<龍宝寺の春>
鎌倉大船地区の社寺を一回り(3);龍宝寺の梅の花と神楽殿のある諏訪神社
(独りウォーキング)
2020年1月29日(水) 晴・暖
まえの記事
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https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/e3ec098cd39685e44101f8c0f4d87539
<ルート地図>
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※再掲
<龍宝寺トンネル潜って龍宝寺へ>
■龍宝寺トンネル
日比谷花壇大船フラワーセンターを一回りして外に出る.
”さて、これからどうしよう? どこを回ろうかな…”
毎度のことながら、特に行き先も決めずに歩き始める私は少々戸惑う.
”では、まあ、近くにある龍宝寺を最初に回ろうかな…”
…と、言うのも2月4日にお絵かきのグループとこの辺りを散策する予定があるからである.確か龍宝寺にもきれいな梅が咲いていたような記憶があるが、ちょっと確かめてみたい.
14時02分、龍宝寺トンネルに到着する.どっちが上りか下りか分からないが、片側2車線が一つのトンネルの中に吸い込まれている.つまり2本のトンネルが並行して作られている.そんなに長いトンネルではないが、通り抜けるのに何となく閉塞感があって嫌な感じである.
<龍宝寺トンネル>
■龍宝寺の山門
トンネルを抜けて、14時04分、龍宝寺山門の前に到着する.
大きくて立派な茅葺きの山門がデンと構えている.山門の扁額には金文字で「陽谷山」と書いてある.言わずと知れた当寺の山号である.ここは曹洞宗の寺.玉縄北条氏の菩提寺として有名なところである.
<龍宝寺の山門>
<龍宝寺拝観>
■花の向こうに本堂が見える
山門を潜ると石を敷き詰めた立派な参道が本堂まで続いている.本堂に向かって左手にかなり大きな幼稚園がある.今日は休園日なのか分からないが、園児の姿はなく静まりかえっている.反対側の右手には玉縄民族資料館、旧石井家住宅など見所があるが、今回は見学を省略する.
参道を奥に進むと、大きな梅の木がある.梅の木の向こうに本堂が見えている.
早速、お目当ての梅を見に行く.まだほんの1~2分咲きだが、ちらほらと咲き出した梅と本堂との調和が実に美しい.ここは草花の名所でもある.足元の草花からも春の息吹が感じられる.
もうちょっと梅の木に近づいてみよう.
私には草花のことはからっきし分からないが、紅色の梅と白い梅が咲いている.なんとも優雅で穏やかである.私は愛用のおんぼろデジカメを宥めすかして、たくさんの写真を撮る.その中で何とか見るに堪えられるのがこの写真である.梅の枝の向こうに何となく見えているのが本堂の屋根である(冒頭の写真).
<梅と本堂>
■新井白石の碑
本堂でお参りを済ませて、参道を引き返す.
途中、幼稚園の前で右折して10メートルほど中に入ったところに新井白石の碑がある.以前はもう少し先にあるやぐらの中に安置されていた.この石碑はかなり風化されていて、何が刻字されていたのか全く分からない.新井白石は玉縄に知行があったとのことである.
<新井白石の碑>
■旧石井家住宅
玉縄幼稚園と道を挟んで反対側にある旧石井家住宅を外から眺める.この住宅は後北条時代(17世紀)の地侍の家だとのこと(『かまくら子ども風土記』p.237).
<旧石井家住宅>
■玉縄ふりさと資料館
旧石井家住宅の隣に玉縄ふりさと館が建っている.もう何十年も前に一度見学したことがルが、どんなものが展示されていたのか全く覚えていない.
今回も明るいうちにもう少し歩きたいので、見学は割愛することにする.
<玉縄ふるさと館>
<諏訪神社>
■諏訪神社の立派な鳥居
14時11分、山門を潜って境内から外へ出る.
”さて、どこへ行こうかな…”
と立ち尽くす.これも気ままなお散歩につきものの迷いである.迷った末に、せっかくここまで来たのだから、もう少し足を伸ばして、諏訪神社詣でをしようと決める.
龍宝寺前の道路を右折する.極々緩やかな上り勾配の道である.
14時52分、進行方向右手に建っている諏訪神社の立派な鳥居の前に到着する.鳥居の先にはえらく長い石段が聳えているのが見えている.
”あれを登るのか…”
と一瞬ひるむが、折角ここまで来て、何を言うのかと自分に言い聞かせる.
<諏訪神社の鳥居>
■長い石段の参道
長い石段をユックリと登り続ける.後期高齢者も良いところの私には結構つらいものがあるが、一段一段注意をしながら登り続ける.
<長い石段の参道>
■諏訪神社拝殿
石段を登り詰めると三方を山に囲まれた広場に到着する.
広場の左手に拝殿がある.山を背負ったただ住まいが何とも素敵である.まずは参拝を済ませる.
拝殿の軒下に「大船町玉縄村合併記念」と大書した記念板が奉納されている.前掲書(p.239)によると、北条氏綱が長野県の建御名方神を玉縄城の守護神として祀ったのが始まりだという.また「古くからあった鎌倉権五郎の御霊社を合祀したという.現在は玉縄地区全体の鎮守になっているとのこと.
<諏訪神社拝殿と奉納された記念板>
■神楽殿
拝殿と反対側に立派な屋根の神楽殿が建っている.
神楽殿の背中に見えている山を越えた反対側が先ほど参拝した龍宝寺である.
しばらくの間、静かな境内の雰囲気に浸りつづける.
<諏訪神社の神楽殿>
(つづく)
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(執筆中)
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