2019年第42回神奈美公募展;出品作品(6);3枚の絵を連結して見る
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2019年5月19日(日)
<3枚の絵を連結してみる>
▇冷たい風と些細な存在の人間
今度は3枚の絵を全部つないで長い1枚の絵として眺めることにしたい.
今度は峨々とした山塊と谷間を流下する冷たい風が感じられれば,私としては大満足である.
さて,この絵をご覧頂いた皆様の感想はどんなものだったろうか.そこが気になる.
3枚を繋げると一番左側に居る2人の人物は自然の中に溶け込んでしまい,この絵を眺めている人は,多分,こんな所に人が居るなんて気がつかないだろう.そこが私の狙いである.大自然に比較したら人間なんてごく些細な存在だからである.
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▇奇妙なフレーム
冒頭の写真を見ると,3枚の絵に取り付けられたフレームが奇妙な形をしている(下の図).
1枚目の絵のフレームは右端のフレームがない.
2枚目は縦のフレームがない.
3枚目は左端のフレームがない.
このようなフレームにしたのは,3枚の絵がそれぞれ独立しているが,同時に1枚の絵として連続していることを示したかったからである.
▇フレームの実現
このような特殊な形のフレームを特注するのは費用の点からも困難であり,仮にこのようなフレームを造っても,他の絵への互換性がない.
そこで,今回は幅が廣くて白い色の絶縁テープをアクリル板にフレームの形に貼り付け,フレーム代わりにした.
”これではちょっとマズイかな・・・”
と思ったが,展覧会の会期中,このフレームが絶縁テープだと気がつく人はだれも居なかった.
勿論,展覧会が終了したら,この絶縁テープはアクリル板から剥がしてしまうつもりである.
▇サインの位置
絵には作者のサインをした方が良い.
そこで,1枚目と2枚目の絵のサインは,絶縁テープで隠れてしまう部分に,そして3枚目は見える場所にサインした.
3枚目のサインは,敢えて目立つように白い色を使った.この場所に白いものがないと絵の構図が引き締まらないと思ったからである.
<受賞歴の更新>
▇ルール破りの絵で受賞
次の投稿記事で詳述するが,今回展示した3枚の絵は,いくつかの点で,絵の常識的なルールを幾つか無視しているが,奇しくも横浜市教育委員会賞を受賞した.本当に有難いことである.どうやら,3連の絵から感じる「勢い」のようなものが評価されたようである.
何れにしても,受賞が望外のものであった.
▇受賞の履歴
神奈美公募展での受賞履歴は,平成23年に奨励賞,平成26年と平成30年に秀作賞,令和元年に横浜市教育委員会賞ということになった.
私が段々と絵にはまっていく履歴が分かるような気がしている.
(つづく)
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(執筆中)
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