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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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早春の信州;小諸懐古園・菱野温泉・高峰高原周遊(1):懐かしの信州へ

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                                      <しなの鉄道車窓から浅間山方面を望む>

              早春の信州;小諸懐古園・菱野温泉・高峰高原周遊(1):懐かしの信州へ
                           (単独旅行)
             2019年3月21日(木)<<春分の日>> 雨のち曇

<ルート地図>


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<北陸新幹線で軽井沢へ>

▇FH家先祖祭に参加
 私は信州小諸在の片田舎の集落の出身である.この集落には姓がFHの家が集積している.FH一族に関係のある社寺の方々の調査によると,どうやらFH家は諏訪氏の系統で,武田信玄のお先棒を担いで,犀川沿いに下り,さらに千曲川を遡って佐久地方で登ったFH一統の末裔らしい.そんなこともあって,毎年,春分の日に一族が集まって先祖祭を開催している.
 今年も,今日,3月21日,小諸近郊にある菱野温泉で先祖祭が開催される.
 今は鎌倉に住まいしている私も,もちろん一族の皆さんと再会できるのが楽しみなので毎回必ず参加している.
 北陸新幹線(以前の長野新幹線)ができてから,信州も時間的に随分と近くなったので,十分日帰りが可能になったのが有難い.諸事多忙な私は,折角の信州帰りのチャンスだが,ソソクサと日帰りの予定で,早朝,我が家を出発する.早朝と言っても,何時もの塔ノ岳行に比較すれば自宅を出る時間が30分ほど遅いので,気分的には大分楽ちんである.
 …というわけで,4時40分頃自宅を出発する.もちろん,いくら春分の日とはいえ,外は真っ暗である.

▇東京駅から「はくたか551」に乗車
 大船駅から東海道本線上り電車に乗車する.
 どこかで人身事故があったらしく,列車は10分程度遅れているようだが,私はフー無に入ってきた適当な電車に乗車する.どっちみち東京駅まで予定通りの時間で運んでくれるなら,遅れている電車でも一行構わない.
 今日は祭日とあって,上り電車もそれほど混雑せずに座れる.そして予定通りの時間に東京駅に到着する.待ち時間にそれほど余裕がないので,新幹線ホームにそのまま直行する.
 私が乗車予定の「はくたか551号」6時28分発金沢行列車はすでに入線している.私は自由席なので,適当な車両に乗り込む.これまでの経験から大宮までは空いているのが分かっているので,いつも自由席である.


<「はくたか551」に乗車> 

▇軽井沢到着
 ウトウトとしているうちに,7時33分,軽井沢に到着する.東京から軽井沢までの所要時間は1時間ちょっと.随分と早い到着である.
 軽井沢の第一印象は”寒い!”

<軽井沢に到着>

<しなの鉄道で小諸へ>

▇山に残雪,まだ冬だ
 天気予報では,今日は4月下旬並みの暖かい一日になるとのことだったが,軽井沢はとにかく寒い.
 軽井沢駅のコンコースから周囲の山を見ると,まだ残雪がたっぷりある.軽井沢の春はもう少し先のようである.

<軽井沢駅コンコースから県境付近の山を望む>

▇「しなの鉄道」へ
 しなの鉄道の電車,小諸行に乗り換える.
 車内は何だか懐かしい感じである.電車のことは良く分からないが,三つドアーの電車でボックス席が沢山ある.2両編成.間もなく発車する.
 発車すると直ぐに,突き刺すような小さな振動が車輪から伝わってくる.そして前後左右に小刻みに揺れる.
 ”随分と乗り心地が悪い車両だな…”
が第一印象である.多分,JR時代の古い車両を使っているんだろうなと勝手に想像する.
 軽井沢から小諸までの運賃は480円.高いのか安いのか良く分からない.
 社内は空き空きである.


<しなの鉄道の社内>

▇離山
 進行方向右手の車窓から,雨に煙る離山が見えている.
 数年前までは山旅スクール同窓生,塔ノ岳グループの知人などと,かなり頻繁に離山に登っていたが,ここのところ,ちょっとご無沙汰である.

<離山を眺めながら発車>

▇雲間の浅間山
 中軽井沢を過ぎること,雲間から浅間山の山裾が少しだけ見え始める.山麓まで残雪で真っ白である.
 浅間山は私達小諸の人間にとっては信仰の山である.山裾だけでも浅間山を見た途端に,すごい感激で胸が熱くなる.
 昨年の春分の日にここを通過したとき,社村からの眺めは一面に白銀の世界だった.昨年に比較すると,随分と暖かそうである.

<車窓からの富士山>

▇小諸近郊からの浅間山
 平原駅を過ぎて小諸駅が近づく.
 浅間山の大きな山裾が残雪で輝いているのが見えている.
 とにかく懐かしい.

<小諸駅までもう少し>

<小諸駅に到着>

▇3番線ホームに到着
 8時06分,終点小諸駅に到着する.小諸から先,上田,長野方面へ行く乗客は小諸で2番線の電車に乗り換える.
 何故か知らないが,しなの鉄道の軽井沢発の電車には小諸行の電車が多い.

<小諸駅に到着>

▇小諸駅前
 改札口を通って,小諸駅待合室に入る.古い駅舎だなというのが第一印象である.駅の狭いコンコースの一角に野菜の武人スタンドがある.その奥に間仕切りされた待合室があり,石油ストーブ(かな?)の火がゆらゆらと燃えているのが見える.全体としてちょっとうらぶれた感じがするのは否めない.
 駅舎の外へ出てみる.
 駅の外観は,今から60年以上も前に,私が上田の新制高校に通っていた頃と同じである.あの頃は随分とモダンな駅だなと思っていたが,人と同じように駅も年を取るんだなとフト思う.
 ”さて,どうしよう?”
 9時半頃,市内の親戚の家に立ち寄って,親戚のものと一緒に先祖祭の会場に向かう予定である.それまで,1時間少々の時間がある.その間を有効に使って,市内中心部を一回りしたいなと思っている.

<小諸駅前>

▇駅前ガーデン
 まずは駅前ガーデンで,
 ”さて,どこをどんな順序で廻ろうか…”
と思案する.
 廻りたいところは沢山あるが,限られた時間で効率よく廻るにはどこをどう廻ろうかと思案する.その結果,まずはともかく,懐古園の馬場から小山敬三美術館辺りまで足を伸ばして一周しよう.その後,残り時間を見ながら北国街道の一部でも見て回ることにする.

<小諸駅前ガーデン>
                               (つづく)
つづきの記事(懐古園を一回り)
  ↓
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/e6722ed36ddfbe90e237b37649341b61

「関東・伊豆箱根・上信越」の前回の記事
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/91bb80f740d12358a92e90929aef2874
(小諸の前回の記事)
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/e82bf734047a1338693cfe878f6c68ae

お断り;
 これらの記事は,私の趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
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