<花立階段からの富士山>
富士山に癒やされながら登る丹沢;塔ノ岳(2018年35回目)
(途中まで単独山行)
2018年12月1日(土) 晴・気温やや高い
▇登山口付近の紅葉
何時ものように,4時10分に自宅を出発.
大船駅5時10分発東海道本線下り初電に乗車する.真っ暗.小田原で小田急線に乗り換えて,6時11分,渋沢駅に到着する.その頃漸く夜が明ける.少々寒い.
6時48分発,大倉行1番バスに乗車する.満員.7時丁度に大倉に到着する.
7時07分,バス停大倉から歩き始める.
今日は後でバテないように,歩き出しをユックリと慎重にす登り続けるように留意し続ける.
やがて登山口に到着する.
登山口付近の朝日を浴びた紅葉がとても綺麗である.
<登山口付近の紅葉>
▇日の当たる坂道
7時25分,丹沢ベースを通過し,日の当たる坂道に差し掛かる.今日はこの時期にしては少々気温が高くて,真横から射し込む朝日がとてもまぶしい.
7時34分,観音茶屋を通過する.この辺りからジグザグの登り坂となる.
<日の当たる坂道>
▇雑事場ノ平付近の紅葉
やがて雑事場ノ平に差し掛かる.
進行方向右手の谷間の紅葉が丁度見頃を迎えている.
<雑事場ノ平手前の見事な紅葉>
▇見晴茶屋からの眺望
7時53分,見晴茶屋に到着する.
何時ものことながら,見晴茶屋からの眺望が見事である.今日は気温が高く風も殆ど吹いていないので,眼下にはのどかな感じの風景が広がっている.
<見晴茶屋からの眺望>
▇見晴階段
見晴階段に差し掛かる.最後までスタミナが衰えないように,今日は特別にユックリ登ることにする.
進行方向右手から明るい冬の日差しが射し込んでいる.
毎度のことながら,この階段はかなりの難所である.
<見晴階段>
▇一本松付近の紅葉
見晴階段を終えてモミジ坂をユックリ登って,8時10分に一本松を通過する.大倉から一本松までの所要時間は,1時間03分.先週の土曜日に登ったときの所要時間は1時間丁度だったので,今日は先週に較べて3分余計に掛かっている.たった3分でも疲労感は大きく違う.
一本松のベンチを過ぎて平坦な尾根道に入る.この辺りの紅葉は正に今が見頃だ.
<一本松を過ぎて平坦な道になる>
▇駒止茶屋
駒止階段に差し掛かる.急階段を見上げると,登るのが辛そうでため息が出る.でも登らなければ先に行けないので,超ユックリペースで登り始める.駒止階段を3分の2位登ったところで,AIさんに追い抜かれる.
8時30分,ようやく駒止茶屋に到着する.大倉から駒止茶屋までの所要時間は1時間
23分.ちょっと遅いラップである.
<駒止茶屋>
▇堀山の尾根道
駒止茶屋を過ぎて堀山の尾根道に入る.この辺りまで登ると,もう紅葉もそろそろ終わりのようである.
今日は無風.気持ちよく尾根道の散策を楽しむ.
8時40分,堀山の標識を通過する.この辺りで,枯れ枝の間から富士山が良く見える場所がある.そこで立ち止まって,富士山の写真を撮る.真っ白な富士山に数本の枯れ枝が写っているのも季節感があって,なかなか風情があるなと思う.
<堀山の尾根道から富士山を望む>
▇小草平(堀山の家)
8時50分,漸く小草平に到着する.ここで塔ノ岳までの約半分の距離である.堀山の家の温度計は12℃.登山にはちょっと高温である.大倉からの所要時間は1時間43分.大分ゆっくりペースだが,まあ,こんなところで良いだろうと,焦り気分になり始めた自分を戒める.
相変わらず,小草平からも富士山が良く見えている.
<小草平からの富士山>
▇萱場平
まだ早い時間だが,珍しく堀山の家がもう開店している.そればかりか,何時もより沢山の人が居て,何だか華やいだ雰囲気である.
”何事だろう?”
とちょっと気になったが,そのまま通過して,長い坂道を登り始める.
大倉からずっと脚力をセーブして登っていたので,遅速ながらなかなか調子が良い.疲労感も全くないまま,9時12分,萱場平に到着する.
萱場平には暖かそうな日差しが射し込んでいる.ここで昼寝をしていたら,気分は最高だろうなと想像する.
さきほど,物凄い勢いで私を追い抜いていったグループは,ここで休憩を取るらしい.”なあ~んだ…”感を抱きながら,萱場平を通過する.
<萱場平>
▇花立山荘
萱場平から先も気楽な独り旅が続く.階段道が終わり大きな岩沿いの狭い道を登る.その先のガレ場を過ぎると花立階段である.
階段の登り口から富士山が良く見える.もちろんここからの富士山の眺めもデジカメに収める(冒頭の写真).
花立階段をユックリ登って,9時46分,ようやく花立山荘に到着する.気温15℃.随分と気温が上がってきた.
大倉からの所要時間は2時間39分.大分ゆっくりの情けないペースだが,”コレデイイノダ”と自分を無理矢理納得させる.
”一体全体,テメエ自分が何歳か分かっているのか! 登れるだけでも有難いなと思え!”
と自分に言い聞かせる.
<花立山荘>
▇花立山荘からの富士山
花立山荘からも富士山が良く見えている.勿論,ここでも富士山の写真を撮る.同じ富士山でも,見る場所によって,少しずつ違った表情になっているのが面白い.
”それにしても,富士山は実に綺麗な山だな…”
と改めて思う.
<花立山荘からの富士山>
▇花立山
花立山荘を通過して,花立山に差し掛かる.花立山荘を過ぎるとやたらに段差が大きくて荒れた階段が続く.私にとってこの辺りが大倉尾根で一番嫌なところである.我慢しながら階段道を登り切ってガレ場に出ると,何だかホッとした気分になる.それにガレ場に入ると途端に視界が開けて,鍋割山稜や富士山が鮮やかに見え始めるから嬉しくなる.
ここでも,早速,富士山の写真を撮る.
<花立山からの富士山>
▇塔ノ岳山頂
9時51分,花立山山頂を通過する.ここから先は,すでに紅葉も終わり,もうすっかり冬山の風情になっている.写真を撮る意欲もなく馬の背を通過して,9時58分,金冷シを通過する.
大分ゆっくりペースで登ってきたので,全く疲労感なしに,金冷シから最初の階段を登り始める.この階段を登り切った辺りで,SSKさんに追いつく.ここから先,山頂まではSSKさんと一緒に登る.
山頂直下の木階段で下山してくるAIさん,登りのTGさんと一緒になる.
10時15分,ようやく塔ノ岳山頂に到着する.山頂の気温は10℃.大倉からの所要時間は3時間08分.花立山荘から31分.要するに前半の歩行速度が遅かったというのが今回の特徴である.
今日はTGさんの塔ノ岳登頂3,500回目の記念日である.塔ノ岳のポール付近にISIさんが居られる.丁度,山頂に居合わせた常連がTGさんを囲むようにして,ISIさんのカメラで記念写真を撮る.
一口に3,500回といっても,大変なことである.仮に年間100回塔ノ岳に登ったとしても10年でやっと1,000回である.だから3,500回も登るには35年も掛かる計算になる.それを定年後,毎日のように登って達成したのだから大変なこと.まさに超人である.
さて,塔ノ岳山頂からも富士山がとても良く見えている.もちろん,ここでも富士山の写真を撮りまくる.
<塔ノ岳山頂からの富士山>
▇堀山の家で一休み
10時25分,塔ノ岳山頂から下山開始.
急傾斜の階段道やガレ場が連続する小草平までは,一歩一歩,特に慎重に下山し続ける.当然ゆっくりペースである.
10時21分,金冷シを通過,10時58分,花立山荘を通過する.登ってくる沢山の登山者とすれ違いながら,10時38分,小草平の堀山の家に到着する.
暫くぶりに堀山の家に立ち寄る.女主人が愛想良く向かい入れる.小屋の中で,先ほど私を追い越して下山していったKK夫妻と再会.
少々暑いので,冷たいジュースを所望する.女主人から信州リンゴを一切れ頂戴する.どちらも美味.
<堀山の家で一休み>
▇無事帰宅
休憩を終えて,11時56分.堀山の家から下山開始.
大倉13時10分発のバスに乗車するつもりである.時計を見ながら,適当な速度で下山し続ける.
12時40分,観音茶屋に到着するが,店先にだれも居ないのでそのまま通過する.あとは時計を眺めながらの下山である.
12時58分,バス停大倉に到着する.
バス停にはNGさん,ISIさん,AIさんの他に,途中まで登ったIIJさん,TBさんなど常連が多数居られる.ただ,肝心のTGさんは,ちょっと遅くなるとのこと.
バスは13時22分に大倉に到着する.
何時ものようにミスタードーナッツへ.ところが満席.私は人混みに嫌気がしてコーヒーを賞味したい気分が失せてしまう.明日も山行があることもあって,ミスタードーナッツはパスして,15時前に帰宅する.
今日は終始無理をせずに歩いたので帰宅後も全く疲労感なし.やっぱり,自分の体力にあった歩き方をするのが一番良いなと実感した次第である.
<ラップタイム>
7:07 大倉歩き出し
7:34 観音茶屋
7:43 見晴茶屋
8:30 駒止茶屋
8:50 堀山の家
9:40 花立山荘
9:58 金冷シ
10:15 塔ノ岳着(途中からSSKさんに同行)
10:25 〃 発
10:41 金冷シ
10:58 花立山荘
11:38 堀山の家(10:52まで休憩)
12:07 駒止茶屋
12:30 見晴茶屋
12:40 観音茶屋
12:58 大倉着
[山行記録]
▇水平歩行距離 7.0km(片道)
▇累積登攀下降高度 1,269m
▇上り所要時間(休憩時間込み)
大倉発 7:07
塔ノ岳着 10:15
(所要時間) 3時間08分(3.13h)
水平歩行速度 7.0km/3.13h=2.24 km/h
登攀速度 1,269/3.13h=405m/h
▇下り所要時間(休憩時間込み)
塔ノ岳発 10:25
大倉着 12:58
(所要時間) 2時間33分(2.55h)
水平歩行速度 7.0km/2.55h=2.75 km/h
下降速度 1,269m/2.55h=498m/h
(おわり)
「丹沢の山旅」の前回の記事
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/b9489f4c98ea6420ad3bb8fe5ab71cbf
「丹沢の山旅」の次回の記事
(なし)
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富士山に癒やされながら登る丹沢;塔ノ岳(2018年35回目)
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