<62単位分のノート>
老いぼれ通信教育大学生の孤軍奮闘記
2019年12月8日(日) 晴れ
■太平洋戦争開戦の日
今日は,2019/12/8,
あの太平洋戦争が始まった日である.
もう,大方の人は,今日が開戦の日だということも,意識せずに過ごしておられることと思う.でも,昭和1桁も良いところの生まれの私には,やっぱり忘れられない日である.
私,あのとき小学生.
開戦と聞き,興奮し,感激した.
そんなことを鮮明に覚えている.
「鬼畜米英」,
「八紘一宇」,
「欲しがりません! 勝つまでは!」
「一億火の玉」
…,
…,
あの頃覚えたプロパガンダが今でも頭にこびりついている.
教育の力って,凄いものだなとつくづく思う.
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■一体私は何で絵を描いているの?
開戦記念日という特別の日の明け方,私はPCを通じて,制限時間1時間のテストを受けていた.
実は,私,この年になって,京都にある某芸術系大学の通信教育学部の学生である.
私の趣味の一つに水彩画がある.まだ始めて10年足らずのヘッポコの水彩アマチュアである.でも描きながら,
*一体私は何で絵を描いているんだろう?
*なぜ私は勝手に絵を描いていられるんだろう?
という2点が不思議で仕方がなかった.
余談だが…
ナチス時代のドイツでは,個人が絵を描くことまでは禁止されていなかったが,自分の絵を他人に見せることは禁止されていた.日本でも戦時中は当時の公序良俗に反する絵は描けなかった.
今私が絵を楽しんでいるのにも,生活にほんの少しだが.余暇を楽しむだけの経済的,心理的ゆとりがあるからできることである.画材も昔に比べれば安価で入手しやすい.江戸の庶民は歌舞伎や浮世絵を楽しんだかもしれないが,果たして自分で絵を描いていただろうか.そんなこと,を歴史をたどりながら調べてみたい.洋の東西を問わずに…多分,今の私たちが社会的にも経済的にもずいぶんと恵まれていることに気付かされることだろう.
実は,これまでも近場の大学の公開講座をずっと受けていたが,何となくとりとめの無い感じがして,しっくり来なかった.個々の公開講座はもちろん素晴らしいが,どうも全体を体系化することが困難である.
そこで,何か系統的な勉強をして,前掲の二つの疑問を解き明かしたいなと思うに至った.そこで,軽い気持ちで,広告で良く目にする京都の某芸術系大学の通信教育部3年次に編入学してみることにした.それがのが昨年4月.
■来年3月で一区切り
歳月は経ってみるとアッという間で,もう来年3月で卒業ということになる.
今日(12/08),秋学期分のレポートをやっと提出.
これで秋学期(今年12月E)までに,何とか62単位が取れそうなので,後は卒論提出で卒業できる(捕らぬ狸の皮算用だが…).
昨年4月以来,テレビを見る代わりに,PCに映し出される教材を眺めながら,セッセとノートを取った.その結果が冒頭の写真に写っているノートの山である.中身はφ1.6mmの太字のボールペンで,大きな字で乱雑に書き殴っているので,札数の割には,内容は希薄かもしれない.
<雑然としたノートの中身>
■ブログ記事投稿も滞りがち
そんな事情で,今日までは超多忙だった.それで当ブログも投稿が滞りがちであった.
今日のレポート提出が終わって,やっと時間の余裕ができた.
これまでの悪戦苦闘の足跡は,先ほど説明した何冊かのノートとして残った.
この写真に写っているノートは,全部で62単位分ある.3年次編入生の卒業要件は60単位+卒業論文である.したがって,BFA(美術楽士)に必要な最低限の知識を集めるとこのノート群ということになる.
今更,大学卒の資格は必要ないが,まあ折角だから卒業論文も書いて,来年3月には卒業しちゃおうと張り切り始めている.そうなると,また,ブログの更新も,途切れ,途切れ…ということになってしまうな~ぁ…
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そんな折,この大学から通信教育の大学院(修士課程)に応募しないかという誘いがあった.修学期間は2年以上4年以内.修士(芸術学)の学位を頂戴できるんなら満更でもないが,私ももう十分に高齢だし…2年も寿命が持つかな.それに,肝心の「脳みそ」が随分と水っぽくなっているんで,とてもではないが無理かな.
まあ,そんなこんなで,この先の私は何やら混線模様である.
(おわり)
「閑話休題・日々雑感」の前回の記事
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(なし)
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