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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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師走の三浦半島;田浦梅林・乳頭山・畠山・十三峠周遊(1);JR田浦駅から田浦梅林入口へ

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                                 <田浦梅林入口から田浦大作長を見下ろす>

  師走の三浦半島;田浦梅林・乳頭山・畠山・十三峠周遊(1);JR田浦駅から田浦梅林入口へ
               (箱根ハイク・グループ定例会)
              2019年12月14日(土) 快晴

<ルート地図>


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<JR田浦駅から歩き出し>

■戸惑い
 久々に箱根ハイクグループの定例会に参加することにしたが,あいにくの土曜日.
 土曜日は天気さえ良ければ,必ず塔ノ岳に出かけることにしているので,出発間際まで,”さて,今日は塔へ行くか,それとも箱根ハイクか”で迷いに迷った.ただ,塔ノ岳に出かけるんだったら,4時ちょっと過ぎに自宅を出発しなければならないが,迷っているうちに出発時間が過ぎてしまう.
 ”まあ,今年一年の締めくくりをかねて,箱根ハイクの方に出てみようかな…”
 そう決心して,5時過ぎに幹事役のPC,やっぱり参加しますというメールを送信する.
 ”これで決まった…”

■田浦駅集合
 こちらのグループの集合場所はJR田浦駅,10時00分である.私の家の最寄り駅の大船から田浦までは横須賀線で5駅目.直通電車に乗ればわずか20分程度で到着してしまう.PCで電車の時刻表を調べてみると,大船発9時18分の電車に乗れば集合時間の15分前に楽々と到着する.
 …となると,今度は朝の時間をもてあます.
 何かまとまった仕事をするには短すぎるが,でも,何かができる.4時から7時過ぎまでは,PCに向かったり朝食を撮ったりで何とか過ごすが,もう駄目.まだ出かけるには早すぎるのが分かっているのに,8時前に自宅を出発してしまう.
 近くの駅から湘南モノレールに乗車して,8時過ぎに大船駅に到着してしまう.
 ”ありゃりゃ~っ,…しょうがないなぁ!”
 ということで,駅コンコース沿いのBecker's避難.時間まで粘る.時間が経過するのが遅いこと,遅いこと…せっかちの私はいらいらするばかりである.

<大船駅Becker'sで時間つぶし>

■JR田浦駅から歩き出す
 やっと時間をつぶした…が,まだ時間が早すぎて,予定より1本前の電車逗子行に乗車してしまう.
 ”逗子で乗り換えるの面倒だがマア,イイカ…”
 逗子駅ではなんと1番線(上り電車のホーム)に到着.階段を渡って2番線に回ってくれとのこと,”ナンジャ,ラホイ!”.面倒くさいが子延享を渡るしかない.乗り換えた電車は4両編成.急にローカル色が豊かになる.
 ほどなく田浦駅に到着する.すでに数人先着している.今回の参加者は8人.全員男性である.ただし,参加予定の一人が集合時間までに表れないが,KGリーダの判断で予定通り歩き出すことになる.
 今日は日中気温が上がって11月中旬並みの暖かさになると天気予報は言っているが,今のところ,まだ大分寒い.それに,今日は風がちょっと強そうである.

<田浦神明社>

■JR田倉駅から神明社
 10時丁度に田浦駅海側出口から歩き出す.右手に自衛隊関係の建物,左手に断崖を眺めながら交通量の少ない舗装道路を歩く.つい最近建てられたばかりの民家の間から横須賀線踏切を渡って,10時07分,田浦神明社に到着する.
 「折角だから,参拝しましょう…」
とリーダーのKGさんが提案する.
 境内に入る.立派な境内である.

<田浦神明社に到着>

■まずは参拝
 立派な神社である.
 正月を迎える準備だろうか,近隣にお住まいと思われる方々が入れ替わり立ち替わり神社を訪れている.その中の初老の男性数名が参道の階段を丁寧に掃除している.登るのをちょっとためらいそうな長い階段がある.

<神明社の鳥居>

■神明社の拝殿と神輿
 石段を登って,神妙にお参りを済ませる.私の願いはただ一つ.親族ともに,に健康で過ごしたいということだけ.それ以上多くは望まない.
 この神社の由来は,入口に設置されている案内板に詳しいが,読んだとたんに忘れてしまったので,ここでは割愛する.
 社殿の左隣に白い建物が建っている.この中にはどうやら立派な神輿が格納されているようである.どんな神輿か視たことはないが,さきほど田浦駅コンコースに展示されていた写真の中にこの神社の神輿らしい写真があった.写真で見ての印象だが,なかなか立派で大きな視模試のようである.

<拝殿と神輿収納庫>

<田浦梅林入口へ>

■ちょっと遅れます…
 集合時間に表れなかった人からリーダーに電話が入る.電車が遅れたとのことで,田浦到着が遅くなるとのこと.リーダーが田浦駅まで出迎えに戻ることになる.その間,残りのメンバーは神明社でひなたぼっこをしながら待っていることにする.ところが,当の本人が,なかなか田浦駅に到着しないようである.
 リーダからの指示で,私が皆さんを案内して,先に歩いてくれとのこと.
 「では,ゆっくり歩いて,梅林入口のトイレの前で待ってます…」
ということで,10時43分,ようやく神明社から歩き出す.
 「では,私が案内しますので,ゆっくり歩きましょう…」

■長善寺
 田浦郵便局前の跨線橋を渡って,田浦町の閑静な住宅地内を南に向かって歩き始める.ところが「ゆっくり歩きましょう」と言っているにもかかわらずお一人がどんどん先へ行ってしまう.私は腹の中で怒っているが,口に出せないので放置する.どうせこの先の三叉路で立ち止まるに決まっているから… 
 先にどんどん行ってしまう男性の歩く姿を見ながら,
 ”この人,途中でバテるな…”
と直感する.案の定,結果的にその通りになった.
 予測通りに三叉路で,この男性は私たちの到着を待っている.
 三叉路を右折して,10時51分,長善寺前を通過する.長善寺の由来など何時か調べたいなと思ってはいるが,まだ調べていない.
 
<長善寺>

■田浦梅林入口に到着
 10時54分,田浦梅林入口に到着する.
 「梅の里」の看板が取り付けられているトイレがある.その前の広場で,リーダーのKGさんと遅参者の2人の到着をひなたぼっこしながら待つことにする.
 近くに京浜急行の線路がある.電車が車輪の音を響かせながら実に頻繁に通り抜けていく.
 10分ほど待っているとお二人が到着する.
 リーダーが
 「お待たせしました…では出発しましょう…」
 「休憩撮らなくて良いですか?」
と思わず聞いてしまう.
 私は余計な出しゃばりかとも思ったが,
 「…これから急階段が続きます.ここを利金で登ると後が続かなくなりますので,できるだけゆっくり,息が切れないように注意して登りましょう…」
と一同に言う.何しろほぼ全員が70~80歳代の老人男性である.こんな方々に助言するには結構勇気がいる.
 11時03分,田浦梅林入口から長い上り階段を登りはじめる.
 私は心中で,
 ”もし当のだけに登っていたら,今頃は間違いなく下山途中だな…”
と比較してしまう.
 このグループは,こんな遅い時間から,やっと本腰が入り始めたからである.違和感大.
 階段を登り切ると,眼下に田浦大作町の町並みが山に囲まれるように見えている(冒頭の写真).

<田浦梅林入口>
                                                   (つづく)
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