<深沢祭会場>
思うように絵が描けない;気分転換は鎌倉深沢のお祭見物だ!
(独り散策)
2019年8月4日(日) 晴
▇行き詰まった! こんなときには気分転換だ.
この所,私は秋の展覧会を目指して絵を仕上げようとしているが,一向に捗らない.何時ものように,絵を描いている途中で,思い通りに画けない絵を何回も破り捨てたくなる.でも,まあ何とか鉛筆による下絵は収斂しそうである.
午前中一杯時間を使っても,たったこれだけしか進まないのかと,自分自身の薄のろさがイヤになる.こんなときは,さっさと作業を中断するに限る.そして,午後,気分リフレッシュのために,1時間余り近場をグルグルと回る.いつもの用に,歩き出しの起点は鎌倉中央公園淸水塚口である.
勿論,歩くコースは成り行き任せである.歩いている間,たびたび気温を測定する.どこで測って気温は35℃を越えている.
デタラメに歩いている内に,どこからともなく祭り囃子が聞こえてくる.
”そうだ! 今日は深沢祭りだ・・・!”
深沢小学校校庭が会場である.早速寄り道.
校庭に沢山の出店が連なっている.どこかの観光地の休憩スペースのような雰囲気である(冒頭の写真).
広い校庭に,夏の太陽がジリジリと照りつけている.ときどき校庭に放水をして気温を下げているようだが,それでもムシムシ感は半端ではない.
お散歩コースの記録は,手が空くかも知れない後日に回すことにしよう.
▇やっと鉛筆の下絵が形になりそうだ
さて,私が何でイライラしているかを自分のために記録しておこう.
ここ2ヶ月ほど,絵の構想がどうにも定まらずに,苦悩し続けた下絵が,今頃になって,やっと形が見えてきた.これで何とか水彩絵の具で色付けをする気になった.
でもそうは言っても,散々悩んだ結果が,
”こんな程度の下絵なのか・・・!”
私は落胆するような,ホッとするような複雑な気分である.私は自分に言い聞かせる.
”まあ,この辺りで「内なる自分」と妥協して先に進めよう・・・”
この絵の下絵となったスケッチ画はおよそ10年前の7月末に仲間と一緒に登山した三俣蓮華岳付近のものである.私達が立ち休憩を取っていると,別のパーティが私達を追い越していく.その先にこれから登る稜線が見えている.ただ上空には雲が掛かっていて山頂付近は全く見えない.その先の山々も薄らとしか見えていない.日の当たらない斜面には,7月下旬だというのにまだ残雪がたっぷりある.
私はこれから登る稜線を目にしながら自分の人生を重ね合わせている.
絵の大きさはF40.本当はもう少し大きい絵を仕上げたいが,狭い我が家ではこれが精一杯.それに搬入,搬出を考えると,こんな程度の大きさが限界のようだ?
何れにしても制作を急がなければ・・・
下絵段階の完成度は約70パーセント.でも下絵段階に過ぎない.色付けしている段階で思い通りに行かなくて破り捨てるかも知れない.
下絵完成後の彩色がまた一苦労だ.でもそんなに”いらいら”しても,絵を描くのを止める気にならないんだから,絵の魅力って実に不思議である.
<水彩画『三俣蓮華岳の稜線を行く』(F40)下絵>
▇披露できるかな?
この絵が完成したら,今月末に横浜の横浜市民ギャラリーで開催される展覧会に出展するつもりである.審査が通ればだが・・・
もし審査に通れば披露できるし嬉しいが,そんな邪念を抱くとろくな絵にならない.嗚呼.
またまた,愚痴話になってしまったなぁ・・・
(おわり)
「趣味三昧;セピア色の画集」の前回の記事
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/a9648c2bebbc12d74a55178cdb261b6d
「趣味三昧;セピア色の画集」の次回の記事
(なし)
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