまで歩いてきたんだから,ほんのちょっと龍口寺に立ち寄りたいな”
という気になる.
<湘南モノレール湘南江の島駅近くの高架橋>
■龍口寺
湘南モノレールの線路の真下を通り抜けて,交通量の多い交差点をヒヤヒヤしながら渡って,15時53分,龍口寺門前に到着する.立派な山門の扁額に彫り込まれている「龍乃口」という字を見上げながら山門を潜る.山門のすぐ前にある10数段の石段を登って,龍口寺本堂前に到着する.
龍口寺は言わずと知れた日蓮宗の寺である,藤沢市の『藤沢観光マップ』によると,この寺の山号は「寂光山.日蓮宗内唯一の霊場本山であり,延元2年(1337年)に日法上人が日蓮聖人の四大法難のうち最も有名な龍の口刑場に建立したもので,県内唯一の五重塔や仏舎利塔,歯骨塚など沢山ある」という.
お参りを済ませてから,本堂の裏手にある舎利殿(正式な名称かな?)まで登りたいなと思うが,もう完全にタイムアップだ.また次の機会に龍口寺とその輪番寺を巡回することにして,今回はこれで終わりにして,大急ぎで湘南江の島駅に戻ることにする.
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※現地案内板を撮影
<湘南モノレールで湘南深沢駅へ>
■湘南江の島駅からの眺望
再び交通量の激しい交差点を渡って,15時59分,湘南江の島駅に戻る.
湘南江の島駅は,数年前に大改修が行われて,改札口のフロアまで何台かのエスカレーターを乗り継いで登れるようになったのが有り難い.多分,こんなに沢山のエスカレーターが設置されている駅も珍しいのではないかと思う.
改札口のフロアーから屋上に出られるようになっている.折角だから屋上に出てみる.屋上からの景色はなかなかなもの.日が西に傾きかけているが,富士山や丹沢の山々がとてもよく見えている(冒頭の写真).
<湘南江の島駅屋上からの眺望>
■湘南江の島駅発車
屋上からの風景を堪能してから,湘南モノレールのホームへ.
この駅には1編成しか停車できない.停車中の電車を挟んで降車ホームと乗車ホームがある.このモノレール,案外本数が多くて,日中はほぼ7分間隔で電車がある,とても便利で速い.
懸垂方式のモノレールは意外に珍しいらしく,湘南モノレールは海外でもかなり有名な存在のようである.
<湘南江の島駅>
■湘南深沢駅
湘南モノレールの電車は3両編成である.車内は対面4人掛けのシート.空いている.私は進行方向窓際の席に座る.現役のサラリーマン時代の一時期は,この湘南モノレールと東海道本線を利用して,東京丸の内まで通勤していた.あの頃は,湘南モノレールも湘南電車も途轍もなく混雑していて通勤が大変だった.若かったから通勤地獄にも耐えられたんだなと今になって思う.
昔のことを回想しながら車窓の風景を眺めている内に,湘南深沢駅に到着する.
<湘南深沢駅に到着>
<大平山公園を経由して出発点の清水塚口へ>
■大平山公園
16時17分,湘南深沢駅から歩き出す.バス通りの裏道を通って,大平山公園へ向かう.
深沢の集落を抜けると,大平山丸山住宅地内の結構長い登り坂が連続する.道路の両側には区画の大きさがほぼ同じ住宅が建ち並んでいる.
16時35分,大平山公園に到着する.この公園は一応サクラの名所でもある.
2~3日前から咲き始めたが,見頃はもう少し先のようである.
<大平山公園のサクラ>
■鎌倉中央公園清水塚口に到着
16時39分,無事,清水塚口に戻る.
足任せの出鱈目歩きをしたために,13時10分に歩き出したときには,全く予期していなかったコースを歩いたことになる.これも,足任せの出鱈目歩きの醍醐味である.言い換えれば一人歩きの真骨頂ともいえるだろう.いずれにしても迷いながらも楽しいコースを歩いたなと思う.
<鎌倉中央公園清水塚口>
■無事帰着
清水塚口に到着したところで,今回のお散歩の記録は終わりにしよう.清水塚口から急いで自宅へ.
こうして今日のウォーキングは無事終わる.今日の午後から結構長い距離を歩き回ったが,累積標高差はせいぜい200メートルというところである.やっぱり塔ノ岳登山とは日か気にならないなと一寸がっかり.まあ,全く歩かないよりは少しましだという程度だな.
コロナ騒ぎが早く収まって,年寄りで高血圧気味の私が安心して塔ノ岳に出掛けられる日が来るのがとても待ち遠しい.もっとも,その日が訪れても,もう塔ノ岳山頂を往復するだけの脚力は無くなっているに違いない.
<ラップタイム>
<<ルート①>>
13:10 鎌倉中央公園清水塚口歩き出し
13:20 深沢交差点
13:40 市境越えて藤沢市へ
13:52 稲荷大神
13:58 川名森久台2公園
14:02 新林公園入口
14:08 獣落し
14:21 片瀬山北児童公園(14:24まで)
14:43 片瀬川左岸
14:47 馬喰橋跡
14:52 岩谷不動入口
14:55 岩谷不動(14:57まで)
15:00 (往路を戻って)岩谷不動入口
15:06 江の島道標・泉蔵寺(15:08まで)
15:13 諏訪神社下社
15:20 諏訪神社上社(15:28まで)
15:29 密蔵寺
15:35 本蓮寺
15:41 西行の戻り松
15:43 常立寺(15:46まで)
15:47 湘南江の島駅
15:53 龍口寺(15:55まで)
15:59 湘南江の島駅
<<ルート②>>
16:17 湘南深沢駅歩き出し
16:35 大平山公園
16:39 鎌倉中央公園清水塚口着
[ウォーキング記録]
ルート① ルート② 合計
■水平距離 8.34 1.14 9.48km
■鉛面距離 8.36 1.14 9.50km
■累積標高(+) 140 48 188
■累積標高(-) 188 2 200
■所要時間 (休憩時間込み)
<<ルート①>>
鎌倉中央公園歩き出し 13:10
湘南江の島駅着 15:59
(所要時間) 2時間49分(2.82h)
水平歩行速度 8.34km÷2.82h=2.96km/h
<<ルート②>>
湘南深沢駅歩き出し 16:17
鎌倉中央公園着 16:39
(所要時間) 22分(0.37h)
水平歩行速度 1.14km÷0.37h=3.08km/h
<<ルート全体>>
水平歩行距離 8.34km+1.14km=9.48km
所要時間 2.82h+0.37h=3.19h
水平歩行速度 9.48km÷3.19h=2.97km/h
(おわり)
「鎌倉あれこれ」の次回の記事
(なし)
お断り;
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