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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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アンデス・ブランカ山脈紀行;第8日目(4);トレッキング4日目;アンディーノクラブホテル;第8日目の総括

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                       <アンディーノクラブホテル客室からの眺望>

    アンデス・ブランカ山脈紀行;第8日目(4);トレッキング4日目;
                  アンディーノクラブホテル;第8日目の総括
            (アルパインツアー)
        2016年9月6日(火)~16日(金)

第8日目;2016年9月13日(火) (つづき)  晴

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  ↓
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/53297c6b2f94cc2d3e2a29a983bc6493

<アンディーノクラブホテル>

■アンディーノクラブホテルの客室


■今日は1人部屋
 昨日のジャンケンの結果,今夜の私は1人部屋である.ラッキー.
 私が割り当てられた部屋は3階の1室である.早速,部屋の鍵を貰って,部屋に入る.シングルベッド(ダブルベッドかな? 良く分からない)が2基並んでいる.大きな窓の先には専用のテラスが着いている.
 ユーティrティには型どおりのバス,トイレ,洗面が纏まっている.テレビが置かれた簡素なテーブルがある.冷蔵庫や金庫はどうやらなさそうである.でも,これまでのテント生活と比較したら天と地の差である.
 
<客室の様子>                               <バス・トイレ>

■テラスからの風景
 テラスに出てみる.
 ワラスの街が一望の下に見える.快晴の空に白い尖鋒が屹立している.ちょっと西の傾いた太陽の光が街に降りそそいでいる(冒頭の写真).何とも素晴らしい景色である.
 ”やっと街中に戻ったなあ~…”
 私は風景を眺めながら,トレッキングの日々のことを,もう遠い昔のことのように回想する.
 明日は,リマまで戻る.深夜にリマを飛び立つ飛行機で帰国の途につく予定である.
 そんなことを考えると,夢の世界から急に現実に引き戻されたような気分になる.

<自室のテラスからの眺望>

■臭くてバッチイ顔の記念写真
 今夜は18時にホテルロビーに集合して,街中のレストランで夕食を摂る予定である.
 ”そうだ! まずは風呂に入らなければ…”
 実は,高所順応日から今日までの丸々1週間,全く風呂にも入っていないし,髭も剃っていない.下着も全く着替えていない.毎日着の身着のままで寝袋に潜り込んでいた.自分では自分の臭さは全く感じないが,他人様には異臭のするバッチイ人間だと思われるに違いない.それにろくに顔も洗っていないし,髭も一度も剃っていない.
 私は風呂に入る前に,髭ボウボウのところを写真に撮っておくことにする.
 我ながら,反吐が出そうになるほど,バッチイ姿である.
 
<洗面所>                                   <髭ボウボウのポートレート>

■バスにユッタリと浸かる
 早速,バスにお湯を張る.
 さすがに,ここはワラスで最高級のホテルである.バスのお湯の出もバッチリである.程なくバスはお湯で満たされる.
 日本の風呂のように座った姿勢で入ることができないのが玉に瑕だが,寝転ぶような変な姿勢を取ってバスのお湯に浸かる.久々の風呂は何とも言えない良い気分である.山の中では使えなかった石けんを使って,頭から足の先までジックリと洗う.
 勿論,日本の風呂場のように洗い場がないので,バスタブの中でゴソゴソと洗うしかない.たちまちの内にお湯は穢れてしまう.でも,お湯を入れ替えるのも面倒なので,そのまま足し湯をして,身体を温める.
 ユックリと風呂を楽しんでから,バスタブのお湯を払う.
 お湯が流れ出た空のバスタブには,垢がベッタリと付いているだけではなく,随分と沢山の砂が残っている.
 ”あれ! こんなに砂が残るなんて…髪の毛が砂だらけだったのかな?”
 風呂から上がって,新しい下着に着替える.サッパリする.生き返ったような気分である.
 気分が良くなったところで,荷物の整理を始める.

<ワラス市内で夕食>

■市内散策
 18時00分に,ホテルロビーに集合する.指定時間の10分前には全員が揃う.時間に極めてパンクチュアルなのが,私達日本人の良いところだなと,心の中で感心する.
 18時02分,専用車に乗り込む.これからツアーリーダーのIBさんの先導で,ワラスの繁華街に向かう.現地ツアーガイドのEMさんが同行.
 まずは,ホテル近くの市場へ向かう.
 ほんの数分のドライブで,18時05分に市場に到着する.専用車の窓から外を眺めながら,市場が地図の何処にあるのか確かめようとしたが,辺りが薄暗くてどこだか良く分からない.
 ”まあ,いいや…どこでもいいや”
ですぐに軌跡の追跡は断念する.
 市場に入る.入口の片隅に小さな椅子とテーブルが於いてある.そこに醸成が所在なげに腰掛けている.
 ”あの人,一体,何をしているんだろう…”
 ここはそれほど大きな市場ではない.通路が”ロ”の字型に作られていて,通路の両側にはさまざまな店が雑然と並んでいる.丁度,戦後の東京の闇市のような雰囲気である.結構,何人かの方々がいろいろと買い物をしている.ちなみに私は何も買わなかった.正直なところ,欲しいものは何もない.
 
<近場だが専用車に乗って…>                        <市場をブラブラ>

■某レストランで夕食会
 19時頃,某レストランに到着する.レストランの名刺を探したが,どうやらなさそう.レストランの名前ぐらいは記録しておきたかったが,わざわざ聞くのも面倒なので,まあ,いいか,ということで,ここでは某レストランということにしておこう.

<夕食会が始まる>

■夕食のメニュー
 メニューは現地ガイドのEMさん任せである.どうやらメインディシュは鱒(ます)料理のようである.
 料理のあらましは,下の4枚の写真の通りである.当然ライスはなくて主食はイモである.これまで,テント泊中に食べていたものに比較したら天と地ぐらいの差がある贅沢な食事である.
 もちろん,量はタップリでとても食べきれない.
 
 
<ディナーのめにゅー>

■奇しくもHDさんの誕生日
 今日は,奇しくも,メンバーのお一人,HDさんの誕生日である.突然,大きなバースデイケーキが出てくる.
 当のご本人も,バースデーケーキが出てくるとは知らされていなかったらしく,ビックリ,喜んでいる.彼女がローソクの火を消している姿を披露したいのは山々だが,やっぱりプライバシーがあるので,顔は黒塗りにしておこう.

<HDさんの誕生日祝>

■甘いものは別腹
 メインディッシュで胃袋は満杯である.でも,俗に甘いものは別腹と言うが,シャンパンで乾杯後,雑談をしながらバースデーケーキを全部食べてしまう.
 雑談の中で.誰からともなく,バスタブに砂が残ったことが話題になる.どうやら砂でビックリしたのは私だけではなさそうである.
 バスタブの砂は,私達の垢ではなくて,もともと水道水に混入していたことが分かる.
 ”なぁ~んだ! そうだったのか”
 やっぱり,外見上は先進国のホテルと同じように見えるが,インフラはまだ先進国とは格差があるなと実感する.
 その内に,頼みもしないのに,流しのシンガーがやってきて,勝手に数曲の地元歌を歌い続ける.私は内心では,
 ”頼みもしないのに…しょうがないな”
と思うが,ジッと我慢の子で,聞いている.
 ギターに乗せて歌う歌は全部同じように聞こえる.
 歌い終わった後,小銭を出し合って,この男性に差し上げる.
 
<バースデーケーキ>                           <シャンパン>

<夜が更けて…>

■真っ暗な夜道をホテルへ
 20時半頃,夕食がお開きになる.
 再び専用車に乗って,薄暗い街中を通って,20時40分,無事ホテルに到着する.
 自室に戻る.
 明日はいよいよ帰国である.長いようで短いような旅は,いよいよフィナーレである.明日の夜は飛行機内の機中泊になるので,実質的には今日がペルーでの最後の夜ということになる.

■早々に就寝
 今夜は広い客室を1人で独占している.
 誰に遠慮することもなく,室内で素っ裸になり,もう一度,風呂に入る.やっぱり,水道水に砂が混じっていることを確認する.
 ゆっくり風呂に入った後,荷物の整理をする.飛行機に乗る祭に預け入れる荷物と,リュックに入れて機内に持ち込む荷物とに分ける.
 パスポートなど必要な書類があるかを確かめる.
 これで万事OK.
 21時40分頃,就寝する.
 こうしてブランカ山群トレッキング8日目も無事終わった.

[第8日目の総括]

<歩行距離と標高の概念図>

   
<ラップタイム>

 5:30  モーニングコール(お湯配布)
 6:20  朝食
  ------------------------------------------
 6:52  ヤマコラル幕営地歩き出し
 7:20  標高3,600メートル地点(7:25まで衣服調整)
 8:17  標高3,560メートル地点(8:27まで休憩)
 9:17  標高3,500メートル地点(9:27まで休憩);短い登り坂に差し掛かる
10:37  標高3,090メートル地点(10:46まで休憩);やや急な下り坂が暫く続く
11:05  登山口休憩所(11:09まで立ち休憩)
11:14  カシャパンパ集落に入る
11:16  カシャパンパ広場着(トレッキング終点)
 ------------------------------------------
  カシャパンパで昼食:休憩
============================================
     <専用車による移動>
13:13  カシャパンパ発
14:15  ハイウェーに入る
14:22  カラス
14:34  ワントイ展望休憩(15:00まで)
15:10  ホテルアエブロ(15:19まで)
15:21  アイスクリーム屋(15:30まで)
16:10  アンディーノクラブホテル着

[歩行記録]

■水平歩行距離(概算)          10km

■累積登攀高度(概算)          tr.

■累積下降高度(概算)         1,200m

■所要時間(休憩時間込み)
 ヤマコラル発               6:52
 カシャパンパ着              11:16
 (所要時間)             4時間24分(4.40h)
 水平歩行速度        10km/4.40h=2.27km/h                      

[専用車による移動記録]

■水平移動距離(概算)
 カシャパンパ→国道合流点(未舗装)  15(km)             
 国道合流点→ワラス            90
     -----------------------------------------------
       合 計                  105(km)

■所要時間(休憩時間込み)
 カシャパンパ発               13:13               
 ワラス着                    15:10
 (所要時間)                      1時間57分(1.95h)
 平均移動速度                   105km/1.95h=53.8km/h
                                    (第8日目終わり)
                                    (第9日目に続く)
つづき(第9日目)の記事
  ↓
(執筆中)

「ブランカ山群トレッキング」の目次
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/3ac14bd1d44b99a378555e26864f76b7
「ブランカ山群トレッキング」の索引
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/9e3ba704d9bf4f7278473747420c4534

[参考資料]
ペルー周遊記(ピスコ山登頂);インデックス
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/f78082280c7a6bb87b1810478b6786ea

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