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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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野沢温泉と信越トレイル(茶屋池)散策

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                             <野沢温泉関連のカタログ>

     野沢温泉と信越トレイル(茶屋池)散策;1日目
          (山旅スクール5期同窓会)
       2017年6月14日(水)~15日(木)

第1日目;2017年6月14日(水) 晴

<ルート地図>

■飯山・野沢温泉広域地図

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■野沢温泉

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    ******************************************************
  2017年6月14日(水)から1泊2日の日程で,山旅スクール5期卒業生の同窓会
 が野沢温泉で開催された.
  今から15年程前に3年間にわたって,一緒に登山全般の勉強をした仲間である.
  参加者は13名(男3人,女10人),平均年令は,多分,70歳を楽に超えている.
  久々の再開である.それぞれが応分の年令の風貌になっているのは仕方がな
 いが,気持ちだけは15年前と全く同じである.
  私たちを指導してくれた山岳ガイドのサンダーウエストさん(以下NKさん)にも
 参加して頂いた.
  旅の1日目は,軽く野沢温泉を一回りした後,宿で楽しく語り合う.雑談をしてい
 る内に,数々のエピソードや体験をつい昨日のことのように思い出す.
 2日目は,信越トレイル茶屋池周回コースをユックリと一周する.残雪がチョッピリ
 あって,キックステップを練習したことを思い出す.
  歩きながら,また山旅スクールに戻ったような錯覚に陥る.
  喜怒哀楽を共にしながら,同じ釜の飯を食べた仲間との散策は実に良いもの
  である.
    **********************************************************

<新宿から専用バスで野沢温泉へ>

■そそくさと朝食
 いよいよ今日が山旅スクール5期同窓会の初日である.
 集合は新宿駅西口(地下)交番前,8時00分である.
 私は橫浜駅でちょっとしたヤボ用があるので,5時30分に自宅を出発する.そして湘南モノレールを利用して大船駅へ.まだ朝のラッシュアワーが始まったばかりの時間だが,車内は結構混雑していて,座席には座れない.
 でも,ここ20年ほど,頻繁に山行を繰り返してきたこともあって,何時の間にか.ある程度の時間は,立ちっぱなしでも別に苦にならないようになっている.
 6時58分,新宿駅に到着する.集合時間まで十分にゆとりがあるので,気分的にとても楽である.
 まずは,集合場所を確かめる.
 ”なるほど,ここか”
 勿論,集合時間には未だ早すぎるので,誰も来ていない.
 ”へ,へ,へ,…一番乗りか”
 どんなことでも,一番は結構なことである.集合場所を確かめてから,小田急電鉄乗り場近くにあるベックス(Beck's)に立ち寄って,サンドイッチとコーヒーで,軽めの朝食をユックリと摂る.
 周囲の席には,私と同じように朝食を摂っているサラリーマンが沢山居る.
 私もサラリーマン時代に良く寝坊して朝食も摂らずに家を出て,駅構内の軽食堂でソソクサと朝食を済ませたことを思い出す.
 ”懐かしいな…オレも,若い頃,同じような生活をしていたぁ~…”
 朝食を摂りながら,若かった頃から今日までに人生を何となく思い返す.
 ”こういうのを,’まるで走馬燈のように’と表現したな…”
 私の頭の中の回路のつながり具合で,「走馬燈」なんていう古語を連想する.

<ベックスで朝食>

■新宿駅前から専用バスに乗車
 集合時間前に,参加者全員が揃う.
 これから私たちは専用バスで今日の宿泊場所である野沢温泉(長野県)まで移動する.
 専用バスの手配は,恩賜のNKさん自らが,クラブツーリズム経由で手配して頂いている.私たちはキンギョのウンコのように,NKさんの後に付いてバス乗り場まで移動する.
 バス乗り場では,クラブツーリズムの担当者が手際よく,乗車バスの案内をしている.
 8時25分に手配した専用バスに乗車する.
 毎度のことながら,こんなときに何時もモタモタしている私は,成り行きで,一番後ろの席に座ることになる.
 小振りのバスだが,13人で座るには十分である.一人で二人分の席が使えるのである難い.
 専用バスは,定刻,8時30分に新宿駅前を発車する.

<清潔感のある専用バス>

■高坂SAで休憩
 専用バスが高速道路関越道に入る頃から,NKさんの挨拶とお話しが始まる.
 話の内容は,私たち5期が受講生だった頃から,今日に至るまでの山旅スクールの敬意の説明が主体だったが,拝聴している内に,まだ受講生だった頃,山行実習の行き帰りのバスの中で聴講していた講義のことを思い出す.
 ”昔もこんな具合にガイドの講義を聞いていたなあ…”
 ちなみに,私は,この講義の内容をかなり詳細に記録として残している.
 専用バスに揺られながら話を聞いているので,時々眠くなってしまい,話の内容が途切れ℃切れにしか聞いていないが,とにかくこの雰囲気が懐かしい.
 9時58分,高坂SAに到着する.ここで,20分ほどトイレ休憩を取る.
 私は,口が寂しいので,自動販売機で,150円也のブレンドコーヒーを購入,専用バスに戻って,ユックリと熱いコーヒーを賞味する.
 ”ウン…旨い!”

<高坂SAのブレンドコーヒー>

■東部湯の丸SA
 休憩を終えて,10時20分,高坂SAを発車する.
 その後も,NKさんのお話しを,ボンヤリ気分で伺いながら過ごす.やがて碓氷峠を越えて軽井沢を通過する.天気が良いので,浅間連山がとても良く見えている.やがて,私の生まれ故郷である小諸市の郊外を通過する.浅間山が幼少の頃から見馴れた姿形になって見えている.なつかしい(もっとも来週所用があって,小諸へ帰ることになっているが…).
 11時15分,東部湯の丸SAに到着する.昔,私は小諸から上田中学(旧制)・上田高校(新制)時代に小諸から上田まで汽車通だったので,この辺りも良く知っている場所である.やっぱり懐かしい.
 昼食を摂るようにとのことなので,まずは食堂へ行ってみる.なんだか,ちょっと,私の腹には重そうなメニューばかりなので,食堂は諦める.売店を挟んで食堂と反対側にあるオーヒーショップで,ホットドッグとコーヒーを購入して,外のベンチに座ってユックリと食べる.外の天気は上々,明るい日差しが眩しい.木陰のベンチは涼しくてとても気持ちが良い.
 周囲の爽やかな緑を眺めながら,ユックリとホットドッグを食べる.

<東部湯の丸SAのホットドッグ>

■野沢温泉に到着
 昼食を終えて,12時00分に,東部湯の丸SAを出発する.
 この辺りから先の行程は,信州生まれの筈の私にも良く分からない.専用車はだんだんと山間の道を走るようになる.そういえば何時の間にか高速道路を降りて一般道を走っている.
 野沢温泉に到着するまでの間を利用して,参加者全員の近況を聞かせて貰う.
 車窓から幾つもの山脈が見え始める.実に美しい眺めである.海外登山の経験が豊富なKGさんが,
 「日本の里山の風景って,ほんとうに美しいですね…」
と言う.
 私も,それほど海外登山の経験はないが,全く同感である.
 13時13分,野沢温泉長坂ゴンドラリフト長坂駅近くの駐車場に到着する.今夜の宿泊宿「こんにむ莊」のご主人が,私たちを出迎えに来ている.
 ご主人は,専用バスから降りてくる私たち一人ひとりに,とつとつとした口調で,
 「…そこの先の階段を降りたところで待ってて下さい…」
と言う.

<野沢温泉に到着>

<民宿「ごんにむ莊」>

■ごんにむ莊に到着
 階段下のちょっとした広場で全員が揃うのを待つ.
 「…では,生きましょう.ちょっと急な下り坂ですので,気を付けて下さい…」
 なるほど,狭い道幅の急な下り坂が続く.道の両側には小さなペンションが建ち並んでいる.どのペンションも小粒ながら,嗜好を凝らした造りになっている.私は,これらのペンションを長めながら,数年前に訪れたイタリアのクールメイヨールの街並みを連想する.
 ”街の規模は同じぐらいかな…どちらも個性的だな…”
と思う.
 13時29分,坂道の右側にある「ごんにむ莊」に到着する.
 ごんのむ莊の玄関は間口1軒半.何の変哲もない普通の民家風の建物である.土間がそれほど広くないので,なかなか全員が入れない.

<ごんのむ莊に到着>

■道祖神とご主人の説明
 玄関入り口でモタモタしていると,NKさんが,
 「念願の中へ入って下さぁ~い…!」
と外にいる私たちを促す.
 玄関入り口で,ご主人から歓迎の挨拶と,野沢温泉の位置,外湯巡りなどの説明を受ける.どうやらここの外湯は源泉掛け流しで熱いようである.
 「…熱いというお話しですが,お湯の温度は,大体,何度ぐらいですか…」
と伺ってみる.
 「…大体50℃ぐらいです.入ると気には水を加えて温度を下げて下さい…」
 私はお話を伺いながら,
 ”50℃とは…! とんでもない暑さだな…,水を加えても源泉掛け流しになるんだろうか…”
などと余計なことを連想する.
 玄関には,木製のちょっと替わった双体道祖神が飾ってある.
 信州の各地に,双体道祖神は多数祀られているが,この道祖神のように木製で大きなは今まで見たことがない.それに顔も見馴れた道祖神とは違っている.
 後で,ご主人に確かめると,この種の道祖神は野沢温泉独特のもので,野沢温泉以外にはないとのこと.

<玄関でご主人の説明を受ける>

■男性は3人で一部屋
 男性に割り当てられた部屋は2階の201号室である.
 部屋に入る.10畳の部屋である.3人で泊まるには十分の広さである.入口は幅3尺の引き戸である.
 部屋の前には洗面台2台と男女別のトイレがある.男子用は手前に小用の便器.その奥に洋式トイレがある.勿論温水洗浄付きである.女子用は入れないので不明.
 部屋に入ると,真ん中にテーブルが置いてある.テーブルの上には温泉饅頭3個とお茶セットが置かれている.部屋の隅に深田,羽織,洗面セット(手拭いと歯ブラシ)が人数分用意されている.
 ”ありゃ~っ!…髭剃りがないぞ…まあ,いいか”


■ミーティング
 一段落したところで,全員に201号室に集まって貰う.
 NKガイドが先導で,今日これからのこと,明日のことなどを打ち合わせる.
 予め幹事役のKGさんが造ってくれた資料を見ながら,一同,神妙に話を伺う.この有様は正に,山旅スクールで授業を受けていたときとそっくりである.私は心の中で,
 ”この風景,この雰囲気…本当に懐かしいな”
と思う.
 まずは今日これからの日程が決まる.
 とりあえずは,温泉街の中心部を一回りしてこようということになる.それから後は,18時00分からの夕食まで自由行動ということになる.
 「では…」
ということで,14時24分,皆で揃って,ごんにむ莊の玄関前に集合する.

<男性部屋でミーティング>

■ツバメに見送られて…
 ごんのむ莊の玄関の隣に,オーナの私邸が繋がっている.ごんにむ莊に到着したときには気が付かなかったが,私邸の玄関の軒にツバメの巣がある.親鳥が盛んに餌をくわえて巣に帰ってくる.雛が何羽居るのか良く分からないが,けなげに子育てをするツバメの姿に感銘を受ける.
 ツバメの巣のすぐ隣に,蜂の巣がある.ツバメが蜂に刺されることはないんだろうか.あるいは逆にツバメが蜂を食べないんだろうか.何だか不思議である.
 私たちはツバメに見送られて,温泉街散策を始める.

<私邸玄関の軒に造られたツバメの巣>
                                   (つづく)

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(執筆中)

「関東・伊豆・上信越の山旅」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/a450c3679b28eb89d8c04b715a24b3de

お断り;
 これらの記事は,私の趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
 また,当ブログ記事を読んで,不快になられた方は,以後,当ブログへアクセスされないようにお願い致します.







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