<成田山から路地を抜けて野毛山公園へ>
2018年と秋の会員展;第2日目;多くの知人友人が来訪リ
(神奈美会員展)
2018年10月10日(水) 晴
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<今日は3食外食だ>
▇今日は神奈美会員展2日目
今年秋の神奈美会員展が開催中.今日は開催2日目.街道歩きの皆様,千葉の親戚の方々,その他数名の方々が会場にお越し頂くことになっている.そこで,私は今日一日会場でブラリブラリ過ごすことにしている.
実は…
展覧会1日目の昨日,丁度懇親会に出席しているときに,会場に山仲間の方が来られたようである.折角お越し頂いたのにお目に掛かれず大変残念なことをした.
私としては,お越し頂く知人,友人の方々には,今回の出展作品について是非説明を聞いて頂きたかったからである.
…というのも,今回は突飛もないことを思いついて,絵の慣習的なルールを無視して,随分と勝手な絵を描いているので,是非,説明を聞いて頂きたいからである.どんなところが突飛なのかは,当ブログでも,稿を改めて縷々書き綴るつもりだが,とにかく聞いて頂かないと,
”お前,なんでこんなメチャクチャな絵を描くんだ…”
と侮蔑の眼で見られそうである.
要するに,AIを搭載したロボットでも描けそうな,客体の忠実な絵は描きたくない.そのために,日光の射し込む向きや正確な描写,色調など基本ルールを無視した勝手な絵を描いているから,ご高覧頂く方に,その辺を縷々言い訳をしたいのだ.
まあ,そんなわけで何時会場に不意に現れるかも知れない知人友人にも対応するために,できるだけ会場に詰めていたいと思っている.
…というわけで,今日2日目も午前中から会場へ向かうことにする.
▇今日一日は外食するぞ…
家内が昨日から知人と一緒に旅行中.だから重しが取れた私は朝から気楽.意気揚々,うきうき.
何時もは殆ど外食などしない私は,絶好のチャンスなので終日外食で済まそうと思う.実は私は学生時代自炊生活をしていたので自分で料理するのも決して億劫だとは思っていないが,今日は気持ちが料理より会場に傾いてしまっている.
湘南モノレールに乗って大船駅へ.
大船駅バス停上の広場から,大船観音を見上げる.
”観音様は,今日もいい顔をしておられるな…”
<大船観音の朝;ちょっとピンぼけだが…>
▇朝食は「天ぷらうどん」だ
大船駅を通るときに何時も立ち寄りたくなる駅構内のソバ屋で,天ぷらうどんを注文する.今日のちょっと遅めの朝食は,ソバ屋でうどんである.
早速,私の体内に巣喰っているもう1人の私が,
”ソバ屋に入ってわざわざ「うどん」を注文するなんて,お前も随分へそ曲がりだな…”
と余計なことを言う.
”放っといてくれ,ナンノブユアビジネス”
<朝食は天ぷらうどん;大満足>
<野毛山公園で昼食>
▇隣の会場をチラリ
大船から根岸線電車に乗って,桜木町駅に到着する.駅構内の売店で昼食用のおむすび2個を購入する.
桜木町駅から紅葉坂隣の坂道を登って,10時30分頃会場の横浜市民ギャラリーに到着する.
まずは当番の皆様に挨拶.受付にある記帳簿と会場で,私が不在中に知人の来訪者の確認をしてから,隣の会場で開催中の「第10回現代ルネッサンス美術展」を見学する.受付の方にお断りして雰囲気だけ写真を撮らせて貰う.素晴らしい作品がずらりと陳列されている.
受付で記帳して,資料を頂戴する.このグループでは絵画教室も開いているようである.ちょっと興味をそそられる.
<現代ルネッサンス展会場>
▇野毛山公園を半周
昼時になる.
午後早々に街道歩きの皆様が来られる予定なので,少し早めに昼食を済ませてしまおうと思う.会場の1階と4階に休憩所があるが,季候の良い秋に室内でランチも面白くない.
”よおしっ…! 野毛山公園まで行くぞ…”
…で,会場から成田山境内を経由して,狭い路地(冒頭の写真)を抜けて野毛山公園へ.この狭い路地は私のお気に入りの道である.路地を抜けると香ばしいカレーライスの香りが辺り一面に漂っている.
”カレーライスの香りを絵にしたら,どんな絵になるんだろう…”
私はまたもや碌でもないことを思いつく.
<野毛山公園案内図> ※現地案内板から引用
▇中村汀女の歌碑
今日はこの時期にしてはかなり高温である.
公園内の階段を登っている内に汗ばんでくる.まずは中村汀女の歌碑を見学する.
歌碑の近くに案内板が立っている.
”なるほど,なるほど…”
と一瞥して通過する.
<中村汀女の歌碑>
▇ラジオ棟
中村汀女の歌碑次いでラジオ棟を見物.
”そういえば,昔,ラジオ棟があったな…”
と遠い昔を回想する.
”昔,「ラジオ」は「ラヂオ」って書いていたな…”
これも余計なこと.
<ラジオ棟>
▇ベンチで昼食
階段道を登り切ったところにベンチが並んでいる.誰も居ない.緑のど真ん中.
”ここで昼食にしよう…”
…ということで,今朝方桜木町駅構内の売店で購入したオニギリ2個を美味しく頂戴する.
”ウン…,昼食は外で食べるのが最高!”
<公園のベンチで昼食>
<ブラリブラリと会場へ戻る>
▇会場は盛況
12時半頃,会場へ戻る.
暫くすると,街道歩きの方々4名が来訪.今回は女性ばかり.会場を案内している途中で.私のブログを見て下さっている方が来られる.ブログ記事を見て会場を訪れてくれるとは感謝,感謝である.
そうこうしているうちに,千葉から親族の2人が会場に現れる.2人とも今年の千葉県展に入選した絵の愛好家である.
次々にお越し頂く方々に応対している内に,街道歩きの方々が居なくなってシマッタ.
”シマッタ!”
<午後の会場>
▇絵画談義
千葉からの2人は油絵を描く.県展に何回も入選しているベテランである.私は自分の絵について意図していることを熱心に説明する.
「会員展だから,そんな無茶をするんでしょう.公募展ではそんな無茶はやらないでしょう…会員の特権ですね」
正に図星!
今回の反骨絵は,公募ならばまず通らないだろう.
私の絵の雲の部分を指さしながら,
「…随分手抜きしていますね,オレにはちょっとできないな…」
と言われてしまう.図星!
別に手抜きをしているわけではないが,そう感じ取られてしまうのは私の不徳の致すところである.でも,一方では,
”何も描きたくないものを,無理に描いて画面を埋めるのは,やっぱりオレの本心とは違うな”
”描きたくないんだったら,そこは空白でも良いじゃないか…!”
と心の中で思っている.
まあ,そんなこんなで公募展なら絶対に通らない絵を2枚も飾って独り悦に入っている.
さらに,
”空白,空白って,軽視しないで…! 真空には凄いエネルギーが潜んでいるんだよ…”
と頭の中で詭弁を考える.口には出さないけど…
プラス要因とマイナス要因が消去し合ってバランスが取れているのが空白なんだよ.そのバランス状態が,ちょっとした「ゆらぎ」でバランスを失うと実体が見え始めるんだ…だから,絵の中の空白は言わば真空のようなもの.その空白こそ絵を見て下さる方々の心象でどの要にも変化する大切な場所なんだよ…と,私は真面目に考えている.
まあ,この点については,このブログで,別途,「我流絵画論」を具体的に考察してみようと思っている(噴飯物の記述になるに違いないが…).
夕方,17時になる.
たまたま当番のNO氏と一緒に1階ロビーで飲み物を賞味しながら雑談.私は「世界一のバリスタ」とやらを美味しく頂戴する.
<1階の休憩室で一休み>
<夕食も外食だ>
▇夕食は天ぷら系
夕方,もう知人友人が来ないことを確認してから,会場を後にする.
桜木町駅から根岸線電車で大船へ.もう帰宅ラッシュが始まっている.混雑する電車はやっぱりシンドイ.
夕食は,大船駅前の食堂で540円也の天丼.腹の中に胆石があった時代には,天ぷらを食べるとすぐに胃痛で悩まされていたが,胆石を取ってからは,そんな心配はしないで済むので,本当に有難い.
今日一日は,3食すべて外食であった.明らかに野菜摂取不足である.
でも,まあ,こんなことも,たまには良いな.
<大船駅前で天丼>
▇明日は明日の風だな…
明日は,某旅行社主催の富士山すそ野ウォーキング参加日である.ウォーキングなので大した距離を歩くわけではないが,富士山すそ野には沢山の社寺,遺構が点在している.これらを見て歩くのもなかなか興味深いので期待している.
帰宅してパソコンに着信しているメールを眺める.
その中に,山旅スクール同期の方から,久々に「鎌倉をハイキングしよう」というお誘いを受ける.懐かしい.願ってもないことである.今から楽しみである.
こうして今年の秋も更けていく.そしてもうすぐ私の誕生日である.両親が西の彼方から,
”そろそろこっちへお出で…”
と言っているような気になる.空耳かな.
(2日目終わり)
(4日目に続く)
つづき(4日目)の記事
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(執筆中)
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2018年と秋の会員展;第2日目;多くの知人友人が来訪
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