<高峰高原ホテルから佐久平を望む>
早春の信州;小諸懐古園・菱野温泉・高峰高原周遊(5):車坂峠とバスの旅
(単独旅行)
2019年3月21日<<春分の日>>
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<ルート地図>
<菱野温泉から高峰高原ホテルへ>
▇常磐館を出発
13時55分,宴会の座が少し静まった頃,私と弟は早めに宴会場の外へ出る.
実は,折角だからちょっと雪を見たいので,車坂峠まで行ってみようかという算段である.どうせまた,4月の中頃,私は信州でヤボ用があるので,帰郷しなければならないが,その頃まではちょっと待てない気分である.
私は既に運転免許証を返上してしまったが,こうして弟の自家用車に乗せてもらうと,やっぱり自家用車は便利だなとつくづく思う.
菱野温泉から車坂峠まではチェリーパークラインという愛称の道路を利用する.この道路は浅間山登山のときに浅間山荘に前泊する場合に利用する道路を途中で分岐する.
<常磐荘を出発>
▇高峰高原ホテルに到着
クネクネと曲がりくねった坂道をひた走る.
途中でJR関東バスに道を譲って貰いながら走り続けて,14時19分に車坂峠にある高峰高原ホテルに到着する.
このホテルのロビーで風景を楽しみながらコーヒーを賞味してから下山する算段である.
周囲には残雪がたっぷりだが,道路や駐車場には残雪もなく路面は乾いている.
<高峰高原ホテル着>
▇さすが標高2000メートル
路面には雪がないとはいえ,ここはさすがに標高2000メートルの高原である.駐車場の周囲にはドッサリと残雪がある.それに冷たい風が吹いている.
眼下には佐久平が広がっているが,目線から上は分厚い雲が覆い被さっている.素晴らしい展望の写真を沢山撮りたかったが,あまりに寒いので,数枚の写真を撮っただけで,建物の中に飛び込む.
<冷たい風が吹いている車坂峠>
▇閑散としたロビー
今はオフシーズンなのだろうか,客の姿は見えず,ホテル内は閑散としている.
暫くの間,ロビーからの下界の眺めを楽しむ(冒頭の写真).
<高峰高原ホテルのロビー>
<路線バスでバスタ新宿へ>
▇車坂峠から小諸駅へ
高峰高原ホテルで暫く休憩した後,弟の自家用車で小諸駅まで送って貰う.
15時頃,小諸駅に到着する.丁度,小諸駅前15時10分発バスタ新宿行のバスの便がある.
”こりゃあ~…,丁度良いな”
ということで,迷わずバスを利用することにする.多少余計に時間が掛かっても,何しろ運賃が新幹線良の場合に半額以下である.年金暮らしの身にはこれほど有難いことはない.
幸いなことにバスは空いている.2人分の席を一人で使用できる.これは実に有難い.
バスは快調に走り続ける.その内に,例によってウトウトとし出す.
<快適なバス車内>
▇眠たいような景色が続く
軽井沢から碓氷峠を越えて関東平野まで下る間はトンネルばかり,とてもではないが車窓の有形を楽しむというわけにはいかないが,関東平野まで下ってしまうと視界が開ける.広々とした平野の真っ直中を快調に走り続ける.
遠きには,何処の山か分からないが低山がうねうねと連なっているのが見える.実に長閑な風景である.
<関東平野の長閑な風景>
▇上里PA
16時36分,上里PAに到着.ここで10分ほどトイレ休憩.
バスから降りる.先ほどの車坂峠と比較すると,まるで別天地のようにポカポカと暖かい.
特に買いたいものもないので,用事を済ませた後,直ぐにバスに戻る.
<上里PA>
▇大渋滞
バスは上里PAを出発してから,暫くの間は快調に走り続けたが,突如,大渋滞にはまる.どうやらこの先で事故があったようである.
残念ながらこの辺りから超ノロノロ運転に変わる.
”参ったなあ・・・こりゃ~ぁ・・・やっぱり新幹線で帰った方が良かったかな…”
と後悔する.
その内に辺りが暗くなり始める.イライライラ…
でも何時の間にか居眠りを始める.
▇漸くバスタ新宿に到着
19時丁度に,バスタ新宿に到着する.途中の渋滞で25分ばかり遅延したことになる.
バスタ新宿を利用するのは今回が始めてである.興味津々.
何となく人の流れに乗って歩くと,見覚えのあるJR新宿駅構内に入る.
<バスタ新宿に到着>
<何とか帰宅>
▇電車も渋滞
新宿駅から湘南新宿ライン熱海行の電車に乗車する.何とか座れたものの車内はかなり混雑している.大崎駅を過ぎて横須賀線の線路に入ると,いきなり停まってしまう.横須賀線のどこかで人身事故があって電車が各駅に泊まっているとのアナウンスがある.
何時まで経っても電車はウントモスントモ動かない.こうなったら仕方がない,なるようになれとふて腐れて居眠り体制に入る.ところがどこの天邪鬼が邪魔をしているのか分からないが,こんとはちっとも眠れない.先ほどまであんなに眠たかったのに・・・一体どうなっちゃったんだろう.
▇随分と遅い帰宅
バスの渋滞,電車の人身事故.この二つが重なって,大船駅にたどり着いたときは21時近くになってしまった.こんな事になるんだったら電車賃をケチらずに北陸新幹線を利用すればよかったなと後悔するが後の祭り.
”後の祭り・・・・って? FH家先祖祭のことか”
と奇妙な連想に思わず苦笑する.
いずれにしても,少々強行軍だったが何とか家に辿り着けた.
現役をリタイアしてからは,暗くなるまでには,必ず家に戻っている習性が身についた.まるで鳥になったような生活である.だから帰宅前に暗くなると何だか落ち着かない.
久々の(・・・というほど久々でもないかな?)故郷は,やっぱり心が落ち着く.次回里帰りするのは4月中旬の予定である.そのときは新元号も講評されている筈.
平成元年に私は長年勤務していた会社を定年1年前に退社して,某大学にトラバーユした,あれから30年,私の周囲も大きく変わった.「私の平成」は,過ぎてみれば長いようで短かったような気がする.
(おわり)
「関東・伊豆箱根・上信越」の次回の記事
(なし)
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