怪しい涼しさの鎌倉中央公園；間もなく台風12号が襲来する
（独りプチプチお散歩）
２０１８年７月２８日（土） 曇り後雨
土曜日．丹沢塔ノ岳に登りたいなと切望していたのに…
台風12号の襲来とやらで，出掛けるのを中止する．でも，午前中は雲は多いものの何とか雨にはならずに済んだようだ．
”なぁ～んだ！ …ん，なら，午前中に，サッサと塔ノ岳を往復すれば良かったな…”
とちょっと後悔する．
でも，こんなに悪い予報が出ているのに出掛けるなんて，やっぱり無謀すぎる…行かないのが正解だ．”ソレデイイノダ！”と自分を慰める．正解だ！ 正解だよ！
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午前中は日本の美術関連のＷｅｂや本を眺めながら過ごす．これはこれで凄く面白い．瞬く間に午前中は終わりになる．
終日家に籠もっていたら，血液が酸っぱくなりそうなので，鎌倉中央公園から源氏山方面を2時間ばかり軽く一回りしようかと思う．
例によって鎌倉中央公園淸水塚口がお散歩の起点である．
家から外へ出る．
”涼しい～～…っ！”
これが第一印象．
淸水塚口から鎌倉中央公園に入る．
かなり強い風が右（東）から左（西）へ向かって吹いている．
”ということは台風12号の眼はオレの背中の方向にあるな…”
道路の両側の木々が風に煽られてビュ～ビュ～と音を立てながら激しく揺れている．この様子を眺めながら，なんだか後ろから雷神ににらまれているような気分になる．
上池の畔で，気温を測ってミ見る．写真は後ピンになってしまったが28℃．ぐっと涼しい．
吹き抜ける風は少し強いが，天然クーラーはとにかく居心地が良い．
公園の近場に住んでいる方々だろうか，ごく軽装のまま私と同じように公園でブラブラ歩きを楽しんでいる人達を何人か見かける．
”そうだ！ 今日は土曜日だったな”
風の音を楽しみながら，怪しい雲空を見上る，雨雲がすぐ頭の上まで迫っている．
上の池の畔に飾られている盆栽が目に付く．
私には盆栽のことは良く分からないが，後ろの土塀と盆栽の取り合わせから，どういうわけか過ぎ去った田舎暮らしの日々を思い出す，何だか懐かしい．
良いものを魅せて貰った気分になる．
緑陰の散策路はなだらかな下り坂．
台風が近づいているためか，空気が妙にジメジメしいる．
つい2～3日前まではやけに蒸し暑い日が続いていたためか，木々の緑がなんとなく紅葉し掛かっているように見える．まだ７値なのに…
ポツリ，ポツリ，…と，雨粒が落ち始める．
”こりゃ，イカン…！”
雨傘を持参していない私は，散策を中止して大急ぎで自宅へ戻ることに…
近いところにある寺分口に向かって，階段道を登り始める．途中に建っているあずま屋付近の木々も何となく秋っぽくなり始めている．
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”今日のブログ記事は，たったこれだけ！？”
私の体内に巣喰っているもう1人の私が私を糾問する．
”だって，…この頃，猛暑なんでほとんど何処へも行っていないんだから，書くネタがないんだもの…仕方ないでしょう！”
と私は反論する．
”何言ってるんだ…書きかけのままほったらかしになっている文章が沢山あるだろう．それに古い投稿には手を入れた方が良いものが沢山残っているだろう”
私は”ぐうの音”も出ない．
大体，開催日の10月が迫っている展覧会に出品予定の水彩画だってまだまだ手つかずの状態である．私はだんだんと心配になり始める．
”あ～ぁ…！ 今年もロクでもない絵しか描けないのかな…”
今から，絵を見に来て下さるかもしれない方々に申し訳ない気分になっている．
”…ん，なら，今から版張れば良いじゃないか…！”
ともう1人の私が叱咤する．
もちろん，そんなこと百も分かっているよ，でもそれでも手が付けられないんだ，本当に情けないよ．やっぱり，オレはぐうたらなんだ．
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窓ガラスに雨が激しくぶち当たる音がザアザアと聞こえ始める．いよいよ台風12号の襲来である．
屋外の設置されている市の防災マイクが何かしゃべっているようだが，ほとんど雨の音にかき消されて聞き取れない．肝心なときに聞こえない防災マイクなんて意味があるんだろうか？
「…どこどこの〇〇爺さんが行方不明になりました…」
という放送ならば聞こえるのに…
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明日，日曜日が雨でなければ塔ノ岳へ以降かと思っているが…
どうやら明日も夕方まで雨のようである．だんだんと体が鈍るなあ～
台風12号が，先日の被災地を避けて通るように祈りつつ，今回の愚痴はこれで終わり．
（おわり）
「鎌倉あれこれ」の前回の記事
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（なし）
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