<葛原岡神社付近から藤沢方面を望む>
酷暑の鎌倉:汗まみれで山ノ内・源氏山・台・水道山・中央公園を一回り
(独り散策)
2017年8月9日(水) 晴・今年最高の猛暑
<ルート地図>
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<梶原から源氏山公園へ>
■室温34.0℃
私は今月末に10日ばかり夏休みを取ろうかと思っている.
夏休みには,諸々のことをやめて,もっぱらぐうたらな時間を過ごしたい.もちろん,このブログ記事の投稿もお休みである.そのために,このところ,少々馬力をあげて色々なことを片付けようとしている.
今日もそのつもりで早朝からいろいろなことをしていた,でも今日は早朝からやけに蒸し暑くて気勢が上がらない.それでも午前中は何とか机にへばりついていた.もちろん窓を開け払ったうえに扇風機はフル稼働である.でも,今日は海風は全くなく,扇風機からも”もわ~”とした暑い風が吹き付けるだけで,ちっとも涼しくならない.もちろん,冷房装置を稼働させれば涼しくなるのは分かっているが,いくら涼しくなっても密閉された部屋に閉じ込められるのは気に入らない.
昼食を終えて,13時頃.2階の自室へ戻る.2階は直射日光を浴びるためか,1階よりだいぶ蒸し暑い.
”今日は,やけに暑いな…一体何度あるんだろう?”
私は,携帯電話の機能を使って,自室の温度を測ってみる.
!ナ,ナんと…!! 34.0℃である.あまりの蒸し暑さにビックリする.私は室内に籠もっているのをあきらめる.
”こりゃぁ~ダメだ! 涼しいところを一歩きしよう…”
<部屋の温度;ちなみに1875年の今日の最高気温は28.7℃.2000年は31.8℃>
■鎌倉中央公園清水塚口から歩き出す
いつものように,まずは出発点の鎌倉中央公園清水塚口まで移動する.
めちゃめちゃ蒸し暑いのは覚悟の上である.熱中症を警戒して,飲料水だけはしっかりと準備する.
13:40,清水塚口から歩き出す.例によってどこへ行くという当てもないが足任せで,小一時間その当たりを歩き回るつもりである.
さっそくどっちの方向へ歩こうか迷うが,”まあ,いいか”で,山の上ロータリーまで坂道を登って左折,住宅地内の道路を歩いて日当公園方面へ向かう.舗装道路からの照り返しをまともに受けて,突き刺さるような蒸し暑さである.
歩いている途中で,気温を測ってみると,35.3℃に達している.
”鎌倉は避暑地じゃなかったの…!”
<梶原住宅地;気温35.3℃>
■常磐緑地と青空
あまりの蒸し暑さに堪らなくなり,途中で右折して日陰のある路地を下る.路地から先は道なりに坂道を下って西梶原バス停付近でバス通りに突き当たる.
途中,前方に常磐緑地が見えている.緑地の上に,きれいな青空が広がっている.
”あの緑地の日陰には入れは涼しいだろうな…”
と一瞬思うが,この時期,ヤブ蚊が居るだろうし,今日はろくな服装もしないので山道に入るのをあきらめる.
体を蒸し暑さに馴らすのにちょうどいいチャンスなので,そのまま源氏山公園方面へ向かうことにする.
<前方に常磐緑地が見える>
■常磐緑地
14時02分,常磐緑地の山裾を通る自動車道に突き当たる.左折して源氏山方面へ向かう.
全くの無風.太陽が容赦なくジリジリと照りつけている.
今日のテレビでは,今日の関東地方は今年の夏最高の蒸し暑さになるので,無駄な外出を避けて家に籠もるように注意をしていた.そのためか,外を歩いている人はほとんど居ないようである.
でも,負け惜しみではないが…
平素から,毎日,午後に7,000~10,000歩の散策をしている私は,もちろん,暑いとは思うものの,散歩自体が暑くてイヤだなとは感じない.むしろ,歩くことにより暑さからの開放感を味わっているような気がしている.
<常磐緑地の山裾を歩く>
■源氏山公園入口
14時07分,源氏山公園入口に到着する.ここは銭洗弁天へ向かう道である.おもしろいことに,この道は「巳」の日には車両通行止めになる.
ここから先は,道幅が一段と狭くなり.やや急な上り坂である.進行方向右手には山裾が迫っていて,心地よい緑陰になっている.
ときどき往来する自動車を避けながら,ゆっくろと坂道を登る.
<源氏山公園入口>
■梶原の湧水
14時08分,進行方向右手の山裾にある湧水に到着する.この湧水の正式名称は知らないが,ここでは仮に梶原の湧水としておこう.
私はまだ試飲したことはないが,この水でお茶を入れると美味しいという噂は聞いている.
<梶原の湧水>
<源氏山公園>
■化粧坂付近も34.1℃
14時13分,源氏山公園に到着する.公園は深い森林に覆われていて,涼しげな緑陰が続く.
ここまで来た以上,源頼朝像を見ておかなければ…ということで化粧坂下り口方面へ向かう.ここは尾根道になっていて,涼しい海風がいつも吹き抜けているところだが,今日はほとんど風がない.深い緑陰の道は気分的には涼しい感じがするが,気温を測ってみると,34.1℃に達している.
”鎌倉は避暑地なんて,本当だろうか?”
<化粧坂下り口付近>
■源頼朝像
14時19分,源頼朝像の前に到着する.
この辺りは,平日でも沢山の観光客で賑わうところだが,今日,これまで出会った観光客は,たった2人だけ.閑散としている.
ここから,寿福寺へ降りて,鎌倉駅に向かおうかと思ったが,今日はぼんぼり祭が開催中である.蒸し暑いときに,人混みに入るもの気が向かないので,少し往路を戻って,葛原岡神社へ.
<源頼朝像>
<葛原岡神社>
■葛原岡神社に到着
源氏山公園の鬱蒼とした森の中を抜けて,14時29分,葛原岡神社に到着する.ここで出会った観光客は3~4人.閑散としている.こんなに静かなのはやっぱり猛暑のためかなと勝手に想像する.
<葛原岡神社>
■天園ハイキングコース遠望
葛原岡神社境内の休憩所から,天園ハイキングコースのある山を眺める.
湿度が高いためか,それほど遠くでもない山が何とな霞んで見えている.
”そういえば,ここ数週間,天園を歩いていないな天”
<天園ハイキングコースの山々を望む>
<北鎌倉へ>
■北鎌倉へ向かう道
14時32分,葛原岡神社前を出発,山ノ内方面へ向かう.歩き出してすぐに藤沢方面の眺望を楽しむ(冒頭の写真).
ここも深い緑陰の道である.14時38分,北鎌倉に抜ける自動車道に突き当たる.
ここで,どちらへ行こうかと迷うが,久々裏道を通ってきた鎌倉へ下ろうと思う.
<葛原岡神社への入口>
■裏道に入る
自動車道をほんの少し下ったところで左折して裏道に入る.人一人が通れる下り坂が続く.谷筋の右岸沿いの道である.道の両側は深い緑に覆われている.歩いていても実に気持ちが良い.ここはどんな鎌倉案内本にも絶対に掲載されていない穴場である.
<裏道を下る>
■一寸した棚田
14時42分,裏道の途中にある棚田の脇を通過する.田ごとの月が見えるかな.
”ここ,結構,いけてる風景だな…”
裏路地はやがて先ほどの北鎌倉へ抜ける自動車道と合流する.道なりに北鎌倉方面に向かう.
<鎌倉の可愛い棚田>
<裏路地を通って光照寺へ>
■裏路地へ入る
鎌倉街道に突き当たる手前で左折して,また裏路地に入る.
裏路地に入ってすぐに小さな橋を渡る.この橋にも名前があるだろうが,立派な欄干を見回しても橋の名前は書いてない.
道幅が狭い路地を進むと,北鎌倉女子学園に向かう道に突き当たる.この道を左折してすぐのところにある三叉路を右折して路地の続きを歩く.
閑静な路地歩きは実に心地が良い.
<路地に入ってすぐに橋を渡る>
■光照寺
曲がりくねった路地を抜けて,台の住宅地に向かう坂道に突き当たる.光照寺のすぐ下に出たことになる.
今日は,光照寺下の路地に入って大船方面に向かおうと思うが,せっかくだから坂道を一寸だけ登って,14時56分,構想時を詣でる.
ここはつい2~3日前に訪れたばかりなので,ここでグダグダと光照寺のことを記述するのはやめにしておこう.
参拝後すぐに往路を戻って,路地の続きを歩き始める.
<光照寺>
<裏路地歩きを楽しむ>
■裏路地へ入る
興正寺近くから裏路地に入る.私が好んで散歩するところである.
この道は台の山裾に沿うように続いている.もちろん道幅が狭いので,自動車は通れない.進行方向左側は崖.崖の上に台の住宅地が続いている.右側は鎌倉街道沿いの住宅地である.
細い道はこの間を縫うようにくねくねと続いている.
閑静な道である.この道を歩いていても,ほとんど人に会うことはない.
<閑静な裏路地>
■三孫稲荷社
15時00分,三孫稲荷社に到着する.白い立派な鳥居が立っている.この鳥居の奥に鳥居とは不釣り合いなほど小さな社殿がある.
社殿の後ろには強大な石垣がまるで城壁のように聳えている.防災上やむを得ないことは重々承知しているが,ちょっと残念な風景である.
<三孫稲荷社>
■パラダイスガーデン
15時02分,カラダイスガーデンと英語で書いてある標識が立っている場所を通過する.どうやらここにはいろいろな草花が植えられているようである.
道路の反対側を見ると,塀の向こうに六国見山が見えている.
<パラダイスガーデン>
■遊歩道の案内板
パラダイスガーデンのすぐ先に,「北鎌倉~台~大船・遊歩道」という看板が置かれている,大分旧いものか色あせている上に,一部が破れている.
「北」の方向が左になっているので,ちょっと戸惑うが,この地図をよく見ると,なかなか良さそうなコースが書かれている.
”なるほど…! 合点!”
<古びた案内板>
<台の住宅地を神明神社へ>
■台の住宅地
15時15分,路地は台の自動車道に突き当たって終わりになる.
”さて,ここからどこへ行こうか…”
成福寺辺りを通って大船に抜けるもの良いなと思ったが,今日のところは水道山を経由して帰ろうと思う.そこで,台の住宅地を神明神社方面にむけてブラブラと歩き続ける.
相変わらず蒸し暑い.
<台の住宅地>
■神明神社
15時09分,神明神社に到着する.
長い石段を登るのが面倒なので,参拝は省略する.
”さて,ここから山崎切通しを経由して台峰展望台に上るのも良いな…”
と迷うが,時間が押しているので,予定通り水道山に登ることにする.
<神明神社>
<水道山の眺望を楽しむ>
■水道山登山口
15時11分,神明神社脇の水道山登山口から水道山に登り始める.ガードレールに囲まれた上り階段の道を上り始める.
会談が終わると,石垣沿いにアジサイが植えてある坂道になる.
<水道山登山口>
■六国見山遠望
水道山の尾根に近づくと展望が開ける.
15時14分,民家の軒先の向こうに六国見山がよく見えている.眼下の住宅地は小袋谷付近だろうか.
”そういえば,六国見山にも1ヶ月ほどご無沙汰しているな…”
<六国見山遠望>
■大船観音が見える
もう少し登ったところから,大船方面がよく見える.
大船観音がこちらに真正面を向いているのが見える.大船観音に向かって右奥に見える山地はどの辺りになるんだろうな.
<大船観音遠望>
■水道山山頂付近
15時15分,水道山山頂付近を通過する.残念ながら,水槽山山頂に立ち寄ることはできない.
住宅地内の道路を道なりに下る.
いつの間にか,体感温度が,少し下がったような気がする.住宅地内の道の途中で立ち止まって,気温を計測する.今の気温は,32.4℃.先ほどより2℃ほど気温が下がっている.たった2℃の差でこれほど涼しくなるとは…正直なところ驚きである.
<水道山山頂付近>
<鎌倉中央公園へ>
■薬師寺跡
15時21分,水道山登山口に下山する.
15時23分,薬師寺跡を通過する.バス停山崎へ向かう道を道なりに先へ進む.途中で,左折して鎌倉通央公園に向かう道に入る.
<薬師寺跡>
■鎌倉中央公園山崎口
15時30分,鎌倉中央公園山崎口に到着する.
くれまでも緑いっぱいの散策路を歩いてきたが,鎌倉中央公園に入ると一段と緑が増す.豊かな尾緑の中に身を置くと,実にホッとした気分になる.
カナカナ蝉と思われる蝉が盛んに啼いている.
”そういえば,もう残暑の季節になっているな…”
<鎌倉中央公園>
■上池のほとり
上池の畔のベンチに腰を下ろす.
作業服を着た公園の方が2人,
「…ちょっと涼しくなったかな…」
と言いながら通り過ぎていく.
ちなみに,ついさきほど計測した温度は32.4℃.
やっぱり30℃を越えているのに,涼しく感じるとは…
<上池の畔>
<無事,散策を終える>
■清水塚口に到着
15時39分,本日の散策の始点であり終点である清水塚口に到着する.これで,1時間59分のプチプチ散策を終える.
自宅へ戻る.
2階の自室に入る.締め切った部屋の温度は.32.5℃.相変わらず高温である.
”鎌倉が避暑地というのは本当だろうか…!”
<自室の気温>
■各地の気温にビックリ
夕方のニュースで,今日の各地の最高気温を知ってビックリした.
東京 37.1(℃)
館林 41.0
甲府 37.5
等々.暑いのは鎌倉だけでなかった.
<ラップタイム>
13:40 鎌倉中央公園清水塚口歩き出し
14:02 常磐緑地山裾
14:08 梶原の湧水
14:13 源氏山公園
14:29 葛原岡神社
14:32 葛原岡神社入口
14:42 棚田
14:56 光照寺
15:00 三孫稲荷社
15:05 台の住宅地
15:09 神明神社
15:11 水道山登山口
15:30 鎌倉中央公園山崎口
15:39 〃 清水塚口着
[散策記録]
■水平歩行距離 6.9km
■累積登攀高度 216m
■累積下降高度 216m
■所要時間(空閨時間込み)
清水塚発 13:40
〃 着 15:39
(所要時間) 1時間59分(1.98h)
水平歩行速度 6.9km/1.98h=3.48km/h
(おわり)
「鎌倉あれこれ」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/59bcca2e6948a1b439f4f83a448ae557
「鎌倉あれこれ」の次回の記事
(なし)
お断り;
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