<チャクラフを眺めながら休憩>
アンデス・ブランカ山脈紀行;第5日目(2);トレッキング1日目;
ワリバンパ谷を遡る
(アルパインツアー)
2016年9月6日(火)~16日(金)
前の記事
↓
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/18abb20bb4266ece722f0e60802837a4
<ルート地図>
←クリック拡大
<可愛い動物たち>
■朝礼
ヴァゲリアの食堂で簡素な朝食を済ませた後,いよいよ本番のトレッキング開始である.
トレッキング開始に当たり,現地ガイドのHSさんから,私達に同行するスタッフの内,料理担当と設営運搬担当の2人のリーダーの紹介がある.
HSさんはまだ24才の若さである.それにも拘わらず大変落ち着いていてリーダーシップのある好青年である.
8時58分,HSさんを先頭に,ヴァゲリアの広場から歩き出す.いよいよトレッキング本番の開始である.
今日の行程は,ヴァゲリアからコルカバンバを経由して,パリア谷出合まで約16キロメートルである.
<朝礼>
■いきなりの下り坂
広場の一角から,ヒョイと飛び込むような感じで,道幅が狭い小径に入る.殆ど草木はなく.岩礫ばかりの斜面をトラバースする下り坂である.どうやら生活道路らしく,結構歩き易い道である.
歩く順番は,例によってスロースターターの私は最後尾になってしまうが,気ままに写真を撮ったり,メモをしたりするには最後尾が一番良い.
暫くの間,坂道を下り続ける.
左右に曲がりくねる砂利の下り坂をショートカットするように,人が一人やっと通れるような急な下り坂が続く.
<広場に続く下り坂> <広い道と何回か交差する>
■可愛い動物たち
ときどき道幅が広い砂利道を通るが,この砂利道は幹線道路らしく,人馬の往来が結構頻繁である.
ウマやロバだけではなく,下の写真のような可愛い動物(名前ど忘れした)ともすれ違う.
日本の道路に例えるならば,軽トラック,砂利トラ,乗用車が走っているのと〃なのだろう.
これらの動物が,とても可愛くて,思わず何枚もの写真を撮ってしまう.
<可愛い動物に合う> <隊商が行く>
■小川を渡る
途中から広い道と離れ,る狭い道を下り続ける.ゴロゴロとした礫や石混じりの道である.
9時24分,簡素な橋が架かっている小川を渡る.橋の下を川の水がざわざわと音を立てながら流下している.
<礫と石混じりの狭い道を下る> <小川を渡る>
■ロバの隊列
川の左岸沿いを高巻きするようにトラバースする細道が続く.
9時31分,坂の下の方から数頭のロバが列になって登って来る.私達の列の後ろに居るツアーリーダーが,
「…山側に除けて下さぁ~いっ…!」
と大声で私達に注意する.
<ロバの隊列と出会う>
■大きな荷物
ロバの列とすれ違う.
千頭のロバはなかなかの利口者である.私達の会っても動揺することもなく,静かにすれ違う.眼がとても可愛い.背中には大きな木箱2個と大きな荷物1個を背負っている.
後ろには数頭のロバが続いている.一番後ろにロバ群を操る男性が1人居る.
ここではロバ優先である.私達はロバ群が通り過ぎるのをジッと待っている.
<ロバの隊列>
■授乳する母ブタ
9時40分頃,道幅が広い道路に出る.勿論未舗装の道路である.道路には轍が付いている.
道路脇の斜面で,ブタの親子を見かける.子ブタに授乳中である.何とも微笑ましい姿を眺めながら,集落に入る.
なかなか小綺麗な家が建ち並んでいる.
<ブタの親子> <集落に入る>
<コルカバンバ>
■長閑な田園風景
小さな集落を抜ける.
10時07分,進行方向右手の展望が開ける.
川の谷筋に沿って,段々畑が続いている.畑の上に集落が見えている.周囲には結構緑があって,のどかな田園風景である.
<長閑な田園風景>
■休憩所で血中酸素濃度測定
10時17分,橋を渡って川の左岸沿いの道に入る.
地図を見ると,この川はチャフラフク(Chacraraju;標高6,112メートル)の山麓にあるチンタコーチャ湖(読み方不正確;Ls.Tyntacocha)を源流とするオラニンドラウ川(読み方不正確;O Ranindurau)である.
集落の中にある休憩所のようなところで休憩を取る.
休憩中に,ツアーリーダーがパルスオキシメーターを取り出して,全員の血中酸素濃度と脈拍のチェックをする.私は.
血中酸素濃度 89%
脈拍 93回/分
である.
血中酸素濃度はマアマアだが,脈拍がかなり多い.
体感的には,高所から来る不具合は全く感じないが,脈拍がかなり多いことから,やっぱり高所の影響を受けていることが分かる.
橋を渡ったこの辺りの集落がコルカバンバ(Colcabamba)である.
ここからは,ワリバンパ谷沿いの緩やかな登り坂になる.
10時44分,コルカバンバに到着する.
<橋を渡る> <サクサクと流れる川>
■休憩所と土産品売場
集落の中にある休憩所のようなところで休憩を取る.
休憩中に,ツアーリーダーがパルスオキシメーターを取り出して,全員の血中酸素濃度と脈拍のチェックをする.私は.
血中酸素濃度 89%
脈拍 93回/分
である.
血中酸素濃度はマアマアだが,脈拍がかなり多い.
体感的には,高所から来る不具合は全く感じないが,脈拍がかなり多いことから,やっぱり高所の影響を受けていることが分かる. 気が付くと,私達が座っている場所の隣に民芸品の土産屋が営業中である.特に買うつもりはないが,ちょっとだけ品物を眺める.
値段は確かめなかったが,ちょっと欲しくなるものがある.グループのどなたかが帽子を購入している.
どこかの国のように,店員がしつこく「買え.買え」とせまることは全くない.そこが奥ゆかしいので,ペルーに好感が持てる.
<コルカバンバで休憩> <土産店>
■沿道のお店
休憩を終えて,10時46分に歩き出す.
道路は皮の左岸を高巻きするように作られている.道路の谷河には,民家が点々と続く・遙か前方には万年雪のチャクラフXが見えている.素晴らしい風景である.
私達は緩やかな上り勾配で,轍のある砂利道をユックリペースで登り続ける.
道端に,何かの標識がある.標識の文字は英語ではないので,何のことかサッパリ分からない.
”一体何だ? これは…”
私は拙い英語で現地ガイドに,これは何だと聞いてみる.どうやら蜂蜜屋の看板らしい.
<素晴らしい風景の中を行く>
■蜂蜜屋と土産屋
案内板の下にちょっと大きな建物がある.どうやら,ここが蜂蜜屋のようである.ある種の蜂蜜はピロリ菌退治に効果があるとのこと.蜂蜜にはちょっと興味がある.
もっとも,私は,2~3年前に.ピロリ菌退治済みだが…
続いて,地面に商品を並べた土産屋の前を通過する.ここも手編みの帽子が主力商品のようである.
<蜂蜜屋> <地面に商品を並べた店>
■チャクララフを眺めながら休憩
11時20分,前方にチャクラフが良く見えるところで,休憩を取る.
チャクラフは,一見,エベレスト,マッターホルン,アシニボインなどの名峰と良く似た尖鋒である.
私達はどうやら集落の中央付近にある広場に居るようである.地図で現在地を確かめたいが正確には分からない.多分,コルカバンバから3キロほど離れた所にある集落のような気がする.
広場には数軒の露店が並んでいる.結構賑やかである.
ここで私達はトイレ休憩を取ることになる.
<賑やかな露店市場>
■賑やかな衣料品店
露店市場の一角にある衣料品店を覗いてみる.結構品数が多い.観光客ばかりでなく,この辺りの住民と思われる人達も沢山集まっている.
現地の人達の表情は穏やかで,少々太り気味かなという印象を受ける.
<衣料品店>
■読めない案内板
広場の入り口付近に立派な案内板が立っている.
残念ながら案内板の記述は英語ではない.スペイン語かな? 多分,この付近の諸施設の所在を示す案内板だろうと思うが,皆目分からない.
”せめて英語の説明を付記すべきだ…ブツブツ”
<読めない案内板>
(つづく)
つづきの記事
↓
(執筆中)
「ブランカ山群トレッキング」の目次
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/3ac14bd1d44b99a378555e26864f76b7
「ブランカ山群トレッキング」の索引
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/9e3ba704d9bf4f7278473747420c4534
[参考資料]
ペルー周遊記(ピスコ山登頂);インデックス
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/f78082280c7a6bb87b1810478b6786ea
お断り;
これらの記事は,私の趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
また,当ブログ記事を読んで,不快になられた方は,以後,当ブログへアクセスされないようにお願い致します.
↧
アンデス・ブランカ山脈紀行;第5日目(2);トレッキング1日目;ワリバンパ谷を遡る
↧