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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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信州冬の旅;小諸市内観光と懐古園周遊(4 );動物園・小諸義塾・惜別の歌

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                                <小諸義塾付近から浅間山連山を望む>

      信州冬の旅;小諸市内観光と懐古園周遊(4 );動物園・小諸義塾・惜別の歌
                 (亡姉の三回忌)
            2018年1月28日(日) (つづき) 晴
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http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/c88b902153f5539ffe0f0f699f8f9f79

<ルート地図>(再掲)


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<動物園>

▇吊り橋を渡る
 富士見台で千曲川の上流をナかめている内に9時になった.
 9時から懐古園は有料になる.同時に動物園にも入れるようになる.もちろん,9時前に無料で懐古園に入場していた私は引き続き無料のまま園内散策は続けられるし,動物園にもそのまま入ることができる.
 富士見台の脇にある地獄谷を挟んだ向こう側に動物園がある.
 地獄谷に架かっている吊り橋を渡ると動物園である.
 9時になると吊り橋前のゲートが開く.
 私はこの吊り橋を渡ってから,動物園を抜けて,懐古園入口に戻ろうと思う.


▇地獄谷を覗く
 吊り橋の上から地獄谷を覗く.
 目が回るような高さである.谷の向こうには千曲川が見えている.
 幼少の頃は,この谷を下って千曲川まで良く遊びにいった.
 千曲川で遊んだ後,ヒグラシの啼き声を危機ながらこの谷を登ったことをつい昨日のことのように思い出す.


▇動物園に入る
 動物園に入る.
 橋を渡ったすぐ右手のケージには鹿と白い大きな鳥が飼育されている.
 時間があまりないので,適当に写真を撮ってから先へ進む.後になってこの写真を見ると,肝心の鳥の頭が写っていない.代わりに鹿の頭だけが写っている.
 ”一体,何の写真を撮ったんだろう?”


▇知らない黒い鳥
 続いて,またもや大きな鳥が居る,ダチョウかな? いや,何だろう.小さい字の説明板があるが,読む気がsないので通過.


▇うなり声だけ聞こえるライオンの檻
 ライオンの檻の前を通過する.
 檻の中の部屋から,ライオンのうめき声が聞こえてくる,うめき声だけを聞きながら通過する.
 作業服を着た飼育員らしき人が竹箒を持って歩いている.私とすれ違いながら,
 「おはようございます.今朝も寒いですね…」
と私に挨拶する.
 途端に,先ほど藤村記念館前でも,係の方と同じような挨拶をしたことを思い出す.
 ”そういえば,小諸に住んでいた頃,人に会うと必ず時候の挨拶をしていたな…”
 私は旧い記憶の奥底から,自分もやっていた時候の挨拶のことを思い出す.
 地元の方と,久々に時候の挨拶をしてみると,とても心が和んでくるのを実感する.


▇ひなたぼっこをしているペンギン
 ついでペンギンたちが暮らす場所に到着する.
 数羽のペンギンがこぼれ日を浴びながら同じ方向を向いてジッとしている.
 ”彼ら一体何を考えているんだろう…”


▇完全に凍結した池
 ペンギンが暮らす場所の隣にある池をのぞき込む.
 池の水が完全に凍結している.
 ”これは凄い! やっぱりえらく寒いんだな”


▇川上犬・朝の挨拶
 小さな檻が多々並ぶ場所を通り抜ける.
 飼料らしいものが入ったバケツを持った飼育員と挨拶を交わす.若い女性である.作業服を凜々しく着込んでいる.
 キビキビした態度にすがすがしさを感じる.
 近くに川上犬の檻がある.
 犬を檻の中で飼育するのはちょっと可哀相だなと思う.
 ”そんなこと言い出したら,動物園の動物は全部檻の中じゃないか…”
 ”まあ,それもそうだな…”


<浅間山遠望と小諸義塾>

▇浅間山遠望
 動物園を抜けて,料金所へ戻る.
 三の門と浅間山が見えている.
 素晴らしい風景だ.
 一番奥に見えている山が前掛山である.残雪が縦縞模様になっているのが特徴である.噴火口のある釜山は前掛山の奥にあるので,コモロからは見えない.前掛山の右手前が剣ヶ峰,そのつづきのギザギザした山の端が牙山(ギッパヤマ).湯の平の凹地を挟んでちょっと見えているのが黒斑山である.
 小山敬三の浅間山の絵は,まさにこの角度から見た浅間山が多い. 


▇小諸義塾
 懐古園の一角に小諸義塾の建物がある.
 島崎藤村が教鞭を執っていたことがある中等教育の学校である.
 先ほど懐古園入口付近で木村熊二のレリーフを見たが,彼が小諸義塾の塾長だった.
 この建物の中には,小諸義塾ゆかりの資料や写真が陳列されているが,今日は時間がないので見学するのは,またの機会ということにしよう.もっとも,これまで何回も,何回も見学し当て居るが…


▇惜別の歌
 小諸義塾の建物のすぐ隣に「惜別の歌」の歌碑がある.
 ”遠き別れに耐えかねて
  この高楼に登るかな…”
 島崎藤村の詩である.
 この詩を読むと,思わず涙してしまう.


←クリック拡大

▇浅間山を見上げる
 再び三の門へ向かう.
 途中でまたもや浅間山を見上げる.枯れ枝の向こうに浅間山連山がずらり並んで見えている.先ほどは少ししか見えなかった黒斑山もここからは良く見えている.
 もちろん,立ち止まって写真を撮る(冒頭の写真).
                         (つづく)
つづきの記事
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(執筆中)

お断り;
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