<展示;真珠採り>
伊勢志摩;お伊勢参りの旅;第1日目 (5);海の博物館
(塔ノ岳常連グループ)
2018年2月7日(水)~8日(木)
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第1日目;2018年2月7日(水) (つづき)
<ルート地図>
▇朝熊ヶ岳→海の博物館
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▇海の博物館とその周辺
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▇海の博物館(パンフレットより引用)
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<海の博物館へ>
▇見晴を堪能しながら…
朝熊山展望台の見学を終えた私たちは,再び専用車に乗って,14時45分に朝熊山展望だ駐車場から出発する.
標高555メートルの高いところから,つづら折りの道を専用車は下り続ける.
進行方向左手には,入り組んだ海岸線が見え隠れする.なかなかの景勝の地である.
<入り組んだ海岸線を眺めながらジグザグ道を下る>
▇鳥羽の海岸
専用車は,やがて海外沿いの道を走り続ける.
地図を見ると,この辺りは鳥羽市の市街地のようである.入り組んだ入り江には沢山の船が停泊している.
”良いところだなあ…”
私はのどかで平和そうな雰囲気に惹かれる.
<鳥羽市の港を眺めながら…>
▇海の博物館に到着
14時45分,鳥羽市にある海の博物館の駐車場に到着する.
現地の方の案内で,海の博物館へ向かう.
入場料は,なんと大人800円/人.20~99人の団体でも720円/人と随分とお高い感じがする.もっとも高い安いは展示物の内容にもよるが,もし私一人の旅だったら,ドケチの私は多分ここはパスするだろう.
でも,今回は会費の中に入場料も入っているので,どうもこうもない.何の抵抗もなく館内に入る.
<海の博物館に到着>
<展示A棟>
▇まずはPRの映画から…
館内に入る.
係員の女性が,
「…館内の説明をしますから集まってください…」
という.
説明内容は,ここには展示A棟と展示B棟があるので,順路に沿って見てくださいという内容である.
つづいて,PR映画を見学する.映画の内容は,主として海女が海に潜って貝を採取する光景である.これは結構大変な仕事だなと思う.
▇まずは展示A棟1階を見学
私たちが今居るところが展示A棟の1階である.
”それでは…”
ということで,展示A棟の1階から見学を始める.
最初に目に入ったのが,何だかピカピカした飾りがいっぱい施されているもの.なんだか分からないが,まあ綺麗だと思えばそれで十分だということにしておこう.
<綺麗な飾りの付いた棒みたいなもの>
▇多種多様な魚介類
この辺りで捕れる魚介類のサンプルが並んでいる.
「手を触れないでください」
という注意書きがあるので,もちろん触ったりしないが,
「…これ,本物? それとも模造品?」
もし本物ならば,何か防腐剤でも使っているのかな? それとも蝋細工?
なんだか良く分からないが,まあ,どっちでもいいや.
<魚介類の展示>
▇帆船の模型
壁沿いの棚には多種多様な模型類が並べてある.
いちいち全部を見るのは面倒なので,適当にすっ飛ばす.
年のせいかどうか分からないが,自分が余り関心を持っていないものは,わざわざ子細に見ようという気になれない.たちまちのうちに退屈になり始める.
私だけの偏見だが,色々なものが何となく雑然と並べてあるような印象を受けてしまう.
”結局の所,一体,何を訴求しているのか”
そこんところが良くわからないまま,陳列棚の前を一回りする.
私の第一印象は,
”テーマを絞って,もっとスッキリ整然と展示すべきだ”
もちろんこれは我流の独断と偏見である.
<壁沿いの棚に展示物がずらり並べてある>
▇潜水舟
沢山の展示の中で一番印象に残ったのが,玄関近くに設置された潜水舟である(正式名称は分からない)(下の写真).
そんなに深くは潜れないと思うが,具体的な展示なので,なかなか面白い.
”それにしても,これに乗って海中に入るのはちょっと怖いな…”
<潜水舟>
<展示B棟>
▇展示B棟へ
展示A棟1階を見終わってから,一旦外に出る.
つづいて,となりにある建物,展示B棟に向かう.展示B棟は,A棟より少し離れたところにある.
<展示B棟へ>
▇船の竜骨を連想させる天井
展示B棟は,天井が高い大きな建物である.天井の梁がまるで船の竜骨を逆さにしたようなデザインになっている.
入口誓うに笊や簑などの竹製品が並べてある.
採取した魚介類を入れる者だろうと何となく察しが付く.
<笊の類いの展示>
▇釣り船
展示B棟の中央付近に釣り船が展示されている.これは具体的でわかりやすい.長い釣り竿で魚を釣っている様子がとても良くわかる.
多分,舟は波で大きく揺れっぱなしなんだろうなと想像できる.猛烈な潮騒の音を聞きながら,鰹でも釣っているんだろうか.
<釣り船の模型>
▇千石船模型
続いて千石船の模型を見物する.
”そういえば,鎌倉の建長寺に河村瑞賢の供養塔があったな…”
と何の脈略もなく連想する.
河村瑞賢は江戸時代初期に江戸,大坂(今の大阪)を結ぶ東回り航路,西回り航路を開いた日本海運の祖といわれる人物である.
<千石船の模型>
▇日本丸の模型
展示場の奥まったところに日本丸の模型が飾られている.
その前に等身大の人物の座像が置かれている.座像の手前に何か説明文が掲示されているが読み落としてしまった.従ってこの人物については不明.
どなたかが,
「あっ!…××さんに似ている!」
と叫ぶ,そして近くに居た××さんを,座像の前まで引っ張ってくる.
XXさんは苦笑しながら,
「似てないよ…!」
と一言.
<日本丸の模型>
▇海女小屋の模型
木材と藁で作った海女小屋の模型を見学する.
概観は,ちょっとぎょっとする粗末さである.でも中を見ると,真ん中に囲炉裏があって,なかなか快適そうである.
数年前,パプアニューギニアのウイルヘルム山に登ったときに垣間見た,山間部の現地の人の住まいを連想する.あのとき見た住まいの概観はこの海女小屋そっくりだったが,中はもっと薄暗くて,煤けていて,天井も低かった.それに較べれば,ここは清潔で居心地もとても良さそうである.
”山のテント泊よりよっぽど快適そうだな.これなら,今のオレでも,何日も暮らせるな…”
と妙なことを連想する.
<海女小屋の外観>
<海女小屋の内部>
<展示A棟・海の収蔵庫>
▇体験学習館は休館
展示B棟の見学を終えて,体験学習感に行ってみる.
なぜか,今日は休刊のようである.
”何だ! 休館か.ん…なら,入場料をいくらか安くしないとおかしいぞ…”
そんな悪態をつくつもりはないが,休館なら休館で入口にきちんと掲示しておくのがルールのような気がする.
休館なら仕方がないので,もう一度,最初の展示A棟へ戻る.
<体験学習館>
▇大吉龍
展示A棟の2階にある海の収蔵庫を見学する.
まず目に付くのが,貝殻で作った大きな大吉龍の像である.その近くの八大龍神の絵が展示されている.
<大吉龍>
▇いろいろな人形
傍らにいろいろな人形が展示されている.
その他にも,実に多種多様な展示物が所狭しと並んでいる.一つひとつを子細に見学している時間はないし,それぞれに興味があるわけでもないので,ザッと展示物を見ている間にそろそろタイムアップである.
<色々な展示物>
<見学を終えて専用車へ>
▇見学を終える
そろそろ予定の時間である.
私たちは,全員が揃ったところで,一緒に駐車場に向かう.
専用車に向かう途中で,私は,
”この博物館で,私は,一体,何を学習したんだろう…”
と振り返る.
この頃,加齢によって学習能力が低下している私には,展示内容が何だか雑然としていてとりとめのないもののように思えてならない.
”もう少し整然と,この地方の歴史や地理,産業などがスッキリわかりやすく系統的に展示されていれば良いな”
という感想を持つ(私見に過ぎないが…)
▇海の博物館を出発
幹事から,
「そろそろ出発します,自動車に戻ってください」
と促される.
一同,ぞろぞろと専用車に向かう.
16時36分,私たちを乗せた専用車は,海の博物館から出発する.
月の目的地は鳥羽展望台である.
<海の博物館駐車場へ>
(つづく)
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(執筆中)
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