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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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紅葉の中央沿線:藤野駅から日連アルプスを一回り

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                                   <日置山山頂からの眺望>

                紅葉の中央沿線:藤野駅から日連アルプスを一回り
                      (塔ノ岳常連グループ)
                   2018年11月27日(火) 晴れ

<ルートマップ>


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<中央線藤野駅から歩き出す>

▇藤野駅へ
 本日は塔ノ岳常連の遠足シリーズ催行日である.このグループの集合時間は毎度のことながらかなり早い時間である.集合時間ギリギリでドタバタするのが嫌な私は,かなり十分な余裕を持って.集合時間の約30分前,8時02分に中央線藤野駅に到着する.
 この駅には山学校に通っていた頃,何回か下車したことがあるので,とても懐かしい.
 ”さて,ちょっと駅前でも散歩しようかな…”
と思って,駅の外へ出る.
 ところが,私以上にせっかちが方々がかなり多いらしく,すでに何人かの参加者が私より先に到着している.ちょっとビックリ.


<藤野駅到着>

▇参加者は20名余り
 定刻,8時30分,リーダー役の長老,TGさんからハイキング開始の挨拶がある.
 本日の先導役は,すでに下見をしているTBさん.山学校5期生,私と同期の方である.なお,同じ5期生のOTさん(愛称動く冷蔵庫さん)も参加している.
 初参加の新人も居られるが,ほぼ全員が気心知れた塔ノ岳仲間である.

<藤野駅で顔合わせ>

▇藤野駅前から歩き出す
 朝礼を済ませて,8時48分,先導役のTBさんの後に付いて,藤野駅前から歩き出す.
 まずは歩き出してすぐにガードを潜って,相模湖方面へ向かう.

<藤野駅前から歩行開始>

<日連大橋から登山口へ>

▇日連大橋を渡る
 8時58分,日連大橋を渡り始める.
 前方にはこれから縦走する日連アルプスの山々が連なっているのが見える.

<日連大橋を渡る>

▇鏡のような相模湖
 橋の上から相模湖を見下ろす.鏡のようになめらかな水面に船がさざ波を立てながら動いている.何となく南画を連想させるような風景である.

<鏡のような相模湖>

▇湖畔のオブジェ
 湖岸に奇妙な形のオブジェが飾られている.岡本敦生という方の『記憶容量ー水より,台地より』という作品のようである.
 ぼんくらな私には,この作品が意図していることが今ひとつピンと来ないが,まあそれは私の感性の鈍さが原因だろう.

<湖畔のオブジェ>

▇登山口に到着
 9時19分,登山口に到着する.
 登山口の鳥居を潜った先は,土道になる.20人余りの大グループの登山なのでなかなか壮観である.
 心の中で安全登山を祈願しながら鳥居を潜って登山道に入る.

<登山口>

<登山口から金剛山へ>

▇急坂が連続する
 登山口から暫くの間は,緩やかな上り傾斜の道が続くが,やがて,急坂のジグザグ道になる.
 急坂になるとどうしても足の速い人と遅い人がいるので,列がバラけ始める.


<なかなかの急坂が連続する>

▇坂の途中で休憩
 9時42分,ベンチのあるところで休憩を取る.
 平素塔ノ岳に登られていない一部の方の顔色に,そろそろ疲労感がにじみ出ているようである.

<ベンチで休憩>

▇また急坂
 5分ほどの休憩の後,また歩き出す.相変わらず急坂が続くが,紅葉し始めた広葉樹林帯に囲まれた登山道は実に心地が良い.
 私は列の後ろについて,ノンビリと写真を撮りながら登り続ける.

<広葉樹林帯の中の急坂>

▇古い道標
 9時59分,「拾六丁目車▇(読めない)屋」という刻字のある道標の前を通過する.
 私はこの種の道標にいくらか興味があるが,留まっていろいろ調べる時間もないので写真を撮っただけで通過する.多分,江戸末期から大正時代に立てられたんだろうなと勝手に想像する.

<古い道標>

▇金剛山に到着
 10時07分,金剛座山頂(標高410メートル)に到着する.
 山頂は灌木に覆われていて,見晴はあまり良くないが,静かな空間が広がっている.

<金剛山山頂に到着>

<金剛山山頂>

▇山頂の道標
 金剛山山頂には「金剛山410m」と書いてある杭が立っている.
 見晴がほとんどないのが残念だが,この杭を背景に自分の写真を自撮する.

<山頂の祠>

▇山頂の神社
 山頂には小さいながらも立派なお堂の神社が建っている.
 神社の名称などは分からないが,大切にされていることが分かる.
 神社の周辺で,10時16分まで休憩を取る.

<山頂の神社>

<金剛山から日置山へ>

▇日置山山頂へ1分
 ほぼ平坦な心地よい散策道が続く.
 10時24分,「日置山へ1分」と書いてある小さな案内板の脇に到着する.私の前を歩く過半数の方々は,この道標を無視して,そのまま先に行ってしまう.
 残りの私達はサブリーダーMGさんの了承を得て,案内板の指示通り左折して枝道に入る.

<日置山へ1分の道標>

▇日置山山頂
 10時25分,日置山山頂(標高423メートル)に到着する.
 山頂はそれほど広くはないが,ベンチがあって休憩にはもってこいの場所である.ベンチに座ると目の前に中央本線沿線のパノラマ風景が広がる(冒頭の写真).
 後から振り返ると,ここが日連アルプスの中で一番眺望の良いところだった.この眺望を楽しまずに,先に行ってしまった方々は残念だった.

<日置山山頂からの眺望>

<日置山から日連山へ>

▇素晴らしい紅葉の尾根道
 日置山からの眺望を楽しんだ後,10時29分,日置山を出発する.1分ほど往路を戻って元の登山道の続きを歩く.
 暫くの間は小さなアップダウンはあるものの紅葉が美しい尾根道が連続する.私は後ろの方で,ノンビリと紅葉の写真を撮りながら歩く.

<素晴らしい紅葉>

▇日連山に到着
 11時13分,日連山山頂(標高385メートル)に到着する.
 山頂は灌木の中,かなり広い平地になっている.山頂を示す小さな案内板とベンチがあるだけで,神社のようなものはない.
 まだ昼食には少々早いが,ここで昼食を摂ることになる.

<日連山山頂>

▇OTさん提供の食べ物
 テーブルの上に「動く冷蔵庫」さんことOTさん手作りのネーベンを並べる.OTさん以外の主婦の方々からも沢山の提供を受ける.
 テーブルを囲みながら,少々長めのランチタイムの始まりである.

<OTさん提供の品々が次々と出てくる>

▇私の昼食
 私の昼食は,例によってコンビニで買い求めたおむすび2個とヨーグルト,それに非常食兼のメロン1個だけ.これで十分.
 もちろん,OTさん提供の品々も有難く頂戴する.

<私の昼食>

<宝山から急坂を下って登山口へ>

▇宝山山頂
 日連山山頂での昼食を終えて,12時14分,日連山山頂から歩き出す.いよいよ午後の部の始まりである.
 相変わらず紅葉の尾根道が続く.一旦,標高差約50メートル下って,約70メートル登り返して,12時22分に宝山山頂(標高374メートル)に到着する.
 山頂のベンチの周辺で,休憩を取る.

<宝山山頂>

▇急坂を下る
 休憩を終えて,12時27分に宝山を出発する.
 暫くの間はのどかな稜線歩きが続くが,12時45分頃から,かなり急な下り坂が連続する.平素,塔ノ岳を登り下りしている人には,特にどうということはないが,山歩きに不慣れな方には少々辛そうである.急坂の最終部分では石短い間だがロープが張ってあるところもある.
 でも一同何とかこの難所をクリアする.

<急な下り坂の難所>

▇ようやく登山口へ
 難所を過ぎても,谷間をトラバースするダラダラの下り坂が連続する.
 13時丁度に送電鉄塔の下を通過する.ここからは歩きやすい東電道である.沢の左岸沿いの道を進むと,前方に民家が見え始める.民家の手前手ちょっと登り返して,13時07分,無事登山口に降り立つ.ここから先は歩道道路である.

<登山口に降り立つ>

<社寺,無人野菜スタンドを経由して藤野駅へ>

▇神社の脇を通る
 登山口から先は,鄙びた風情を楽しみながらの舗装道路歩きが続く.自動車の往来が激しい道を避けて,細い道を辿る.
 途中,眼下に赤い鳥居が見える.神社があるようだ.街道歩きを趣味としている私は社寺にも興味があるので,ちょっと立ち寄ってみたいなと思うが,同行の方々に迷惑を掛けるわけにもいかないのでそのまま通過する.ちょっと残念.

<神社の脇を通過する>

▇金剛山青蓮寺
 13時20分,金剛山青蓮寺の前を通過する.ここも写真を撮っただけ.ちょっと残念.
 山門の先に本堂の大きな屋根が見えている.山号が金剛山である.先ほど登った山と同じである.ということはこの地方の名刹に違いない.
 一体何宗の寺なんだろう?
 開山開基した人物はどんな人だろう?
 こんなどうでも良いことがちょっと気になる.

<金剛山青蓮寺>

▇無人野菜スタンド
 13時21分,野菜の無人スタンドの前に到着する.当然のことながら.同行の主婦連が立ち止まる.ここで緊急休憩.

<無人野菜スタンド>

▇藤野駅に無事帰着
 途中,日連大橋を渡って,13時54分,無事,藤野駅に戻る.
 ここで解散.
 自家用車で来られた方を除いて大半の方が,藤野駅14時08分発の中央本線上り電車高尾行に乗車する.
 
<藤野駅に到着>

<八王子経由で帰宅>

▇八王子で道草
 高尾駅で中央線の電車に乗り換える・
 TGさんの発案で,希望者だけ八王子駅で下車し,駅ビルの中で軽く懇親会を開こうと行くことになる.
 10名ほどのメンバーが参画.
 駅ビルの中を探して,「とろ麦」というソバ屋に入る.

<「とろ麦」の入口>

▇とろ麦蕎
 私はアルコールなしで,とろ麦蕎を注文する.
 なかなか美味.ユックリ味わう.

<とろ麦蕎>

▇町田から小田急線で藤沢へ
 15時51分,懇親会を終える.
 八王子16時05分発横浜線東神奈川行電車に乗車する.まだラッシュアワー前だったので全員が座れる.良かった.
 どこを経由して帰ろうかと迷ったが,混雑する横浜駅を通りたくなかったこともあって,町田駅で下車,小田急線で藤沢まで行くことにする.

<一列に座った塔ノ岳常連>

▇無事帰宅
 同行の皆さんもほぼ全員町田駅で小田急線に乗り換える.
 町田からは快速急行だ,急行だと七面倒臭いが,同行の方が,
 「後から来るナントカ急行の方が早く藤沢に着きますよ…」
とのことだったので,おとなしく指示に従う.
 居眠りする暇もなく藤沢に到着する.藤沢から東海道本線で大船へ.大船から呂全バスを利用して無事帰宅する.
 ”なかなか面白いコースだったな”
と湯船に浸かりながら振り返る.

<ラップタイム>

  8:30  藤野駅集合
  8:48  藤野駅から歩き出し
  8:58  日連大橋
  9:19  登山口
  9:42  坂の途中ベンチ(9:47まで休憩)
10:07  金剛山山頂(10:16まで休憩)
10:24  日置山1分の道標
10:25  日置山山頂(10:29まで展望休憩)
11:13  日連山山頂(12:14まで昼食)
12:22  宝山山頂(12:27まで休憩)
13:00  送電鉄塔
13:07  登山口
13:20  青蓮寺
13:54  藤野駅着(解散)
 
[ハイキング記録]

▇水平歩行距離       7.3km

▇円面歩行距離       7.4m 

▇累積登攀高度       443m

▇累積下降高度       443m

▇所要時間(休憩時間込み)
 藤野駅発          8:48
  〃 着                     13:07
 (所要時間)                 2時間19分(4.32h)
 水平歩行速度      7.9km/4.32h=1.69km/h
                                (おわり)
「中央沿線」の前回の記事
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/623b78ac61a6ad52baf2a57375ac90c3
「中央沿線」の次回の記事
(なし)


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