<新林公園山道からの眺望>
春爛漫の鎌倉・藤沢を歩く;深沢・新林公園・江ノ島道周遊(前編)
(迷走独りウォーキング)
2020年3月20日(金) 晴れ
<ルート地図>
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<まずは深沢まで下る>
■何時ものように鎌倉中央公園清水塚口から歩き出す
新型コロナウィルス騒動で,混雑する乗り物を避けながらの生活が長くなると,さすがに気分が滅入ってくる.そこで今日は午後から2~3時間,思い切り歩いてこようかと思う.歩き出すときは,毎度のことだが,まずは何処を歩こうかと迷いに迷う.そんなとき,出発点に決めている鎌倉中央公園清水塚口で,右へ数歩,戻って左へ数歩…というように,まるで檻の中の熊のように行ったり来たりを繰り返す.
そのうちに,
”そうだ! 今日は江ノ島道でも歩いてみよう…”
と行き先が決まる.
13時00分,きりの良い時刻に清水塚口から歩き出す.
■青空に富士山
まずは深沢を目指して,住宅地の中の坂道を下り始める.
今日上空に雲一つない上天気である.風もなく穏やかでとても気持ちが良い.坂の途中で富士山が青空に溶け込むように見えている.宝永山の少し上まで真っ白な雪で覆われている.早速ここで写真タイムを取る.
私には,バカチョンの筈のデジカメの操作が,どうも難しくて,難しくて…
青空の中に溶け込んでしまいそうな富士山を何とか写したいなと思いながら,バカチョン撮影の他に露出を色々変えながら何枚も写真を撮ってみるがどれひとつ”いいな”と思える写真がない.仕方がないので多少露出不足ながら,何とか富士山が写っている1枚を,投稿しておくことにしよう.
富士山の山裾が薄らと見えているが,多分藤沢辺りだろう.そのずっと手前に湘南モノレールの線路(って言うのかな?)が斜めに見えている.湘南深沢駅から湘南町屋駅に向かうかなり急勾配の線路である.
坂道を下り終えると大慶寺,等覚寺,駒形神社などの社寺があるが,今日は専ら歩くのが目的なので,何時も参拝している深沢地区の社寺は立ち寄らずに近道をして藤沢方面へ向かうことにする.
<深沢方面へ下る坂道から富士山を望む>
<藤沢鎌倉道路を川名へ>
■笛田の田園地帯
13時21分,湘南モノレール下の道と藤沢鎌倉道路が交差する交差点に到着する.交差点で右折して藤沢方面に少し歩いたところで道路を渡る.菅原外科の前で笛田の枝道に入る.途端に自動車のうるさい音がなくなり,辺りは広々とした田園地帯になる.
<笛田の田園地帯>
■鎌倉市から藤沢市へ
裏道を選びながら藤沢方面に向けて歩き続ける.
13時38分,深沢高校正門前で右折して,藤沢鎌倉道路に合流する.合流した途端に自動車の往来が気になるが,この辺りは歩道が完備しているので,まずは安心して歩ける.
13時40分,鎌倉市と藤沢市の市境を通過する.進行方向左手,道路から少し入ったところに川名ゴルフ場の金網が見えている.40歳代の頃,家内と二人で1回だけこのゴルフ場で練習したことがある.でも,それっきり.ゴルフ諦めた.
<鎌倉市から藤沢市へ>
■稲荷大神
13時44分,バス停御霊神社前を通過する.御霊神社は「ゴリョウジンジャ」と読むのが正しいような気がするが,なぜかこのバス停名は「ゴレイジンジャマエ」.まあどっちでもイイカ.
ここから右折して,細い道をほんの5分も歩くと川名御霊神社があるが,今回は参拝を省略する.その代わりに枝道の角にある稲荷大神をお参りする.赤い鳥居を潜って,20段ばかりの階段を登ると小さな社殿がある.
このところ鳥居の形式が気になるので一言.
この鳥居,まず反り返しがない,従って神明鳥居系である.さらに額束があるけど,笠木が丸太,貫が丸太ではない…?? ということで私の分解能では「良く分からない」が結論.額束付きの鹿島鳥居変形ということにしておこう.
いずれにしても神社の鳥居は千差万別,なかなか面白い.
<稲荷大神>
<くねくね道に迷い込む>
■近道しよう!?
なるべく早く江ノ島道に入りたいなと思う.そこで三角形の2辺より対角線ということで,稲荷大神脇の枝道に入る.もう大分昔のことだが,確かこの道に入ったような気がしたので…
枝道に入ってみると,なんだか落ち着かない気分になる.進行方向右手は住宅,左手は山で高い崖,しかも道が右へ左へと何回も何回も屈曲する.
”ありゃ~っ…! 道間違えたかな”
でも,まあいいや,ついでだから行けるとこまで行ってみよう…ということで,どんどん先へ進む.たちまちの内に,一体何処を歩いているんだろう…全く土地勘がないので,見当が付かない.ただ漠然と南へ向かっているなと思うだけ.
<なんだか落ち着かない路地に入る>
■川名森久第二公園
13時57分,大きな建物に突き当たって,この道は終わりになる.進行方向右手に川があるのが分かっているので,近くに右方向に向かう道がないかなと思いながら辺りを見回すがちょっと見当たらない.仕方がないので,突き当たりを左に曲がる道を先へ進む.すると,13時58分,広々とした公園に到着する.川名守久第二公園という公園である.もちろん余所者の私のこと,この公園を訪れるのは初めてのことである.
”第二というからには,川名森久第一公園というのもあるんだろうな…”
<川名森久第二公園>
■公園から階段道へ
私は往路を戻る覚悟をする.でも折角だから公園を一回りしてみようと思う.
園内はとても良く綺麗に整備されている.公園に面して大きな集合住宅が建っている.その奥は森になっている.園内をぐるりと回る散策路がある.犬をつれた人が歩いている.
”素晴らしい公園だなあ…”
と思いながら散策路を回り始める.
散策路を半周した頃,山に向かう階段道があるのを見つける.
”どこへ行くのか分からないけど,階段道登ってみるか…?”
こういうのって,実に楽しい.
<階段道を登り始める>
<意図せずに新林公園へ>
■小さな上り下りの連続
14時02分,階段道を登り始める.良く整備された階段道なのでとても登りやすい.
ところが…ところが,である.この階段,予想以上に長い.あれよ,あれよという間に,随分と高度を稼ぐ.多分,標高が50~60メートルもあるかなというところまで一気に登る.さすがに汗ばんでくる.
その先も小さなアップダウンが連続する.この山道,一体何処なんだろう? 私は興味津々である.
14時06分,ベンチのあるちょっとした広場に到着する.この辺りで,進行方向左手の視界が開ける(冒頭の写真).この風景,なんだか見覚えのあるような,ないような…なんだか不思議である.
<小さなアップダウンが連続する>
■「獣落し」で頭の中の回路がつながる
14時08分,「獣落し」という立て看板の前に到着する.
”なぁ~んだ…ここか”
この看板を見た途端に,私の頭の中のスイッチがONになる.
”あの第二なんとやら公園から新林公園に入ったんだ…!”
これで私の頭の中の地図も関連付けができた.もうここからは”蛍の尻”だ(つまり明るいということ).
<獣落し>
■片瀬山北児童公園
14時21分,無事,片瀬山北児童公園に到着する.
児童公園は子ども連れの家族で随分と賑わっている.新型コロナ騒動で禁足中の家族連れが退屈しのぎに公園に来ているのだろうか.とにかくこの騒動,早く目鼻が付くのを願っている.
もちろん,結果オーライだが,本来は新林公園などに寄り道せずに,最短距離で江ノ島道に入るつもりだったので,当初何となく思っていたよりは時間的なロスが大分大きくなっている.
ここ児童公園から江ノ島道に出るには,どこが一番近道かは良く分からないが,まあ,川の方に向かって歩いていれば何とかなるだろうということで,児童公園沿いに道を適当に選んで歩き出す.私にとって,こんなメチャメチャ歩きが実に楽しいのである.
<片瀬山北児童公園>
(後編に続く)
後編の記事
↓
(執筆中)
「鎌倉あれこれ」の前回の記事
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/383db5cddc4bb8d09d6b31e829def063
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春爛漫の鎌倉・藤沢を歩く;深沢・新林公園・江ノ島道周遊(前編)
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