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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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早春の信州小諸の旅(6);北国街道(本町)とその周辺の社寺を一回り

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                <小諸不動尊>

      早春の信州小諸の旅(6);北国街道(本町)とその周辺の社寺を一回り
                 (独り散策)
           2020年2月27日(木) 晴;寒冷強風  (つづき)
まえの記事
  ↓
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/e9257464822004f091f7cd1ce5a4a590

<ルート地図>

■全体図

←クリック拡大
※現地案内地図を撮影
※再掲

<栃木から田町・六供へ>

■小諸商業の桜並木
 再び往路を戻って,11時11分,小諸商業の桜並木を通る.もちろん桜の蕾はまだ固い.小諸の春はまだまだ先のようである.
 小諸商業から少し先の三叉路を左に曲がって,国道から離れる.私は,幼少の頃,祖父母とともに諸で過ごしていたが,小学校に入学するときに小諸市内に引っ越した.その後も,この道を通って祖父母の家との間を頻繁に往復していた.その頃のことを懐かしく思い出しながら歩き続ける.

<小諸商業の桜並木を歩く>

■大きな庚申塔
 11時14分,立派な庚申塔の横を通過する.
 ”この庚申塔,昔からあったかナ…”
 私は若い頃,石塔群など古いものに全く関心がなかったからか全く寺奥になる.近くに立っている小さな石塔に「即法■(読めない)専信女■■奉巡礼西国■■板東為す一世」と刻字されている.この石塔から察してこの庚申塔は多分古いものだろうと推察される.
 その後も,昔の記憶を辿りながら懐かしい道を歩き続ける.

<大きな庚申塔>

<田町・六供の社寺>

■小諸西部の社寺概念図


■尊立寺
 途中で左折して,少し勾配が強い坂道を登る.進行方向右側に側溝がある.常識的には排水が流れていると思うだろうが,この道の側溝には実に綺麗な水が流れている.
 13時15分,尊立寺参道入口に到着する.
 日蓮宗の寺である.境内がとても綺麗に手入れされている.至って静か.この寺の由来などは調べていないので全く分からない.


<尊立寺>

■実大寺
 尊立寺の参拝を言えて往路を戻る.道路を挟んで反対側にある墓地は応興寺のものらしいが,今回は応興の参拝は省略して,実大寺を目指す.先ほど登ってきた坂道を下って,先ほどの三叉路に戻る.
 11時24分,実大寺入り口到着する.石段の上に瓦葺きの山門が建っている.石垣の登り口に法清山と刻字された大きな石塔が立っている.この寺の山号である.
 石段を登ると,目の前に本堂が建っている.静かなただ住まいで,人の気配はない.


<実大寺>

■道祖神
 11時26分,実大寺の参拝を終えて石段を下る.
 石段の登り口の右隣に大きな石の道祖神が祀られている.その先に駐車している白い車の左側に見えている階段が健速神社参道である.石段の上り下りが続くが,引き続き健速神社を詣でることにする.

<道祖神と健速神社参道入口>

■健速神社
 参道の石段を登って,11時26分,健速神社に到着する.
 この神社は小諸でも由緒のある神社のひとつだが,社殿はかなり質素だなという印象を受ける.境内には社殿以外にほとんど何もない.


←クリック拡大
※現地案内板を撮影

<北国街道(本町)の景観を楽しむ>

■■本町とその周辺の社寺


■コモロスミレが印象的な「みこしばし」
 健速神社の参拝を終えて,11時28分,中沢川に架かる「みこしばし」を渡る.橋の欄干に取り付けられている「コモロスミレ」が印象的である.
 橋を渡るとちょっと急な上り坂になる.

<「みこしばし」を渡る>

■北国街道;本町に突き当たる
 11時30分,本町に突き当たって,今登った道は終わりになる.本町は北国街道筋なので途端に装飾された綺麗な道になる.突き当たった三叉路を左折する.

<本町の三叉路を左折>

■情緒豊かな町並み
 本町には旧街道の遺構が沢山残っている.格子戸と白壁が美しい.
 そういえば私が幼少の頃,小諸は「白壁の街」と呼ばれていたのを思い出す.隣の滋野駅から信越本線の列車に乗る.暫くの間1000分の25の急勾配が続く.この急勾配を登り切った途端に,汽車の速度が速くなる,同時に前方に沢山の白壁がピカピカと光る小諸の街が見え出す.こんな開放感に満ちた風景を,上田の中学高校に通う6年間楽しんでいた…そんな古いことを思い出しながら街並みをデジカメに収める.

<白壁の家が美しい本町通り>

■そうだ! 成就寺へ行ってみよう!
 光岳寺の少し手前に成就寺の案内板がある(11時34分).
 ”そうだ! 良い機会だから成就寺まで足を伸ばそう…!”
ということに決定.一人旅は臨機応変にコースを変えることが出来るのでありがたい.

<成就寺への道案内>

<成就寺>

■山門までの長い上り坂
 以前,成就寺を訪れた記憶はほとんどない.今回が初めて訪れるのだろうか.その辺は定かではないが,まあ兎に角行ってみよう.
 本町から三叉路を左折する.すぐその先で右に曲がる.ここから先,上り勾配の道がず~っと先まで続いているのが見える.一目見て,
 ”ウェ~…! これ登るのか!”
と溜息が出る.
 でも,ここで止めては癪である.もうやけになって坂道を登り続ける.
 11時37分,成就寺山門に到着する.この寺の山号は天国山.山門のさらにずっと奥にある本堂が見える.大きな寺である.多分,この寺に全く来たことがないとは思わないがどうも記憶に亡い.とにかく参道をゆっくり歩いて本堂まで行ってみることにする.

<成就寺の立派な山門>

■学童集団疎開の碑
 参道の途中に学童集団疎開の碑が立っている.
 この碑の文章によれば,1944年(昭和19年),杉並区大宮国民括弧3年生,6年生53名がここに疎開していたという.昭和19年といえば私も国民学校6年生だった.そういえば,当時,東京から沢山の学童が疎開していた.我が家にも,暫くの間,母の兄一家が疎開してきていた.戦時下の当時は世の中ってこんなものだと別に気にかけることも亡かったが,今になって振り返ってみると,とんでもない時代だったなとつくづく思う.食べ物もろくになかった時代である.皆,生きるために四苦八苦していた.集団疎開をしていた方々の困窮度は,多分,私たちより一層ひどかったと思う.
 この碑を眺めながら戦争末期の状況を沸々と思い出す…が,ここで記述すると愚痴っぽくなるのでやめておこう.ただあんな時代は二度と経験したくないと思うばかりである.

<学童集団疎開の碑>

■「小諸想い出」の歌碑
 学童集団疎開の碑のすぐ後ろに「小諸想い出」の歌碑が立っている.
 どうやら当時疎開していた方々が作詞作曲したもののようである.読み進むうちに図らずも涙する.そういえば,国民学校の卒業式があったかどうか思い出せない.国民学区卒業後,私は上田にある旧制中学校に進学したが,敗戦色濃厚な頃だったためか入学式はあったんだろうか.敗戦前後は授業もほとんどなく勤労奉仕に明け暮れていたように記憶している.
 この詩を読んでいる内に,忘れたいことも思い出す.そういえば,中学で仲が良かった疎開の子,戦後まもなく帰京した.まだ存命だろうか.
 なんとなくしんみりした気分になっちゃった.でも,もう遠い遠い昔の話.半世紀以上も前の昔話だな.すっきり忘れて今に戻ろう.

←クリック拡大

■成就寺本堂
 参道の突き当たりに立派な本堂が建っている.向かって左手にある派手な建物は小諸不動尊である(冒頭の写真).本堂は白壁作りである.軒下に多彩な緞帳がぶら下げてある.本堂前の1対の灯籠も景観を引き締めている.
 この寺の何となく華やいだ雰囲気が素晴らしい.


←クリック拡大
※現地案内分を撮影

<光岳寺>

■光岳寺山門
 11時42分,成就寺の参拝を終える.
 往路をそのまま戻るのも芸がないので,境内脇にある駐車場を横切って道なりに元の方向へ戻る.林と民家が入り交じった静かな道が続く.緩やかな下り坂である.私も始めて通る道のようである.
 11時47分,立派な寺の山門の前に到着する.山門の扁額には「天獄山」と書いてある.光岳寺の山門だ.
 ”なるほど! ここへ出たのか!”
 それにしても小諸はさすが宿場町である.それほど大きな街では二が実に沢山の寺がある.

<光岳寺の山門>

■立派な本堂
 まずは本堂前へ.
 大きな屋根が印象的である.さきほどの成就寺と比較すると,とても地味で落ち着いた雰囲気の寺である.ここは浄土宗の古刹である.それ以上の情報はまだ調べていない.

<光岳寺の本堂>

■光岳寺の高麗門
 光岳寺の高麗門を見上げる.写真を撮ったが,丁度逆項になってしまい何が何だか分からない写真しか撮れなかった.
 小諸市の観光案内によると.この門はもともと小諸城内にあったものを,ここに移築したとのこと.

<高麗門>
                                                          (つづく)
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(執筆中)

断り;
 これらの記事は,私のボケ防止と趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
  また,当ブログ記事を読んで,不快になられた方は,以後,当ブログへのアクセスはご遠慮下さい.
 なお,古い記事には顔写真が掲載されていますが,すべてご本人の了承を得た上で掲載したものです. 






























 


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