<富士塚から六国見山を望む>
鎌倉の低山歩き;富士塚・上町屋天守山・大平山を一回り
(独りウォーキング)
2019年2月1日(金) 晴
<ルート地図>
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<富士塚公園から富士塚へ>
▇鎌倉中央公園淸水塚口から歩きだす
昨日は荒天だったのでほんの少ししか歩かなかった.相変わらず多忙だが,毎日少しは歩かなければ駄目だと自分に言い聞かせる.とはいえ余り遠くまで時間を掛けて歩くだけの時間的な余裕がないので,寺分,上町屋付近の低山歩きをすることにした.大した距離を歩くわけではないが,歩かないよりはずっとマシだと思うからである.
歩き出しは何時ものように自宅近くの鎌倉中央公園淸水塚口(バス停鎌倉中央公園入口)ということにしよう.
まずは自宅から出発原点の淸水塚口へ.そして,13時44分に淸水塚口から歩き出す.
今日のお散歩は足任せではなく,まずは真っ直ぐ富士塚へ向かうことにする.バス通りを歩くのは自動車の往来が多いので何となく落ち着かない.そこで,バス通りから1本中に入った住宅地の路地を湘南モノレール湘南町屋駅方面にブラブラと歩く.
13時28分,富士塚公園に到着する.そこそこ廣い立派な公園だが,今日は誰も居ない.公園脇を道なりに進んで左折,続いて最初の三叉路を右折する.
<富士塚公園>
▇富士塚全景
ちょっと勾配が急な道になる.
進行方向左手には,畑の向こうに富士塚が見えている.塚一面に草木が繁茂しているのが見える.
<富士塚全景>
▇富士塚山麓からの眺望
少し急な上り坂は崖の上で突き当たりになる.直ぐ左手は民家の庭先になるので,そこには立ち入らないように注意しながら,断崖上からの眺望を楽しむ.
目の前には少し霞んではいるが威風堂々の富士山が見えている.手前には藤沢の市街地,眼下には上町屋付近の向上や民家が見えている.
崖の直ぐ下には湘南モノレール湘南町屋駅がある.
<富士塚山麓から富士山を望む>
▇富士塚を登る
眺望を楽しんだ後左折する.舗装道路は富士塚の山裾に突き当たって終わりになる.ここから数段の石段を登ると,いかにも山道らしい土道になる.
この道の突き当たりは断崖になり降りられない.土道は左に曲がり,山頂までの急坂になる.
<登り口から土道に入る>
▇富士塚山頂
急坂を登り切って,13時57分,富士塚山頂(標高63.4メートル)に到着する.
山頂には石塔が1基,ぽつんと祀られている.石塔周辺は背の低い笹で覆われている.夏はヤブ蚊が沢山飛び回っているので長居はできないが,今の時期はヤブ蚊も蛇も居ないので実に快適である.
山頂は樹木に覆われているので,余り見通しは良くないが,それでも枯れ木の間から仕様を見渡すことができる.
<富士塚山頂>
▇富士塚山裾の広場
山頂で数分過ごした後,往路を下山する.
入口付近で右折して,富士塚山裾の広場に立ち寄る.ここには,立派な石塔が数基並んで祀られている.石塔のクローズアップ写真を沢山撮るが,ここで説明文を加えるのは冗長になるので止めておこう.
ここからの眺望もなかなかなものである.
右手には鎌倉の名峰,六国見山が見えている(冒頭の写真).
視線を左手に動かすと,高圧線鉄塔の先に大船観音が小さく見えている.
<富士塚の石塔群>
<lost in 上町屋へ>
▇富士塚から深沢へ
さて,今日の目的の富士塚登山は無事終わった.ここからは無目的の足任せのお散歩と洒落込むことにする.私は.
”お前さんの好きなところを廻ろうよ…”
と足にお任せする.
”…ん,じゃぁ…まあ,とにかく深沢へ降りましょう”
ということになる.
急階段を降りる.降りながら,また,後で降りた分だけ登り返さなければならないなと密かに思う.
<富士塚から深沢へ>
▇階段上からの眺望
深沢の集落を歩いている内に,私の足の気が変わって,途中からバス停老健鎌倉へ向けて階段道を登り始める.
”おい,おい,…折角,下まで降りたのにまた登り返すんかよ…”
私は足のでたらめさにあきれかえる.
急な階段を登ると視界が一気に広がる.眼下に深沢の住宅地,その直ぐ向こうに,先日登った深沢小学校脇の山が見えている.遠くに見える山は鎌倉山である.
<階段を登ると視界が開ける>
▇富士塚小学校
頭上をモノレールが走っている自動車道を渡って,上町屋方面に緩やかに下る坂道を歩く.
14時21分,富士塚小学校沿いの道を歩く.
ここは私の長男の母校でもある.
<富士塚小学校>
▇大きな駐車場に迷い込む
私は,富士塚小学校前から上町屋の外れにある長島ふな公園を目指すつもりであった.ところが私が考え事をしながら歩いていると,足が三叉路で曲がるべき所を間違えて真っ直ぐ進んでしまう.
”ありゃ…,変なところに迷い込んだな”
ここは近くにある某大手企業の関連企業に勤務する従業員のための大規模な駐車場である.目指す長島ふな公園から小川を挟んだ隣に位置している.
”どこか小川を越せるところはないかな…”
と思いながら一番奥にある空き地まで行ってみる.越せそうな所には通せんぼうのロープが張ってある.ロープの先には畑が続いている.
いくら何でも,みだりに私有地に入るわけにも行かないので,さきほどの三叉路まで往路を引き返す.
<大手関連企業の合同駐車場入口>
▇長島ふな公園
先ほどの三叉路に戻り,上町屋の集落に入る.この集落の歴史は古く,そのために集落内の路地は実に複雑である.
今度は道順を間違えることもなく,14時45分,長島ふな公園に到着する.
<長島ふな公園>
<泉光院と上町屋天満宮>
▇天守山全景
長島ふな公園から,畑中の道に入る.この辺りは私のお気に入りの散策路の一つである.両側が畑の土道を歩いていると,進行方向右手に天守山の全景が見え始める.
もっとも,この山の正式名称は,天守山ではないかもしれない.当ブログで勝手に天守山と呼んでいるだけである.その理由は,天守山全部が泉光院の由良山で墓地になっているからである.泉光院は真言宗の寺.山号は天守山.一般に寺の裏山の名称がその寺の山号になっていることが多いので,仮にこの山の名称を天守山にしている.古い地図を見ると,この辺りの地名は山ノ根というらしい.
<天守山全景>
▇泉光院
14時48分,泉光院に到着する.
まずは,参拝.本堂前の弘法大師立像が眩しい.
むやみに墓地に立ち入るのは好ましくないが,知人の墓をお参りすることを名目に,ちょっと小高いところから,2~3枚写真を撮って直ちに退散する.
<泉光院>
▇上町屋天満宮
上町屋の集落内の道を歩いて,14時50分,上町屋天満宮に到着する.閑静な境内のただ住まいが私のお気に入りである.
拝殿前の梅が咲き始めている.まさに菅原道真ずばりの風景である.
<上町屋天満宮>
<泣塔から大慶寺へ>
▇泣塔のある小山
天満宮前の坂道を登る.そして,こんどは峠から急坂を下って,JR大船工場跡地に突き当たる.ここを左折する.
15時04分,泣塔が祀られている小山の脇を通過する・
<泣塔のある小山>
▇大慶寺
頭上モノレールが通るバス道路を渡って,深沢の住宅地に入る.曲がりくねった道を辿って,15時17分,大慶寺に到着する.
立派な茅葺きの山門が私のお気に入りだ.
<大慶寺山門>
▇掲示に感銘
山門脇の掲示板の言葉に感銘する.早速写真を撮るが,周囲の風景を反射して良く見えないのが残念.
”なるほど…”
我が身を振り返ると,内心忸怩たるものがある.
<大慶寺の掲示板>
<大平山を登る>
▇駒形神社参道
15時14分,駒形神社参道入口に到着する.
鳥居の先に長い登り階段が見えている.
”うぇ~…,これ登るの…”
と私は一瞬躊躇する.ところが足は私の躊躇など気にしないで階段を登り始める.
そういえば,この参道に入ると,参道脇の民家の犬が盛んに吠えていたが,何時の間にか居なくなったようである.犬が苦手な私には有難い.
<駒形神社参道>
▇裏山道を登る
15時15分,駒形神社に到着する.拝殿の写真はつい先日当ブログに投稿したばかりなので省略する.
拝殿脇から裏参道に入る.石段を数段登るとすぐに山道になる.大平山への登山道でもある.
左手に谷戸を見下ろしながら登ると,急な登り階段になる.この階段を登り詰めると大平山丸山住宅地に飛び出る.
<駒形神社の裏山道を登る>
▇バス停大平山公園
15時23分,バス停大平山公園に到着する.多分.このバス停から山の上ロータリー辺りに大平山山頂があったと思われる(よく調べていないが…).
このバス停からちょっと先にある公園入口から公園に入る.園内の坂道を降りて,15時26分,大平山公園の入口に到着する.
<バス停大平山公園>
▇無事帰宅
15時28分,無事,鎌倉中央公園淸水塚口に到着する.
これで,今回の富士塚,天守山,大平山低山廻りは無事終了する.歩行距離約4.6キロメートルのプチ散策は無事終わった.
明日の土曜日は恒例の塔ノ岳登山をするつもりである.
<ラップタイム>
13:44 鎌倉中央公園淸水塚口歩き出し
13:48 富士塚公園
13:57 富士塚山頂
14:21 富士塚小学校
14:45 長島ふな公園
14:48 泉光院
15:04 泣き塔のある小山
15:14 駒形神社参道
15:15 駒形神社
15:23 バス停大平山公園
15:26 大平山公園
15:28 鎌倉中央公園淸水塚口着
[ウオーキング記録]
▇水平歩行距離 4.62km
▇沿面歩行距離 4.63km
▇累積標高(+) 82m
▇累積標高(ー) 82m
▇所要時間 (休憩時間を含む)
鎌倉中央公園淸水塚口発 13:44
〃 着 15:28
(所要時間) 1時間44分(1.73)
水平歩行速度 4.62km÷1.73h=2.67km/h
(おわり)
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