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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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紅葉の信越トレイル;第1日目;セクション1を歩く

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                     <紅葉の散策路>

     紅葉の信越トレイル;第1日目;セクション1を歩く
            (アルパインツアー社)
      2016年10月21日(金)~23日(日)
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2http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/91b995629272243a2c6b1879f8db7d03 

第1日目;2016年10月21日(金)   秋晴れ

<ルート地図>


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<展望の稜線歩き>

■斑尾山山頂を出発
 斑尾山山頂で昼食を終えた私達は,12時58分,斑尾山頂から歩き出す.いよいよ午後の部の開始である.
 斑尾山頂が信越トレイルのスタート地点である.したがって,いよいよこれから私達の信越トレイル本番歩きが始まるというわけである.
 まずは,斑尾山山頂から分岐「カ」まで往路を辿る.ちょうど紅葉が見頃になった稜線歩きの開始である.

<斑尾山山頂から紅葉の稜線歩きが始まる>

■分岐「カ」を通過
 稜線からほんの少し下り坂が続き,その後,またちょっと登り返して,12時11分,分岐「カ」に到着する.分岐「カ」で先ほど登ってきた登山道を右手に見送って,尾根沿いの道に入る.
 ここからは,ごく緩やかな登り下りが連続する心地よい尾根歩きが続く.

<分岐「カ」を通過>

■野尻湖を見下ろす
 13時15分,進行方向左手に野尻湖が見える.
 野尻湖の上に雲が棚引いている.その雲に浮かぶように長野県と新潟県の県境の山脈が連なっている.なんとも形容のしようもない美しい風景である.
 現地ガイドのMSさんが,
 「…こんなに素晴らしい風景は滅多に見られないですよ…皆さんはとてもラッキーです」
という.
 同行のどなたかが,
 「…私,晴れ女よ!」
 「私もよ!」
と大声でPRしている.私もついつい,
 ”なるほど! われわれの仲間に「晴れ女」か「晴れ男」がいるに違いない…”
と埒もないことを連想する.
 ”少なくとも,(晴れ男は)オレではないな…”

<野尻湖を見下ろす>

■心地よい稜線歩きが続く
 相変わらず紅葉を眺めながらの稜線歩きが続く.
 どなたかが,
 「良いですね…素晴らしいですね」
と感激している.
 私も同感.
 私はそれほど沢山の外国に行っているわけではないが,四季のある国の秋は,どこも素晴らしい.でも,日本の山の秋は,また格別だなとつくづく思う.もっと言えば秋だけでなく,日本の四季はすべて素晴らしいなと実感している.
 素晴らしい紅葉に身を任せて歩いていると,つくづくこの国に生まれて良かったナと思う.

<紅葉の尾根道のんびりと歩く>

■リフト乗り場
 13時25分頃,リフト乗り場跡の脇を通過する.
 案内役のMSさんが,
 「このリフトはもう廃止になりました.もうすぐ先にリフト乗り場がありますので…」
と説明してくれる.
 リフト乗り場跡から紅葉に囲まれた道が左に大きく曲がる.曲がり角を通過した目の前に,MSさんが説明したもう一つのリフト乗り場がある.
 12時30分,このリフト乗り場の前を通過する.

<リフト乗り場>

<急坂を下る>

■ゲレンデの急坂を下る
 リフト乗り場を通過してすぐに,ゲレンデ沿いの急な坂道を下り始める.
 下り坂に入った途端に,平素山道を歩いている人と,山日に馴れていない人との差が歴然と現れる.これまでほぼ一団となって歩いていたグループが,瞬く間にバラバラになってしまう.
 ゲレンデを半分ほど下ったところで,後ろの人が到着するのを待つ.

<ゲレンデの急坂でグループがばらける>

■前方に袴岳が見える
 13時52分,前方になだらかな裾野を広げる山が見えている.私は早速MSさんに,
 「あの山,なんていう名前の山ですか?」
と伺ってみる.
 「あの山ですか? あれは袴岳です.明日あの山の近くを通りますよ…」
とのこと.
 ちなみに地図で確かめると袴岳の標高は1,135メートルである.

<前方に袴岳>

■紅葉を愛でながら…
 全員が揃ったところで,再び歩き出す.この辺りから下り傾斜が幾分緩くなる.
 ゲレンデ脇の紅葉が実に美しいので,私はときどき立ち止まって,写真を撮る.その度に,グループの後ろになってしまうが,毎度往復している塔ノ岳に比較すれば,平易なコースなので何時でも追い付くことがでそうである.
 ”心配しないで,写真をユックリ撮りなさい…”
と私の内心に巣喰っているもう一人の私が,私に注進する.
 カメラを構えて1回写真を撮ると,ラップタイムが平均15秒長くなる…これが私の経験則である.つまり,4枚の写真を撮るとラップタイムが1分長くなるというわけである.
 14時00分,案内杭「サ」の前を通過する.
 
<紅葉を愛でながら坂道を下る>                   <案内杭「サ」>

■樹齢200年の白ブナ
 14時03分,MSさんが大きな白ブナの前で立ち止まって,このブナの説明をしてくれる.
 MSさんの説明によると,このブナの樹齢は約200年だという.伸び伸びとした姿,形の美しいブナである.
 丹沢の黒ブナはだんだんと少なくなっているのに,ここでは樹齢200年のブナがある一方で,ブナの若木がつぎつぎと育っている.実に羨ましい.
 NSさんの説明を伺いながら,MSさんが実に博識なのに驚く.
 
<ブナの木の下でMSさんの説明を伺う>                        <樹齢200年のブナの木>

■ススキの群生地
 14時07分,ススキの群生地に入る.実に見事で幻想的なススキである.私達はススキの中の平らな遊歩道をノンビリと歩き続ける.

<ススキの群生地を行く>

■黒姫山遠望
 14時27分,前方に大きな山が見えるゲレンデを下る.眼下には沢山の建物が見え出す.その向こうに山が聳えている.実に美しい風景である.
 黒姫山の左側の山裾を見ると,写真にはよく写っていないが,遠くにギザギザとした山が見えている.戸隠山である.さらにその左には飯綱山が聳えている筈である.
 私達は,眼下に見えている建物群に向かってゲレンデを下り続ける.ゲレンデだけあってかなり急な下り坂が連続する.

<黒姫山遠望>

<万坂峠>

■セクション1の終点
 14時32分,ラベンダートレイルの分岐を通過する.
 この分岐を左折するとホテルタングラムという施設に降りられるようである.ホテルタングラムはタングラムスキーサーカスの一角にあるらしいが,スキーをやらない私には良く分からない.
 14時33分,私達は舗装道路に飛び出るようにして,万坂峠に到着する.ここで信越トレイルセクション1の全行程は終わりである.万歳!
 
<ホテルタングラムへの分岐>                        <セクション1の終点>

■セクション2の始点
 舗装道路を渡って,やや右にセクション2の入口がある.案内地図,標識,注意事項を画いた看板などが立ち並んでいる.
 「明日は,ここから歩き出しますよ…」
と現地ガイドが説明する.

<セクション2の始点>

<専用車に乗車>

■長野県と新潟県の県境
 舗装道路に出たところで右折して,
 ”やれやれ,初日の行程が無事終わったか”
という安堵感を抱きながら,舗装道路を歩く.
 MSさんが,
 「…自動車が通りますから気を付けて下さい.」
と全員の気持ちを引き締める.だが,実際にすれ違った車はほんの1~2台だった.
 14時33分,長野県から県境を通過して新潟県妙高市に入る.県境には「新潟県妙高市」と画いてある案内板が立っている.
 
<自動車道を歩く>                           <長野県から新潟県に入る>

■専用車が待っている
 14時42分,道路脇の空き地に専用車が待っている場所に到着する.
 MSさんの音頭で,簡単なクールダウンストレッチを済ませてから,専用車に乗り込む.どこに座るかを考えるのが面倒なので,往路と同じ席に座る.
 これから山の家を経由して,戸狩温泉にある今夜の宿泊地へ向かう予定である.

<専用車が待っている場所に到着>
                                          (つづく)
つづきの記事
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(執筆中)

信越トレイルの目次
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/6c7399815acf657f2d74b5c98ac275b2

「関東・伊豆箱根・上信越の山旅」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/7dd0a062e169647a41bee0e607609559
「関東・伊豆箱根・上信越の山旅」の次回の記事
(なし)

お断り;
 これらの記事は,私の趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
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