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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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暑いのか寒いのか良く分からないが樹氷と富士山を楽しんだ丹沢;塔ノ岳(2019年7回目)

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                                     <塔ノ岳山頂から富士山と樹氷を眺める>

     暑いのか寒いのか良く分からないが樹氷と富士山を楽しんだ丹沢;塔ノ岳(2019年7回目)
                          (単独山行)
                    2019年2月23日(土) 曇り後晴れ
▇天気予報が少し変わった
 つい2~3日前までの天気予報では,土曜日午前中は雨とのことだったが,前日の金曜日になると,早朝まで雨が残るかも知れないが午前中は曇,午後から晴という予報に変わった.
 ”ならば,土曜日は塔ノ岳だ”
ということで,何時ものように4時10分に自宅を出発する.天気予報では今日も暖かいとのことなので,先週の塔ノ岳より幾分薄着になり,飲料水は多少多めに持参することにした.
 外へ出る.まだ2月中旬である.いくら今日は暖かいとうはいえ,やっぱり早朝は寒い.空一面に分厚い雲が垂れ込めている.その雲に街の明かりが反射しているのか空全体がボンヤリと明るくなっている.
 何時もの経路で電車を乗り継いで,6時11分に渋沢駅に到着する.今日も大倉行きバス停に1番乗りである.ストレッチをしていると,ほどなく常連のKM夫妻,YSさんなどの常連が現れる.下り電車が渋沢駅に到着するとバス停前の行列は長くなるが,今日は臨時バスが出るほど長くはならないようである.1番バスに乗り合わせた常連は毎日登山のTGさん,KM夫妻,YSさん,韋駄天にKMさん,AIさん,IIJさん,ONさん,IWIさん,MMさん,MTさん他.7時頃,バスは大倉に到着する.

▇登山口の梅
 何時ものように,7時09分,沢山の常連さんと前後して,大倉から歩き出す.私は相変わらず大方の常連さんよりやや遅れての歩き出しである.
 先週は,余りに歩き始めをユックリしすぎた結果,山頂付近で返ってバテてしまったので,今回は最初から歩行速度を,少し速めに調整しながら,7時15分に登山口を通過する.登山口周辺の梅が丁度見頃を迎えている.路面は良く乾いているので歩きやすい.
 7時20分,克董窯を,7時25分,丹沢ベースを通過する.
<登山口付近>

▇日の当たる坂道
 丹沢ベースを過ぎて日の当たる坂道に差し掛かる.
 どうやら薄日が射し込んでいるようである.ただ辺り一面に霧が立ちこめていて,視界はあまりよくない.天気予報では風が強いと言っていたが,今のところ殆ど風は吹いていない.

<日の当たる坂道>

▇見晴階段
 7時35分,観音茶屋を通過する.大倉からの所要時間は26分.
 ”まあ,こんなところだろう…”
と納得して通過する.
 ジグザグの坂道を登って,7時54分,見晴茶屋に到着する.何時ものように見晴茶屋前から相模湾を見下ろす写真を撮るが,今日は雲が立ちこめているので,海と空の区別が付かない.ここで撮った写真は余り面白くないので,当ブログでは掲載を省略する.
 すぐに見晴階段に差し掛かる.ここはそこそこの速度で登り続ける.

<見晴階段>

▇駒止茶屋
 見晴階段を登り切ってモミジ坂に差し掛かる.ここもユックリ登って,8時13分,一本松を通過する.大倉からの所要時間は1時間04分,今の私には丁度良い歩行速度のようである.
 一本松を過ぎて,大倉の水平道に入る.
 8時22分,もうすぐ駒止階段に差し掛かるところで,私達より1本遅いバスで来られたMGさんが私に追いつき,追い越していく.
 駒止階段をやっと登って、8時30分,駒止茶屋を通過する.大倉からの所要時間は1時間21分.
 ”階段を登る速度がちょっとユックリすぎたかな…”
 駒止茶屋を通過して,緩やかな上り勾配の木道道に入る.ここから暫くの間心地よい堀山の尾根歩きが始まる.

<駒止茶屋を通過>

▇小草平(堀山の家)
 堀山の尾根道で富士山を眺めるのが楽しみだが,今日は富士山を拝めないまま,8時41分,堀山の道標を通過する.ここから暫くは歩きやすい下り坂である.勿論,歩きやすいところでは歩行ピッチも自然と速くなる.
 8時41分,下山してくるKSさんとバッタリ.
 「…今日は富士山は全く見えないです.ただ霧氷が綺麗ですよ…」
とのこと.KSさんから元気を貰ってお別れする.
 下り坂が終わって,ほんの少しの登り返しを登って,8時50分,小草平に到着する.大倉からの所要時間は1時間41分.2年ほど前は,ここまで1時間30分で歩けたが,たった2年の間に,これだけ足が弱くなっている.堀山の家の温度計は4℃を指している.

<小草平の「堀山の家」>

▇萱場平
 今日は富士山が見えないので,あまり道草をせずに,極,ゆっくりペースで登り続ける.
 8時19分,萱場平に到着する.今日の萱場平は全く人気がない.いつものように定点観測の写真を撮っただけで通過する.

<萱場平>

▇花立階段
 ここから先の山道は殆ど惰性で登り続ける.
 やがて,花立階段に差し掛かる.花立階段下は富士山のビューポイントの筈だが今日は残念.写真は省略してそのまま花立階段を登り続ける.
 9時41分,階段の途中で下山してくるチャンピョンとすれ違う.

<花立階段>

▇花立山荘
 いつもながらこの階段を登るのはシンドイが,何とか登り切って,9時42分,やっと花立山荘に到着する.気温4℃.堀山の家とほとんど同じ気温である.
 大倉からの所要時間は2時間33分.
 私が花立山荘前でモタモタしていると,ONさんが到着する.私が写真を撮り終えて花立山に向かって歩き始めようとしたときに,ONさんから呼び止められる.
 「〇〇さんから干し柿を貰ったので,一つどうぞ…」
ということで,干し柿を頂戴する.
 ”では…”
ということで,ONさんと並んでベンチに座り,頂戴した干し柿を賞味する.柔らかくて甘い干し柿である.干し柿を食べながら,5分ほど臨時休憩を取る.
 
<ONさんから頂戴した干し柿;大変美味>

▇花立山
 9時46分,ONさんと一緒に花立山荘から歩き出す.ロスタイム4分.
 花立山までの急坂は私にとってなかなかの難所である.とてもではないが若手のONさんの後に付いていくのは無理.ONさんには先に行って貰う.
 「じゃあ~,坂道だけは先に行かせて貰います」
とONさんが私に言う,
 ”ここから先,酒見飯貝に平らなところ,あったかな…?”
とちょっと奇妙な感じがしたが,とにかく先に行って貰う.ONさんの後ろ姿は瞬く間に遠ざかっていく.
 9時56分,ようやく花立山山頂に到着する.近場の鍋割山稜は見えているが,遠くの山は雲に遮られていて,ほとんど見通しが利かない.

<花立山山頂>

▇塔ノ岳山頂
 花立山から先は,至って気楽.もう塔ノ岳山頂は目の前である.気を抜くわけではないが,歩行速度をグンと落とす.ここから先はもう超ゆっくりペースでもラップはそれほど変わらないからである.
 10時02分,金冷シを通過する.
 金冷シから最初の階段を登っているときに,下山してくるMGさん,YDさんのお二人とすれ違う.
 「折角ここまで登ったので山頂まで行ってきます…」
と挨拶して登り続ける.
 10時20分,漸く塔ノ岳山頂に到着する.山頂の気温は1℃.微風だが風が冷たい.今日は暑いのか寒いのか良く分からない天気である.吹きさらしの外は寒いので,休憩を取る人は尊仏山荘に入ったらしく.山頂には殆ど人影がない.私も尊仏山荘に入りたいところだが,ゆっくりする時間がないし,山荘内の暖かいところから寒い外へ出たときのヒートショックで血圧スパイクが怖いので入れない.
 大倉からの所要時間は3時間11分.ちょっと情けないラップだが,ここ数ヶ月,もう3時間を切ることは全くないほど体力が衰えてしまった.

<塔ノ岳山頂> 

▇樹氷の林
 余り時間の余裕がないので,遠くまでは行けないが,塔ノ岳からほんの少し丹沢山方面へ行ってみる.樹氷の林がなかなか綺麗である.

<樹氷の林>

▇突然富士山が姿を現す
 山頂付近で樹氷を見ていると,突然,富士山が姿を現す.
 富士山の山頂がほんの数秒,姿を現す.近くに座っていた若い女性が,
 「らっきー」
とはしゃいでいる.
 私もすかさず富士山と樹氷の写真を撮影する(冒頭の写真).

<富士山が一瞬顔を出す>

▇表尾根の樹氷が素晴らしい
 そろそろ下山しようかなと思い始めた頃,カメラのMMさんが山頂に到着する.そのときTGさんが,大山の方を指さしながら,
 「こっちの樹氷が凄いですよ…」
と教えてくれる.
 なるほど,表尾根の尾の北側斜面が樹氷で真っ白になっている.

<表尾根の樹氷>

▇下山開始
 10時31分,下山開始.下山口でTGさんと一緒になる.
 「…私,ゆっくり降りるんで,先に行って下さい…」
とのことだったので,”では…”ということで,独り下山開始.下山にはそれほどの体力は要らないので気楽である.
 階段道の途中で,TTさんとすれ違う.
 金冷シ手前は,凍土が溶けて泥んこ道になっている.わずか40分余り前には,堅く凍結していたのに…
 10時44分,金冷シを通過する.

<金冷シ手前の泥んこ道>

▇青空広がる花立山
 10時50分,花立山に到着する.急に上空が晴れ渡って,青空の下に富士山がくっきりと見え出す.
 ”ならば,写真タイムだ…!”
ということで,花立山山頂で数枚の写真を撮る.

<花立山山頂から富士山を望む> ※露出不足をPCで補正したが何となく不自然な色調になってしまった.

▇鍋割山山稜と富士山
 写真を撮りながら,ガレ場を花立山山頂から花立山荘へ下り続ける.
 10時57分,花立山荘に到着する.山荘前のベンチは休憩を取る登山者で一杯になっている.ベンチの一角で,私より少し先に下山開始したYSさんが食事を摂っている.
 「先にユックリ下山しています…」
と挨拶してから,花立階段を降り始める.

<鍋割り山稜富士山>

▇花立階段でNNさんにバッタリ
 花立階段は登りは四苦八苦の連続だが,下りは素晴らしい展望を眺めながらの気持ちの良いところである.ただし転倒したら大変なので,足許には要注意である.
 階段を3分の1ほど下ったところで,登ってくるNNさんとバッタリ.足許を見つめながら登っているNNさんに,
 「こんにちは…」
と声を掛ける.
 NNさんとお遭いするのは久々のことである.階段の端に寄ってちょっと長話をしている間に,TGさんが追いつく.
 NNさんとTGさんが話し込んでいる間に一足先に下山開始.

▇下り坂は慎重に…
 11時21分,萱場平を通過する.その後もガレ場や急階段の所は慎重に下って,11時36分,堀山の家に到着する.ちょっと覗いて,女主人に,
 「今日は時間が押しているので,寄らずに失礼します…」
と挨拶して下山し続ける.私の直ぐ後にYSさんが続いている.
 小草平から先は,駒止階段と見晴階段意外に危険な箇所はない.平坦なところは結構な速度で歩き続ける.気分最高.
 11時51分,駒止茶屋を通過する.急げば大倉発12時38分のバスに間に合うなと思ったが,何もそんなに急ぐこともないなと,気分が急にだらける.
 その後は,普通の速度で下り続けて,12時02分に一本松を通過する.

▇AIさんとIIJさん
 見晴階段を慎重に下って,12時15分,見晴茶屋に到着する.丁度そのとき,二人の女性が見晴茶屋から歩き出す.何だか見覚えのある方々である.私より先に下山を開始していたAIさんと他聞と中華が下山したIIJさんのお二人である.
 見晴茶屋前から,分岐近くまでお二人と一緒に下山し続けるが,自分の経済速度で歩かないと,どうも歩きにくい,お二人に失礼して,また独り旅に切り替える.
 12時28分,観音茶屋に到着する.女主人に,
 「…スミマセン.今日は通過します…」
と挨拶して,下山し続ける.
 12時51分,無事,バス停大倉に下山する.

▇ミスタードーナッツでコーヒーブレーク
 大倉13時11分発の路線バスに乗車する.MGさん,YDさん,YSさん,IIJさん,MTさん,TTさん,MSさんなどの常連が同じバスに乗車する.
 13時25分,バスは渋沢駅に到着.
 MGさん,YDさん,IIJさん,YSさん,AIさんと一緒に駅ビル1階のミスタードーナッツでコーヒーブレーク.270円也のコーヒーをお替わりして,1杯135円にしたところで,私は一足先にお店を出る.

<ミスタードーナッツでコーヒーブレーク>

▇無事帰宅
 渋沢13時52分発快速急行小田原行に乗車する.小田原駅で乗換をちょっと急いで14時21分発東海道本線上り電車に乗車する.
 たちまちの内に眠くなる.社内でウトウトするが,乗り越しはせずに大船で下車.大船駅から路線バスを利用して15時半頃無事帰宅.衣服を着替えるなどさっさと済ませてから,さあ昼寝だ.
 ちょっと疲れ気味の体にはお昼寝が最高である.
 小一時間ほど気分良く昼寝を済ませる.スッキリした.今日も良かったナ.

<ラップタイム>

  7:09   大倉歩き出し
  7:35  観音茶屋
  7:54  見晴茶屋
  8:30  駒止茶屋
  8:50  堀山の家
  9:11  萱場平
  9:42  花立山荘(9:46まで休憩)
10:02  金冷シ
10:20  塔ノ岳着
10:31     〃 発
10:44    金冷シ
10:50    花立山荘
11:36  堀山の家
12:01  駒止茶屋
12:15  見晴茶屋
12:28  観音茶屋
12:51   大倉着

[山行記録]

▇水平歩行距離        7.0km(片道)

▇累積登攀下降高度        1,269m

▇上り所要時間(休憩時間込み)
 大倉発           7:09
   塔ノ岳着              10:20 
    (所要時間)         3時間11分(3.18h)
  水平歩行速度       7.0km/3.18h=2.20 km/h
  登攀速度         1,269/3.18h=399m/h

▇下り所要時間(休憩時間込み)
  塔ノ岳発          10:31  
  大倉着             12:51
   (所要時間)         2時間20分(2.33h)
 水平歩行速度         7.0km/2.33h=3.00 km/h
 下降速度          1,269m/2.33h=545m/h
                           (おわり)
「丹沢の山旅」の前回の記事
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/8df5a080bf5f01deffe32760fe1b0479
「丹沢の山旅」の次回の記事
(なし)

お断り;
 これらの記事は,私の趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
 また,当ブログ記事を読んで,不快になられた方は,以後,当ブログへアクセスされないようにお願い致します.


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