<塔ノ岳山頂から富士山と南アルプスを望む>
富士山・筑波山・東京スカイツリーが見えた丹沢:塔ノ岳(今年35回目)
(単独山行)
2016年12月10日(土) 晴
■今朝の寒さはきつい
今朝は一段と寒かった.もちろん,何時ものように4時10分に自宅から出掛けるが,寒いので少々辛い.
昨日の天気予報で,今朝の寒さは厳しくなることは分かっていたので,私の登山準備も.今朝からは厳冬期モードに変えた.
厳冬期モードって,実は特段にどうと言うことはないが,要するに塔ノ岳に出掛ける日の前夜に衣類を登山用に着替えてしまい,朝,防寒具を羽織ればすぐに出掛けられるように身支度を調えてしまうことである.そして,さらに気分を徹底するために寝袋に入って寝ることにしている.そうすれば,早朝起きたときに寒さによるショックがかなり軽減され,起床しやすくなる.
こんな下らないことを書くと,すぐさま一部の方から,
”そんな厄介なことをしないで,部屋を暖房すれば済む話だろう”
と突っ込んで来るであろう.
いや,ご尤もな話である.
いくらわが家がぼろ屋でも一応は部屋に冷暖房装置は付いているが,どうもあまり使いたいとは思わない.要するに私は時代遅れなのである.
でも,まあ,この冬一番の寒い朝にも拘わらず,何とか家から出掛ける.
外は真っ暗.
途中で犬に吠えられるのがイヤなので,わざわざ1ブロック離れた所を通りのだが,耳が良い犬が私の足音を聞きつけて,
「ウ~…ワン」
と半鳴きしているのが聞こえてくる.
”このバカ犬メ…! 早くオッ死んじゃえ!”
と私は声には出さず,心の中だけで大声で叫ぶ.
まだ真っ暗な中,大船から東海道本線下り初電,5時10分発熱海行に乗車する.このクソ寒い土曜日なのに結構沢山の旅行客が乗っている.小田原で小田急線の電車に乗り換えて,6時11分に渋沢駅に到着する.
大倉行バス停で並ぶ.私は前から2番目.
渋沢駅前は,海沿いの鎌倉に比較すると,さらに寒さが厳しい.ジッとして居ると寒さが身体の芯まで浸透してしまいそうなので,寒さしのぎにウォームアップ体操を続ける.
■今日もはじめはノソノソ歩きだ
大倉行臨時バスが出る.乗り合わせた常連は,毎日登山のTGさんを始め,TDさん,ISIさん,MTさん,ザ・ヤンゲストNNさん他.何時も土曜日に一緒になる疾風のように塔ノ岳を登るMGさん,YDさんのお二人や,HMさん,STさん,IIJさん達は居られないようである,多分,明日,日曜日に登られるのかな?
7時02分,バス停大倉から歩き出す.今日は登山開始時点から独り旅である.
”今日も,御身大切,ノンビリペースを終始しよう…”
と自分に言い聞かせる.
私のような老骨は,骨や筋肉の隅々まで”軋”んでいて,スカスカである.御身大切をモーと-にして歩かないとすぐに駄目になる.それにはとにかく出だしが大切.私は登り始めに特に注意していることがある,それは歩き出して体温が上昇し,体内の潤滑油がとろけてくるまで,とにかくユックリ,ユックリ歩く.
大倉から登山口に向けて,登り坂の歩道道路をこのユックリペースで歩いている間に,実に沢山の登山者に追い抜かれる.
今日も私が登山口に到着する前に,NNさん,MTさん,YSさんのお三方に次々に追い抜かれる.
日が昇り始める.快晴,気分最高.足許の歩道道路に自分の影が映る.私は自分の影法師に向かって,
”今日もも仲良く登ろうぜ”
と挨拶する.
7時12分,登山口に到着する.私を追い抜いていった常連3人の後ろ姿はもう見えない.
<私の影法師> <登山口>
■陽の当たる坂道
7時22分,丹沢ベースを通過する.この辺りまで登ると,体内の潤滑油も丁度良い具合になる.ここから先は,マイペースを維持して,無理しないで淡々と登り続けるだけである.
丹沢ベースから先は薄暗い陰気な道が続くが,7時27分頃,日の当たるトラバース道に到着する.ここは進行方向右側からほぼ水平に朝日が射し込むところ.天気が良いとき,私は何時もここを通過するのを心待ちにしている.
このトラバース道を過ぎると,大倉尾根で最初の茶屋である観音茶屋を間近である.
<観音茶屋手前の陽の当たる坂道>
■日光が降り注ぐ見晴茶屋
7時31分,観音茶屋を通過する.ここから先はジグザグの山道になる.この辺りまで登ると,依然として若い登山者に抜かれ続ける一方で,私も何人かの登山者を追い抜くようになる.
観音茶屋から先は,やや急な上りのジグザグ道が連続する.
7時46分,雑事場ノ平に到着する.
雑事場ノ平のベンチに,大倉を出発して早々に私を追い越して行ったMTさんが居られる.
「おや,もう追い付いたの…速いじゃないの」
とMTさんが言う.
逆に私は雑事場ノ平にMTさんが折られるのにビックリする.
雑事場ノ平から見晴茶屋までの平らな道はとりあえず私が先に行かせてもらう.
7時48分,見晴茶屋に到着する.眩しい日光が相模湾の方から当たっている.茶屋の前から相模湾を望む風景を楽しみながら写真を撮る.降り注ぐ日光が眩しい.
<見晴茶屋> <降り注ぐ日光>
■見晴階段から一本松へ
見晴階段に差し掛かる.ここで恒例の定点観測の写真を撮る.今日は良く晴れていて,枯れ枝の間から眩しいこぼれ日が一杯である.明るくて心地よい坂道である.坂の途中には何人かの登山者の後ろ姿が見えている.
私の背中に付いている目には,私のすぐ後ろを登っているMTさんの姿が見えているが,MTさんとの距離が離れても近付いても構わない…私は私のペースで登ろうと決めている.
見晴階段は案外順調に登り終える.引き続きモミジ坂を定速で登り続けて,8時02分に一本松を通過する.大倉から一本松までの所要時間は丁度1時間.このところの私の標準時間ぴったりである.
<見晴階段>
■駒止階段から堀山の尾根道へ
やがて駒止階段に差し掛かる.階段下から長くて急な階段を見上げるとウンザリする.でもこの階段を登らなければ先へ進めないので,一段一段喘ぐようにして登る.
8時17分,ようやく駒止茶屋に到着する.大倉から駒止茶屋までの所要時間は1時間15分.まあまあのラップだけれども,欲を言えば1時間10分ぐらいで歩きたいものである.
駒止茶屋から先の堀山の尾根道に差し掛かる.相変わらず私の影法師が,私より先を歩いている.今日の影法師はどうやら元気そうである.
<駒止茶屋> <堀山の尾根道>
■堀山の尾根道からの富士山
8時25分,富士山が良く見える場所(俗称;富士見平)に到着する.5合目付近まで真っ白な富士山が良く見えている.早速,富士山の写真を数枚撮る.私が富士山の写真を撮っている間に.私の後ろを歩いていたMTさんが私に追い付く.
<堀山の尾根道からの富士山>
■小草平(堀山の家)
8時27分,堀山の道標前を通過する.ここから先,小草平の登り坂手前まで,やや長い下り坂が連続する.ここは体力を消耗することなくスピードを上げることができる素晴らしい所である.
MTさんに,
「下り坂は,ちょっと先に行かせてもらいます」
とお断りして,少々,速度を上げて歩き続ける.
小草平手前の登り返しを通り抜けて,8時33分に小草平に到着する.小草平のベンチで2~3人の登山者が休憩を取っている.
小草平の一角に建つ堀山の家の玄関に取り付けられている温度計を見る.現在の気温は4.5℃.ピリリと冷えていて登山には絶好の気温である.
まだ,堀山の家の入口は閉まったままだが,中を覗き込むと常連のKIさん,TDさんが居られる.どうやらお二人は昨日は堀山の家で宿泊していたようである(未確認).
KIさんが,
「なんだ,バカに早いじゃないの…もう(堀山の家に)到着なんて…」
と冗談とも本音とも取れる調子で私に話しかける.
雑談をしていると,ほどなくMTさんも小草平に到着する.
8時38分,まだ雑談中のKIさん,TDさん,MTさんのお三方に,
「私,足が遅いので,先にユックリ登り始めます…」
とお断りして,堀山の家を出発する.堀山の家での休憩によるロスタイムは5分である.
私が先行していたのはほんの僅かな時間だけ.途中で,TDさん,KIさんに先頭を譲る.それ以降は,ずっとお二方の後ろ姿を拝みながら登り続ける.
<小草平に到着;堀山の家は工事中> <TDさん,KIさんの後を必死に追う>
■萱場平
先を行くお二人の後に付いて登り続け,8時56分に萱場平を通過する.この辺りから日陰に残雪が見え隠れするようになる.
萱場平から先も,ずっとお二人の後を追うが,次第にTDさんが後ろを離し始める.標高が高くなるにつれて,気温が次第に下がり,坂道を登っていても,汗をかかないままである.祖のためか,折角ハイドレーションシステムを使っているのに,歩き始めてから一度も給水していないことに気が付く.
”一度も給水しないなんて…ちとまずいな”
と思うが水を飲む気になれない.
”まあ,いいか…尊仏山荘でお茶を所望すれば大丈夫だろう”
と多寡をくくる.
<萱場平>
■花立階段下からの富士山
9時12分,後七分坂(花立階段のこと)に到着する.
ここからの富士山の眺めもなかなかなものである.今日は快晴.素晴らしい富士山が見えている.
先行のお二人との間が開くのが気になるが,ここで写真を撮らないわけにはいかないので,ちょっとの間,立ち止まって,富士山の写真を撮る.
<花立階段下からの富士山>
■花立山荘
花立階段を登り始める.
10数段先にKIさんの後ろ姿が見えている.とても追いつけそうもないので,マイペースで階段を登り続ける.
もう少しで会談が終わる頃,KIさんの速度がちょっと落ちる,成り行きで私が先になる.
9時20分,ようやく花立山荘に到着する.花立山荘はもう開店している.山荘前のベンチで数名の登山客が休憩を取っている.富士山も良く見えている.
大倉から花立山荘までの所要時間は2時間18分.私が最も体力があった頃の標準時間は2時間を切っていたが,今はそんなの夢の夢,でもせめて2時間10分を切るぐらいの速度で登りたいものである.
花立山荘で休憩を取るほどの疲労感はないので,花立山荘でも休憩を取らずにそのまま登り続ける.
<花立階段> <花立山荘>
■花立山と金冷シ
花立山荘から引き続き花立山に向けて段差が大きい階段道を難儀しながら登り続ける.やっと階段道が終わってガレ場になる.途端に周囲に視界が開ける.
何時の間にか,また独り旅になっている.TDさんは私より先を登っているはずだが,先ほどまで一緒だったお二人はどうやら花立山荘で休憩を取っているようである.
花立山荘から花立山まで9分掛けて登って,9時27分,花立山山頂に到着する.
花立山山頂からは富士山,南アルプスの山がとても良く見えている.早速,デジカメで数枚の写真を撮る.
花立山山頂から先は,残雪がベッタリと登山道にへばり付いている.勿論,軽アイゼンを履くほどではないが,歩行には注意を要する.
9時32分,金冷シを通過する.
これで間違いなく10時前に塔ノ岳山頂に到着できるなと確信する.それと同時に,ここまで登ったら,今日の自分の体調も分かったので,あとはさらにユックリ登ろうと思う.
<花立山山頂の手前で富士山と鍋割山稜を望む>
■薄らと残雪
金冷シから最初の階段を登り切って,凹地に入る.振り返ると,薄らと残雪が残っていて,如何にも寒々とした風景が広がる.
私は完全な独り旅である.もう急いでも仕方がないので,惰性のような歩き方を続ける.
<薄らと雪化粧した登山道>
■塔ノ岳山頂
9時48分,塔ノ岳山頂に到着する.山頂の気温はマイナス2℃.無風だが寒い.
相変わらず富士山と南アルプスが良く見えている(冒頭の写真).まずは四方の写真を撮る.
今日は良く晴れているので,筑波山や東京スカイツリーも見えている.
大倉から塔ノ岳山頂までの所要時間は2時間46分.辛うじて2時間50分の壁はクリアしてはいるもののまだまだ冴えない記録である.ただこれ以上の体力回復を叶えるには,今の週1の塔ノ岳詣でを週2にしなければ無理だろう.週2は今のところ仕事の関係でちょっと無理.残念!
<塔ノ岳山頂から筑波山を望む>
■尊仏山荘
"さて,尊仏山荘に立ち寄ろうか,それともこのまま下山しようか…”
と迷う.華伊達美弥雄さん(尊仏山荘の猫”みゃ~君”のこと)が,先週金曜日になくなってしまったので,もう尊仏山荘に立ち寄っても猫には会えない.そんなわけで私にとって尊仏山荘に立ち寄る魅力は半減している.
山頂には私より速く到着したTDさんが居られる.
TDさんと雑談していると,KIさん,MTさんが一緒に塔ノ岳山頂に到着する.私も決心して,まっ空く下山するTDさんとお別れして,お二方と一緒に尊仏山荘に立ち寄る.
山荘に入る.
先客は2~3人.まずはMTさんが所定の場所に座る.その左右に残りの二人が座る.今日の小屋番はWDさんとTYさん.ストーブの前に居るべき筈の「みゃ~君」が居ない.何となく寂しい.
300円也のお茶を所望する.
暫く雑談をしていると,私達より1本後のバスで来られた俊足のTTさんが山荘に到着する.
10時15分,皆さんより下山が遅い私は,一足先に下山することにする.帰り際に奥の部屋からオーナーのHDさんが出てくる.私の顔を見るなり,
「…そこにネコの写真があるから見て下さい…」
という.
気が付かなかったが,なるほど入口近くに「みゃ~君」の写真が掛かっている.
<尊仏山荘> <「みゃ~君」の写真>
■ユックリ下山開始
昨年,右足脛の半月板を割って以来,私は下り坂は慎重に時間を掛けて下りることにしている.到底皆さんと一緒の速度では降りられないので,一足先に,10時15分,尊仏山荘を出る.
先ほどより,山頂で休憩を取る人が大分増えている.
丁度そのとき,ヤングのNNさんが山頂に到着する.
「あれ~ぇ…,あなた私より先を歩いていたでしょう…?」
「いえ,(どこそこで××していてFHに)追い越されました…」
「そうでしたか,気が付きませんでした…」
さらに,山頂のポール近くで,今山頂に着いたばかりのYSさんとバッタリ.YSさんも私よりかなり先を歩いていたはずである.
YSさんが,
「もう下山ですか…」
と私に言う.
「あれ! 私より先を歩いていたでしょう」
「(どこそこで)すいすいと抜かれましたよ」
「そうでしたっけ…」
私は全く気がつかなかった.
「どうです…一緒に下山しませんか?」
「いえ,まあ,ちょっと腹拵えをしてから…」
…ということで,下山もノンビリ独り旅である.
■光る海
山頂の下山口で,目の前に広がる相模湾を見下ろす.何という雄大な鳥瞰だろう.思わず立ち止まって,この風景に見とれる.
相模湾が陽光を反射し輝いている.右手には真鶴半島が見える.眼下には秦野の民家の屋根が太陽の光を反射してピカピカと光っている.
当然,私は立ち止まって写真を何枚か撮る.
←クリック拡大
■ISIさん達ご一行とすれ違う
木道の階段道を慎重に降りる.その後も,登って来る登山客とすれ違いながら慎重に下り続ける.
10時15分,花立山山頂を通過して,ガレ場を下り始める.
丁度そのとき,下の方から登って来るTGさん,ISIさん,それに若い女性が加わったご一行のすれ違う.
「…やあ,やあ,…」
ということで,齢(よわい)80ウン歳の2人を入れた写真を何枚か撮る.
80歳を過ぎて塔ノ岳に登るなんて,当のご本人は何とも思っていないが,世間的に見れば,そんな年になって,塔ノ岳に登るなんて馬鹿げていると見えるのかもしれない.
<ISIさん達ご一行とすれ違う>
■堀山の家のコーヒー
10時22分,花立山荘を通過する.山荘前のベンチは休憩を取る人達で溢れ返っている.
花立階段を慎重に降りてガレ場に入る.ここも転倒しないように,また,膝に余計な負担が掛からないように,細心の注意を払いながら,一歩,一歩,慎重に下り続ける.途中,沢山のグループ山行の皆さんとすれ違う.
11時97分,萱場平を通過する.急階段を下るのもあともう少しである.
途中で,私より後から下り始めたYSさんと,ヤングのNNさんが私に追い付く.ここから暫くの間3人で一緒に下山し続ける.
11時25分,小草平まで下山する.お二人はそのまま下山し続けるとのこと.私はちょっとだけ堀山の家に立ち寄ることにする.
堀山の家に入る.先客はTDさん.それに小屋の普請を手伝っているUIさん他2~3人の方が居られる.
私は300円也のコーヒーを所望する.
<堀山の家のコーヒー>
■バス停大倉に無事下山
その内に,脇のテーブルの掃除が始まる.少々慌ただしい雰囲気になる.そうこうしている内に.多分,私より30分ぐらい遅い時間に尊仏山荘を出発したKIさん,MTさん,TTさんが山荘に到着する.さらに少し遅れて,どこかとんでもないところを登っていたKMさんも到着する.
そんなこんなで,小屋の中が大分賑やかになり始める.
”この辺りが引き上げの潮時かな…”
と思った私は,11時40分に堀山の家から下山開始.堀山の家でのタイムロスは15分である.
堀山の家から先は,駒止階段と見晴階段の2か書の難所があるが,それ以外はルンルン気分で下山できるところである.そんなところでは私も結構飛ばして歩くことにする.
11時57分,駒止茶屋を通過する.さらに12時19分,見晴茶屋を通過.結構快調に飛ばす.
12時42分,観音茶屋に到着する.丁度そのとき観音茶屋で休憩を取っていたYSさんが茶屋から出てくる.今日は少々時間が押しているので,私は観音茶屋に立ち寄るのを省略.茶屋の中に居る女主人に,
「スミマセン,今日は素通りします」
と挨拶して通過する.
その後もマイペースを保つために,YSさんを追い越させて貰う.
路面が良く乾いているので,とても歩き易い.身体に疲労感もないので,思い切り飛ばす.そして.12時48分,計画通りの時間にバス停大倉に到着する.
バス乗り場の一番前にリュックを置いて場所取りを済ませる.その後,泥靴の水洗いを済ませる.
バス待ちの間に,療養中のIMIさんと出会う.リハビリのためにお散歩の途中,バス停に立ち寄ったとのこと.1日も早く塔ノ岳山頂でIMIとお会いしたいと願っている.
■矢倉岳と富士山
大倉13時11分発の路線バスに乗車する.KIさん,MTさん,TDさん,KMさんも同じバスに乗り合わせる.バスは途中から立ち席が出る程度の混雑である.
バスは13時22分に渋沢駅に到着する.
何時もの土曜日は駅ビル1階のミスタードーナッツでお茶をするが,今日はお茶会の旗振り役でもあるMGさんや,お茶会常連のTGさん,ISIさんの下山時間が何時になるか分からないので,お茶会なしの流れ解散である.
私は例によって,小田原経由東海道本線で帰宅するつもりである,
今日は午後になっても雲が湧いてこない.私は,ひょっとして車窓から矢倉岳と富士山が重なるのが見えるかもしれないなと期待する.
案の定,今日は午後になっても青空が一杯に広がっている.私の期待通り,新松田を過ぎて小田原方面に少し走ったところで,富士山と矢倉岳がうまい具合に重なった写真を撮ることができた.
”これは,ラッキーだぞ…!”
実は,プライベートなことで恐縮だが…
4年半にわたって,インドネシアに駐在していた息子一家が,明日,駐在を終えて帰国する.取りあえず,明日は息子一家揃ってわが家に宿泊する.
”富士山と矢倉岳が重なるのも見えたし,筑波山も見た…それに息子一家が帰ってくる…きょりゃあ,ラッキーだ”
そう思いながら,何枚かの写真を撮る.
<富士山と矢倉岳が重なる>
■今日も無事だった
小田原14時04分発特別快速高崎行の電車に乗車する.
車窓から,昼下がりの暖かい陽光が射し込んでいる.リュックからセンベイを出してかじっている内に,何とも眠くなる.おもいきり居眠りをしたいが乗り越すのもイヤである.藤沢を過ぎてから何度も一瞬眠って夢を見てまた目覚めるを繰り返しながら,大船駅でやっと下車する.心地よい疲労感がある.
丁度,わが家近くを通る路線バスが出るところである.余りに天気が良いので,駅~自宅まで歩いて帰るつもりだったが,おもわずバスに乗り込む.
15時少し前に無事わが家に戻る.
こうしえ私の今年35回目の塔ノ岳詣では無事終わった.
<ラップタイム>
7:02 大倉歩きだし
7:22 観音茶屋
7:43 見晴茶屋
8:17 駒止茶屋
8:33 堀山の家(8:38まで雑談)
9:20 花立山荘
9:31 金冷シ
9:48 塔ノ岳山頂着
10:15 〃 発
10:28 金冷シ
10:35 花立山荘
11:25 堀山の家(11:40まで雑談)
11:57 駒止茶屋
12:19 見晴茶屋
12:22 観音茶屋
12:48 大倉着
[山行記録]
■水平歩行距離 7.0km(片道)
■累積登攀下降高度 1,269m
■上り所要時間(休憩時間込み)
大倉発 7:02
塔ノ岳山頂着 9;48
(所要時間) 2時間46(2.77h)
水平歩行速度 7.0km/2.77h=2.52km/h
登攀速度 1,269m/2.77h=458m/h
■下り所要時間(休憩時間込み)
塔ノ岳発 10:15
大倉着 12:48
(所要時間) 2時間33分(2.55h)
水平歩行速度 7.0km/2.55h=2.74km/h
下降速度 1,269m/2.55h=498m/h
(おわり)
「丹沢の山旅」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/d11cab97cb0250817310654730cef56a
「丹沢の山旅」の次回の記事
(なし)
お断り;
これらの記事は,私の趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
また,当ブログ記事を読んで,不快になられた方は,以後,当ブログへアクセスされないようにお願い致します.