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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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ピレネー山小屋縦走トレッキング;第4日目(3);リュスサンソヴァールで昼食

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    ピレネー山小屋縦走トレッキング;第4日目(3);リュスサンソヴァールで昼食
               (アルパインツアー)
          2017年6月18(金)~27日(日)
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http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/30c84edf0a52325356dbd654951e300b

<ルート地図>


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<専用車でピオーザルティギュエ湖を発車>

■素晴らしい車窓風景
 アユー湖からのトレッキングを終えて専用車に乗った私たちは,9時50分,ピオーザルティギュエ湖駐車場から,今夜の宿泊地,ガバルニーに向けて出発する.100キロメートル弱の旅の始まりである.
 ピオーザルティギュエ湖から暫くの間は,道幅が狭くて,下り勾配がやや急な道をソロリソロリと走る.すれ違う車はほとんどない.
 程なく三叉路に突き当たって左折する.ここからは2車線の自動車道になる.
 10時46分,車窓からはギザギザの尖峰が立ち並ぶ両線が見えている.なんともダイナミックで素晴らしい風景で会える.空は相変わらず雲一つない快晴である.

<雲一つない快晴の絶景が続く>

■小さな集落を通過
 10時48分,小さな集落を通過する.どうやら観光地らしく色々な店が建ち並んでいる.どうやらピオーザルティギュエ湖から20キロメートルほど離れたところを走っているようである.
 この集落の名前を確かめたかったが,私は専用車の中程の座っているので,前の方に座っている現地ガイドのPBさんやドライバーに確かめることができない.
 ”仕方ないなあ…”
 地図追跡が趣味の私には,ちょっと残念.

<小さな集落を通過>

<オービスケ峠>

■牧場の中のジグザグ坂
 やがて,専用車はジグザグの上り坂に差し掛かる.カーブを曲がるごとに視界が開ける.周囲は一面の牧場である.広々とした風景をデジカメに収めようとすると,専用車はカーブする.そして私の座っている席は見晴らしのない山側になる.
 次にカーブして見晴らしが良くなったときにデジカメを構えると,道路脇の雑草が視界を遮る.そんなことを繰り返しながら,やっと数枚の写真を撮る.
 うねうねと広がる草地の中に,牧場の作業場のような建物がちらほらと見えている.日本ではちょっとお目にかかれない風景である.

<広大な牧羊の中のジグザグ道を登る>

■オービスケ峠到着
 10時59分,私たちの専用車はオービスケ峠(C.d'Aubisque;標高1,720メートル)に到着する.
 峠には石を積み上げた壁の建物が数軒並んでいる.中央の2軒は土産屋である.土産屋の前は風呂場になっている.広場の先が駐車場である.
 私たちはここで20分ほど休憩を取る.

<オービスケ峠に到着>

■土産屋の店内
 早速2軒の土産屋を梯子してみる.もちろんジャストルッキング.いろいろな小物が雑然と並んでいる.特に買いたいものは何もない.
 店内を一回りしただけで飽きてしまう.
 店内一巡後,店から外へ出る.近くの現地ガイドのPBさんが居る.雑談.
 PBさんによると,ここは自転車によるツーリングで良く知られているところだという.ナントカというツーリングの国際退会のコースにもなっているとのこと. 

<雑然と並ぶ雑貨>

■多種多様なチースが並ぶ
 まだ時間があるので,売店近くをウロウロ.
 売店店頭のガラスケースを覗いてビックリする.ガラスケースの中には種多様なチーズが並んでいる.
 ”さすがお国柄だなあ”
と思う.
 チーズなら土産に買っても良いなと思うが,まだまだトレッキングが残っている.大きなチーズの塊は,トレッキング中邪魔になるので,買うのはやめにしよう.

<多種多様なチーズ>

■ミュールも雑談に参加
 まだ休憩時間が残っているが,専用車の方へ向かう.
 同行者の皆さんも何人か専用車付近に居る.専用車の運転手を囲んで雑談をしていると,馬(ミュールかな?)が私たちの仲間のように首を突っ込んでくる.なかなか可愛い.
 広場には沢山のミュールが居る.乗馬用かな? それにしては鞍がない.荷物運搬用? そんなはずはない.まあ,何でもいいや…
 ここはツーリングのメッカらしく,自転車で峠越えをする観光客が沢山休憩を取っている.

<雑談にミュールも加わる>

<リュスサンソヴァールで昼食>

■リュスサンソヴァールに到着
 11時21分,休憩を終えて再び専用車に乗車,オービスケ峠を発車する.今度はジグザグの長い下り坂が連続する.
 11時44分,リュスサンソヴァール(LuX-t. Sanveur;標高780メートル)に到着する.
 真っ青な青空が印象的である.
 リュスサンソヴァールは山に囲まれた小さな街のようである.
 現地ガイドのPB参の後について街中の狭い上り坂をゆっくりと歩く.

<リュスサンソヴァールに到着>

■街の中心部の露店
 ほんの200~300メートル歩くと,街の中心部である.小さな広場を中心に沢山の露店が建ち並んでいる.結構な賑わいである.
 衣料品店が多いようである.片田舎とはいえ,さすがにフランスである.なかなかオシャレである.
 私たちもウインドウショッピングを楽しむ.

<露店が立ち並ぶ>

■レストランに到着
 12時40分,レストランレテンプリエール(Retaurant Les Templiers)に到着する.ここで昼食を摂るようである.
 シックな外観のレストランである.

<レストランに到着>

■ランチメニュー
 まずはビールで乾杯である.
 平素,アルコール類は嗜まない私も,雰囲気に押されてグラスビールを所望する.グラスに「1664」と書いてあるが,ビールの銘柄名なのか,良くわからない.
 西暦1664年といえば,フランスが東インド会社を設立した年だが…まあ,銘柄などどうでも良いことだ.とにかくこのビールは,かなり甘い味がする.下戸の私には甘いのは良いことだ.
 あとは現地ガイドとツアーリーダーが選んだコース料理である.山小屋で食べていた料理とは,味に雲泥の差があるのを実感する.





<ランチはコース料理>
                                            (つづく)

[リュスサンスバール異問]

【7月6日 AFP】フランス南西部、ピレネー山脈(Pyrenees)の麓のリュスサンソバール(Luz-Saint-Sauveur)で、ヒグマの出没で放牧していたヒツジ125匹がおびえて谷に落ちて死んだとして、5日、地元の牧羊業者らがヒグマの駆除を求めて抗議行動を展開した。
 AFPの取材に応じた牧羊業者の一人、ティエリー・ラサール・カレール(Thierry Lassalle-Carrere)さんは、週末に自身が飼育していたヒツジがクマに追いかけられて崖から落ちたと思うと話し、さらに「山には309匹のヒツジがいたが125匹が死んだ。この6~7年、クマ対策に取り組んできた。被害は毎年のことだが、今年ここまで(の被害)ほどではなかった。損失の回復には数年はかかる」と語った。
 ピレネー山脈の固有種のヒグマは、1990年代初めに絶滅の危機に直面した。その後、1990年代後半に国外から輸入した個体を野生に放し、現在は30頭が生息しているとみられている。(c)AFP

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(執筆中)

「ピレネー山小屋縦走トレッキング」の目次
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/e982fb31374fcc1a1d2c50a93cc7d960
「ピレネー山小屋縦走トレッキング」の索引
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/5112bb15f11338411dd77a26b2c1d70a

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