<大慶寺の掲示板>
初冬の鎌倉;深沢の古刹を訪れる
(独り散策)
2019年12月6日(金) 晴れ
■まずは等覚寺
月が改まったときの私の楽しみの一つに,近場の寺を一回りすることがある.その理由は,月初になると寺の山門脇の掲示板に新しい標語(と言うんだろうか?)が掲載されるからである.
まずは等覚寺.
ここは高野山真言宗の寺.この寺の山門の掲示板には,こんなことが書いてある(冒頭の写真).
”仏心は慈と悲なり
大慈はすなわち楽を与え
大悲はすなわち苦を抜く
抜苦は軽重を問うこと無く
与楽は親疎を論ぜず”
浅学の私には一読しただけでは,理解しがたいお言葉だが,読み返すうちに「なるほど」と思えた.
■大慶寺
続いて大慶寺を訪れる.ここは臨済宗の古刹.
ここの掲示板には冒頭の写真のようなお言葉が書かれている.
”漫然と生きているのが
一番いけない
人間は何か
希望を持たねばならぬ
希望は小さくてもよい
自分独自のものであれば
必ずいつか
それが光ってくる
そして
その人を助けるのだ”
この大慶寺の掲示板のお言葉に,わたしは強い感動を覚えた.特に”希望は小さくてもいい,自分独自のものであれば”というところを読んだときに体全体に電流が走ったような気がした.そして,大いに勇気づけられた.
”なるほど! 屁理屈を捏ねながら我流で絵を描きながら苦しみ楽しんでいるが,いつか光ってくるぞ…”
何だか急にやる気が出てきた.
このお言葉の脇に今月のカレンダーが置かれている.そこには,
”無事安寧”
と書かれてる.
我が家もかくありたいなと思う次第である.
<大慶寺にて>
(おわり)
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(なし)
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