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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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福島観桜の旅;第1日目(2);花見山周遊

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                                 <前方に花見山が見える>

         福島観桜の旅;第1日目(2);花見山周遊  
            (塔ノ岳常連グループ)
        2017年4月17日(月)~18日(火)
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http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/4b46b5e26936f4153498726fe029520c

第1日目;2017年4月17日(日) 晴  (つづき)

<ルート地図>

■花見山周辺地図(現地の案内パンフレットより引用)

←クリック拡大

■花見山拡大図(現地の案内パンフレットより引用)

←クリック拡大

<駐車場から物産広場へ>

■バス停から歩き始める
 10時32分,バス停花見山(上のイラストズのP)から歩き出す.
 沢山の観光客に混じって,黄色い花が咲き乱れる田園道をノンビリペースで花見山へ向けて歩き続ける.
 前方には,桜が満開の里山が見えている.多分,あそこが桜山だろうなと想像しながら,畑中の道をノンビリペースで歩く.

<田園道をノンビリと歩き始める>

■巨大な休憩所(物産広場)
 小川沿いの道を,人の流れに乗って,10時40分頃,巨大な休憩所(物産広場)に到着する.ここでトイレ休憩兼物産見物休憩を取る.
 広場には沢山の観光客がのんびりと休憩を取っている.

<物産広場>

■いもくり作太郎
 物産展の中で,同行の仲間が,
 「…ここは有名な店です.美味しいですよ…」
と教えてくれたのが「いもくり作太郎」.
 ”では,帰り道で一つ買って,賞味してみよう…”
と思う.
 でも,帰りにはそんなこと忘れてしまい,この店の前を素通りしてしまう.
 ”年を取ると,頭が固くなるな.何かしようとしても,三歩も歩かない内に忘れてしまう…!”
 私は,後で自分の頭が耄碌しているのに気が付き,愕然とする.

<いもくろ作太郎の出店>

<ウォーキングトレイル>

■小川沿いの小径
 15分ほど物産広場を見物した後,再び歩き出す.
 11時02分,川を渡る.
 さらにそのちょっと先で,小川の支流に架かる橋を渡って,支流の左岸沿いの遊歩道をノンビリと歩き続ける.道路の両側のボケが丁度満開である.

<小川沿いの散策路>

■サクラに囲まれた民家
 トレイルの途中に,サクラに囲まれた民家がある.ため息が出るほどの素晴らしい風景である.
 ”時間が取れれば,写生したいな…”
という衝動に駆られる.でも,今回はグループでの旅,さらに絵を画く道具は何も持参していない,ちょっと残念だが致し方ない.
 トレイルの前方に全山サクラの花見山が見えている(冒頭の写真).

<サクラに囲まれた民家>

■右手に満開のサクラ
 ノンビリペースでトレイルを歩く.進行方向右手には,色とりどりのサクラが満開の山が見えている.
 ”なんとまあ,実に素晴らしい…!”
 正直なところ,これほど見事なサクラは滅多に見られないなと思いながら歩く.


<サクラを眺めながらトレイルを歩く>

■突如カメラが故障する
 写真を撮っている最中に,突如,愛用のデジカメの日付機能が故障する.日付をセットしても,一枚写真を撮ると,そのセットがクリアーされてしまう.何回,日付をセットしてもダメ.
 ”ついにオマエも脳梗塞になっちゃったのか…!”
と,愛用にデジカメに質問する.
 デジカメは私の質問に対して何の返事もしない.
 私がデジカメの看病をしている内に,何時の間にか,仲間とはぐれてしまう.
 ”ありゃあ~…,皆,何処へ居ちゃったんだろう”
 その辺りを探してみるが,同行の皆さんの姿が巳上がらない.
 ”まあ,いいか…(オレが)デジカメを弄っている間に先に行ってしまったんだろう…”
と私は呑気に構える.
 ””順路に沿って少し急ぎ足で歩けば,どこかで一緒になるだろう”
と多寡をくくる.
 どうしてもはぐれてしまったら,今夜の宿h区場所である飯坂温泉まで行けば良いなと,気楽である.

■目の前全部サクラ
 どうせ離ればなれになってしまったんだから,暫くの間はマイペースでサッサと見物することにしよう.
 カメラの故障は日付機能だけのようだ.日付はダメでも写るには写りそうなので,とにかく写真だけは撮っておこうと思う.
 ちょうど目の前全部がサクラになっている.
 ”凄いぞ!!!”
 私は自分が迷子になっているのを忘れて写真を撮りまくる.

<目の前全部サクラ>

■花見山観光案内所
 11時15分頃,花見山観光案内所に到着する.ここが,花見や真見学コースのスタート地点である.
 揃いの黄色のジャンバーを着た案内人が何人か待機している.
 同行の皆さんは,もうとっくに見学コースに入ってしまったらしく,まったく姿が見えない.
 


<花見山観光案内所>

<花見山公園を一廻り>

■60分コースへ
 花見山公園観光コースには,
    30分コース(冒頭の地図の赤色)
    45分コース(   〃    黄色)
    60分コース(   〃    紫色)
の3種類のコースが設定されている.
 花見山の一番高い所まで登るのは60分コースだけである.
 同行の皆さんは60分コースを歩いているに違いないと,私は確信している.
 まずは入口の「標識1」から花見山公園山頂を目指して歩き出す.

<花見山公園入口>

■サクラを眺めながらの登り坂
 なだらかな登り坂がつづく.周囲は見事に咲いたサクラで覆われている.サクラを眺めながら,ユックリと登り続ける.
 さきほど見失った同行の皆さんにはなかなか追いつけない.それに,こんなに混雑していては探すのも無理だなと諦める.
 登るにつれて,サクラの向こうに広がる遠くの風景も見え始める.

<次第に高度を増す>

■色とりどりの花に感動
 花オンチの私には,花の名前は分からないが,色とりどりの花が私の眼を楽しませてくれる.余りの美しさに感動,沢山の写真を撮り続ける.
 ”これはすごい! やっぱり無理をしてでも,今度の旅に参加して良かったナ…”

<色とりどりの花>

<素晴らしい展望の登り坂>

■山全体がサクラ
 途中の三差路で左折すると30分コースである.「45分60分コース」の標識にしたがってそのまま三差路を直進する.さらに坂道が連続する.高度が増すに連れて展望も次第に開ける.
 展望は,実に見事.言葉のない.ただただ見とれる.

<全山がサクラ>

■眼下にサクラ
 歩き進むにつれて次第に高度が高くなる.高度が高まるにつれて視界が開ける.サクラが満開の平地の向こうに丘陵がうねうねと続いている.いかにも日本の里山らしい風景が広がっている.
 ”まるで箱庭のようだ…”
 今私が住んでいるところは,こことは比較にならないほど平凡なところだ.でも,私の海外旅行経験はごく僅かだが,これまで見分してきた外国の風景と日本の風景が決定的に違うなと感じるのが,この”箱庭感”だと思う.

<眼下にサクラが広がる>

■吾妻屋のある広場
 11時25分頃,広場を通過する.花見山のパンフレットに「天の川」と書いてある所のようである.
 広場には吾妻屋が建っている.広場で沢山の観光客が展望を楽しみながら休憩を取っている.
 同行の皆さんから後れを取っていると思い込んでいる私は,折角の展望も十分に楽しむ余裕もなく,数枚の写真を撮っただけで,そそくさと先を急ぐ.

<吾妻屋のある展望台>

<花見山公園山頂展望台>

■山頂からの眺望
 11時33分,花見山公園山頂展望台に到着する.
 ”ありゃ~ぁ…! もう山頂!”
 やけに呆気なく山頂に到着してしまったので,随分と戸惑う.
 ”これが1時間コース…!?”
 でも,考えてみれば,ここは登山のコースではない,もっと,もっと,ユックリと辺りの風景や花を観賞しながら登るべき所なのだ.
 まずは山頂周辺に同行の仲間が居ないかどうか探すが見当たらない.
 ”もう下山しちゃったんだろうか…?”
 もし,下山してしまったのならば,早く追い付いて皆さんに迷惑を掛けないようにしなければならない.でも,折角,山頂まで登ったんだから,少しは山頂の風景を楽しまなければ…ということで,山頂からの風景をデジカメに収める.
 上空は花曇り.満開のサクラの間から福島市方面と思われる下界が霞んで見えている.なんとも長閑で優雅な風景である.

<花見山山頂>

■そろそろ下山するか
 花見山山頂で,5分ほど眺望を楽しんだ後,「4」番道標の前から下山開始.
 道標には,「出口まで520m」と書いてある.
 ”仲間が待っている…急がなければ.でも,折角,綺麗な場所に居るのに,急ぐなんて,勿体ないな…”

<「4」番道標>

<花のトンネルを潜って下山>

■花に囲まれた下り坂
 山頂から十月桜が植えられている緩やかな坂道を下る.
 道路が大きく左に廻り込むところから,酒見との勾配が少しきつくなる.遊歩道はよく整備されていてとても歩き易いが,平素,坂道を歩いていない人が多いらしく,手すりに掴まりながらソロリソロリと降りている人が意外と多いのに驚く.
 ここは花のトンネル.実に優雅な下り坂である.頭上の花を眺めながら,ユックリと坂道を下る…が,坂の途中で十数名の年配者のグループで道が詰まっている.
 自分が十分に年配者なのを忘れて,
 ”しょうがないな…少し道を空けてくれないかな…”
とイライラする.

<花のトンネルを下る>

■45分コースと合流
 11時40分頃,「6」番道標の脇を通過する.ここは45分コースとの合流点である.
 道標に「雪柳 八重桜」と書いある木の板が取り付けられている.私にはどれが雪柳なのか分からないまま通過してしまう.

<45分コースと合流>

■視界が開ける
 花のトンネル道を抜けると,進行方向左手の視界が開ける.
 土地不案内の私には,どこを見下ろしているのか良く分からないが,多分,下に見えているのは福島市の一角に違いない.
 正面には三角錐のような形をした山が見えている.私は地図を眺めながら.
 ”あれは信夫山だろうか…”
と勝手に想像する.

<眺望が開ける>

■花の郵便局
 11時43分,花の郵便局に到着する.
 郵便局の方が,
 「…オリジナル切手を貼ってはがきを出しませんか…」
と宣伝している.
 この辺りから観光客が急に増え出す.
 
<花の郵便局>

■小さな池
 郵便局のすぐ先にある池を見下ろす.
 池の周囲にはベンチが設置されている.池の周囲は満開の桜である.
 ”ここで池でも眺めながら,ちょっと休憩したいな…”
と心が動くが,とにかく先に同行の皆さんと合流しなければ…

<ベンチが設置された小さな池>

■公園入口に到着
 11時47分,公園入口へ戻る.
 入口付近は,沢山の観光客で賑わっている.私は一生懸命同行の皆さんを探すが見当たらない.
 ”それにしても,皆さん随分と速歩だな…”
 私は少々焦り出す.
 辺りを何度も見直すが,仲間の姿が見当たらないので,とにかくバス停まで行ってみようと思う.

<公園入口>

<バス停へ>

■小腹が空いた
 公園入口からバス停方面へ向かう.
 往路と並行する舗装道路を経由してバス停方面へ向かう.
 道路の両側には沢山の出店が立ち並んでいる.飲食店が多い.
 もう12時近くである.時計の針を見た途端に,小腹が空いてきた.私は,ちょうど目の前にある店でこんにゃく玉100円也を購入.行儀が悪いがこのこんにゃく玉を食べながら,駐車場へ向かう.

<100円也のこんにゃく玉>

■駐車場に到着
 12時頃,バス停に到着する.
 バス待ちの長い列ができている.列の中に同行の皆さんが居ないかどうか確かめる.
 ”…居ない.一体,どこへ行ったんだろう…?”
 バス停周辺をくまなく探すが見当たらない.
 ”はてさて,どうしたものか…?”

<バス停近くの物産広場>

<再び花見山へ>

■リーダーのMGさんに電話
 私は携帯電話を取り出して,仲間の誰かに電話してみることにする.
 リュックから携帯電話を出すと,2件の着信がある.2件ともリーダーのMGさんからである.どうやら,同行の皆さんも私を探していたようである.
 ”スマナイコトヲシタナ…”
と思いながら,MGさんに電話する.
 「…今,花見山の山頂に居ます.まだ,ユックリしていますので,もう一度登ってきて下さい…」
とのこと.
 ”えっ…! もう一度1時間コースを歩くの…!!”
と一瞬驚くが,それほどシンドイコースでもないので快諾.
 すぐに往路を引き返す.でも,”腹が減っては戦はできぬ”ということで,途中の店で,1櫛400円也の「ダンゴ3兄弟」を購入する. 
 ”えらく高いな…”
と思いながら…

<1櫛400円也のダンゴ>

■「6」道標付近で合流
 私は猛スピードで坂道を登り続ける.途中で合流することを考慮して,先ほどとは逆コースを辿る.
 下山してくる人を避けながら,猛スピードで山道を登りつづける.
 ”自分勝手の猛スピードで歩けるのも気分転換に良いな…”
と負け惜しみを心の中で叫びながら,ガンガンと登る.
 そして,桜のトンネルを抜けた先の「6」道標のところで,下山してくるHNさん,STさん,ONさんのお三方と無事合流する.
 「…他の皆さんもすぐ後ろに居ますよ…」
とのことだったので,ここからお三方と一緒に,つい先ほどまで駆け上がるようにして登ってきた坂道を再び下り始める.

■花見山公園入口で泉院集合
 12時52分,4人一緒に花見山公園入口に下山する.
 ここで残りの方々が到着するまで待つ.
 「…あれ,おかしいな…(残りの方々は)すぐ後ろの居られたのに…」
とHMさんが独り言を言う.
 5分ほど待つ間に,無事,全員の顔が揃う.
                                                                                (つづく)
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(執筆中)

「北海道・東北」の旅の前回の記事
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「北海道・東北」の旅の次回の記事
(なし)

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 これらの記事は,私の趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
 また,当ブログ記事を読んで,不快になられた方は,以後,当ブログへアクセスされないようにお願い致します.


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