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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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 ピレネー山小屋縦走トレッキング;第7日目(2);エステレッチョの滝からオルデサ渓谷登山口へ

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                     <滝が連続する川の右岸を下る>

ピレネー山小屋縦走トレッキング;第7日目(2);エステレッチョの滝からオルデサ渓谷登山口へ
              (アルパインツアー)
          2018年8月18(金)~27日(日)

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http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/e25b493ea51c60461e027459dc834698

第7日目;2017年8月24日(木)  (つづき) 晴

<ルート地図> (再掲)


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<リオアラザス川を下る>

■川の右岸沿いの道
 グランダスデルソアゾ展望台での休憩を終えて,10時15分に展望台から歩き出す.リオアザラス川(Rio Azaras)の右岸沿いの河原道である.川の音を聞きながら,大きな礫が転がっている道を注意しながら歩き続ける.
 途中で,子供連れのハイカーとすれ違う.この当たりまで下ってくると,軽装のハイカーとときどきすれ違うようになる.
 やがて,川から少し離れて樹林帯の中に入り込む.

<河原沿いの道を下る>

■立派な水飲み場
 10時24分,水飲み場に到着する.
 平らな石を積み重ねて作った立派な水飲み場である.でも,何となく試飲する気になれず,写真を撮っただけで通過する.

<立派な水飲み場>

■森の木陰で一休み
 10時48分,標高1,150メートル地点で休憩を取る.爽やかな森の中である.相変わらず天気は上々だが,少し暑い.
 7時30分にコリッツ小屋から歩き始めたので,もう,かれこれ3時間余り歩いていることになる.
 11時02分,休憩を終えて歩き始める.

<森の木陰で一休み>

<素晴らしいエステレッチョの滝>

■滝の展望台
 暫くの間,森の中の緩やかな下り坂を歩き続ける.
 11時22分,標高1,020メートル地点に到着する.現地ガイドのPBさんが,左手に分岐する小径を指さしながら,
 「ここをちょっと下ると滝が見えるよ.希望者は見に行ってください…」
と言う.
 もちろん私は見に行くつもりである.結局は全員が見に行くことになる,急な断崖沿いの下り坂を2~3分下ると,鉄柵で囲まれた展望台に到着する.

<滝の展望台>

■見事な滝
 展望台の目の前に見事な滝が流下している.目の前の滝の上流にも立派な滝がある.目の前の滝の下流は岩の間を水しぶきを激しくまき散らす激流になっている.
 滝の音を聞きながら,FBさんに,
 「この滝,名前なんて言うんですか」
と伺う.
 「エステレッチョです」
 ところが,聞き慣れないフランス語の地名なので,なかなかうまく聞き取れない.帰国後,地図で確かめるとEl Estrecchaというスペルらしいことが分かる.
 呼称はともかく,なかなかの滝である.

<見事な滝>

■川沿いの散策路
 滝の見物を終えて,往路の崖道を遡る.結構きつい上り坂である.11時34分,元の場所に戻る.
 ここでさらに10分ほど休憩を取ってから,11時45分にまた歩き出す.このあたりまで下ると,砂利がしっかりと敷かれている立派な散策路になる.滝を見に来たと思われる沢山のハイカーとすれ違うようになる.
 山道の風情はなくなり,完全なお散歩コースになる.

<整備された散策路を歩く>

■右手に沢山の滝が現れる
 私たちは右岸沿いの崖を高巻する散策路を歩いている.川の右岸沿いの道である.進行方向右手には,次から次へと滝が連なっている.滝が流下する激しい音を聞きながら,下り続ける.
 私は次から次へと現れる滝に感激しながら,随分と沢山の写真を撮りまくる.


<次から次へと滝が連なる>

■読めない案内板
 11時54分,"Cacada del Estrecho"と書いてある案内板の前を通過する.この案内板にカメラのイラストがあるので,多分,風景の良い撮影スポットがあるんだろうと勝手に想像する.先ほどから,私たちが歩いている散策路は,川から少し離れたところを通っているようである.
 英語の案内板なら見当が付くが,このフランス語かスペイン語か分からない案内板は訳が分からず掻痒感がつきまとう.

<案内板の前を通過する>

■素晴らしい滝の連続
 川沿いの道に入る.
 11時55分頃,狭い谷間に斜めに流下する数段の滝が見える場所に到着する.ここから暫くの間素晴らしい滝を眺めながら,川沿いの道を下る.


<素晴らしい滝の連続>

<森の中の散策路>

■疎林の中で休憩
 最後の滝を見物してから,また森林の中の静かな道に入る.
 11時58分.疎林の中で休憩をとる.木陰から射し込む日光が心地よい.
 「アブや蚊など,人を刺す虫は居ないんですか…」
とPBさんに伺う.
 「今の時期はあまり居ないけど,花が咲く春の頃には結構居ますよ…」
とのこと.
 12時05分,休憩を終えて歩き出す.

<疎林の中で休憩>

■橋を渡る
 12時11分,橋を渡る.
 周囲の木々の緑が一層の濃密になり始める.もうすぐトレッキングが終わりになるなと予感する.

<橋を渡る>

■岩稜の尖峰が見える
 12時15分,ほぼ南の方向に視界が開けた場所に到着する.標高1,420メートル地点である.累々と重なる断崖の尖峰が聳えている.
 PBさんに,
 「…あの山の名前,なんて言うんですか」
と尋ねる.
 「あれは,ザリエケ山だよ」
とのこと.
 帰国後,手持ちの地図で調べたがザリエケという山は見当たらない.私の聞き違いかもしれない. 

<岩稜の尖峰が見える>

■森の中で昼食
 「…ここで昼食にしましょう…」
とPBさんが私たちを促す.
 林の中から,尖峰を見上げながらの昼食である.

<尖峰の見える林の中で休憩>

■昼食は不思議な食べ物
 コリッツ小屋で貰った弁当を広げる.
 メインディッシュは,黄色い色をしたボソボソ感のある食べ物である.これにソースを絡ませて食べる.何とも不思議な食べ物である.美味しいのか不味いのか良くわからないが,とにかくボソボソしていて食べにくい.
 なんだか良くわからないうちに,何とか食べ終える.不思議な食べ物である.
 12時36分,昼食を終える.

<昼食;不思議な食べ物>

<オルデサ渓谷登山口;プレドラ>

■広場に到着
 12時58分,案内板のある広場に到着する.周囲は公園風に整備されている.あちらこちらに人影がある.
 ”いよいよ終点間近だな…”
と予感する.
 ここから先は舗装道路になる.

<広場に到着>

■プレドラ駐車場の案内板
 13時19分,プレドラ駐車場(Predora)の案内板の脇を通過する.終点まであともう少しのようである.
 周囲は公園風に整備されている.何となく人里に戻った雰囲気である.

<プレドラ駐車場案内板>

■橋を渡る
 13時21分に木橋を渡る,ひきつづき13時31分にも木橋を渡る.橋の向こうには断崖の山が連なっている.
 帰国後,地図で確かめると,この山はルアクタ山(L'Acuta;標高2,242メートル)のようである(読み方は不正確).

<ルアクタ山を眺めながら橋を渡る>

■瀟洒な建物
 13時36分,石造りの瀟洒な建物の前を通過する.
 ”この建物は何に使われているんだろう…”
 ちょっと気になるが,列の最後尾を歩いているので,先頭にいるPBさんに聞くことができない.あとで聞いてみようと思っている内に,聞くのを忘れてしまう.

<洒落た建物>

<トレッキング終点>

■シャトルバス乗り場
 13時37分,トイレに到着する.標高1,330メートルである.ここで13時44分までトイレ休憩を取る.
 13時47分,トレッキング終点の駐車場入口に到着する.
 ツアーリーダーのHDさんが,
 「…ここでトレッキングが終わります.14時20分発トルラ雪のシャトルバスに乗ります.それまで自由行動です.」
とトレッキング終了宣言をする.
 バス乗り場の反対側に茶店のような場所がある.
 ”あそこで一杯やりましょう…!”
ということになる.

<シャトルバス乗り場>

■私もお付き合い,グラスビールで乾杯
 こういうことになると,どうやら女性群の方が積極的なようである.茶屋は結構混雑しているが,客席の一隅を確保する.
 大半の方はジョッキ.
 私は沢山飲めないので2ユーロのグラスビール.情けないが…
 女性群がどこからともなくおつまみを出して一同に提供する.
 ここのビールの銘柄は分からないが,日本で飲むビールに比較すると,だいぶ甘みがある.下戸の私には甘い方が良いが,酒を嗜む人から見た評価は,多分,いろいろと分かれそうな味である.

<ビールで乾杯>

■シャトルバスに乗車
 14時19分,シャトルバスに乗車する.大きくて立派なバスである.
 私たちを含めて,8割方の座席が埋まる程度の乗客である.バスは今日の宿泊地,トルラ(Torla)に向けて発車する.

<シャトルバスに乗車>
                                                (つづく)
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(執筆中)

「ピレネー山小屋縦走トレッキング」の目次
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/e982fb31374fcc1a1d2c50a93cc7d960
「ピレネー山小屋縦走トレッキング」の索引
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/5112bb15f11338411dd77a26b2c1d70a

お断り;
 これらの記事は,私の趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
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