< コリッツ小屋>
ピレネー山小屋縦走トレッキング;第6日目(4);ゴリツッ小屋の夜;第6日目の総括
(アルパインツアー)
2018年8月18(金)~27日(日)
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第6日目;2017年8月23日(水) (つづき) 雨のち曇り
<混雑する山小屋>
■溢れんばかりの宿泊客
15時19分、漸くコリッツ小屋に到着する.
小規模な小屋である.今日は宿泊客が多いらしく、沢山の人達が小屋の外に屯している.私たち日本人に比較して、概して大柄の人が多い.何となく怖い感じがする.
現地ガイドのPBさんとツアーリーダーのHDさんがチェックイン手続きをする間,私たちは小屋の外で待っている(冒頭の写真).
15分ほどだろうか、かなり長い時間、ぼんやりと外で待ち続ける。
やがて、お二人が外に出てくる。
「…お待たせしました.では、とりあえず部屋へ行きましょう.その前にロッカーの鍵を渡します.…」
と色々な手順を説明する。
まずは、靴箱に靴を入れる.次いで渡された鍵の番号と同じロッカーを探す.小屋の狭い入口は,出入りする人で大混雑である.ロッカーの周辺も,満員電車のような混雑である.
ロッカーは日本の風呂屋のロッカーを薄汚くしてボロにしたような感じである.ロッカーの間口も奥行きも狭いので、リュックは何とか入るがストックがどうやっても入らない。
”どうしようかな…”
と思った瞬間、私の隣に立っている青年が、
”こうするんだよ…”
と手振りで私に言う。そして、私のストックの中を抜く,そしてばらばらにしたストックを私のロッカーに突っ込んでくれる.
見た目はちょっと恐ろしい感じのお兄さんだったが、性根はとても親切である.私は英語で丁寧にお礼を言う.気分良し.
■客室に入る
客室は2階(こちら風に言えば1階)にある。
階段を登ると客室入口がある。入口から中に入ると部屋の真ん中の通路の両側に3段重ねのベッドがずらりと並んでいる.
HDさんが,
「…私たちのベッドは、こことここです…」
と言いながら,通路右手の奥の方のベッド数個、および左手の中央付近のベッド数個、それに2段目のベッド数個を指さす.
まずは男女別々に区分けしてから,男性群だけでジャンケン大火記をする.私は惜しくも2位.私は1階奥から2番目のベッドを所望する.
■まずは自分のベッドで落ち着く
とりあえずは自分のベッドに入ってみる.
自分のベッドから反対側のベッドを見ると、下の写真の通りである.日本の山小屋と違って,ここでも一人当に幅60~70センチメートルほどのベッドが割り当てられているので,布団1枚に2人なんていうベラボーなことはない.
”これで十分、十分…”
<客室の様子>
<夕暮れのひととき>
■馬鹿でかいスリッパ
ベッドに居るのも息苦しいので外に出てみる.
わざわざ登山靴を履くのも面倒なので,小屋備え付けの突っかけスリッパを履く…が,このスリッパが馬鹿でかい。優に30センチ以上もある. 一足ごとにすっぽ抜けてしまう. 歩きにくいのなんのって…これにはさすがの私も参った.
トイレは小屋の外である.玄関を出て,右回りに小屋の裏手に回ったところにある.途中、不規則に並べられた木道を通るが、雨に濡れていて滑りやすい.それにところどころに段差があるので,夜中にトイレに行くのは大変そうである.明るい内にシミュレーションしておかなければ…
小屋の外にある石に腰掛けて、夕暮れ迫る外の風景を眺める。
近くで関西から来られた仲間の女性が、リュックの中を几帳面に整理している.それを男性群3人ほどが見ている.チャキチャキした関西弁の独り言がとても面白い.
「…まるで,一人で漫才しているようですね…」
と一人の男性が言う.
<小屋の外でぼんやり過ごす>
■にわか宴会
少し寒くなったので,小屋の中に入る.
食堂の一角で,元気の良い女性軍が気勢を上げている.私を見つけると,
「…早くビールを買って,ここに座りなさい…」
とけしかける.
平素、自分から進んでアルコールを飲むことは滅多にない私も,この場の雰囲気に飲まれてしまい、3ユーロの缶ビールを購入してジョイン.
このビール、ちょっと甘口.下戸の私には丁度良い.
<ビールで乾杯>
<コリッツ小屋の夜>
■夕食
19時から夕食である.
夕食のメニューは下の写真の通りである.
まずは大きなパンとスープ.洗面器のような器にスープが入っている.ここから各自好みの量だけ自分のお皿に取り分ける.
メインディッシュは,牛肉の大きな塊とライス.量が多すぎて全部食べられない.味は,そう言っては何だkが,どうもコクがなくて,正直なところ,あまり美味しいとは言えない.
デザートは,凄く甘いチョコレートクリームである。
<コリッツ小屋の夕食>
■今日も無事だった
20時頃、夕食を終える.
おとなしくベッドに戻る.
ヘッドランプの光を頼りに,今日一日の日記とラップタイムを整理する.
20時30分頃、就寝.今日一日を無事だった。
<ラップタイム>
6:45 集合
7:00 ガバルニーホテルマルボーレ出発(専用車)
7:24 タンテ峠着
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7:40 タンテ峠歩き出し
8:12 プハウエロ峠(8:21まで休憩)
9:02 標高2,373メートル地点(9:12まで休憩)
9:58 標高2,400メートル地点(10:07まで休憩)
11:26 サラドウ小屋(10:36まで休憩)
10:57 標高2,700メートル地点(11:05まで休憩)
11:28 プレッシュドローラン(11:40まで休憩)
11:48 標高2,700メートル地点(12:06まで昼食)
12:40 標高2,520メートル地点(12:43まで休憩)
13:43 標高1,970メートル地点(13:50まで休憩)
14:11 標高2,320メートル地点(14:15分まで雨具脱着)
14:27 エーデルワイズ撮影、草原
15:19 コリッツ小屋着
[6日目の山行記録]
■水平歩行距離 約15km
■累積登攀高度 (後日記載)
■累積下降高度 (後日記載)
■所要時間(休憩時間込み)
タンテ峠歩き出し 7;40
コリッツ小屋着 15:19
(所要時間) 7時間39分(7.65h)
水平歩行速度 15km/5.65h=2.65km/h
(6日目終わり)
(7日目に続く)
つづき(7日目)の記事
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(執筆中)
「ピレネー山小屋縦走トレッキング」の目次
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「ピレネー山小屋縦走トレッキング」の索引
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/5112bb15f11338411dd77a26b2c1d70a
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