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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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富士山の眺望と紅葉を楽しむ丹沢;塔ノ岳(今年28回目)

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                        <塔ノ岳山頂から富士山と南アルプスを望む>

   富士山の眺望と紅葉を楽しむ丹沢;塔ノ岳(今年28回目)
           (単独山行)
        2016年11月5日(土) 快晴

<ルート地図>


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■めっきり朝が寒くなった
 前夜から,
 ”明日は塔ノ岳に登るぞ…”
とシッカリ自分に言い聞かせてから就寝した.11月ともなると,いくら気候温暖の鎌倉でも朝晩はめっきり寒くなる.特に今日のように翌晴れた朝は放射冷却のために寒さがさらに厳しくなる.そうなると,丹沢に行けない合理的な(?)屁理屈を付けて出掛けるのを止めてしまう.そして日中暖かくなってから,やっぱり行けば良かった後悔する.
 こんなことを何回も繰り返している内に,だんだんと自分自身のことが情けなくなってくる.
 こんな状態にならないようにするために,私は二つのことを実行している.その一つは,”明日は塔ノ岳に行くぞ”とシッカリ自分に言い聞かせること・二つ目は,前日,就寝するときに登山用の衣服を着てから寝ることである.こうすると,朝起きたときに.”山へ行くぞ”という気分になりやすい.
 こんな面倒なことをしてまで,丹沢に出掛ける必要があるのかどうか,私には良く分からないが.とにかく,今朝も,4時10分に自宅を出発する.もちろん外は真っ暗.つい先日まで足許で啼いていたコーロギも,もう居なくなってしまった.啼くのは馬鹿犬だけである.
 大船駅から東海道本線下り初電熱海行に乗車する.何時ものように小田原で小田急線新宿行急行電車に乗り継ぐ.新松田駅手前で,富士山と矢倉岳が重なるところを写真に撮りたいが,11月ともなるとまだ真っ暗で写真どころではない.
 ”今日は富士山が拝めるかな…”
と心配しながら,6時11分に渋沢駅に到着する.
 大倉行バス停では先頭から2人目.暫くすると瞬く間に長蛇の列になる.その中にIsIさん,KMさん,TGさん,ITさん,HMさん,KIさん,NMさん他の常連の皆さんも居られる.6時45分,臨時バスが出る.

■マイペースは超スロー
 臨時バスは6時50分頃大倉に到着する.
 私は速歩が苦手.とくに年を取ってからはその傾向が強くなっていた.ちょっとでもオーバーペースになると疲労困憊.なかなか疲労が回復しない.前回の塔ノ岳は,足の速い人と一緒に歩き出したために,途中から疲労が貯まってしまい.大倉から塔ノ岳までの所要時間が3時間18分も掛かってしまった.それだけではなく,帰宅後も疲労感が残っていた.今日は無理は絶対しないぞということで,歩き出しから単独で登ることにする.
 少々早めの7時丁度に大倉から歩き出す.それも超スローの歩行速度で…
 特に歩き出しの舗装道路が鬼門である.ここは結構な上り勾配だが,舗装道路なため結構無理をしてしまう.すると登山口付近で早くも顎が出そうになる.10~20年前は,それでもリカバリーできたが,今はそうはいかない.私は常連を含む沢山の登山者にドンドン追い抜かれながらも,”忍”の一字で超スローを守る.

■石を持たされる
 7時12分,克董窯を通過する.
 そのすぐ先で,2人の女性が,登山客に一本松まで石を運んでくれと働きかけている.
 私は後期高齢者を良いところなので,重い石を運ぶのは御免被りたいと,一瞬,思ったが,平素,塔ノ岳にはお世話になっているので,少しはお手伝いしなければという気になる.
 試しにビニール袋に入っている石を持ってみると,重さは2キログラムぐらい.
 ”まあ,この程度ならばオレでも大丈夫だ”
ということで,石一袋を引き受ける.
 引き受けたは良いが,結構,ずしりと重い.

<石の運搬を引き受ける>

■見晴階段
 7時19分,丹沢ベースを通過する.路面はやや濡れている.沢山の登山者や何人かの常連に追い抜かれるが,頑固にマイペースを守り続ける.
 片手にぶら下げている石が歩くのに,結構,邪魔になる.
 常連の男性が私に追い付く.
 ”お先へどうぞ…”
と道を譲るが,しばらくは私の後を歩くとのこと.別に構わないが,超スローですよと念を押す.
 7時30分,観音茶屋を通過する.左手でぶら下げている石が邪魔で,ノートに時間のメモを取ったり,写真を撮るのが結構面倒である.
 私は相変わらず定速で歩き続ける.観音茶屋からジグザグの坂道が連続する.
 7時34分,分岐を通過する.私の後ろの男性殿間が何時の間にか20メートルほど開いている.ちょっと待とうかと思ったが,リズムが狂うのでマア良いかでそのまま登り続ける.
 7時46分,見晴茶屋を通過する.そして,見晴階段に差し掛かる.ここで,定点観測の写真を撮る.
 右手から朝日が射し込んでいる.階段を見上げると沢山の登山者の後ろ姿が見えている.私の後ろに居られた常連の男性の姿は何時の間にか見えなくなっている.

<見晴階段>

■モミジ坂
 歩き出しが超スローだったので,逆に見晴階段は案外楽に登ってしまう.そしてモミジ坂に差し掛かる.
 この辺りのモミジはまだまだ青々としている.紅葉が見頃になるのはまだまだ先のようである.

<モミジ坂>

■駒止階段
 8時05分,一本松に到着する.大倉からの所要時間は1時間05分.今日はユックリ歩いているのでまあこんなところかなと自己評価する.
 一本松上の石置き場に手でぶら下げて運んできた石を投げ入れる.まだ運ばれた石はほんの少しのようである.
 手で持っていた石がなくなると,急に身ごなしが楽になる.文字通り石の重しが取れ,足取りが軽くなる.
 8時16分,駒止階段に差し掛かる.体力を消耗しないように,気を遣いながら一段一段ユックリ登って,8時21分,駒止茶屋を通過する.駒止茶屋に朝日が当たっている.
 大倉からの所要時間は1時間21分.これはいくら何でも時間が掛かりすぎているなと思う.
 "でも,まあ,いいさ…"
 
<駒止階段>                              <朝日が当たる駒止茶屋>

■こぼれ日が心地よい堀山の尾根道
 堀山の尾根道に差し掛かる.紅葉はまだまだだが,こぼれ日が足許に射し込む心地よい散策路である.毎度のことながら,この辺りを歩くときには心身ともにリラックスする.私のお気に入りの場所である.
 ここまで来れば小草平まで後僅かである.

<こぼれ日の尾根道>

■雪化粧した富士山
 8時30分,富士山が良く見える場所に到着する.
 個々を通過するときは,毎回,富士山が見えることを期待しているが,この所ずっと期待外れだったが,今日は富士山がとても良く見えている.
 さっそく数枚の写真を撮る.その中で,まあ,まあ,ナントカ富士山が撮れたのが,下の写真である.
 8時05分,堀山の標識前を通過する.

<堀山から富士山を望む>

■小草平(堀山の家)
 8時40分,小草平に到着する.堀山の家は,早朝だというのにもう営業している.
 堀山の家の玄関に取り付けられている温度計は13℃を指している.ブラブラ山に登るには丁度良い気温である.
 小草平のベンチは,どこかの団体客で満席である.騒々しい.
 小草平では休憩を取らずに,そのまま登り続ける.

<小草平>

■萱場平
 小草平からヤセ尾根を通過してガレ場に入る.
 途中,富士山が良く見える場所で,富士山の写真を撮るが失敗.肉眼では富士山がとても良く見えているが写真では全く写っていない.富士山が消えてベッタリと青空になっている.露出オーバーなのかな.写らないものは仕方がない.富士山は諦めて登り続ける.
 ”そろそろNMさん辺りがオレに追い付くはずだが…”
と思っているが一向に現れない.
 8時59分,萱場平に到着する.陽だまりが心地よさそうだがそのまま通過する.萱場平の向こうには真っ青な空が広がっている.

<日だまりが暖かい萱場平>

■後七分坂からの富士山
 萱場平からの階段道とガレ場を登り続けて,9時15分,後七分坂(花立階段のこと)に到着する.ここからも富士山が良く見える.
 ちょっと立ち止まって富士山の写真を撮る.今度はどういう訳か分からないが富士山ガチャンと写っている.

<花立階段下から富士山を望む>

■後七分坂(花立階段)を登る
 9時16分,後七分坂を登り始める.意外に調子よく登って,9時23分に花立山荘に到着する.後七分坂を丁度7分で登ったことになる.この点だけは満足.
 大倉からの所要時間は2時間16分.これは余り頂けない数字である.小草平からの所要時間は43分.こちらもできれば2~3分速く登りたいものである.
 …まあ,いずれにしても,10時前に塔ノ岳山頂には到着できそうである.
 
<後七分坂>                                <花立山荘>

■花立山荘から富士山を望む
 花立山荘前からも相変わらず富士山が良く見えている.
 富士山は見えているときに,できるだけ沢山の写真を撮っておくに限る…ということで数枚の写真を撮る.その中でまあナントカ富士山が撮れたのが下の写真である.
 山荘前のベンチは登山者で賑わっている.この中には後七分坂で私を追い越したのに,倒れ込むようにベンチに座った連中も居る(写真には写っていない).
 ”そんなに急ぐんだったら,休まずに登れよ…”
と心の中でだけ悪態をついて,そのまま花立山へ向かう.

<花立山荘から富士山を望む>

■チャンピョン
 今日は登っていても疲労感が全くない.勿論,オーバーペースにならないように終始気を付けて登っているからだが…
 花立山荘を過ぎて階段道を登り終えたところで,下ってくるチャンピョンとすれ違う.この所,塔ノ岳詣での度にチャンピョンとすれ違うので,ヤアヤアと声を掛け合う.
 「ハイッ! ポーズ!」
で万歳をしているところを写真の撮らせて貰う.
 チャンピョンは新聞にも出たことのある丹沢の有名人である.私はチャンピョンから勇気をもらって,花立山を登り続ける.

<チャンピョンにポーズを取って貰う>

■鍋割山稜と富士山
 階段道が終わってガレ場に入ると途端に周囲の視界が開ける.
 紅葉が色付き始めた鍋割山稜の向こうに富士山が見えている.なかなかの風景である.さっそく写真を撮る.
 私が写真を撮っていると,近くに居た若者が釣られるようにして写真を撮る.
 「…今日は久しぶりに富士山が良く見えますね」
と若者に声を掛ける.
 「私,(塔ノ岳に登るのが)3回目でやっと富士山が見えました.何度も登っておられるんですか?」
と私に聞く.
 「うん,まあ…天気さえ良ければ週に一度登っています.」
 「えっ! 毎週ですか!!」
 「いえ,毎週1度なんて大したことないです…電車の定期を買って毎日のように登っておられる方も居ますし,週に2~3度登る人などザラに居ますよ」

<鍋割山稜と富士山>

■花立山山頂
 9時33分,花立山山頂に到着する.写真を撮りながら道草をしたので,花立山荘から10分も要した.
 相変わらず素晴らしい眺望である.富士山から目を転じると箱根の山々が連なっているのが良く見える.折角の好天なので,ラップタイムは無視して周囲の写真を撮りまくる.
 ”今日は,何と,まあ,素晴らしい風景なんだ…”
 このような素晴らし風景を見ると,今日も山に登って良かったなとつくづく思う.

<箱根の山々>

■紅葉の鍋割山稜
 花立山山頂を通過して馬の背付近に差し掛かる.進行方向左手には見事に紅葉した鍋割山稜が見え隠れする.
 今が見頃なのだろうか.それとも見頃はこれからなのだろうか.私には見頃がいつかははっきり分からないが,今日の紅葉も十分に見応えがある.
 もうここまで登って来れば,遅かれ速早かれ必ず塔ノ岳山頂に辿り着けるのは確かである.私は十分に時間を取って,紅葉の写真を撮りまくる.

<鍋割山稜の紅葉>

■紅葉のトンネル
 尾根の崩落箇所を廻り込むように作られている階段を下る.目の前には紅葉した木々がトンネルのように連なっている.勿論,写真を沢山撮りながらユックリと歩き続ける.
 9時36分,金冷シを通過する.
 金冷シから塔ノ岳山頂までの所要時間は約15分.これで10時前に塔ノ岳山頂に到着するのは確実である.

<紅葉のトンネル>

■紅葉を眺めながら…
 金冷シを過ぎると,紅葉がちょっと寂しくなる.でも金冷シから最初の階段を登り切る手前から鍋割山稜の紅葉を楽しむことができる.ここで私は少し時間を取って数枚の写真を撮る.
 写真を撮りながら,ISIさんやNMさん達がそろそろ私に追い付かないかなと期待する.

<金冷シから最初の階段で鍋割山稜を望む>

■塔ノ岳山頂
 9時54分,塔ノ岳山頂に到着する.山頂の気温は9.5℃.冷たい風が吹いている.少々寒い.
 今日は珍しく上天気である.富士山だけでなく南アルプスの山々まで見えている.勿論,山頂からの風景写真を360度,儀式として取りまくる
 私より先に山頂に到着したYSさんが休憩を取っている.YSさんが私に,
 「やあ…(尊仏山荘に)寄りますか?」
と私に聞く.
 私は一瞬YSさんと一緒に下山しようかと思ったが,今日は予定より早く山頂に到着できたので,華伊達美弥雄さん(みゃ~君のこと)に会うために,ちょっとだけ山荘に立ち寄ることにする.
 大倉から塔ノ岳山頂までの所要時間は2時間54分.決して速いわけではないが,全く疲労もなく登れたので”これで良し”としよう.金冷シから山頂までの所要時間は14分.これは合格.花立山荘からの所要時間は31分.こちらも写真を沢山撮っていたので,私の腹づもりより1分余計に掛かっているが,まあ合格だろう.

<塔ノ岳山頂からの眺望>

■尊仏山荘
 YSさんとお別れして久々に尊仏山荘に立ち寄る.
 先客は数名.顔見知りは私より10分ほど早く到着したTNさんお一人.小屋番はオーナーのHDさんには会えなかったが,WDさん他お二人に合う.
 私は例により,300円也のお茶を所望する.
 「…今日は何とか(大倉からの所要時間が)3時間を切りましたが,なかなか以前のようには歩けませんね…」
と思わず愚痴る.
 すると,TNさんが,
 「(貴方の年令で)そんなに速く登れたら化け物ですよ…」
と言われてしまう.
 化け物かどうかはいざ知らず,つい数年前に登れたラップで,今は登れないのが口惜しい.これは年令には無関係な話である.

<尊仏山荘>

■華伊達美弥雄さん(ネコの「みゃ~君」)
 私が尊仏山荘に立ち寄る最大の目的は華伊達美弥雄さんに会うことである.
 「あれ! みゃ~君,居ないな…」
と私が独り言を言うと,WDさんが,
 「そこに居ますよ…」
と教えてくれる.
 美弥雄さんは,客の膝に乗って大満足の様子である.早速,ネコの写真を何枚か撮る.宮尾さんは来年萬18歳を迎える.温和しくて気立ての良いネコである.

<みゃ~君>

■ススキの向こうに大山
 10時10分,尊仏山荘から出て,TNさんと一緒に下山開始.最初の木道でFTさんとすれ違う.さらに,山頂から最初の階段を降りているときに,ISIさん,NMさん,HMさんの3人とすれ違う.
 10時32分,花立山山頂に到着する.
 ここからの大山の眺望が素晴らしい.手前のススキが秋らしい風情を醸し出している.

<花立山山頂から大山を望む>

■堀山の家で一休み 
 10時41分,花立山荘を通過する.山荘前のベンチは登山者で超満員である.
 花立階段を降りてガレ場に差し掛かったところで,山旅スクール5期のノシイカさんことTBさんとすれ違う.
 この辺りで,TNさんには先に下山して貰う.昨年膝を痛めた私は,自重して下山しなければならないからである.
 今日は実に沢山の登山グループが塔ノ岳に登っている.次から次への登って来る登山者とすれ違うのが一苦労である.
 11時02分,萱場平に到着する.ここも休憩を取る登山者で溢れている.さらに次から次へと登って来る登山グループとすれ違いながら,下り続ける.
 11時15分,ようやく小草平に到着する.大倉13時10分発の路線バスに乗車するには,まだ,タップリ時間があるので,堀山の家に立ち寄る.女主人のなっちゃんが笑顔で迎えてくれる.喉が渇いているので,清涼飲料水を所望する.
 先客は常連のKIさん.皆さんと雑談をしていると,早々とTTさんが塔ノ岳山頂から戻ってくる.なっちゃんが,
 「…暫く振りだから3人の写真と取りましょう…」
と私達を促す.
 乞われるままに3人はポーズを取って写真に収まる.この写真,来週の水曜日には堀山の家のHPに掲載されるだろう.
 12時21分,堀山の家を出発する.俊足のTTさんと駒止茶屋までご一緒する.そこから先は,TTさんに先に行ってもらう.TTさんは,ロートルの私には到底ご一緒することができない俊足だからである.
 モタモタしている私を尻目に,TTさんは”タッ,タッ,タッ,…”と駒止の急階段を下っていく.私が駒止階段を半分ほど降りたときには,もうTTさんの後ろ姿は見えなくなっている.

■観音茶屋のコーヒー
 その後は,独りで下り続けて,12時11分に観音茶屋に到着する.このまま下山すれば大倉発12時40分のバスに楽々間に合うが,そう急いでも仕方がないなと思って,観音茶屋に立ち寄る.300円也のコーヒーを所望する.
 丁度居合わせた某山小屋のご主人と雑談しながら,コーヒーを賞味する.
 「…オレ,もう71歳なんです.80歳まで生きられるかどうか分からない…」
と悲観的である.
 「71歳なんて…まだお若いじゃないですか…」
と慰めるのが精一杯である.
 コーヒーを飲んでいる間に,ISIさん,NMさん達が下山してくるのを待っていたが一向に現れないので,12時25分,観音茶屋をオサラバする.

<観音茶屋のコーヒー> 

■時計を見ながら大倉へ
 その後は時計を見ながら,速からず遅からずの時間に大倉に到着するように歩行速度を調節しながら下山し続ける.
 12時47分,予定通りの時間に大倉に到着する.
 下り所要時間は2時間37分.山小屋2箇所をハシゴしたことを考慮すれば,今の私には理想的な所要時間である.
 靴を洗って,バス停に向かう.そのとき,いきなり,
 「…FHさん…」
と声を掛けられる.
 とっくの昔に下山して早いバスで帰ったと思っていたTSさんである.
 「1本前のバスに間に合ったんですが,早く帰っても仕方がないので,1本遅らせました」
とのこと.なんだか私そっくりだなと内心で思う.
 バス待ちをしている間に,ISIさん,NMさん,HMさんも大倉に到着する.
 大倉から渋沢までの10分余りの短い時間だけのバス相乗りだが,常連の民山と雑談を楽しむ.これが一番嬉しい.

■富士山と矢倉岳
 渋沢からは私1人だけ,小田原行下り電車に乗車する.
 電車は空いている.ポカポカの日光が射し込む車内は実に心地良いのですぐに眠くなる.
 ”そうだ! 富士山と矢倉岳の写真を撮ろう…”
 これで一気に眠気はすっ飛ぶ.
 何時もとは違う反対方向に走る電車から,矢倉岳と富士山が重なるところをデジカメに収めるには.少々戸惑いがあったが,ご覧の通り何とか写真を撮ることができた.
 残念ながら少々霞が掛かっていて,ハッキリとは写らないけれど,この写真が撮れて良かったナと思う.

<富士山と矢倉岳>

■無事帰宅
 小田原で特別快速高崎行の電車に乗車する.
 無事に塔ノ岳を往復したので充実感がある.気分良く車窓の景色を眺めながら,15時50分頃無事帰宅する.
 さて,実は明日日曜日,勤務先の研究プロジェクトの打合せがある.今夜中にこの打合せの資料を完成させなければならない.勿論,これまでずっと仕事をしてきたので,大筋は出来上がっている.ただ,採集チェックをしなければならない.
 私は眠い眼を擦りながら,22時頃まで作業を続ける.
 ”後は明日3時頃起きて,採集チェックをしよう…”
ということで,慌ただしい1日を終える.
 ”もう少し計画的に物事をこなさなければ…”

<ラップタイム>

 7:00  大倉歩きだし
 7:30  観音茶屋
 7:46  見晴茶屋
 8:21  駒止茶屋
 8:40  堀山の家
 9:23  花立山荘
 9:40  金冷シ
 9:54  塔ノ岳山頂着
10:10    〃    発
10:21  金冷シ
10:41  花立山荘
11:15  堀山の家(11:21まで休憩)
11:47  駒止茶屋
12:00  見晴茶屋
12:11  観音茶屋(12:21まで休憩) 
12:47  大倉着

[山行記録]

■水平歩行距離      7.0km(片道)

■累積登攀下降高度   1,269m

■上り所要時間(休憩時間込み)
  大倉発             7:00
    塔ノ岳山頂着         9;54
    (所要時間)        2時間54分(2.90h)
  水平歩行速度      7.0km/2.90h=2.41km/h
  登攀速度         1,269m/2.90h=438m/h

■下り所要時間(休憩時間込み)
  塔ノ岳発           10:10
    大倉着            12:47
   (所要時間)        2時間37分(2.62h)
 水平歩行速度      7.0km/2.62h=2.67km/h
  下降速度         1,269m/2.62h=484m/h  

                                        (おわり)
「丹沢の山旅」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/5dc80163d0a960f358f67927dc31566b
「丹沢の山旅」の次回の記事
(なし)

お断り;
 これらの記事は,私の趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
 また,当ブログ記事を読んで,不快になられた方は,以後,当ブログへアクセスされないようにお願い致します. 










 











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