<夜明けのピックデユミディドッツオとアユー湖>
ピレネー山小屋縦走トレッキング;第4日目(1);アユー小屋を出発
(アルパインツアー)
2017年6月18(金)~27日(日)
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<アユー小屋の朝>
■まあ,まあ,よく眠れた
天井に何回も頭をぶつけたが,まあ,まあ,よく眠れた.
夜中,1時頃,目が覚めるが,ゴソゴソするのは周りの人に迷惑なので,身動きせずにじっと我慢している.そのうちに,また,何時の間にか,眠ってしまうが,こんなときは碌でもない夢を見続けるようである.
毎度のことながら夢の内容は,仕事がうまくいかなくて困っているとか,自分の研究室や宿舎に戻ってみると,見知らぬ他の人が入っていて自分の居場所がないといった情けない夢ばかりである.やっぱり落ちこぼれサラリーマンだった頃のトラウマが,いくつになっても私の頭の奥底に残っているんだろう.実に情けない.
5時を過ぎる頃,女性軍のブースから聞こえてくるゴソゴソする音で目が覚める.どうやら,皆さん,盛んに化粧をしているようである.以前,登山学校の山行で,ときどき男女相部屋になったことがあるが,登山学校の女性軍は,山小屋で化粧していただろうか? なんだかほとんどの女性は山小屋ではろくに化粧などしていなかったような気がするが,記憶違いだろうか.
5時45分,物音に促されるようにして起床する.まずはトイレを済ませる.もちろんトイレは水洗である.
どうやら今日も天気は上々のようである.
■明けの明星が輝いている
朝食前に,小屋の外に出てみる(冒頭の写真).
夜明けの空がピック湖に反射して光っている.その先にピックデユミディドッツオがシルエットになって聳えている.外気が何度あるか分からないが,体が締まるような涼しさである.
夜明け間近の東の空が白んでいる.まだ夜の空が残っているピックデユミディドッツオの肩の辺りに明けの明星がキラキラと輝いている.
”今日も天気は上々だな…きっと!”
<ピックデユミディドッツオと明けの明星>
<アユー小屋の朝食>
■ずらっと並んだ飲み物など
6時45分から,1階(つまりグランドフロアー)の食堂へ向かう.
現地の方々は,私たちより朝が遅いらしくて,早々と食堂に現れたのは私たちだけのようである.座る場所は昨夜の夕食と同じ場所である.
入口近くに飲み物各種,オートミールの材料が並んでいる.
<飲み物がずらり>
■パンとオートミール主体の朝食
朝食は至って簡素である.
私は,そう何回もヨーロッパを旅しているわけではないが,私の体験では,概してヨーロッパでの朝食は,簡素なような気がする.
まずはオレンジジュース.それに,オートミール用のカップに,適当な具材を無造作に入れて,牛乳を注ぐ.これで朝食のメインディッシュは終わりである.
仕上げはコーヒーと甘いケーキ1片である.私にはこれで十分だ.
朝食は15分で終わる.
6時55分,朝食を終えて部屋に戻る.
<朝食>
<アユー小屋から歩き出す>
■眼下に幕営地
部屋に戻って,日本人は後始末が良いと言われたいから,寝具などを丁寧に片付ける.
忘れ物がないか十分に確かめ,身支度を調えてから,少々早めに外に出る.
眼下に,広々とした幕営地が見えている.色とりどりのテントが,ぱらぱらと広がっている.
”ゆったりしていて良いな…”
私は幕営地を見下ろしながら,丁寧にストレッチを繰り返す.
<眼下に幕営地>
■アユー小屋から歩き出す
7時18分,私たちはアユー小屋からピオーザルティギュエ湖へ向けて歩き始める.
何時もモタモタの私は,また,例によって一番後ろである.敢えて一番後ろを歩くのは,気ままに写真を撮ったり,道草をしたりのわがままな講堂ができるからである.
昨日,アユー湖を一周して,最後に這い上がった急坂を下る.そして,幕営地の縁を通る登山道に沿って,山を下り始める.
<アユー小屋から歩き出す>
(つづく)
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