<水道山から六国見山を望む>
新春の鎌倉お散歩;まずは低山歩きから;水道山・亀甲山縦走
(独り散策)
2019年1月13日(日) 晴れ
<ルート地図>
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<鎌倉中央公園>
▇淸水塚口から歩き出す
昨日の天気はあまり良くなかった.
”今日辺り,塔ノ岳に登ったら霧氷が見えるかも知れないな…”
と思ったが,一昨日塔ノ岳に登ったばかりなので,今日は行きたい気持ちは山々だが,自粛.その代わりに午後から鎌倉の低山を幾つか登ってみようかと急に思い立つ.
午前中は,雑務をデレデレとこなす.そして,午後から少しばかり低山歩きのお散歩と洒落込む.
例により,スタート地点はバス停鎌倉中央公園入口(つまり淸水塚口)である.
鎌倉の気候は比較的温暖である.園内の木々が午後の日差しを浴びて柔らかく光っている,実に良い気分である.
<淸水塚口からお散歩開始>
▇水温む?
道すがら上池を覗き込む.
池の水が新春を迎えて,何となく温んだような感じがする.でもこれは気のせい.これから真冬を迎えるんだから・・・
上池の水面の写真を何気なく撮る.後でこの写真を見ると鴨らしい水鳥が2羽写っている.
<上池>
▇日差したっぷりの休憩舎
上池から下池に向かう.途中にある日差したっぷりの休憩舎が暖かそうだ.
<休憩舎>
▇山崎口から公園の外へ
山崎口近くの広場.子どもが2人,逆光の中を走り回っている.
13時01分,山崎口から公園の外へ.
<山崎口から公園の外へ>
<水道山へ登る>
▇薬師堂跡
山崎の集落を抜けて,13時08分,薬師堂跡を通過する.『かまくら子ども風土記(p.257)』によると,この薬師堂は群馬県高野山慈眼寺の末寺で,ここには鎌倉十体の一つと言われる薬師如来が安置されていたという.また,運慶作の十二神将も祀られていたようである.光照寺の薬師如来はこの薬師堂に安置されていたものという説もあるとのこと.
<薬師堂跡>
▇住宅地になっている水道山
薬師堂跡を通り越すと,前方に盛り上がるように住宅が密集している山が見える.水道山である.前掲書p.209によると,この山の西斜面から縄文中期以降の土器片,弥生式土器,竪穴式住居跡などが発見されたという.
今はもう住宅が密集するだけになっている.
<水道山を見上げる>
▇ピーピング猫
13時10分,水道山に登り始める.
急な上り坂が続く.この坂道の両側には,ビッシリと住宅地が続く.坂の途中で,猫を見付ける.電車と猫は見たらすぐに写真を撮ることにしている私は,もちろんこの猫の写真も撮る積もりである.
ところがこの猫.私を警戒して柱の陰に隠れる.でも私に興味があるのか,顔を半分柱の陰にして,片目でジッと私を見つめている.この猫の仕草が面白い.そこで下の写真をパチリ.題してピーピング猫.
▇水道山山頂直下
13時15分,水道山山頂直下で,この坂道は突き当たる.目の前に山頂が見えているが,山頂までは近づけない.
突き当たりで道なりに左折,さらにすぐ先で突き当たってまた左折する.
<水道山山頂直下>
<神明神社から台を経由して小袋谷へ>
▇六国見山遠望
2回左折を繰り返してから,数十メートル先にある三叉路を右折する.右折した先は車にとっては袋小路である.
下り坂を数十メートル進むと,目の前の視界が開ける.聳えているのが鎌倉の名峰,六国見山である.左手山裾には高野の住宅地が見えている.足許の住宅地は小袋谷である.
<六国見山遠望>
▇神明神社
狭くて急な坂道を降りる.この道には沢山のアジサイガ植えられている.私はアジサイが見頃になる頃,いつもこの坂道を訪れている.
坂道を下り終えて,13時21分,神明神社の参道に到着する.参道の階段を見上げて,
”今日は参拝を止めておこう…”
塔ノ岳には登るくせに,この石段は登るのが億劫である.
”この軟弱者…!”
私は自分自身を叱って,神社前を通過する.
<神明神社>
▇台の住宅地
神明神社から台の住宅地に入る.台には北鎌倉方面に向かう道が何本かあるが,まずは神明神社前の十字路を左折する.
13時23分,三叉路に到着する.この三叉路の角に,いつかスケッチしたいなと思っている家屋がある.ところがこの家屋の前に「売家」という看板が置かれている.早くスケッチしてしまわないと亡くなっちゃうかなと気になる.
”さて,どっちに行こうかな…”
少々迷うが,今日は久々に一番北側の平坦道を小袋谷方面に向けて歩くことにする.
<三叉路に建っているスケッチしたい家>
▇小袋谷のコンビニ
台の住宅街を小袋谷方面に向けてノンビリと歩く.何の変哲もない住宅地だが,閑静なので歩いていても心地が良い.
13時27分,ローソン+スリーエフ+文教堂に到着する.何時もはここで本を立ち読みしたり,珈琲を飲んだりしたりで暫くお休みするが,今日は素通りすることにしよう.
目の前を通る鎌倉街道を渡って,13時28分,小袋谷公会堂前を通過する.
<ローソン+スリーエフ+文教堂>
<成福寺と厳島神社>
▇横須賀線踏切
13時30分,横須賀線踏切に到着する.
丁度そのとき横須賀線の上り電車が踏切を通過していく.電車と猫は出会ったときに写真を撮るという原則を遵守するために,慌ててデジカメを取り出して電車の写真を撮る.
<横須賀線踏切>
▇成福寺
13時30分,踏切を渡ったところにある成福寺に到着する.
茅葺きの山門が美しい.前掲書p.210によると,この門は四脚門,江戸時代中期に立てられたもので,もともとは山崎の崇高院にあったものを移築したとのこと.明治時代は村役場になっていたようである.
細かい詮索はこの程度にして,境内には入らずにそのまま山門前を通過する.
<成福寺>
▇亀甲山登り口
左折して成福寺の境内沿いの道を歩くと,目の前に石段と鳥居が立っているのが見える.ここが亀甲山の登り口である(13時32分).
<亀甲山登り口>
▇亀甲山山麓の石塔群
最初の石段を登ったところの左手に,石塔群がある.この中の庚申塔は鎌倉市の文化財に登録されている.
私には文化財の価値は良く分からないが,ちょっとした路傍で文化財に触れられるところが鎌倉の魅力の一つだと思っている.
<石塔群>
▇厳島神社
石段を登り切って,13時33分,厳島神社に到着する.広場の奥に立派な社殿が建っている.この社殿のすぐ奥が亀甲山山頂(標高30.7メートル)である.ほんのちょっとの所だが,山頂には行けない.
前掲書p.211によれば,弟橘媛命を祀る吾妻社,市杵島媛命を祀る弁天社を合祀して現在の厳島神社になったという.
<厳島神社>
▇台峯緑地遠望
厳島神社の境内から台峯緑地が良く見える.
境内の直ぐ下は,さきほどの山門があった成福寺の境内が広がっている.眼下の住宅地は小袋谷である.
<厳島神社から台峯緑地を望む>
<大船駅へ>
▇レイウエル跡地
亀甲山の北側の階段を下り,住宅地内の狭い下り坂を抜けて,13時38分,以前鎌倉市関連の市s栂合ったレイウエル跡地の前を通過する.この跡地には立派なマンションが建っている.
色々な会合で何階もレイウエルを使ったことのある私には,ここがマンションに変わってしまったのが少々寂しい.
ここからは惰性で大船駅に向かう.どこをどう通っても余り大差がないので,小坂小学校の西側から大船小学校の東側を適当に通り抜けて,14時10分に大船駅に到着する.これで1時間ちょっとのプチプチお散歩を終わりにする.
▇仕上げはコーヒー
仕上げは勿論コーヒーである.
ルミネ1階の某コーヒーショップに入る…が,店内は大分混雑している.店内入り口近くの立ち席で,ソソクサとコーヒーを賞味する.わざわざコーヒーの写真を撮る気にはなれない.
適当に時間を潰してから,路線バスを利用して帰宅する.
明日は,横浜で,私が所属するK協会の総会と新年会がある.昨年はうっかり予定費用を観るのを忘れてしまい,無断欠席してしまった.今年はそんだドジをしないように,今から気を付けなければ…
スケジュール表を見忘れるなんて,オレもボケたなとつくづく思う.
<ラップタイム>
12:54 鎌倉中央公園淸水塚口歩き出し
13:01 山崎口から公園の外へ
13:08 薬師堂跡
13:10 水道山登り口
13:15 水道山山頂直下
13:21 神明神社参道
13:27 ローソン+スリーエフ
13:28 小袋谷公会堂
13:32 亀甲山登り口
13:37 厳島神社(亀甲山山頂直下)
13:38 レイウエル跡地
14:10 大船駅着
[散策記録]
▇水平距離 3.9km
▇沿面距離 4.0km
▇累積標高(+) 47m
▇累積標高(-) 93m
▇所要時間(休憩時間込み)
鎌倉中央公園淸水塚口歩き出し 12:54
大船駅着 14:10
(所要時間) 1時間16分(1.27h)
水平歩行速度 3.9km÷1.27h=3.07km/h
(おわり)
「鎌倉あれこれ」の前回の記事
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/9be2c2715dcd1e86293630c656dcc234
「鎌倉あれこれ」の次回の記事
(なし)
お断り;
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新春の鎌倉お散歩;まずは低山歩きから;水道山・亀甲山縦走
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