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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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アンデス・ブランカ山脈紀行;第2日目(3);ワラス到着・アンリーノホテル:第2日目の総括

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                                              <アンディーノクラブホテルから夕暮れのワスカランを望む>

 アンデス・ブランカ山脈紀行;第2日目(3);ワラス到着・アンリーノホテル:
             第2日目の総括
             (アルパインツアー)
      2016年9月6日(火)~16日(金)

前の記事
  ↓
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/e5c532b3886a1af62a884b9721e1af34

第2日目;2016年9月7日(水) (つづき) 埃っぽい晴天

<ルート地図>

■コノコーチャ→ワラス(再掲)

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■ワラス中心部地図

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<コノコーチャ峠からワラスへ>

■コノコーチャ峠を出発
 コノコーチャ峠で展望休憩を終えて,専用車に乗り込む.
 16時丁度にコノコーチャ峠を出発する.ここから先は緩やかな下り勾配の道が続く.
 進行方向右手には広大な盆地が続く.眼下に蛇行して流れる川が見える.地図で川の名前を確かめるが,良く分からない.
 盆地のあちこちに放牧中の牛が点々と見えている.

<コノコーチャ峠を出発>

■草木が増え始める
 緩やかな下り坂が連続する.
 標高が下がるにつれて,草木の緑が目立つようになる.立ち並ぶ樹木が見え始めると,なんとなくホッとした気分になる.
 ただ,上空には真っ黒な雲が湧き始めている.これからの天気がちょっと心配になる.
 ツアーリーダーのHKさんが,専用車の中で,高所登山の注意をする.
 「…まず,こまめに水を飲んで下さい.よく飲んで出すことがたいせつです.呼吸は鼻から吸って,口をつぼめて吐き出す…腹式で深呼吸をして下さい.ホテルについてもすぐに横にならずに夕食まで起きていて下さい.食べ過ぎは駄目です.食事は控えめにして下さい…」
 車窓にユーカリの林が見え始める.ツアーリーダーの説明によると,ユーカリは1600年頃,オーストリアから輸入されたが,水をよく吸う性質があるため,最近はユーカリが増えるのに否定的な意見が多いとのこと.

<標高が下がるにつれて緑が増える>

■料金所を通過する
 16時20分,料金所を通過する.
 料金所近くに「ワラスまで43キロメートル」の標識が立っている.手許の地図で,ワラスから43キロメートル離れた場所を捜すと,パチャコト(Pachacoto,標高3,700メートル)というところの用である.
 標高が大分下がったなと感じていたが,まだ富士山山頂に匹敵するほどの高所である.まだまだ油断できない,さきほどのツアーリーダーの高所登山の注意を思い起こしながら,自分が今高所にいることを再認識する.

<ワラス・アンディーノクラブホテル>

■市街地を抜けてアンディーノクラブホテルへ
 だんだんと住宅が密集し始める.
 どうやら私達の専用車も,第2日目の終点であるワラス(標高3,090メートル)に到着したようである.ワラス市内のどこを通ったのか,地図で追うことはできなかったが,17時17分,本日の宿泊ホテルであるアンディーノクラブホテルに無事到着する.
 なお,ワラスは人口約8万人の大きな街である.
 今朝,8時09分にリマを出発してから,およそ400キロメートル.専用車で9時間08分の長旅がやっと終わった.
 400キロメートルといえば,東海道新幹線で東京から岐阜羽島ぐらいの距離である.新幹線ならば2時間ちょっとの距離である.改めて新幹線の有り難さが良く分かる.


<アンディーノクラブホテルに到着>

■見覚えのある牛が出迎える
 ホテル玄関で,ユーモラスな牛の彫像が私たちを出迎える.
 8年前にペルーを訪問したときにも,このホテルに宿泊した.あのときもこの牛が私達を出迎えてくれたことを昨日のことのように良く覚えている.
 ”やあ,牛さん…また来たよ…”
と私は心の中でこの牛に挨拶する.

<玄関に立つ牛>

■まずはお茶で一休み
 ツアーリーダーのHKさんが,
 「…パスポートを出して下さい…」
と言いながら,全員のパスポートを集める.
 現地ガイドのMNさんとHKさんが,チェックインの手続きをしてくれる.
 手続きが済むまで,ロビーの椅子に座り込んで,コカ茶を賞味しながら待つ.
 前回のペルーツアーでは,すべての手続きや手配を自分たちの手でやっていたので,それに比較すると,パックツアーは実にラクチンである.
 
<ロビーに座ってチェックインが済むのを待つ>           <コカ茶>

■私の部屋は311
 私が割り当てられた部屋は311号室.3階の部屋である.
 今日はEDさんと相部屋である.
 磁気カードの鍵を受け取って,部屋に入る.それほど広いというわけではないが,シングルベッド2基と,バスタブとシャワー,トイレ,洗面などのユーティリティ,テレビ,クロークなど,一応の設備が整っている.
 私はユーティリティに近い方のベッドを使わせて貰う.
 夕食は18時00分からである.
 まだ時間がある.
 同室のEDさんにお断りして,先にバスタブを使わせて貰う.熱いお湯も十分に出るので,なかなか快適である. 

<部屋の様子>

■部屋の見取図
 私達が宿泊する部屋は受付のある建物の奥にある別棟の3階にある.受付のある建物から一旦裏庭に出る.裏庭を通り抜けて,別棟のエレベーターに乗って3階に向かう.
 部屋の見取図は以下の通りである.
 部屋には専用のベランダがある.ベランダからはワスカランが良く見えている.
 ここは,標高3,000メートルを越える高地である.市街地を見ていると,自分が北アルプスの山々と同じぐらいの高さにいることをついつい忘れてしまう.


■ベランダからの眺望
 ホテルが市街地より少し高いところにあるので,ベランダからの眺望が素晴らしい.
 眼下にワラスの市街地が広がっている.市街地の周囲は幾重にも重なる山脈で囲まれている.
 遠くには夕日に映えるワスカランが見えている(冒頭の写真).

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<ベランダからの眺望>

■夕暮れ
 18時15分,素晴らしい夕暮れの空を見上げる.明日も好天気に恵まれることを夕焼けに祈念する.

←クリック拡大

<2日目の夜>

■ホテルのレストランで夕食
 18時00分から,受付のある建物の1階にあるレストランで夕食を摂る.
 メインディッシュはサーモン.
 インカコーラは1本5ソル(日本円で約150円).



<アンディーノクラブホテルの夕食>

■動脈血酸素飽和度とダイアモックス
 夕食後,ツアーリーダーのHKさんがパルスオキシメーターを取り出して,参加者全員の動脈血酸素飽和度を測定する.今回の高所トレッキング中に原則として,毎日,朝夕2回,動脈血酸素飽和度を計測して,記録帳に記録するようにとの指示がある.これらのデータは高所登山の研究用に使用されるという.
 現在の高度は標高約3,100メートル.私のデータは,
      動脈血酸素飽和度  89%
      脈拍           60回/分
である.標高が高いことを考慮すれば,まあ,まあ,という数値である.
 ダイアモックス半錠を服用する.

■ソソクサと就寝
 20時13分,夕食がお開きになる.真っ直ぐ自室の戻る.
 ソソクサと,明日の準備をして,20時55分,就寝.
 まだ時差の影響が強く残っていて,到底,眠れない夜が続くだろう.

[第2日目の総括]

<ラップタイム>

 8:09  リマ・コスタデルソルホテルウインダム発車(専用車)
 9:32  チャンカイのガソリンスタンド(9:38までトイレ休憩)
11:32  バランカのレストラン「レ・カピオタス」(12:32まで昼食)
13:35  トウガラシ畑(13:36まで畑見物)
13:50  チャキタンポ村ホスペタジェレストラン(14:00までトイレ休憩)
15:41  湖の畔(15:50まで展望休憩)
15:55  コノコーチャ峠(16:00まで展望休憩)
16:20  料金所(ワラスまで43キロメートル)
17:17  ワラス・アンディーノクラブホテル着

[移動記録]

■水平移動距離           約400km(専用車)

■累積登攀高度(概算)      約4,100m

■累積下降高度(概算)             約1,050m

■所要時間(休憩時間込み)
  リマ発                 8:09
  ワラス着                                 17:17
  (所要時間)         9時間08分(9.13h)
 平均移動速度      400km9.13/h=43.8km/h
                                                                (2日目の記事終わり)
                             (3日目の記事に続く)
つづき(3日目)の記事
  ↓
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/9a248c02948a09d799f8213db59b25b3

「ブランカ山群トレッキング」の目次
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/3ac14bd1d44b99a378555e26864f76b7
「ブランカ山群トレッキング」の索引
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/9e3ba704d9bf4f7278473747420c4534

[参考資料]
ペルー周遊記(ピスコ山登頂);インデックス
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/f78082280c7a6bb87b1810478b6786ea

お断り;
 これらの記事は,私の趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
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