<江ノ島道から六国見山を望む>
春雨の鎌倉中央公園と江ノ島道を軽く一回り
(独り散策)
2019年6月30日(日) 雨
<公園散策>
▇終日雨には参ったな!
今は梅雨時なので毎日雨の日が続いても仕方がないことだが,それにしても今年の梅雨は特に雨の日が多いようである.
この土日のどちらかで塔ノ岳に登ろうかと思っていたが,天気が思わしくないので自粛している.つい5~10年前ならば,この程度の雨なら構わず塔ノ岳に出掛けていたが,加齢で反応やバランスが悪くなっているのを自覚しているので,大事を取って雨の日の山行は避けるようにしている.
家に居たら居たでやることが山積しているので,結構多忙である.そんな今日の午後,雨がチョッピリ止んだ合間を見て,台峯辺りを2時間程度散策しようかと家を出た.
ところが,鎌倉中央公園を横切っている間に,また雨が降り出す.
”こんな筈じゃなかったのに・・・”
でも枯淡の域に達した(?)私は,自然には逆らわない.雨ならばやむを得ない.では,中央公園を抜けてから,江ノ島道を廻って,自宅へ戻ることにする.この際,運送不足もやむを得ないな.
▇清楚感のある薄紫
雨に濡れた木々の緑も結構美しいなと思いながら,公園を散策する・
雨の日でも,すっかり古くなった安物にデジカメをポケットに入れている.雨に濡れた草花の写真でも撮ろうかと思っているので・・・
霊によって端の名前は正確に覚えているかどうか,全く自信がないので敢えて書かないことにしよう.
”どうです! この薄紫と緑の取り合わせは・・・最高でしょう!”
▇響き渡るカエルの声
上池の薄暗い淵から,牛蛙の啼き声が木霊しながら響き渡る.山の森からはホトトギスの啼き声が聞こえてくる.梢から梢に飛び回りながら啼いてるのか,ホトトギスの啼き声が,一声ごとに違った方向から聞こえている.
彼らの元気な泣き声を聞いていると,私も何だか嬉しくなってくる.
▇白いチョウチョウの乱舞かな
帰宅してデジカメで撮った写真を見て驚いた.
”こんなに沢山のチョウチョウが乱舞していたかな・・・”
”でも何だか妙だな”
何のことはない.ただ,私がデジカメの操作を誤って,露出や色調が狂っただけ.写っているのはハンゲショウだ.左下の写真がPCで補正したもの(クリックで拡大).
▇雨の中の休憩舎
雨で濡れた木道と休憩舎の濡れた屋根との取り合わせが,
”一幅の絵になるな・・・”
と思った途端に勝手に手が動いて写した写真がこれだ.
▇蕾が大分大きく膨らんできたぞ・・・!
▇濡れた木道
私のどた靴の靴底がすり減って真っ平らになっている.こんなボロ靴を履いたまま,濡れた木道にウッカリ乗ると滑ること必定.ざらざらな舗装道路を歩く.
でも濡れた木道は何とも味わいがある.是非,絵に描いてみたいなと思いながら,写真を撮る.
<江ノ島道>
▇江ノ島道標
予定通りこの道標が立っている三叉路から江ノ島道に入る.
霧雨もどきなので傘を差さないままで歩いているが,何時の間にか衣服はびしょ濡れで気分が悪い.ただ,デジカメを濡らさないように注意をしながら,
”雨だから濡れてもしょうがないな・・・”
と諦める.
▇江ノ島道は展望の坂道だ
江ノ島道は山間の坂道である.
道幅は狭いが,今はちゃんと舗装されている.
白いガードレールが見える.この坂道を登ると次第に視界が開けてくる.そして谷の向こうに,鎌倉の秀峯六国見山が雨に煙って見え始める(冒頭の写真).
▇緑陰の登り坂が続く
▇雨は芸術家だ
蜘蛛の巣に夥しい数の水滴が付いている.
何の変哲もないものだが,私にはやけに綺麗に見える.様々な大きさの雨粒が皆小さなレンズになって,辺りの風景を逆さにしている.
▇水滴の色の取り合わせが良いな
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まあ,こんな次第で,今日のお散歩は雨天中止ということにしよう.
”全く歩かないよりは,ほんの一寸だけマシかな・・・”
(おわり)
「鎌倉あれこれ」の前回の記事
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(なし)
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