<先祖祭祭壇>
早春の信州;小諸懐古園・菱野温泉・高峰高原周遊(4):FH家先祖祭
(単独旅行)
2019年3月21日<<春分の日>> (続き)
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<ルート地図>
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<菱野温泉の会場へ>
▇菱野温泉常磐館に到着
小諸市内の実家から,弟が運転する自家用車に乗って,FH家先祖祭の会場である菱野温泉へ向かう.ずっと登り坂である.
昨年の春分の日は残雪が多くて,まるで真冬のような天気だったが,今日は全く逆で晩春のような陽気である.
11時少し前に,会場の菱野温泉常磐館に到着する.
ここの建物は一見変哲もない平凡な建物に見えるが.よく見るとなかなか気品がありユニークである.ヨーロッパを連想させる古風な建築様式が気に入った.私が建物の写真を撮っている間に,弟はドンドン先に建物の中に入ってしまう.
玄関の前には「標高1001メートル」の表示杭が立っている.ここの標高は軽井沢駅付近よりほんの少し高いところのようである.
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▇幾組かの先祖祭
館内に入る.
宴会場案内を見ると,私達FH家以外にも3家の先祖祭が一緒に開催されているようである.
案内に従って指定の宴会場にへ.
<常磐館の案内板>
<FH家総会>
参加者は50名ほど.大多数は地元在住だが,関東一円からも多数参加している.この先祖祭のためにわざわざ信州へ戻ってきた人達である(私もそうだが・・・).
まずは総会.会長のFH氏(参加者全員がFHだが・・・)から,2018年度の活動報告,2019年度の活動計画案の報告があり審議する.特に意義もなく全て承認される.会計と監査の報告と承認も並行して行われる.
写真中央で立っている人が会長のFH氏.私より2歳年上.私が幼少時代に住んでいた家から300メートルほど離れた所に住んで居られる.私の亡姉の幼友達.
会長からFH家に伝わる伝統を大切に次世代に伝えていきたいとの意思表示がある.勿論大賛成である.このように各家が固有の伝統を子孫に伝承することにより,日本文化が後世に伝承されるからである.
総会は1時間ほどで終了する.
<総会>
<先祖祭>
▇まずは着席
総会が開催されている部屋の間仕切りを開くと隣が広い宴会場になっている.世話役の指示で指定された場所にまずは着席する.
私の先祖が庄屋をやっていたとのことで(今の私には全く無関係の昔のことだが・・・),神主の席の直ぐ隣に座らされる.その隣が私の弟.地元に居ない私が高いところに座らされるので,内心で随分とオロオロするが,これもルールなので仕方がない.
神主の前の席に会長のFH氏が座る.
<先祖祭の会場>
▇宮司NY氏
小諸市鎮座菱野健功神社宮司NY氏が儀礼を取り仕切る.なお,菱野健功神社の社格は村社であった.正確には長野県神社庁北佐久支部小諸市鎮座ということになる.
祭壇の前に掛けてある巻物はFH家本家の数代前の方が作られたもので,FH家の菩提寺(曹洞宗)の筆だという.
祭壇には種々の飾り付けがされているが,これも古来からの伝統を引き継いでいる.民俗学的に見ても興味のあるしきたりだといえよう.
<宮司NY氏>
▇FH先祖祭
一同起立して,儀式が始まる.
儀式の進行に従って,起立することもあるが,大半は着席したままで行われる.式次第を縷々記述するのも冗長なので省略するが,FH先祖祭の儀式は30分ほどで終了する.
<FH先祖祭>
<大宴会>
▇美味しい料理
FH先祖祭終了後,大宴会が開催される.宮司が隣の席に居るので,興味のある習俗について,いろいろと拝聴する.
久々にお会いする地元の方々との雑談に花が咲く.勿論,信州に帰ったら話す言葉は信州訛りである.この訛りが実に懐かしく,私も自然に信州弁になる.私はウサギを追ったことはないが,やっぱり自分の故郷って良いなとつくづく思う.
”家内が信州出身だったら,今頃,間違いなく信州に住んでいたな…”
と想像する.でもすぐに,”住まいは鎌倉でもイイカ”と自分を慰める.
宴会の料理は次の写真の通りである(料理の全部は写せなかったが…).
特に郷土料理の「鯉こく」は最高に美味だった.
<FH先祖祭懇親会の料理(一部)>
▇宴会場を中座
まだ宴たけなわだが,私は少し早めに宴会場から退席する.
折角,小諸に帰ってきたので,この足で近くの高峰高原まで足を伸ばしてみようと思う.高峰高原ホテルに立ち寄って,佐久平の景観を楽しんでから,今日の内に鎌倉の自宅まで戻りたいなと思っている.
(つづく)
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