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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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 早春の鎌倉・藤沢;貞宗寺・圓光寺・二伝寺・長福寺・泉光院周遊(後編)

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                                              <二伝寺墓地から藤沢方面を望む>

             早春の鎌倉・藤沢;貞宗寺・圓光寺・二伝寺・長福寺・泉光院周遊(後編)
                           <二伝寺・長福寺・兜松・泉光院>
                              (独りウォーキング)
                     2019年2月18日(月) 晴・暖かい一日
前編の記事(鎌倉中央公園から山崎へ)
  ↓
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/5f0081b27aa3a26289388af4f4b8a215

中編の記事(大船フラワーセンター・貞宗寺・圓光寺を巡る)
  ↓
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/d439b49791302a7fc23f13e9d707a541

<ルートマップ>


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※藤沢市内の掲示板から引用

<二伝寺>

▇長い階段を登る
 圓光寺の参拝を済ませてから,植木の住宅地内の路地を道なりに歩いて,14時49分,長い階段の登り口に到着する(下の写真),写真に写っている階段の先にも,まだ階段が続いている.この階段を登って二伝寺を訪れるか,それとも階段とは反対側にある「ふわん坂」を登って玉縄城趾方面へ向かうか迷うが,久々に二伝寺を訪れてみようかという気になる.
 階段を登り始める.いくら私が老人とはいえ,週一の頻度で,累積標高差1,269メートルの塔ノ岳に登っているので,平素登山をしていない人に比較したら,階段道も少しは速く登ることができる.その結果,写真に写っている女性には申し訳ないが,加減しながら登っても,階段の途中で追いついてしまう.
 「…スミマセン.ちょっと先に行かせて貰います…」
と挨拶して追い越す.ご婦人は,汗びっしょりになって,ハアハアと荒い息をしながら,
 「…この階段が大変で…」
と愚痴をこぼす.

<長い階段を登る>

▇二伝寺に到着
 階段を登り切ると,もう藤沢市村岡東3丁目である.鎌倉市から一歩外に出ると,急に他所の土地に来たなという不安感に襲われる.
 階段の突き当たりはT字形の三叉路である.二伝寺の境内である.三叉路を左折する.右手は二伝寺の境内,左手は駐車場と住宅地が続く.
 14時53分,二伝寺山門前に到着する.
 
<二伝寺の山門>

▇二伝寺の由来
 境内に二伝寺の由来を記した案内板が立っているので,この案内板の写真を撮る.二伝寺の呼称の由来が光明寺と関係があるとは興味深い.

←クリック拡大

▇境内案内図
 境内に入り,まずは本堂前で合掌.つづいて墓地の裏手に回って,平良文一族の墓を詣でることにしようと思う.
 本堂右手の墓地入口に,境内案内図が掲示されているので,参考までに写真に撮る(下の地図).つづいて,墓地の中を抜けて広場に出る.広場は高いところにあるので,枯れ枝を通して藤沢の市街地が良く見える(冒頭の写真).

←クリック拡大

▇平一族の墓
 広場を抜けて,緩やかな下り坂を少し下ると,右手の山に登る階段道がある.この階段を登ると,疎林の間に広場があり,そこに平良文ほかの墓がある.平良文は鎌倉権五郎景政の子孫である.
 墓を一巡して,

<平一族の墓地>

<稗田神社と長福寺>

▇日枝神社
 15時02分,二伝寺を出発する.なだらかな下り坂を西に向かってノンビリと歩く.昔,私がこの辺りの散歩をし始めた頃は,長屋門の家があり,辺りは長閑な田園地帯だったが,何時の間にかだだっ広い住宅地に変わってしまった.
 15時09分,稗田神社に到着する.以前,この神社は小高い丘の上に鎮座していたが,今は周囲が石垣になってしまった.何だか身ぐるみを剥がされてしまったかのような錯覚に陥る.ちょっと残念.

<稗田神社>

▇長福寺
 この辺りはもう私の日常のお散歩の範囲を越えているので,道順など良く分からない.それにそろそろ時間も押しているので,なるべく近道をして自宅に戻ることにする.
 都合の良いことに稗田神社の側に観光案内の地図が掲示されている(冒頭の地図).これをしげしげと眺めた上で,目の前の十字路を左折して真っ直ぐ南へ向かうことにする.
 左折すると緩やかな登り坂になる.大きな住宅地の中を真っ直ぐな道路が続く.いくつかの十字路を越えるが,どの十字路も同じように見えて変哲がない.やがて登り坂が終わって,今度は緩やかな下り坂になる.この少し先で一本右側の道路に入れば村岡城址公園があるのは分かっているが,今日は,村岡城址公園には立ち寄らずに通過する.
 15時17分,長福寺に到着する.
 ずっと以前,右手の墓地を散策することができたが,今は関係者以外立ち入り禁止になっている.墓地の最上部まで登ると,とても見晴らしが良くなるが今は妄りに入れないので残念.
 時間も押しているので,境内入り口から本堂の写真を撮っただけで通過する.

<長福寺>

<武田薬品工業と神戸製鋼沿いの道を歩く>

▇武田薬品工業の敷地に沿って…
 15時19分,左手からの道路がY字型に合流する.この辺りから先,道路の左側は武田薬品工業の敷地が「ず~っ…」と続く.随分と大きな敷地である.ほぼ真っ直ぐな道が敷地沿いにどこまでも続く.
 やがてこの道もT字形交差点に突き当たって終わりになる.交差点を左折して,15時25分,バス停十二天公園前を通過する.左手には,まだまだ武田薬品の敷地が続いている.

<バス停十二天公園前>

▇東海道本線下のガードを潜る
 15時28分,Tstayaとdocomoのお店が入っている建物のちょっと先にある東海道本線下を潜るガードに到着する.
 ガードを潜ると,今度は神戸製鋼の工場に突き当たる.突き当たりを右に曲がり,道なりに進んで藤沢市の市民農場に突き当たる.その先には御霊神社(宮前)のある山が見えている.左折して神戸製鋼の敷地沿いの道を歩く.

<ガードを潜ると御霊神社のある山が見える>

<鎌倉古道上の道と兜松>

▇鎌倉古道上の道
 15時33分,鎌倉古道上の道にY字型に突き当たる.この三叉路を鋭角に右に曲がると登り坂になる.この道が鎌倉古道上の道の名残である.この上の道を少し登ると御霊神社裏参道入口がある.折角,ここまで来たのだからちょっと御霊神社に立ち寄りたいなと思うが,あまりに時間が押しているので,今回は立ち寄るのをやめにしよう.この三叉路から少し離れたところに,「鎌倉古道(上の道)」という刻字のある石柱が立っている.

<鎌倉古道(上の道)の道標>

▇兜松
 15時34分,兜松に到着する.鎌倉権五郎景政が後三年の役のときに兜を掛けた松の木があった場所とのこと.残念ながら神戸製鋼の敷地内なので,金網の外から眺めるだけ.最近金網沿いに半透明な幕が張り巡らされているのでますます見えにくくなっているのが残念である.

<兜松の遺跡>

<鎌倉市上町屋>

▇神鋼橋
 神戸製鋼の敷地沿いの道を,ず~っと歩き続け,15時36分,柏尾川に架かる神鋼橋に到着する.
 この橋を渡ると鎌倉市である.橋を渡りながら,なんとなく”ホッ”とする.やっと,自分の住み家である鎌倉に戻ったなという安堵感がある.
 橋の向こうに見えている山が天神山である.川の右岸は相変わらず神戸製鋼の工場.そして左岸の少し先には三菱電機の大きな工場がある.

<神鋼橋>

▇泉光院
 柏尾川を挟んだ対岸は,相変わらず神戸製鋼の敷地が続いている.神戸製鋼の敷地が終わりになる辺りで,右折して上町屋の集落に入る.狭い路地は直ぐに山に突き当たる.この山の上は泉光院の墓地になっている.
 山を回り込むようにして,15時45分,泉光院に到着する.

<泉光院本堂>

▇三菱電機関連会社群
 上町屋は歴史のある古い集落である.そのためか集落の中の道は奇妙に曲がりくねっていてやたらに三叉路が多いので,何回歩いても途中で迷いそうになる.古い集落なので大きなお屋敷や集合住宅が混在していて,道も登り下りが多い.
 ちょっと戸惑いながらも,三菱電機関連企業が集積している場所を通過する.
 ”今日のコースは大企業の工場の周辺をウロウロしているな…”
 何人もの背広を着た人達や作業服を着た人達とすれ違いながら,現役時代のことを懐かしく思い出す.

<三菱電機関連企業群の中を歩く>

<出発点の淸水塚口へ>

▇湘南モノレール湘南町屋駅
 三菱電機工場前からちょっと急な坂道を登って,15時58分,湘南町屋駅に到着する.
 駅前のコンビニに立ち寄って100円コーヒーを賞味したいところだが,もう時間が押しすぎているので,残念ながら割愛…ということにしよう.

<湘南モノレール湘南町屋駅>

▇坂道を登って淸水塚口へ
 湘南町屋駅から,ちょっと長い坂道を登る.現役の時代,毎日登り下りしていた坂道なので,今はあまり通りたくない道だ.でも,今日は成り行きで,仕方なく登り始める.この坂道を登っていると,現役時代の辛苦がつい昨日のことのように脳裏を過ぎる.
 日が大分西に傾いている.

<湘南町屋駅前の坂道>

▇歩き出しの淸水塚口に戻る
 16時05分,バス停丸山四番通りを通過する.このバス路線で鎌倉中央公園に一番近いバス停である.
 16時07分,無事,鎌倉中央公園淸水塚口に到着する.
 こうして,鎌倉西部から藤沢東部付近の一筆書きウォーキングが無事終わった.

<ラップタイム>

13:30  鎌倉中央公園淸水塚口歩き出し
13:41      〃  山崎口から外へ
13:48  十王堂跡
13:49  江ノ島道標
13:52  宝積寺跡
14:00  源頼朝のかくし湯跡
14:06  バス停山崎跨線橋
14:09  跨線橋中央
14:12  日比谷花壇大船フラワーセンター
14:18  岡本の団地
14:27  コーナン入口
14:30  貞宗寺(14:38まで参拝)
14:43  圓光寺(14:46まで参拝)
14:49  長い階段下
14:53  二伝寺(15:02まで参拝)
15:09  日枝神社
15:17  長福寺
15:28  東海道本線ガード
15:33  鎌倉古道上の道
15:34  兜松
15:36  神鋼橋
15:45  泉光院
15:58  湘南モノレール湘南町屋駅
16:07  鎌倉中央公園淸水塚口着

[ウォーキング記録]

▇水平距離         8.95km

▇沿面距離         8.96km

▇累積標高(+)      141m

▇累積強行(-)      141m

▇所要時間(休憩時間込み)
 鎌倉中央公園淸水塚口発    13:30
     〃     着    16:07
 (所要時間)       2時間37分(2.62h) 
 水平歩行速度       8.95km/2.62h=3.42km/h 
                                                                          (おわり)
「鎌倉あれこれ」の次の記事
(なし)

お断り;
 これらの記事は,私の趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
 また,当ブログ記事を読んで,不快になられた方は,以後,当ブログへアクセス


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