<ウニオン峠>
アンデス・ブランカ山脈紀行;第6日目(2);トレッキング2日目;
ウニオン峠で万歳
(アルパインツアー)
2016年9月6日(火)~16日(金)
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http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/83f1352c5d0c370ff5ab62990c711ab2
<ルート地図>
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<ジグザグの急坂を登る>
■白い山脈を眺めながら坂道を登る
昼食を終えて,12時33分に午後の部のトレッキングを開始する.
上り勾配がだんだんときつくなる.ジグザグの山道をひたすら登り続ける.何人かの方々は交代で馬に乗って登る.標高が高いところなので,自重してユックリ登らないとすぐに息が切れる.
13時04分頃,進行方法右手には氷河と残雪の山脈を眺めながら登り続ける.山脈の一番左端に聳えている三角錐状の山の名前ぐらい知りたいが良く分からない.手許の地図も縮尺が大きすぎるのでハッキリしないが,多分,プカララフ(Pucararahu;標高5,025メートル)から北西に延びる尾根の一番北側の山だと勝手に思い込む(多分間違っているだろう).
あるいは,三角形の山はタウリラフ(Taulliraju;標高5,830メートル)なのだろうか.なんだか良く分からないが,やっぱりタウリラフかな?
それに,足許の岩石は何だろう? 私には岩石学のことはからっきし分からないが,花崗岩かもしれない.
”山の名前がドウダとか,岩が何かなどか,そんなことmどうでもいいじゃないか.どうせお前さんには分からないんだろう.…ん,なら,素晴らしい景色だ,満足だ!…ということで,良いじゃないか”
と私の体内に巣喰っているもう一人の私が,私を諭す.
”…ンだな.お前さんの言うとおりだよ”
と私は素直に認める.
でもやっぱり山の名前がきになるなあ~…
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■三角錐の山を背に休憩
13時18分,先ほどの三角形の山が良く見える場所で休憩を取る.午後の部を歩き出してから,まだ,35分余りしか経っていないが,酸素が希薄な高所のため結構きつい.
直射日光はジリジリと肌を焼く感じで照りつけるが,湿度が低いので,肌はさらさらのままである.結構,涼しい…というより少し寒い.
<見晴らしの良いところで休憩>
■
休憩を取りながら,今朝登ってきた谷間を望む.何時の間にか随分と高い所まで登っている.さきほど歩いていた道が,広い谷間に続いているのが良く見える.
グループリーダーのIBさんが,
「…水分を補給して下さい.高所では十分に水分を補給して,循環をよくして下さい…」
と注意する.
休憩を終えて13時29分に,また歩き出す.相変わらず厳しい登り坂が連続する.
<先ほど登ってきた道が良く見える>
■コントラェルバスを望む
ジグザクの急坂が続く.
何人かの方が,交代でウマに乗るが,どうやら体重が思い人が乗ると,ウマもシンドイのか一歩も歩かなくなる.体重の重い人はウマで登るのを諦めるしかない.その代わりに,私を含めて大半の人がリュックをウマに運んでもらう.
それほど重くはないリュックだが,それでも背中からリュックがなくなると,身体が随分軽くなったような気がする.
13時42分,また休憩を取る.展望休憩である.進行方向左手は断崖,右手(東側)は展望が開けている.青空の下に雪を被った素晴らしい山が見えている.
IBさんに
「あの山は何処ですか…?」
と伺う.
「コントラェルバスですよ.」
コントラェルバス(Contrahierbas;標高6,036メートル)は,昨日専用車で通過したウルタ峠と尾根続きに位置する秀峰である.
とにかく素晴らしい眺めである.
<コントラェルバス遠望> <休憩を終えて出発>
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■ウニオン峠に到着
13時52分,休憩を終えて歩き出す.岩礫が折り重なった山道が連続する.ここは標高4,700メートルを超える高所である.リュックをウマに運んでもらっているにも拘わらず,ちょっとオーバーペースになっただけで呼吸が苦しくなる.一旦,呼吸が苦しくなると,なかなか元に戻らないので閉口する.
やがて傾斜が急な階段道になる.この階段を登り切って,14時00分,ウニオン峠(Punta Union;標高4,750メートル)に到着する.
”万歳!”
ウニオン峠は,今回のブランカ山脈トレッキングでは,超目玉の場所であり,最難関のばしょでもある.今回は一人の落伍者もなく,無事,全員がウニオン峠に到着した.
<ウニオン峠に到着>
<ウニオン峠>
■感動のウニオン峠
大きな岩の間を潜ってウニオン峠の反対側に出る.素晴らしい展望が開ける.これまでの登り坂のしんどさが一気にすっ飛ぶほどの素晴らしさである.
素晴らしい展望である.全員が夢中になってこの風景の写真を撮っている.その後ろ姿が面白いので,私は写真を撮っている皆さんの後ろ姿をまずデジカメに収める.
<感動の景色を写真に収める>
■タウリラフを背景に記念写真
目の前にタウリラフ(Taulliraju:標高5,830メートル)が聳えている.素晴らしい眺めである.
IBさんが,
「集合写真を撮りましょう…」
という.
全員がタウリラフが見える場所に集合する.その集合写真を撮るところをデジカメに収める.
”IBさんは,撮影した集合写真を,皆に配ってくれるんだろうか…多分,配っては貰えないだろうな…”
と思いながら,私の皆さんの方へ移動する.そして,集合写真の撮影は無事終わる.
<集合写真を撮る>
■私とウマの記念写真
記念写真の他に,希望者はタウリラフをバックに記念写真を撮ってもらう.シャッターの押し役はIBさんにお願いする.私も柄にもなく記念写真を撮って貰う.
ふと前を見ると,私達と行動を共にするウマ達も,見晴の良いところで休憩を取っている.
”このウマ達,見晴らしが良い風景に感動しているんだろうか…”
私は,ウマが一体何を考えているんだろうと不思議な気分になる.
<タウリラフの前で> <休憩を取るウマたち>
■谷間のタウリコーチャ湖を見下ろす
ウニオン峠から,これから下る谷間が見下ろせる.遙か下の方に湖が見えている.地図で確かめると,タウリコーチャ湖(l.Taullicocha)である.
これから私達はタウリコーチャ湖の左岸を高巻きしながら,今日の幕営地タウリバンパ(Taullipannpa;標高4,100メートル)まで下る予定である.
ウニオン峠での休憩を終えて,14時23分,ウニオン峠を出発する.これから先はもっぱら下り坂が連続する.
<ウニオン峠からタウリコーチャ湖を見下ろす>
(つづく)
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(執筆中)
「ブランカ山群トレッキング」の目次
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/3ac14bd1d44b99a378555e26864f76b7
「ブランカ山群トレッキング」の索引
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/9e3ba704d9bf4f7278473747420c4534
[参考資料]
ペルー周遊記(ピスコ山登頂);インデックス
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/f78082280c7a6bb87b1810478b6786ea
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