<大沼国定公園>
名湯湯之川温泉とお手軽ロマンチック函館2日間;第1日目(2);大沼国定公園
(神奈川美術協会会員親睦旅行:阪急交通社)
2019年10月31日(木)~11月1日(金)
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第1日目;2019年10月31日(木) 晴
<ルート地図>
■大沼国定公園と駒ヶ岳
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■大沼国定公園駐車場付近
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※観光案内より引用
<函館空港から大沼国定公園へ>
■立派な専用バス
函館空港に到着した神奈美会員9人は,他の参加者と一緒に,添乗員の誘導に従って専用バスに乗車する・なかなか立派なバスである.ただ私達9人は一番奥の席に追いやられている.まあ,ざっとこの写真の通りである(ちょっとボケた写真だが・・・).別に文句を言うつもりはないが,9人の大所帯となると,やっぱり敬遠されるのかな?
11時57分,私達を乗せた専用バスは,函館空港から発車する.
<私達の席は一番後ろ>
■紅葉が見頃な車窓
函館空港を発車すると,ほどなく郊外に出る.すると進行方向左手には,いかにも北海道らしい広々とした風景画広がり始める.道路は空いていて一直線に伸びているところが多い.今日は10月最後の日.晩秋である.車窓からは丁度見頃を迎えた紅葉が一面に広がっている.多少白雲が湧いては居るがくっきりとした青空がいかにも秋らしい.
<車窓の紅葉が美しい>
■大沼国定公園に到着
私達を乗せた専用バスは,12時49分,予定通り大沼国定公園駐車場に到着する.
大沼湖の周辺は予想以上に観光施設が建ち並んでいてちょっと意外な感じである.広い駐車場には沢山の観光バスが駐車している.
私達は添乗員の誘導に従って,ソソクサとどこかへ向かって歩き出す.正直なところ,一体何が始まるのか良く分からないが何となく慌ただしい.
<大沼国定公園に到着>
<遊覧船乗り場へ>
■大規模な観光施設
私達はせかされるような気分で添乗員の後を追う.沢山駐車している観光バスと何かの建物の間をせかせかと歩く.
現地で入手した観光案内によると,ここの標高は5.3メートルとのこと.
<添乗員の後をせかせかと歩く>
■遊覧船乗り場
ほんの数分,セカセカ歩きをして,「ゆうらん船」乗り場に到着する.遊覧船はオプションなので乗る乗らないは各自の自由だが,いきなり1人になっても右左が全く分からないので,付和雷同・・・ということで私も皆様と一緒に観光船に乗ることにする.
建物の壁には「ゆうらん船」,「観光船」,モーターボート,レンタルボートなどの文字が並んでいるが,正直なところ遊覧船と観光船の区別が私には分からない.私達は一体どっちに乗るんだろうか.
<「ゆうらん船」乗り場と乗船券>
<遊覧船で「島巡り一周」>
■遊覧船(かな?)に乗船
「かんこう船」と遊覧船の違いが私には分からないが,添乗員から乗船券を手渡され乗船する.第一印象は,やけに背が低くてのっぺりしていて,デッキもない.何だか屋形船のような感じである.後で分かったことだが,この「のっぺり」には,「のっぺり」でなければならない理由がちゃんとあった.
<観光船に乗船>
■少々柄の悪いガイド
観光船の内部は至って簡単.中央に通路があって両側に3~4人掛けの質素な椅子がずらりと並んでいる.まるで小さな教会が水に浮かんだような感じである.一番先頭に地元のガイドが乗船している.
早速ガイドの説明が始まる.どことなくちょっと訛りがある.話の途中で何回もギャクを飛ばすが,このギャク,見え見えで少し下品.余り面白くない.苦笑連発(私は・・・である).
<観光船に乗船>
■まずは大沼湖を一回り
大沼国定公園には,大沼湖と小沼湖の二つの湖がある.
私達を乗せた観光船は,まずは大沼湖を一周する.大沼湖の中に幾つもの小さな島がある.遠くにはえらく尖った形の駒ヶ岳が見えている.駒ヶ岳を円形に,小さな島々を近景にした景観はなかなか見応えがあって素晴らしい.まるで箱庭を大きくしたような風景である.
駒ヶ岳の格好もなかなか美しい.あの尖りはいくら山登りが好きな私でも,とてもではないが登れないが,今見えている稜線のどこでもいいから登ってみたい.多分素晴らしい鳥瞰が広がっているに違いない・・・なんて勝手に想像する.
湖面は意外に混雑していて,何隻かの観光船やモーターボートとすれ違う.
<観光船が行き交う大沼湖>
■美しい景観
駒ヶ岳と小島が箱庭のように実に美しい.なかなか見応えのある風景が次々に広がるので飽きることがない.
”もう少し高い位置からこの景色を見たらさぞかし見事だろうな・・・”
現地ガイドの説明によると,湖に浮かぶ小島の数は全部で126個だとのこと.なお,北に聳える駒ヶ岳の標高は1,131メートルである.丹沢の大山より少し低いが,威風堂々,なかなかの山容である.
<駒ヶ岳遠望>
■小沼湖へ
13時16分,函館本線と国道のガード下を通り抜けて小沼湖へ.
案内人が,
「観光船は,このガードを潜れるように天井を低く作ってあります・・・」
と説明する.なるほど! そうだったのか.
小沼湖の水深は極めて浅いために,この観光船が通れる場所は限られているとのこと.
<国道と函館本線のガードを潜る>
■小沼湖から駒ヶ岳を望む
小沼湖の中央部を一回りする.
何時の間にか上空にはかなり厚い雲が湧いている.どうやら天気は下り坂のようである.
相変わらず駒ヶ岳が良く見えている.
<小沼湖>
■再び大沼湖へ
13時19分,ふたたび函館本線と国道のガード下を潜って大沼湖へ戻る.
大沼湖の魅力は湖面に散在する島々の景観にあることが良く分かる.中には大きな石塔が立っている島もある.一体,あの石塔は何なんだろうか.
船着場に近づくと,近くの島に人影が見える.
”あんなところへ行けるんだな・・・”
改めて現地で貰ったパンフレットを見ると,いくつかの島を廻る散策コースがあるようだ.
”しまった! 観光船に乗るよりも,島巡りの遊歩道を歩いていた方が良かったな・・・”
13時31分,私達を乗せた観光船は船着場に戻る.下船.
<大沼池に浮かぶ小さな島々>
(つづく)
<ちょっと遅い昼食>
■食堂探してウロウロ
このツアーには昼食が入っていないので,各自適当に・・・とのことである.私達神奈美会員9人は一緒にどこかで食事をしようということになる.そこで公園風の広場を適当に歩きまわり,たまたま眼に入った大きな建物に近づいてみる.
”ありゃ! 食堂はお休みのようだな・・・”
<立派な建物>
■適当に・・・ここしかないな
次の建物に移動する.外観が一寸オシャレな2階建ての建物の1階が食堂のようである.
”探すの面倒だから,ここにしよう!”
ということで,店の中に入る.先客は居ない.ちょっと殺風景で,学生街の定食屋というイメージである.でも,まあ,食べ物があれば何でもいいや・・・
いくつかのテーブルが並んでいる.一つのテーブルに4人座るとして,15~20名ほど座れるだけのスペースがある.壁に沿って何種類かの土産品が陳列されている.
カウンターには,それほど愛想が良いとも悪いとも言えない中年女性が1人店番をしている.
<ちょっと格好いい建物>
■私は塩ラーメン
食べ物の品数はあまりないが,私は塩ラーメンを所望する.一口食べてみる.
”おや・・・結構,美味しいぞ!”
サッパリとしていて,麺のからみも良くて逸品である.
気をよくした私は,今夜の夜食用に・・・と思って,「大沼まんじゅう」とやらをお買い上げ(下の写真のラーメン脇に写っている).
食事をしながら,皆でしばし雑談.同じ趣味を持つ仲間との他愛のない会話.こんな時間が一番楽しい.
そうこうしているうちに集合時間が迫ってくる.
<美味しい塩ラーメン>
(つづく)
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