<宇都宮二荒山神社>
奥州街道(白河の道);第1回(1);宇都宮宿から歩き出す
(クラブツーリズム)
2017年3月22日(水)
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http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/82959330d1a73131313f8f953a46f16d
<ルート地図>
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<上野駅公園口駐車場集合>
■今回は団体ツアーだ
私はこれまで,所謂五街道の内,東海道,中山道,日光街道,甲州街道の4街道は何とか踏破済みである.残るは奥州街道である.
当初,奥州街道は1人で歩いてみたいという希望をずっと持っていたが,意外なことにこの年になっても毎日が多忙であり,奥州街道の下調べが,なかなか思うように進まない.このままでは,何時まで経っても追う州街道歩きは実現しない.ここ1~2年の間にこの焦りがだんだんと心の中で拡大してきた.そして,このままでは奥州街道を歩き終えないうちに,三途の川を渡らなければならないかも知れない.
こんな漠とした不安から,焦りに似たような気分になり,いっそのことツアー会社が企画する奥州街道の旅に参加してしまおうと思い立つに至った.
■上野駅集合
集合場所は8時00分上野駅公園口集合である.
サラリーマンを辞めてから随分の長い歳月が経過しているので,上野などと言われてもえらく遠いところのような気がしてしまう.ましてや公園口など,ここ何十年ほども訪れたことがない.迷わずに辿り着けるかどうかも分からない.
私は迷って慌てるのもイヤなので,十二分に時間の余裕を持たせて家を出る.
大船駅から上野東京ラインの電車に乗車,7時頃上野駅に到着する.まだ,集合時間までに1時間ほど余裕がある.いくら何でもこのまま集合場所に行ったのでは早すぎるので,駅構内で公園口付近にある喫茶店に入って,20分ほどモーニングコーヒーを賞味してから,所定の集合場所へ向かう.
集合場所付近には,旅行会社の係員が居て,手際よく客を捌いている.どうやらほぼ々時間帯に,同じ旅行社のツアーが何本も出ているらしい.私が案内されたのは,C4781という番号のツアーらしい.
案内されるままに集合場所に向かう.
<私が申し込んだツアーはC4781>
■専用バスに乗車
7時50分,専用バスに案内される.
予め座席が指定されている.私の席は進行方向右側,中央より少し後ろの席である.1人で2人分の席が使えるので,ユッタリ感があって有り難い.
今回の参加者は29人とのこと.男女別の人数は正確には分からないが,多分4割男性,6割女性ぐらいだろう.
<専用車に乗車>
<奥州街道始点へ>
■快適な専用車
私達を乗せた専用車は,予定より少し早く7時58分に上野駅公園口駐車場を発車する.
デラックスバスでしかもユッタリ座席なので快適である.今回のツアーガイドはKGさん,中年の紳士.講師はSKDさん.66歳だと自己紹介.
早速,SKDさんの説明が始まる.内容は五街道の歴史である.私は講師の説明を可能な限りメモしたつもりだが,ここで講師の説明を正確に記述できるか自信がないので,講義内容の説明は省略する.
講師の説明を聞いている内に,専用車は何時の間にか高速道路を走っている.
<快適な車内>
■退屈な移動時間
9時20分,大谷(この漢字でいいのかな?)PAに到着する.10分ほどのトイレ休憩の後,9時42分に発車する.
小腹が空いてきた.
こんなこともあろうかと思って,大谷PAで購入したセンベイなどを賞味しながら,バスの中の時間を過ごす.
<センベイを賞味しながら時間つぶし>
■宇都宮に到着
10時05分,私達が乗車した専用車は,宇都宮市内の裁判所前に到着する.ここで下車する.
バスによる移動時間は2時間07分である.
ここが宇都宮市内のどの辺りに位置しているのか,土地勘のない私には良く分からないが,広い歩道と綺麗な街並みに感銘を受ける.宇都宮は随分立派な都会だなというのが私の第一印象である.
<広い歩小津のある所で下車>
<奥州街道を歩き出す>
■裁判所前でストレッチ
専用車から下車した直近の場所に裁判所入口がある.
裁判所付近の広い歩道の片隅で,講師の音頭でウォームアップストレッチを行う.
”山岳ガイドが指導するストレッチより,少し簡素なストレッチだな”
と率直に思うが,この種のツアーで,ストレッチをするだけでも立派だとおもう.
ストレッチを終えて,いよいよ歩いて巡る奥州街道の始まりである.
<裁判所近くの歩道でストレッチ>
■さあ歩き出すぞ
10時12分,日光街道との追分から歩き出す.
いよいよ,歩いて巡る奥州街道の始まりである.これからどんなところを廻るのか楽しみである.
<いよいよ歩き出し> <日光街道との追分>
<宇都宮宿>
■宇都宮詳細図
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■宇都宮宿の概要
資料1によれば,宇都宮宿の概要は次の通りである.
「宇都宮宿(うつのみやじゅく)は、日光街道(日光道中)および奥州街道(奥州道中)の17番目の宿駅(宿場町)で、下野国河内郡宇都宮にあった。宇都宮城の城下町にあり、両街道の追分であったほか、国内各地を結ぶ主要道路が通る交通の要衝で、日光街道で最も賑わった宿場町と云われている。現在の栃木県宇津宮市中心市街地中西部地域。」
■蒲生君平秀実生誕の地
10時17分,最初に訪れたのが蒲生君平秀美誕生の地である.ここにはピカピカと光る案内板が設置されているだけで,それらしい遺構は何もない.
説明板がキラキラしているのでとても見にくい.私はその場で読むのを諦め,写真だけを撮っておく.でもその写真もご覧の通りとてもでは良く読めない.
そこで資料2から,蒲生君平秀美の記事を引用しておこう.
「蒲生君平(がもう くんぺい、明和5年〈1768年〉-文化10年7月5日〈1813年7月31日〉)は、江戸時代後期の儒学者。尊王論者、海防論者。同時代の仙台藩の林子平・上野国の郷士高山彦九郎と共に、「寛政の三奇人」の一人に数えられる。生涯を赤貧と波乱に満ちながら、忠誠義烈の精神を貫いた。姓は、天明8年(17歳)に祖先が会津藩主蒲生氏郷であるという家伝(氏郷の子・蒲生帯刀正行が宇都宮から会津に転封の際、福田家の娘を身重のため宇都宮に残し、それから4代目が父の正栄という)に倣い改めた。君平は字で、諱は秀実、通称は伊三郎。号に修静庵。」
<蒲生君平秀美誕生の地>
■本陣跡
10時18分,本陣跡に到着する.
ここには遺構など全くない.黄土色の現代風の建物が建っているだけである.やむを得ないことだが,昔の縁など知る由もない.
<本陣跡>
■宇都宮の中心街伝馬町
立派なビルが建ち並ぶ近代的な通りを歩いて,10時24分,バス停伝馬町を通過する.
ガイドの話によると,この辺りが宇都宮の中心街のようである.
<宇都宮の中心街;伝馬町>
■旅籠跡
10時27分,道路を挟んで反対側に,「ホテル丸岩」という看板のある小さなビルがある.昔は,ここに旅籠があったとこのとである.
残念なながら,今は旅籠の面影は全くない.
<旅籠の跡>
■外堀の跡
10時30分,宇都宮城の外堀のあった場所を通る.もちろん,今は外堀の遺構など全く残っていない.今は,賑やかな繁華街になっている.
昔の風情など知る縁(よすが)もない.
<外堀の跡>
■昔の街道;オリオン通り
10時31分,屋根付きの繁華街に到着する.オリオン通りというらしい.
まだ時間が早いためか,シャッターが降りたままの店舗が多い,人通りも少なく,何となく寂れた感じがするが,多分,時間が早いためだろう.
ガイドの説明によると,このオリオン通りは昔の街道だった所だという.
<オリオン通りを行く>
<二荒山神社>
■二荒山神社配置図
(引用)「宇都宮二荒山神社」宇都宮二荒山神社社務所
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■長い階段を登って参拝
10時38分,二荒山神社に到着する.
まずは神楽殿の前で,ガイドから,この神社の概要を伺う.次いで正面に立っている大きな赤い鳥居を潜って,長い階段を登る.
<二荒山神社に到着>
■広い境内
長い階段を登ると広い境内が広がる.境内の奥に立派な拝殿が建っている.
神社のパンフレットによると,この神社の由来は崇神天皇の時代まで遡るようである.境内には末社として初辰稲荷神社,女体宮,十社,東照宮,荒神社,松尾神社,剱宮,十二社,菅原神社,市神社,水神社が祀られている.
さらには,多数の句碑,歌碑,祈念碑が安置されている.また,宝物,文化財も多数あるとのこと.
<二荒山神社>
[資料]
資料1;https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E9%83%BD%E5%AE%AE%E5%AE%BF
資料2;https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%92%B2%E7%94%9F%E5%90%9B%E5%B9%B3
(つづく)
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(執筆中)
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「奥州街道」の索引
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奥州街道(白河の道);第1回(1);宇都宮宿から歩き出す
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