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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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ピレネー山小屋縦走トレッキング;第6日目(4);ゴリツッ小屋の夜;第6日目の総括

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                    <            コリッツ小屋>

  ピレネー山小屋縦走トレッキング;第6日目(4);ゴリツッ小屋の夜;第6日目の総括
              (アルパインツアー)
          2018年8月18(金)~27日(日)

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http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/a588eafae2994496ddaedc95654ecb49

第6日目;2017年8月23日(水) (つづき) 雨のち曇り

<混雑する山小屋>

■溢れんばかりの宿泊客
 15時19分、漸くコリッツ小屋に到着する.
 小規模な小屋である.今日は宿泊客が多いらしく、沢山の人達が小屋の外に屯している.私たち日本人に比較して、概して大柄の人が多い.何となく怖い感じがする.
 現地ガイドのPBさんとツアーリーダーのHDさんがチェックイン手続きをする間,私たちは小屋の外で待っている(冒頭の写真).
 15分ほどだろうか、かなり長い時間、ぼんやりと外で待ち続ける。
 やがて、お二人が外に出てくる。
 「…お待たせしました.では、とりあえず部屋へ行きましょう.その前にロッカーの鍵を渡します.…」
と色々な手順を説明する。
 まずは、靴箱に靴を入れる.次いで渡された鍵の番号と同じロッカーを探す.小屋の狭い入口は,出入りする人で大混雑である.ロッカーの周辺も,満員電車のような混雑である.
 ロッカーは日本の風呂屋のロッカーを薄汚くしてボロにしたような感じである.ロッカーの間口も奥行きも狭いので、リュックは何とか入るがストックがどうやっても入らない。
 ”どうしようかな…”
と思った瞬間、私の隣に立っている青年が、
 ”こうするんだよ…”
と手振りで私に言う。そして、私のストックの中を抜く,そしてばらばらにしたストックを私のロッカーに突っ込んでくれる.
 見た目はちょっと恐ろしい感じのお兄さんだったが、性根はとても親切である.私は英語で丁寧にお礼を言う.気分良し.

■客室に入る
 客室は2階(こちら風に言えば1階)にある。
 階段を登ると客室入口がある。入口から中に入ると部屋の真ん中の通路の両側に3段重ねのベッドがずらりと並んでいる.
 HDさんが,
 「…私たちのベッドは、こことここです…」
と言いながら,通路右手の奥の方のベッド数個、および左手の中央付近のベッド数個、それに2段目のベッド数個を指さす.
 まずは男女別々に区分けしてから,男性群だけでジャンケン大火記をする.私は惜しくも2位.私は1階奥から2番目のベッドを所望する.

■まずは自分のベッドで落ち着く
 とりあえずは自分のベッドに入ってみる.
 自分のベッドから反対側のベッドを見ると、下の写真の通りである.日本の山小屋と違って,ここでも一人当に幅60~70センチメートルほどのベッドが割り当てられているので,布団1枚に2人なんていうベラボーなことはない.
 ”これで十分、十分…”

<客室の様子>

<夕暮れのひととき>

■馬鹿でかいスリッパ
 ベッドに居るのも息苦しいので外に出てみる.
 わざわざ登山靴を履くのも面倒なので,小屋備え付けの突っかけスリッパを履く…が,このスリッパが馬鹿でかい。優に30センチ以上もある. 一足ごとにすっぽ抜けてしまう. 歩きにくいのなんのって…これにはさすがの私も参った.
 トイレは小屋の外である.玄関を出て,右回りに小屋の裏手に回ったところにある.途中、不規則に並べられた木道を通るが、雨に濡れていて滑りやすい.それにところどころに段差があるので,夜中にトイレに行くのは大変そうである.明るい内にシミュレーションしておかなければ…
 小屋の外にある石に腰掛けて、夕暮れ迫る外の風景を眺める。
 近くで関西から来られた仲間の女性が、リュックの中を几帳面に整理している.それを男性群3人ほどが見ている.チャキチャキした関西弁の独り言がとても面白い.
 「…まるで,一人で漫才しているようですね…」
と一人の男性が言う.

<小屋の外でぼんやり過ごす>

■にわか宴会
 少し寒くなったので,小屋の中に入る.
 食堂の一角で,元気の良い女性軍が気勢を上げている.私を見つけると,
 「…早くビールを買って,ここに座りなさい…」
とけしかける.
 平素、自分から進んでアルコールを飲むことは滅多にない私も,この場の雰囲気に飲まれてしまい、3ユーロの缶ビールを購入してジョイン.
 このビール、ちょっと甘口.下戸の私には丁度良い.

<ビールで乾杯>

<コリッツ小屋の夜>

■夕食
 19時から夕食である.
 夕食のメニューは下の写真の通りである.
 まずは大きなパンとスープ.洗面器のような器にスープが入っている.ここから各自好みの量だけ自分のお皿に取り分ける.
 メインディッシュは,牛肉の大きな塊とライス.量が多すぎて全部食べられない.味は,そう言っては何だkが,どうもコクがなくて,正直なところ,あまり美味しいとは言えない. 
 デザートは,凄く甘いチョコレートクリームである。


<コリッツ小屋の夕食>

■今日も無事だった
 20時頃、夕食を終える.
 おとなしくベッドに戻る.
 ヘッドランプの光を頼りに,今日一日の日記とラップタイムを整理する.
 20時30分頃、就寝.今日一日を無事だった。
             
<ラップタイム>

 6:45  集合
 7:00  ガバルニーホテルマルボーレ出発(専用車)
 7:24  タンテ峠着
 ================================================
 7:40  タンテ峠歩き出し
 8:12  プハウエロ峠(8:21まで休憩)
 9:02  標高2,373メートル地点(9:12まで休憩)
 9:58  標高2,400メートル地点(10:07まで休憩)
11:26  サラドウ小屋(10:36まで休憩)
10:57  標高2,700メートル地点(11:05まで休憩)
11:28  プレッシュドローラン(11:40まで休憩)
11:48  標高2,700メートル地点(12:06まで昼食)
12:40  標高2,520メートル地点(12:43まで休憩)
13:43  標高1,970メートル地点(13:50まで休憩)
14:11  標高2,320メートル地点(14:15分まで雨具脱着)
14:27  エーデルワイズ撮影、草原
15:19  コリッツ小屋着

[6日目の山行記録]

■水平歩行距離     約15km

■累積登攀高度    (後日記載)

■累積下降高度    (後日記載)

■所要時間(休憩時間込み)
 タンテ峠歩き出し           7;40
 コリッツ小屋着                          15:19
 (所要時間)                7時間39分(7.65h)
 水平歩行速度       15km/5.65h=2.65km/h
                                         (6日目終わり)
                                         (7日目に続く)
つづき(7日目)の記事
  ↓
(執筆中)

「ピレネー山小屋縦走トレッキング」の目次
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/e982fb31374fcc1a1d2c50a93cc7d960
「ピレネー山小屋縦走トレッキング」の索引
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/5112bb15f11338411dd77a26b2c1d70a

お断り;
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