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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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早春の信州;小諸懐古園・菱野温泉・高峰高原周遊(2):懐古園を一回り

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                            <鹿島神社鳥居と浅間山>

             早春の信州;小諸懐古園・菱野温泉・高峰高原周遊(2):懐古園を一回り
                             (単独旅行)
                    2019年3月21日<<春分の日>> (続き)

前の記事(懐かしの信州へ)
 ↓
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/cff6a8dfef9b43a5bbcd1dcae9c09c28

<ルート地図>


←クリック拡大
※現地案内板を引用

<三の門から藤村記念館へ>

▇まずは三の門
 短時間で懐古園を廻るのは,なかなか大変だがまずは入口の三の門に向かう.
 駅前ガーデンの片隅にある石段を下って,しなの鉄道のガードを潜る.その先に威風堂々の三の門がある.この門は国重要文化財に指定されている.
 三の門の前は土道だったと思ったが何時の間にか綺麗に整備されている.

<三の門>

▇石垣に突き当たる
 まだ時間が早いので入場料無料である.料金所脇の道から場内に入ると左手が動物園,右手が馬場に向かう道に分かれる.まだ開園時間前なので動物園は開園していない.必然的に馬場方面に向かう道を辿る,夜やカナ登り坂は城の石垣に突き当たる.石垣の大きな石に小諸義塾縁の木村翁のレリーフが填め込まれている.

<小諸城の石垣>

▇弓道場
 道なりに進むと,大きな忠魂碑の前を通り抜けて,弓道場の脇を通過する.辺りがなんとなく良い雰囲気である.
 そのまま直進する.

<弓道場>

▇稲荷社
 弓道場の直ぐ先に稲荷社がある.小さなお社だがなかなか立派な造りである.近くに稲荷社の説明文が掲示されているが,今日は読むのを省略する.
 稲荷社の先にある端を渡って,石垣に突き当たる.そこを右折する.

<稲荷社>

▇藤村記念館
 引き続き大きなケヤキの木と藤村記念館の間を通過する.もし藤村記念館が開いていればちょっと立ち寄ってみたいところだが,今回は残念ながらパスする. 

<藤村記念館>

<鹿島神宮と小山敬三美術館>

▇酔月橋を渡る
 武器庫の直ぐ先にある粋月橋を渡って,谷の向こう側にある鹿島神宮や小山敬三美術館を一回りしようと思う.
 一旦階段を下ってから粋月橋を渡るが,帰りにはまたこの階段を登り返さなければならないのが難儀だなと思う.

<粋月橋>

▇鹿島神社
 粋月橋を渡って,右手に鎮座する鹿島神社を詣でる.
 この神社は終戦直後まで小諸駅前にあったのを私は知っている.戦争中,よくこの神社を参拝したのを良く覚えている.そんなわけで,この神社を詣でると否応なしに戦争中のことを思い出す.

<鹿島神社>

▇小山敬三美術館
 寅さん記念館(休館中)の前を通過して小山敬三美術館まで行ってみる.美術館では新しい収蔵品を展示しているようだが,残念ながらまだ開園前である.
 ここから往路を酔月橋方面へ引き返す.
 引き返す途中で,鹿島神社の鳥居越しに浅間連山がとても良く見えている(冒頭の写真).

<小山継続美術館>

<千曲川旅情の歌の詩碑と水の手展望台>

▇千曲川旅情の歌の詩碑
 酔月橋を渡り返して,千曲川旅情の歌の詩碑(藤村碑)の前に立つ.
 私が小学校の児童だった頃カラ全く変わらない詩碑である.この詩碑の前に立つと,故郷に戻ったなと言う実感が湧いてくる.

<千曲川旅情の歌の詩碑>

▇水の手展望台
 藤村碑の直ぐ先にある水の手展望台に登ってみる.以前は展望台まで危なっかしい石段を登っていたが,今は立派な橋が架かっている.
 まだ朝が早いせいか.観光客は誰もいない.
 久しぶりに千曲川の展望を楽しむ.

<水の手展望台>

▇展望台から左手の眺望
 眼下に発電所のダムが見下ろせる.左手の奥の方が千曲川の上流である.高原野菜で有名な南佐久郡川上村は千曲川の上流に位置している.
<水の手展望台からの眺望>

▇千曲川を見下ろす
 右手を見ると,真下に千曲川が川下に流下していくのが見える.小山敬三画伯の絵の中に,この風景を画いた絵画あるのを思い出す.
 ”真似して描いてみようかな…”
と思わないわけでもないが,どうも気後れする.

<水の手展望台から千曲川下流を見下ろす>

<馬場から天守台へ>

▇馬場を横切る
 馬場に入る.
 ここは桜の名所だが,蕾はまだまだ堅いようである.誰も居ない静かな馬場を歩きまわる.

<馬場;桜はまだ先>

▇天守台に登る
 馬場を横切って,石垣で囲まれた城内から,馬場に面している石垣の上に登る.高度感があって結構怖い.石垣の上を歩いて突き当たった一段と高いところが天守台跡である.
 そんなに廣くはないが,高いところなのでちょっとビビる.

<天守台跡>

▇天守台からの眺望
 眼下に馬場が見えている.酔月橋脇の武器庫の白壁が目立つ.その先は分厚い雲が垂れ込めていて,残念ながら視界がきかない.
 高いところは心臓に良くないので,長居せずに近くの石段を伝って下へ降りてします.

<天守台跡からの眺望>

<懐古神社とその境内>

▇懐古神社
 石垣に囲まれた場所は懐古神社の境内になっている.この神社の由来などを説明した案内板が近くに立っているが,今回は冗長なので省略する.
 立派な社殿である.まずは参拝を済ませる.

<懐古神社>

▇境内の池
 境内に美しい池がある.
 昨年の春分の日に訪れたときには凍り付いていたが,今年の小諸は例年より暖かいらしく,水面が爽やかである.忍野八海の池に劣らない美しさだなと思いながら池の周囲を一周する.

<境内の池>

▇鏡石
 山本勘助が愛用したと言われる鏡石がある.その後ろの花が綺麗なので一緒に写真に収める.

<鏡石>

<富士見台と白鶴橋>

▇富士見台
 懐古神社境内から再び馬場に戻り,馬場の西外れにある富士見台を訪れる.晴れていればここから富士山が見えるとのことだが,橋はあいにくの曇り空である.残念.

<富士見台>

▇富士見台からの眺望
 富士見台からの眺望を楽しむ.
 富士山がもし見えるとしたら,この写真の中央辺りに山頂付近が見えるはずである.今日は残念ながら,富士山は全く見えない.

<富士見台からの眺望>

▇白鶴橋
 富士見台の直ぐ側に白鶴橋がある.深い谷場に架かる橋である.
 私が幼少の時代は,この橋の下を通って千曲川まで降りることができた.夏の夕暮れ時にこの谷を通ると,ヒグラシの鳴き声がもの悲しく聞こえてきた.でも,この谷は今はもう通行止めになっている.
 できれば橋の上から谷間を覗いてみたかったが,橋の向こうにある動物園が開園するまでには,まだ大分時間がある.動物園に入らなくても,橋の途中まででも行ってみたかったがそれも敵わない. ならば仕方がない馬場を経由して往路を三の門に戻るしかない.

<白鶴橋>
                            (つづく)
つづきの記事(北国街道と藤村の遺構)
  ↓
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/6e717758c70e1be01062330f6234072b

お断り;
 これらの記事は,私の趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
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