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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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鎌倉七福神巡り(2);無情の雨・上行寺で打ち切り

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                               <浄智寺境内>

       鎌倉七福神巡り(2);無情の雨・上行寺で打ち切り
            (五十三次洛遊会定例会)
        2018年1月17日(水) 曇り後雨

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http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/0275a1cb478113f1e23972035f7cc96b

<ルート地図>


←クリック拡大

    2018年1月20日(土),いつもの土曜日のように,塔ノ岳に登るつもりで.早朝4時10分,身支度を調えて自宅から一歩外へ.意外にも雨が降っている.今日の天気予報は曇り後晴れの筈だが…
 ”雨じゃあ…仕方がない”
ということで,即,中止.
 …で,鎌倉七福神巡りの続編を纏める気になった.
 何せ,このところ最大の気がかりだった論文書きも,昨日中に何とか終わった.
 そんなわけで,やっとこの続編を氏亜画得るつもりになった.

<浄智寺>

■北鎌倉駅から歩き出す
 集合時間前に,参加予定者全員が揃ったので.9時55分,北鎌倉駅前から歩き出す.
 まずは定番通り,最初の訪問場所は浄智寺である.
 駅前の交差点を渡って,交番前を左折して,円覚寺の境内沿いに裏道を歩く.
 今日の鎌倉地方の天気予報は曇り後雨.どうやら,13時頃から雨が降り出すようである.
 ”今日の顔ぶれから判断して,雨が降り出す前に,長谷観音と御霊神社まで回るのは無理だな…”
と私は内心で思っている.
 「では時間前ですけど,出発しましょう.今日は,13時頃から雨になるようです.それまでに七福神全部回るのは無理ですので,長谷観音と御霊神社は諦めましょう.その代わりに七福神が全部揃っている上行寺をお参りしましょう…」
ということにして,今日一日は超ゆっくりペースで散策することにする.
 今日の参加者の中に,久々にお会いする長老HTさんが居られる.何とも嬉しい限りである.
 ユックリ.ユックリ歩いて,10時11分,浄智寺参道入口に到着する.
 参道の傍らにあるロウバイがそろそろ見頃を迎えている.

<浄智寺参道のロウバイ>

■甘露の井
 参道の突き当たりから浄智寺境内に入る.
 突き当たり左手に鎌倉十井の一つである甘露の井がある.雨が多いときには筧から水が流れ出ていることもあるが,今日は残念.たまり水の中に鯉が泳いでる.
 山門を潜って境内に入る.年寄りの鎌倉市民は健康手帳を提示すると無料で拝観できる.参加者総勢8人の中に3人がこの無税対象である.このことからも,このグループが結構高年齢の春暖だと分かる.
 ”それにしても,皆さんはなかなか元気だな…”

<甘露の井と浄智寺山門>

■布袋尊
 境内を一回りする.
 境内の凜とした雰囲気に圧倒される.新年を迎えてから大分日にちが経っているうえに今日は平日である.参拝者も少ないので,ユックリと散策を楽しめるのが嬉しい.
 そして,お目当ての布袋尊を参拝する.
 参拝を終えて,10時40分,浄智寺から出発する.

<浄智寺の布袋尊>

<巨福呂坂から二十五坊旧跡へ>

■建長寺駐車場で立ち休憩
 自動車の往来が多い鎌倉街道を建長寺方面に向かう.横須賀線の踏切を渡ると,ゆるやかな登り坂が続く.歩道の道幅が狭いので歩きにくい.
 10時56分,建長寺に到着する.山門前の駐車場で,衣服調整をかねて暫く立ち休憩を取る.
 「…この辺りに鎌倉十井だったな…? 何か有名な井戸があったはずだが…」
 すかさず鎌倉検定1級を首都記しているABさんが,
 「鎌倉十井じゃなくて,五名水の方だったかと思います…」
と説明する.

<建長寺>

■巨福呂坂切通
 5分ほどの休憩を終えて歩き出す.上り坂が少し急になる.
 11時04分,巨福呂坂に差し掛かる.右手には旧巨福呂坂のトンネルが見えているが今は通り抜けできない.
 巨福呂坂切通を抜けると下り坂になる.坂の両側に洒落たレストランが何軒並んでいる.
 ”そういえば,もう何十年も鎌倉に住んでいるのに,このあたりのレストランには一回も入ったことがないな…”
 そんなこともあってか,私はこれまで数え切れないほどの人達の鎌倉案内をしているが,もっぱら歩くだけ.特に食べ物には弱い.
 坂道を下りながら,私はこれからどこをどう歩こうかと頭の中でシミュレーションを重ねる.どうやらもうすぐポツリポツリと雨粒が落ちてきそうな雰囲気である.先ほどから湿気を含んだ妙に生暖かい風が吹いている.
 ”この辺りで屋外で静かに食事ができる場所はどこだろう…”
 ”そうだ! 取りあえずは二十五坊旧跡に立ち寄ってみよう.その後,鶴岡八幡宮のどこかで早めの昼食を済ませてしまおう”. 
 
<巨福呂坂切通>

■二十五坊旧跡
 鎌倉街道が鶴岡八幡宮に突き当たって右に急カーブする三叉路を左折して御谷に入る.
 谷戸の入口付近には民家が何軒か建ち並んでいるが,その先右手には道路に面して空き地が続く.ここが二十五坊旧跡である.
 この辺りまで足を伸ばす観光客は殆ど居ないが,鎌倉観光には欠かせないところではないかと私は思っている.
 11時15分,二十五坊旧跡に到着する.
 空き地の道路側に説明文が掲示されている.二十五坊旧跡の内容は下の写真の通りである.


←クリック拡大

<鶴岡八幡宮>

■今宮
 二十五坊旧跡の見学を終えて往路を戻る.
 鶴岡八幡宮駐車場手前の三叉路を左折,さらに道なりに進んで左手に曲がる.
 11時28分.谷戸の突き当たりにある今宮に到着する.この辺りは鶴岡八幡宮の境内の一角に位置しているが,ちょっと離れたところにあるために,訪れる観光客は殆ど居ないところである.
 今宮を参拝後,境内の一角を拝借して,そそくさと昼食を摂る.
 食後,霊によって何人かの方々から沢山の菓子類を頂戴する.食べ物に卑しい私は頂戴したものは全て胃袋に収めてしまう.その総カロリーは多分周百キロカロリー程度になるだろう.桑原,桑原.

<今宮>

■道元顕彰碑
 食事をしている間に,ポツリ,ポツリと雨粒が落ち出す.今日の天気予報は随分と正確である.
 「雨粒が落ちてきたので,そろそろ,出掛けましょう…」
ということで,11時52分,今宮から歩き出す.往路を鎌倉街道まで戻る.
 11時56分,道元顕彰碑の前を通過する.
 道元は言わずと知れた曹洞宗の構想である.
 堂々とした立派な石碑だが,ここにこんな立派な石碑が建っていることに,案外沢山の観光客が気付いていない.

<道元顕彰碑>

■旗上弁財天社
 12時12分,鶴岡八幡宮の境内社である旗上弁財天社に到着する.
 源平池に架かる蓮を渡って境内に入る.右手の樹下に数十羽の白いハトが屯している.ハトをいじめる人が居ないためか,すぐ近くを人が通っても平気である.ちょっと異様な感じがする風景である.
 12時40分,弁財天を拝んだ後,神社の裏手にある政子石を見てから,宝戒寺に向かう.

<旗上弁財天社>

<宝戒寺と妙隆寺>

■宝戒寺の毘沙門天
 12時23分,宝戒寺に到着する.
 拝観料が何時の間にか少々高くなっているのに驚く.
 まずは毘沙門天を参拝する.
 雨がだんだんと本降りになりそうである.
 ”こんな空模様では歩くのも大変だな…さて,どうしよう”
 羽つぃの頭の中のコンプーターが回転し始める.

<宝戒寺>

■妙隆寺
 12時30分,宝戒寺を出る.途中から裏道に入る.スリランカティーのお店の前を通ってすぐの三叉路を左に曲がる.この道路は直行する路地に突き当たって終わりになる.個々を右折,更にちょっと先で左折して,12時39分,妙隆寺に到着する.
 本堂前の寿老人を参拝する.ちなみにこの寿老人はケヤキの木の一本造りとのこと.
 12時40分,なべかぶり日新上人の池,丸山定夫の墓を見学して裏路地へ向かう.

<妙隆寺>

<宇津宮稲荷から上行寺方面へ>

■宇津宮稲荷
 12時44分,宇津宮稲荷の裏手を通過する.
 雨は本降り,傘を差さずには歩けなくなる.いつもなら,ここで一くさりだが通過.
 裏路地は直行する裏路地に突き当たって終わりになる.突き当たりを左に曲がる.さらに,すぐ先,日蓮辻説法跡碑付近で小町大路に突き当たる.右折して戎橋方面に向かう.

<宇津宮稲荷>

■妙本寺と常栄寺
 12時54分,妙本寺参道入口に到着する.時間が会えれば妙本寺も参拝したいところだが通過する.
 雨足が一向に衰えない.
 後ろを振り向くと,一同,道路一杯に広がっている.片側に寄るように注意する.
 ”なんで,この人達,一列縦隊になって歩けないんだろう…!”
 私はこういうだらしない集団を見ると,内心では猛烈にイライラしてくる.この気持ちを抑えながら歩くのがとても辛くて木に触る.
 12時57分,常栄寺前を通過する.
 
<妙本寺参道入口>                              <常栄寺>

<上行寺>

■上行寺に到着
 13時02分,上行寺に到着する.
 まずは山門に飾られている左甚五郎作の龍の彫刻を拝観する.こんなところでむき出しのままで誰かに悪戯されないかなと心配になる.
 上行寺本土ウン前には七福神が全部揃っている.
 雨でなければ回ったはずの長谷観音(大黒天),御霊神社(福寿録),本覚寺(恵比寿信)の参拝は,上行寺の七福神で済ませることにする.
←上行寺の七福神

<鎌倉駅で早めの解散>

■逆川橋
 13時03分,上行寺七福神の参拝を終える.
 ついでに別癌時の足利持氏の宝塔を見物してから,ちょっと寄り道をして逆川橋へ向かう路地に入る.
 この橋の下を流れる川は,海側から山側に逆さまに流れている珍名所である.
 路地を抜けるとバス通りに出る.左折してちょっと行ったところに辻ノ薬師堂や由比若宮がある.そちらまで足を伸ばしたい誘惑に駆られるが,今日のとkろおは右折する.

<逆行橋>

■連売のパン屋
 バス通りに出たところで,幹事から,
 「そろそろ『モア』を予約しましょう…何時に予約したら良いですか…」
と私に聞く.
 私は瞬間に頭の中のコンピュータをフル回転させて,所要時間を計算する.
 「もう,どこにも寄らなくても良いですね…」
と皆さんに念を押してから,3~4分の余裕を持って,
 「では,13時30分に予約して下さい」
とお願いする.
 バス通りから裏道を通って,13時23分に連売に到着する.
 「ここで(若宮大路)を渡しましょう…」
と一同を誘導する.
 そのとき,突然,どなたかが(連売の中の)パン屋に立ち寄りたいと言い出す.
 ”なんだ! たった今,どこにも立ち寄らないと念を押しアタのに…”
 まあ,3~4分のアロワンスは見ていたので,その時間の間に買い物が済めば良いけれど…
 パン屋に立ち寄る.小さい店だが,なるほど美味しそうなパンが並んでいる.

<連売の中のパン屋>

■鎌倉駅で解散・「モア」で懇親会
 予約した時間に「モア」に入れなくなるので,内心で私はイライラしている.もちろん,1分や2分遅れても泰西に影響がないぐらいのことは,私も十分に分かっているが,そこんところが戦前の教育を受けた私には,正直,気に入らない.でもまあ,13時31分に何とか鎌倉駅に到着する.
 鎌倉駅前で一応解散.
 でも,結局は全員が懇親会に参加するとのことなので,13時312に鎌倉駅前近くの「モア」に到着する.予約時間より1分遅れである.
 「モア」に入ると顔馴染みのウエイトレスが笑顔で私たちを迎え入れる.

<モアで懇親会>

■路線バスで帰宅
 14時30分頃,男性群4人は一足先にお開きにする.
 相変わらず雨が降っている.
 ”今日は路線バスで帰るぞ…”
 雨のためか,路線バスは何時もより少し混雑しているが,15分ほどでバス停鎌倉中央公園入口に到着する.
 次回の定例会は2月の予定である.

<ラップタイム>

 9:55  北鎌倉歩きだし}
10:11  浄智寺(11:40まで参拝)
10:56  建長寺
11:04  巨福呂坂
11:15  二十五坊旧跡
11;28  今宮(1;52まで休憩)
11;56  道元顕彰碑
12:12  機上弁財天社
12:23  宝戒寺(12;39まで)
12:37  妙隆寺(12:40まで)
12:54  宇津宮稲荷社
12:14  妙本寺入口
12:57  常栄寺
13:02  上行寺(13:04まで)
13:10  逆川橋
13:23  連売
13:31  鎌倉駅前(解散)


[散策記録]

■水平歩行所理               6.2km 

■累積黄斑高度                                 91m

■累積下降高度                                 107m

■所要時間 (休憩時間湖も)
 北鎌倉駅発                                    9:55
 鎌倉駅着                  13:31
 (所要時間)            3時間36分(3.60h)
 水平歩行速度                        6.2km/3.60h=1.94km/h
                                                (おわり)
「鎌倉あれこれ」の次回の記事
(なし)

お断り;
 これらの記事は,私の趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
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