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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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グランドキャニョン谷底往復;無事帰国

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                             <谷底のトレッキングルート>

       グランドキャニョン谷底往復;無事帰国
            (アルパインツアー)
      2017年2月28日(火)~3月7日(火)
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http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/c8fa6053b17cda3c63fc0a5c7dea1081

帰国後1日目;2017年3月8日(水)

<旅が終わった>

■やっと東京(羽田)空港に到着
 昨日(3月7日),8日間にわたるグランドキャノン谷底トレッキングを終えて,3月7日(火)の昼下がりに,無事,東京(羽田)国際空港に戻ることができた.
 たった1週間あまりの短い期間の旅だったが,かねてから是非行ってみたいなと思っていたグランドキャノンの谷底まで無事に降りることができて,大満足である.この旅の様子は,次回から当ブログで縷々記述するつもりである.
 羽田空港に降り立ったとき,私はグランドキャニョンの谷底を見たぞという満足感と.無事帰国できたという安堵感で大満足である.
 鎌倉に住んでいる私にとって,成田空港より羽田空港の方がずっと便利が良いので,帰国後,家に辿り着くまでのプレッシャーも比較にならないほど小さく,気楽である.
 羽田空港で通関手続14時05分に済ませ.15時15分発大船行リムジンバスに乗車,大船駅では,同じバス乗り場から,2分ほど後に発車する路線バスに乗り継いで,早々と帰宅する.羽田は有り難いなとつくづく思う.

■帰宅してホッとするが…
 久々のわが家.
 まずは2階の自室へ.出掛ける前の散らかしたままになっている.でも,自分の生活が染みこんでいる部屋に入ると何とも言えない安堵感がある.
 床には書きかけの絵がそのままになっている.
 ”そうだッ! こっちも大至急作業を進めなければ…”
 1週間振りにPCの電源を入れる.
 留守中に着信したメールは数百通.過半数はフェースブックやPR.それにいかがわしいメール.重要と思われるメール以外は,全部ゴミ箱へ入れてしまう.
 勤務先のローダーからのメールが数通着信している.こちらの方も何とかしなければ…
 取引先からも,打合せの日時を何時にするかという問い合わせが来ている.
 こんな諸々を見ている内に,ルンルンの度気分が呆気なく消滅してしまう.
 ”まあ,いいや…! 明日考えよう…”
と何時もの癖が出る.
 ”明日やれば良いことは今日はやらない”
というやつである.
 …ま,それはともかく.とりあえずは帰国挨拶を兼ねて,今回は,旅の概要などを記事にしておこう.

<旅の概要>  

■第1日目;2017年2月28日(火);
 旅全体を簡単に振り返って見よう.
 まず旅の初日の2月28日(火). 
 東京(羽田)空港からロサンゼルス空港経由でラスベガスへ.長い時間と時差に混乱しながらラスベガスのホテル泊.

<ラスベガスの繁華街>

■第2日目;2017年3月1日(水)
 ラスベガスから専用車でグランドキャニョンのリムにあるツサヤンに到着.走行距離約450キロメートル.夕方.日没見学を兼ねて,リムハイキングを楽しむ.ツサヤンのホテル泊.

<夕暮れのグランドキャニョン>

■第3日目;2017年3月2日(木);トレッキング1日目
 サウスリム(標高2,213メートル)から,サウスカイバブトレイルをコロラド川が流れる谷底(標高780メートル)まで下る.
 リム付近は雪が凍結している.途中まで軽アイゼンを使用する.谷底に近付くにつれて春めいた気候になる.
 ブライトエンジェルキャンプサイトでテント泊.

<谷底の道>

■第4日目;2017年3月3日(金);トレッキング2日目
 ブライトエンジェルキャンプサイトからリボン滝まで片道約10キロメートルのトレッキングを行う.トレッキング終了後,キャンプサイトの集会所でレモネードを飲みながら雑談.
 私ともう一人の若い(といっても40歳代)の男性KMさんの二人だけは目的地のリボン滝まで行ったが,他の4人は,全コースの3分の2ぐらいの所で引き返した.
 ブライトエンジェルキャンプサイトでテント泊(2泊目)

<谷底のキャンプサイト>

■第5日目;2017年3月4日(土);トレッキング3日目
 ブライトエンジェルキャンプサイトからブライトエンジェルトレイルをリムまで登る.登り始めは初夏を思わせるほどの暑さだったが,リム近くは残雪の冬.途中から軽アイゼンを使用する.疲労困憊.リム到着後専用車で,ツサヤンに戻る.ツサヤンのホテル泊

<振り返るとたった今登ってきた道が見える>

第6日目;2017年3月5日(日)
 ツサヤンから専用車でラスベガスへ.途中,伝説のルート66を通る.
 ラスベガスのホテル泊.

<ルート66にある有名な床屋にて>

■第7日目;2017年3月6日(月)
 ラスベガス空港からロサンゼルス経由で東京(羽田)へ.機中泊.

<デルタ航空の機内食>

第8日目;2017年3月7日(火)
 機中泊後,東京(羽田)着.解散 

<旅の所感と今後の予定>

■何時もの登山と違う
 まず感じたのは,普通の登山と違って,上り下りが逆になり,かなり戸惑った.
 普通,登山といえばまずは山頂を目指して登るのが当たり前である.ところが今回のグランドキャノン谷底トレッキングは,最初に下ってから登り返すというパターンである.
 ”こんなの「登山」と言うんだろうか.「下山」では編だな.別に山の上から歩き出すわけではないから,ん,なら,”下谷”というだろうか?”
 最初が谷底までの下りなので,体力の消耗は比較的に少なくて済んだ.でも,トレッキングの最終日の登り返しは,予想以上に大変だった.
 ”やっぱり,上り下りが逆になる場合は,体力配分に十分気を付けなければダメだな”
というのが第一印象である.

■印象いろいろ
 とりあえずは今回の旅の印象をランダムに列挙しておこう.

*美味しいレモネード
 2日目にトレッキング後に谷底にある集会場を覗いてみる.沢山のハイカーが屯している.
 同行のYMさんから登山後のレモネードが美味しいと伺って,私もレモネードを注文する.トレッキング後のレモネードは実に美味しかった.

*素晴らしい夜空
 谷底から夜空を見上げると,実に沢山の星が見える.私には星座のことは良く分からないが,頭上にカシオペアが明るく光っているのが見えて,ときどき人工衛星が星座の間をユックリと飛行しているのが見える.

*テント泊後のホテルは正に天国
 テント泊は勿論寝袋を使う.地面の上にマットを敷いているが,それでも床が堅くて,何回も寝返りをしないと我慢できない.それに夜明けにはかなり冷え込むので辛い.
 トレッキングを終えてホテルのベッドが実に心地よく感じる.

*質素な食べ物
 テント泊中の食事は実に質素.ベーグルに何かちょっとした物を挟む程度が毎食である.
 谷底から上に登って,レストランで食べた食事が実に美味しく感じた.

*日本のリンゴは途轍もなく素晴らしい
 滞在中のホテルでの食事はバイキング方式が中心だった.何れも食材が豊富で大満足であった.
 ただ,林檎だけは,大きさ,味,外形ともに,到底,日本の林檎には遠く及ばないと実感した.

*着の身着のまま
 トレッキング開始の前日に下着類を着替えてから後は,トレッキングが終わるまでの4日間,着の身着のままで過ごした.歯は毎日磨いたが,バスやシャワーは全くない.多分,汗と垢で体中が臭くなっていたことだろう.
 トレッキングを終えて,ホテルでバスに浸かったとき,生き返ったような気分になった.

*サボテンの刺に悩まされる
 トレッキング2日目.リボン滝の直ぐ側で足許の川を徒渉しようとしたが流れが多すぎるため徒渉を諦めて,藪漕ぎをして迂回路にでた.そのときサボテンの細かが刺が足首周辺に刺さってしまい.その後が帰国するまで痒くて困った.正に「行に小径に寄らず」である.

*ラスベガスは私の肌に合わない
 往路,復路共にラスベガスで1泊した.けばけばしたネオンと途轍もなく広いカジノ,はしゃぎ廻る観光客…喧噪の街である.とてもではないが,私は何の魅力も感じなかった.
 ”やっぱり,山が良いな”
これが私の率直な印象である.

*日本人の若い女性は確かに可愛い
 飛行機の中やグランドキャノンの観光スポットで,沢山の日本人と出会った.大柄で太った人が多い中で,特に日本人の若い女性が優雅で可愛く見えることに気が付く・
 概して日本人は静かで温和しくしているなという印象を受ける.

*羽田空港のハイテクトイレ
 帰国してすぐに羽田空港のトイレに立ち寄る.ピカピカに光るほどに綺麗に掃除が行き届いていて,しかもウオシュレットや細々とした備品が揃っている.
 これにはビックリ.

*肩まで鎮める風呂桶が恋しくなる
 トレッキング中は勿論風呂には度は入れないが,途中で宿泊したホテルでは,勿論,バスに入った.でも,寝た市井で入るバスは,かなかな肩まで浸かれないので,身体が暖まらない.それに適温の湯を出すのに調整が必要だし,バスからオーバーフローさせないように見張っていなければならない.
 家に戻って,すぐに風呂に入る.わが家は築10年余りの古屋である.でも肩までトップリと浸かれる浴槽はやっぱり良いなと思う.それに,温度設定をしてスイッチを入れれば,勝手にお湯が出て浴槽に貯まれば自動的にお湯が止まる.
 ”わが家の風呂も案外ハイテクだな…”
と,妙なところを今になって気が付く.

*和食の美味しさを再認識する
 帰国直後に,450円也の丼物を食べる.現地案内人のADさんが,
 「日本の食べ物は世界一美味しいので,日本へ行くと太って困る」
と言っていたが,私もそうかなと思いながら,丼を平らげる.

*道路や街並みがせせこましい
 自宅近くの駅に戻る.
 毎日見馴れている駅前の通りが,やけに狭くて,ゴミゴミしていて,人が溢れている印象を受ける.
 ”やっぱりここはカオスだな…”
 でも,この猥雑さが肌に合っているのかも知れない.人混みに入ると何とも言えない安堵感がある.

■年寄り扱いに困惑
 旅行中に,何回か年寄り扱いをされて困惑した.私は実際に年寄りだから仕方の懐古とだが…今回はそんな場面が3回あった.
 
*バスでシルバーシートを勧められた
 グランドキャニョン到着の日にリムハイキングを行った.その帰路で巡回バスに乗車した.バスに乗車した途端に,案内役が私にシルバーシートに座るように言った.有り難い申し入れだったが,仲間と一緒に居ないと下車するところが分からないので,シルバーシートはお断りした.
 ”いくら元気に歩けると自分で思っていても,やっぱり客観的に見たらオレは年寄りなんだな…”
と寂しい気分になる.

*ルート66のエンジェルズバーバーショップで元気だなと誉められる
 旅の終わりにルート66沿いで有名はバーバーショップに立ち寄る.代わる代わるに椅子に腰掛けて記念写真を撮る.
 「お前さん(年寄りなのに)蹄鉄のように元気だな…」
と誉められる…が,私は内心で,
 ”やっぱりオレはヨボヨボジジイに見えるんだな”
とガッカリする.
 私には「お年寄りなのに元気ですね」という褒め言葉はどうしても反対に聞こえてしまう.

*デルタ航空の機内でアテンダントに誉められる
 飛行機の中で,私が記録ノートを整理していると,たまたま機内サービスで廻ってきた男性にフライトアテンダントが,英語で.
 「どちらに行かれたんですか…」
と私に質問する.
 私がグランドキャニョンの谷底トレッキングに行ってきたと答えると,
 「年令は幾つですか…」
と質問する.随分ぶしつけだなと思ったが,正直に答えると,お年寄りなのに凄いですねと誉める.
 私は,どうも有り難うとお礼を言うが,内心では都市のことなどほっておいてと思っている.

帰国後2日目;2017年3月9日(木) 晴

<とにかく資料整理を始める>

■写真の整理
 デジカメで撮った写真は1枚のSDカード(8GM)に収められている.
 これをパソコンの外付HDD(2台)にコピーする.時差の関係で,撮影時間の補正を氏亡ければならないので,結構時間が掛かる.全部で何枚の写真を撮ったのか正確には計算していないが,ほぼ600枚である.単純平均で1日当たり約75枚の写真を撮ったことになる・
 
<写真の整理>

■メモ帳の再チェック
 旅行中のメモはA5ノート数冊になった.今日から,このメモを見直して,整理を始める.整理が終わったところから順次,旅行記を当ブログへ掲載する予定である.
 ますはともかく旅行記の執筆を始めなければ…
 
<メモ帳の一部>
                                 (つづく)
つづきの記事
  ↓
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/c76f90acbab7aa511445605bebafd6c6

「グランドキャニョン谷底往復」の目次
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/5af65f36dc434f32b7f18600720f25c7
「グランドキャニョン谷底往復」の索引
(未着手)

お断り;
 これらの記事は,私の趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
 また,当ブログ記事を読んで,不快になられた方は,以後,当ブログへアクセスされないようにお願い致します.





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