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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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小春日和の鎌倉を歩く;鎌倉中央公園・矢戸池・源氏山周遊

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                               <源氏山公園の紅葉>

  小春日和の鎌倉を歩く;鎌倉中央公園・矢戸池・源氏山周遊
             (独り散策)
       2016年11月13日(日) 晴

<散策マップ>


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       鎌倉中央公園の紅葉(as of 2016年11月13日)

■今日も小春日和だ
 昨日(11月12日),小春日和の土曜日,気持ちよく塔ノ岳往復をした.ユックリ自然ペースで塔ノ岳を登り下りしたので,帰宅後も全く疲労感はなく,実に良い気分だった.そして,今日,日曜日も引き続きポカポカの小春日和である.私は懸案の論文書きのネタ探しを早朝から続けていたが,ついに素晴らしい陽気に負けて,午後からちょっとばかりお散歩をすることにする.
 ところが,例によって足任せにお散歩にしたところ,足の野郎がまた頑張ってしまい,足の持ち主である私が,ハッと気が付いたときは,鎌倉の秘境である台峯緑地の中をウロウロしている.
 まあそんなわけで,今日(11月13日)現在の鎌倉の紅葉の状況をブログ記事に纏めておくことにしよう.
 例によって,スタート地点は鎌倉中央公園清水塚口(バス停鎌倉中央公園入口)ということにしよう.

■上の池を眺める
 まずは定番,上の池の写真.すっかり秋らしい雰囲気になっている.近所の方々が何人かノンビリ散策を楽しんでいる.
 毎度のことながら,上の池を見下ろしていると,気分が晴れ晴れとしてくる.


■土塀と紅葉
 鎌倉の若手植木職人が作ったという土塀と紅葉が如何にも日本らしい風情を醸し出している.初老のカメラマンが,立派な一眼レフと三脚を使って熱心に写真を撮っている.その脇で私は歩きながらこの写真を撮る.
 ”だから,いつもピンぼけ写真ばかりなんだ”
と私の体内に巣切っているもう一人の私が,例によって私に悪態をつく.
 ”うるさいな,馬鹿者.散歩には散歩のリズムってものがあるんだ! いちいち立ち止まっていたら,埒があかないじゃないか! 引っ込んでろ”
と私はもう一人の私に文句を言う.


■しし石付近の紅葉
 しし石付近の紅葉が美しい.近くにお住まいと思われる近くの子ども連れが,しし石の上で子どもを遊ばせている.
 私の足は,かってに山崎口から公園を出て,山崎の集落に入る.



           矢戸ノ池を経由して台峯の展望台へ

■薬師堂跡と石塔群
 やがて三差路に突き当たる.
 ”さて,どっちへ行こうか…”
 今日は天気が良いので,ちょっと眺めのお散歩をしたい.左折して天神山に登って大船駅に出るのも良いし,右折して水道山に登って六国見山を眺めるもの良いな…
 どっちへ行くか,決めかねて立ち止まる.そのとき私の足は勝手に右折する.さらにその先の薬師堂跡の三差路で,右折して山崎小学校に向けて歩き出す.
 ”まあ,良いか…こちら方面は久しぶりだな…”
 緩やかな登り坂になる.やがて進行方向右手に4基の石塔が並んでいる場所に到着する.この辺りが再開発される前は道端の小さな丘の上に祀られていたものである.丘が切り崩されて,現在のような姿になった.綺麗にはなったが風情が失われたのが残念である.
 
<薬師堂跡>                                <石塔群>
 
■魯山人窯跡
 山崎ひめしゃら公園を通過して山崎小学校に到着する.ここで,また,山崎切通を下って台の神明神社方面へ行くか,それとも魯山人窯跡前を通って矢戸ノ池に向かうか迷う.
 矢戸ノ池も良いが,多分,道路は泥んこだろうと躊躇するが,ここ2~3ヶ月の間,矢戸ノ池には行っていない.折角だからということで,泥んこ覚悟で,矢戸ノ池に行くことにする.
 魯山人窯跡入口に建っている茅葺きの門を写真に撮ってから,その先の屋とを目指す.

<魯山人窯跡>

■倉久保の谷間に入る
 魯山人窯跡の前を通過する.最近,進行方向右手の山が整備され,綺麗になったが,深山の風情がなくなってしまったのが残念である.
 さらにその先へ進むと,上り勾配がきつくなる.舗装道路が右にカーブするところに倉久保の谷に向かう山道の入口がある.標識など一切ないので,初めて訪れる方にはわかりにくいかもしれない.
 一歩山道に入ると,ちょっと泥るんだ土道になる.今は下草が刈られていて通りやすくなっているが,夏になると道が見えないほどに草が繁茂している.暫く道を遡ると,橋代わりの大きな土管を跨ぐ.そこで,道路は二手に分かれるがどちらを通っても,矢戸ノ池の手前で,また合流する.
 土管を渡ると川の右岸沿いの道になる.泥んこ度が更に増す.
 暫く進むと,谷を横断するようにU字溝の水路がある,コンクリート製の蓋の上を歩いて谷を横断する.そして更に川の上流を目指す.
 進行方向左手の山が台峯である.台峯は台峯緑地の一角にある.台峯緑地は常磐緑地,広町緑地とともに鎌倉三大緑地のひとつである.
 
<倉久保への入口>                            <倉久保の土道>

■鎌倉の秘境,矢戸ノ池
 山道を遡るにつれて,ますます悪路になる.靴が泥だらけになるのはやむを得ない.
 やがて進行方向右手に池が見え隠れするようになる.これが,矢戸ノ池.鎌倉の秘境と言われる池である.
 もともとは潅漑用に池だったと聞いているが,何とも薄気味悪い池である.
 蛇足ながら,大船の北,玉縄に谷戸池がある.谷戸池は桜の名所である.どちらの池も発音はほぼ同じだが,漢字が違うので要注意である.

<矢戸ノ池>

■台峯の展望台
 矢戸ノ池を通過してから,柴原この間,谷戸を遡る.谷戸の途中で,左折して進行方向左手の尾根に登る.ここが初めて訪れる人にはわかりにくいかもしれない.勿論,何の標識もない.
 やや急坂の尾根登りがつづく.やがて,目の前に山ノ内から北鎌倉女学院方面に向かう尾根に突き当たる.その突き当たりのちょっと左に台峯の展望台がある.
 前方には六国見山が聳えている.その下に北鎌倉の街並みが見え隠れする.ときどき横須賀線の電車が通るのが見える.春になると,ここから山桜が一杯の山を楽しむことができる.その美しさは鎌倉随一を言っても過言ではないだろう.
 風景を楽しむ為に,展望台でちょっとの間休憩を取る.
 休憩を取りながら,ここから北鎌倉女子学園のグラウンド脇を降りて,台の住宅地,光照寺を経由して大船まで歩こうか.あるいは源氏山公園を経由して鎌倉まで歩こうか,それもイヤなら,いっそのこと山ノ内配水池,日当公園を経由して,再び鎌倉中央公園に戻ろうか.
 こんなつまらないことに,私は結構迷ってしまう.
 こんなときは,足任せにするに限る.

<台峯の展望台から六国見山を望む>

          山ノ内から葛原岡神社へ

■山ノ内の展望台
 暫く休憩してから,足任せで歩き始める.
 結局,山ノ内配水池から,葛原岡神社方面に歩くことになる.まあ,こんな小春日和の気持ちが良い日である.どこでも良いからとにかくブラブラと歩いていれば,それで良いんだ…と気楽である.
 道なりの歩いて,山ノ内の展望台に到着する.
 ここからの六国見山が良く見えている.先ほどの台峯の展望台と少ししか離れていないのに,六国見山が随分と遠くなったように感じる.

<山内の展望台から六国見山を望む>

■葛原岡神社
 山ノ内配水池から,北鎌倉に抜ける自動車道路を北鎌倉方面に向けて,ほんの数分歩くと,道路が大きく左カーブしながら下り坂になる.
 このカーブが始まるところで右折して道幅の細い道路に入る.この道路の入口に「銭洗弁天」の案内板がある.
 この路地を道なりに進むと舗装道路が途絶えて砂利道になる.ここが源氏山公園の入口である.
 ここまで来ると,観光客の数が急に多くなり,辺りが何となくザワザワした感じになる.神社の社務所前には,美味しそうな匂いのする屋台が出ている.

<葛原岡神社>

■天園展望
 葛原岡神社前から天園を眺める.
 前方に見えているのが天園ハイキングコース(通称鎌倉アルプス)の山々である.
 ”そういえば,このところ忙しさにかまけて,天園を歩いていないな…”
と詰まらないことに気が付く.
 "近々,天園を一廻りしなければ…”
 私は俄に天園が気になり始める.

<葛原岡神社から天園を望む>

                源氏山公園の紅葉

■裏大仏ハイキングコース入口付近の紅葉
 葛原岡神社から源氏山公園の中を適当に歩く.
 今日は日曜日,沢山の観光客が源氏山公園を散策している.散策している人の殆どが鎌倉市の住民ではなく,他の市町村や外国からの観光客である.この点が,近隣の人達が圧倒的に多い鎌倉中央公園と違うところである.
 まだ,見頃には少し早いが,紅葉がなかなか見事である.ついつい長居をして,沢山の写真を撮る.その内の何枚かを続けて披露することにしよう.

<梶原の住宅地へ降りる手前>

■紅葉の木々の中に入る
 上の写真とほぼ同じ場所.紅葉の木々の間に入って撮影したのが下の写真である.
 この辺りは,源氏山公園の中で一番紅葉が美しいところである.

<裏大仏ハイキングコース入口付近の紅葉>

■紅葉を見上げる
 沢山観光客が紅葉を見上げて写真を撮っている.私も真似をして撮ったのが下の写真である.
 ”さて,これからどうしようか.源頼朝像,太田道灌墓,寿福寺を経由して鎌倉駅にでるのもいいな…でも,たまには宇賀福神社と佐助を経由して鎌倉駅に出るのも良いな.いっそのこと,ここから梶原に下山して,真っ直ぐ家に帰るか…どうしよう?”

<紅葉を見上げる>


           宇賀福神社から鎌倉駅西口へ

■宇賀福神社
 結局,宇賀福神社をお参りしてから鎌倉駅に向かうことにする.勿論,帰りはバス停鎌倉市役所前から路線バスに乗って,今日の起点であるバス停鎌倉中央公園入口で下車するつもりである.
 源氏山公園から急坂を下る.
 そろそろ坂道を下り終える頃,右折して宇賀福神社のトンネルを潜って,宇賀福神社の境内に入る.狭い境内は観光客で一杯である.

<負が福神社>

■裏路地に入る
 宇賀福神社から鎌倉駅方面へ向かう.
 これから少し急ぎ足で歩けば,鎌倉中央公園行のバスに間に合いそうである.私は,そろそろバカ歩きをやめて帰宅しなければ…と,焦りに似た気持ちになる.
 ”では,最短距離で,鎌倉駅西口を目指すことしよう…”
 …ということで,浦路地に入る.この裏路地にメンして大根料理で有名な食事処がある,いつかは立ち寄って見たいなと,もう,何年も前からずっと思っているが,まだ,入ったことがない.今日もまた,そのままパスだ.

<浦路地に入る>

■御成隧道を潜って鎌倉駅西口へ
 裏路地から市役所通りに出る.時間があれば遠回りして大谷美術館(休館中),図書館,御成小学校を経由して鎌倉駅に行きたいが,バスの時間があるので,とにかく真っ直ぐ鎌倉駅西口へ.鎌倉駅西口にタッチして,すぐに今来た道を戻って,バス停鎌倉市役所前に到着する.

<御成隧道>

■無事帰宅
 夕方の時間帯に入り,鎌倉中央公園行のバスも結構混雑している.この頃,この路線で使用するバスが「ポニー号」ではなく「フクちゃん号」が多くなった.まだ,「フクちゃん号」に乗り慣れていないためか,バスの座席が何となくちぐはぐでバラバラな方向を向いているような気がして落ち着かない.
 何時もの通り,バス停山の上ロータリーまでの停留所で大半の乗客は下車してしまうので,中央公園入口まで乗車している乗客は私を含めてほんの2~3人である.
 14時45分頃,私のデタラメ散策は無事終わる.
 たった2字観客のお散歩だったが,気分は最高である.ということで今日も良かった,良かった,である.

<ラップタイム>

12:47  鎌倉中央公園清水塚口歩き出し
12:56        〃   山崎口
13:05  薬師堂跡
13:07  石塔群
13:12  魯山人窯跡
13:21  矢戸池
13:37  台峯展望台(13:40まで展望休憩)
13:43  山ノ内展望台(13:45まで展望休憩)
13:47  山ノ内配水池
13:53  葛原岡入口
14:02  葛原岡神社(14:05まで休憩)
14:20  宇賀福神社(14:22まで参拝)
14:40  鎌倉駅西口

[散策記録]

■水平歩行距離            4.8km

■累積登攀高度                           133m

■累積下降高度                           185m

■所要時間(休憩時間込み)
 鎌倉中央公園清水塚口発      12:47
 鎌倉駅西口着                             14:40
 (所要時間)                         1時間53分(1.88h)
 水平歩行速度                       4.8km/1.88h=2.55km/h
                                  (おわり)
「鎌倉あれこれ」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/f1cf9f3e180fb473fcc97ab506966554
「鎌倉あれこれ」の次回の記事
(なし)

お断り;
 これらの記事は,私の趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
 また,当ブログ記事を読んで,不快になられた方は,以後,当ブログへアクセスされないようにお願い致します.



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