<立山連峰遠望>
北アルプス;大日岳縦走;第2日目(2);奥大日岳から大日小屋へ
(塔ノ岳常連有志)
2018年8月2日(木)~4日(土)
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第2日目;2018年8月3日(金) 晴 (つづき)
<ルート地図> ※再掲
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<奥大日岳から稜線沿いに…>
▇奥大日岳を出発
奥大日岳山頂での休憩を終えて,9時55分,再び歩き出す.
ここから先,急なガレ場下りがありそうなので,少々,心配しながらの歩き出しである.
<奥大日岳山頂>
▇疲労感が増す
歩き出して暫くの間はなだらかな尾根道だったが,10時04分頃から次第に急な上り坂になる.途端に重い登山靴が大きな負担になり始める.当然の成り行きとして一同からどうしても遅れがちになる.
”ああ,情けない…”
<前方に坂道が…>
▇南斜面をトラバース
坂道を登り切って,10時15分頃から南斜面のトラバース道に入る.多少,霞んでいるが素晴らしい展望が開ける.
相変わらずの上り坂である.
<南斜面のトラバース道>
▇広場で昼食
ガレ場の坂道を登り続ける.歩き進むにつれて急坂になる.重い登山靴がますます私の疲労を増長させる.
10時54分,険しい登り坂が漸く終わって,平坦な道になったところで,10時54分,少々長めの休憩をとる.標高2,385メートル地点である.
私たちと前後して歩いている登山者も,私たちに釣られるようにして,同じ場所で休憩をとっている.
「…少し早いけどここで昼食にしましょう…」
とサブリーダーが言う.
”休憩…! 有難い!”
疲労している私にとって,休憩が一番有難い.
食事をしている内に,どこからともなく子ども達の声が聞こえてくる.今歩いて来た方向を振り返ると,谷を挟んだ向こう側の斜面に沢山の子ども達が列になって歩いているのが見える.谷間からも声が聞こえてくるので,随分と大勢の集団のようである.
子ども達の声がだんだんと近づいてくる.
「子ども達が来る前に,出掛けましょう」
ということで,11時40分,休憩を終えて歩き始める.
歩き始めてすぐに綺麗な花が咲いている場所を通過する.この花は「ナントカ…」と言う名前だと教えて貰うがすぐに忘れてしまう.
<綺麗な花>
<展望の稜線>
▇素晴らし展望
重たい足を引き釣りながらの稜線歩きが続く.シンドイが素晴らしい展望を楽しみながらの旅である.
進行方向左手に立山連峰の山々が連なっているのが見える.実に素晴らしい.所々に残雪が見えている(冒頭の写真).
<素晴らしい展望>
▇雪渓と岩礫
12時頃,稜線北側のトラバース道に入る.
北側の斜面にはまだかなりの量の雪渓が残っている.下の写真に写っている雪渓の先から,登山道は岩稜を縫うように歩く厳しい道に変わる.
<雪渓と岩稜>
<岩場・クサリ場を下って大日小屋へ>
▇巨大な岩壁
12時07分,進行方向右手に巨大な岩壁の下に到着する.
この岩壁の下を通過すると,高度感のある急な岩稜下りになる.緊張しながらも慎重に下り続ける.鎖場,ハシゴが連続する.疲れた足には少々堪えるが,ユックリ,ユックリと下る.
疲労しながらも,心の中では,
”久々の岩稜下りは,結構,面白いな…”
と思う.
ただ,さすがに鎖場やハシゴ下りの写真を撮る余裕はなかった.
<この岩の向こうが鎖場,ハシゴの難所になる>
▇大日小屋を見下ろす
鎖場,はしごを通過して,12時23分,眼下に大日小屋が見える場所に到着する.
”ああ,やっと小屋が見えたか!”
疲労困憊の私も,内心でホッとする.
ところが,この先もつづら折りの急な下りが連続する.私がどうしても皆さんの足を引っ張ることになる.
<眼下に大日小屋>
▇大日小屋到着
私の先を行く女性お二人との距離が50メートルほど空いてしまう.これも力量の差だからしかたがいこと.それよりも安全第一なので,”慎重に,慎重に”下山し続ける.
12時26分,私も,漸く,大日小屋に到着する.
先に降りた女性お二人が拍手をして私を出迎える.
情けないやら,嬉しいやら.
”やれやれ,無事,ご到着だ!”
大分時間が掛かってしまったが,転倒やスリップすることもなく無事到着できただけで,私としては大満足である.
取りあえずはチェックイン.
受付で各自10,000円を支払って,まずは場所を確保する.私たち5人にあてがわれた場所は,上下2段のカイコ棚の下段.もろん雑魚寝.でも1人1枚の布団があてがわれている.これで十分.
<大日小屋に到着>
(つづく)
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